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1991年3月に成田空港のターミナル直下に乗り入れる「成田高速鉄道」が開業すると、JR東日本では東京・新宿・横浜から成田空港までダイレクトにアクセスする特急「成田エクスプレス」の運行を開始しました。
車両は空港利用者輸送向けに特化した専用の新型車両「253系」が新たに開発されました。
新宿発の3両と横浜発の3両を東京地下ホームで併結し、6両編成で成田空港へ向かう運行体型が基本となり、乗客増に伴って後年には増車が行われて基本編成が6両編成となって最大12両編成での運転となりました。
★N'EX Narita Express 横浜駅 1991年3月発行

JR九州の485系のオレンジカードの続きです。
1992年に長崎県にテーマパーク「ハウステンボス」がオープンしました。
JR九州ではパークのすぐそばに新駅を開設し、博多からハウステンボスまで直通する特急「ハウステンボス」の運転を開始します。
特急「ハウステンボス」は485系3両編成で運転され、途中駅まで特急「かもめ」「みどり」と併結されて運転されました。
★ハウステンボス号 1992年3月発行

JR九州の485系特急型電車のオレンジカードです。
JR九州発足時は、特急「有明」(博多-熊本・西鹿児島)、特急「かもめ」(博多-長崎)、特急「みどり」(博多-佐世保」、特急「にちりん」(博多・小倉-大分・宮崎・西鹿児島)の4系統の列車が運転されていました。
★特急にちりん号 門司車掌区 1988年12月発行

JR東日本 200系新幹線のオレンジカードの続きです。
(2階建て車両を連結したシャークノーズの200系2000番台のオレンジカードは、別の機会にご紹介いたします)
★上越新幹線車両 新潟支社 1988年8月発行

東北・上越新幹線開業と同時に運転を開始した200系新幹線。
JR東日本発足後は、東北・上越新幹線向けに新型車両が登場したのは1992年の山形直通向けの400系、1994年のE1系初代「マックス」でしたが、両形式とも200系を置き換えるものではなく、1997年にE2系がデビューして本格的な増備が始まるまで、東北・上越新幹線では長いこと200系が主力車両として活躍していました。
そんなわけで、200系はちょうどオレンジカード全盛期の活躍だったため、新幹線乗車記念などで発行されたオレンジカードには200系の絵柄ものが多く作成されました。
★’88.4.1 JR1周年記念 1988年3月発行

北陸本線はかつて、日本屈指の「特急大街道」として名を馳せ、様々な愛称を冠した485系特急型列車がひっきりなしに走っていました。
その中でも代表格だったのが特急「雷鳥」と「しらさぎ」で、前者は「サンダーバード」と名を変え、後者は今でも同じ愛称で北陸本線を代表する特急として活躍しています。
「雷鳥」は1964年10月のダイヤ改正で初設定されましたが、481系の完成が遅れていたため同年12月から走り始めました。
「しらさぎ」も「雷鳥」と同じ時にダイヤ設定がされ、同じく481系の完成を待って12月から走り始め、この誕生の時から「雷鳥」と「しらさぎ」は同じような生い立ちを辿ることとなります。
2023年で「雷鳥」と「しらさぎ」は生誕59周年を迎えます。
60周年となる2024年には北陸新幹線が敦賀まで延伸となり、「雷鳥」と始祖とする「サンダーバード」と「しらさぎ」は「新幹線リレー特急」に役割を変えることとなります。
★雷鳥乗車記念 1991年11月発行

JR東海300系・700系「のぞみ」のオレンジカードの続きです。
★300系新幹線「のぞみ」 1992年3月発行

300系「のぞみ」がデビューして間もない頃に発行されたオレンジカードです。
N700系列の新幹線車両に見慣れた今、こうして300系を見るとシンプルな先頭形状や側面窓の大きさに目がひかれます。
東海道新幹線の300系は、いわずと知れた初代「のぞみ」型車両。
「のぞみ」のデビューは1992年3月ですが、300系は東海道新幹線で初の最高時速270km/hの営業運転を行うために、1990年に先行試作編成が登場し、2年間の長い試験走行を経て量産化されました。
当時のJR東海が開発した最新技術をフルに投入した車両で、「のぞみ」号の本数も現在のように多くない「特別な列車」だった頃なので、300系と「のぞみ」を宣伝するオレンジカードが多数発行されました。
★300系新幹線 1991年7月発行

「のぞみ」号が運転を開始する前の、先行試作車で試験運転が行われていた頃から300系のオレンジカードは販売されていました。
券面の写真に使われているのは当時の「J0編成」。
後に登場する量産車と比べると、運転席窓の形状・ライト周りのデザイン・先端側面のエラが張ったような膨らみなど、多くの相違点が見受けられます。
特急「北斗」は、1965年に函館-旭川間を東室蘭・苫小牧・札幌経由で運転が始まりました。
1972年には運転区間が函館-札幌間に統一されて、現在まで続く特急「北斗」の運転形態が形作られます。
その後、急行列車や特急「北海」「おおとり」「エルム」を吸収し、函館-札幌間の特急は「北斗」に統一され、運転本数も最大で11往復にまで成長を遂げます。
「北斗」のキハ183系は、1983年に投入が開始され、2018年にキハ281系・キハ261系に置き換えられるまで、約35年間の活躍でした。
オレンジカード最盛期の頃は、函館-札幌間の特急の車内では、キハ281系の「スーパー北斗」のオレカが多数販売されていましたが、キハ183系「北斗」のオレカもいろいろ揃っていました。
★特急「北斗」 札幌車掌所 1991年6月発行

2023年10月から始まる「茨城デスティネーションキャンペーン」に合わせて、常磐線を走るE657系特急型電車に、かつて「フレッシュひたち」として活躍したE653系のカラーリング5色を復刻塗装する、リバイバルカラーイベントが行われることになりました。
2022年12月に第一弾となる緑色の「グリーンレイク」カラーに塗り替えられたK17編成が登場し、以後、2023年2月に紅色の「スカーレットブロッサム」になったK12編成、2023年4月に黄色の「イエロージョンキル」になったK2編成が続々と本線上に登場し営業運転を開始しました。
そして2023年6月には、青色の「ブルーオーシャン」になったK1編成が登場。
これで、当時のE653系基本編成4カラーが揃うことになりました。
これまでもリバイバルカラー編成が登場する度に、水戸支社では勝田車両センターにて有料撮影会イベントが行われましたが、この基本4色勢揃いのタイミングでも撮影会が催されました。

「E657系電車 フレッシュひたちリバイバルカラー車両撮影会 第 4 弾を開催します!」
イベント参加の販売価格は、1時間の撮影会で28,000円という、かなりお高い値段設定。
しかし、日中にE657系が4編揃って並ぶというのはE657系の運用状況からしてかなり奇跡に近く、最後のリバイバルカラーであるオレンジ色が登場して全5色が揃ったとしても5色並びの撮影会が行われる可能性はかなり低いと踏んで、この4色揃いが最後のチャンスだろうと考えて参加申し込みしました。
(ちなみに、その後に全5色勢揃いの撮影会イベントが10月28日に開催と発表がありました。)
4色並びはやはりかなりのインパクトがあったようで、発売開始から1時間ほどで50名の枠が完売となっていました。