lounge SRG 見た目は大人、中身は子供!
ロイヤルオーキッドラウンジに近いスポットには、タイ国際航空のA380がいました。

来月はこれに乗ってバンコクから関空に帰ってくる予定なので、今から乗るのが楽しみです。
これから乗るのは、こちらのフライトです。

アシアナ航空の最新機種、エアバスA350-900XWB。
コックピット窓の周りの黒い縁取り塗装と短いノーズが、どうも「タヌキ」顔を連想させます。

世界中のエアラインで導入が相次ぐA350型。
最近はボーイングのB787型よりも世界中を席巻しているかのような勢いを感じます。
日本でも2019年の9月から日本航空が国内線から導入することになっていて、そのうち日本でもお馴染みの「顔」になるんでしょうね。
京九さんはA350に乗るのは、今回が初めてです。
優先搭乗は「ビジネスクラス」「アシアナクラブ・ダイヤモンドメンバー」「スターアライアンス・ゴールドメンバー」から。

いよいよ搭乗です。

アシアナ航空のA350のビジネスクラスは、スタッガードシートを配置した「ビジネススマーティウムクラス」。
このシートは、以前にアシアナ航空のA380に乗った時に体験済みです。
列を正面から見ると、座席がジグザグに配置されているのが分かるかと思います。

真ん中の列は、2席がくっ付いたり離れたりが交互に配置されています。

窓側席に座ると、やっぱり窓の大きさを感じます。


空席だった通路側席にも試しに座ってみましたが、窓が大きいので通路側からでも窓から外の眺めがよく見えます。



さて、A350の機内に入ったのは、この時がまさに「初めて」だったんですけど。
なんというか、いい意味でも悪い意味でも、「普通によくできてる飛行機」という印象でした。
初めてボーイング787の機内に入ったときのような、思わず「うわぁ!」と声に出てしまうような感動とか、「未来的」「次世代感」という印象は全くありませんでした。
機内に並ぶ「クアドラ」シートをA380の時にすでに体験してて、既視感があったのも、今回の「初A350にしては感動が薄い」というのも理由の一つかもしれませんが、機内から感じられる「空気感」だったり「音」だったり「光」だったりが、B787では圧倒的な勢いで全身に響いて五感を刺激されるモノがあったのですが、A350ではそこまでの「響いてくるモノ」がなかったというのが、私個人の感想でした。
シートベルトは3点ロック式。慣れてないと装着しにくいです。
使い方が分からないからと言って腰部分のベルトだけしてると、ベルトサイン点灯の際の機内チェックでCAさんから怒られます(マジで)

座席に用意されているアメニティグッズは、スリッパとヘッドフォンのみ。
日韓線のような短距離路線では、化粧品などが入ったアメニティポーチの提供はありません。

A380のビジネスクラスに乗った時にも書きましたけど、スリッパはペラペラで縫製が甘いし、ヘッドフォンも相変わらずの低クオリティ品。
アメニティポーチはもらえませんが、ビジネスクラスのトイレには、ハブラシやマウスウォシュ、スキンケア製品が用意されています。

サイドテーブルのブックラックには、免税品カタログ、機内誌、機内Wi-Fiの案内、ゲロ袋がセットされています。

機内Wi-Fiはフライト中試してみましたので、後ほど・・・・
機内免税品のカタログが異常にブ厚くて充実の中身。機内誌が薄くてペラペラに見えてしまうほどです。
フライト中は、機内サービスは手薄なわりに、免税品販売にガッツリ時間を割いているという謎のサービス展開を繰り広げるアシアナ航空。
ちなみに、機内販売商品のラインナップには、私を含めた航空ファンが喜びそうなエアプレーンモデルやアシアナロゴが入ったグッズなどは、一切ありません。
リクライニングやベッド展開の操作パネルや、IFEのコントローラーはサイドテーブル脇に集約されています。

フライト中のIFEサービスについても、後ほど・・・
窓側席を事前指定しておきましたが、窓と座席の位置がドンピシャだったのでフライト中は窓からの眺めを楽しめました。

機内食メニューは、しっかりした厚紙にカラー写真の表紙で、ちょっと高級感があります。

出発準備中の間に、CAさんから機内食のリクエストを訊かれます。

成田からA380に乗った時には、「ビビンバ膳」か「ステーキプレート」という「どっちにしようかな~??」と迷ってしまう2択だったんですけど、今回は「牛肉の焼き物」か「焼き鳥」から選択という、「へ?!」みたいなラインナップ。
「ステーキ」じゃなくて「焼き物」というのが、なんか怪しい罠っぽい雰囲気全開。
かといって、「焼き鳥」というのも、具体的にどんなモノが出てくるのか想像付かない。
串焼きでも「焼き鳥」だし、「チキンステーキ」でも「焼き鳥」といえば「焼き鳥」だし。
CAさんに「焼き鳥ってどんなのが出てくるんですか?」と聞いてみたんですよ。
そしたら、つたない日本語を話す韓国人CAさんの回答は
「鶏肉を焼いた料理です?」
こっちが聞いてるのに、なんで回答が疑問系なんだ?!
・・・・結局、トラップに嵌るのを覚悟で「和風牛肉の焼き物」にしました。
ビジネスクラスは8割くらいの埋まり具合。エコノミーは、ほぼ満席という盛況ぶり。
日韓関係悪化の一途を辿ってますが、なんだかんだいって市民レベルでの旅行人気は衰えてない感じです。
ソウル経由シンガポール行きの12時間の飛行機旅行の始まりです。

途中で、ベトナム航空のB787を追い抜かしました。

機首の顔つきや機体の全体的なバランスは、個人的にはやっぱりA350よりB787のほうが美しいなと思います。
いよいよ、離陸です。
(つづく)
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LHR-LAX
こんにちは。
新機種導入の時って新しいキャビンプロダクトをお披露目するのに良い機会なのに、前と同じシートをそのまま継続ってところに、アシアナの財務面での余裕の無さを感じますね。それとも会社内が意気消沈してるのかな。いずれにしてもいろんな報道と合わせて見てもあまりポジティブさが感じられませんねぇ。
離陸動画拝見しました。前の写真を拝見するとエンジンに近い席を利用されたようですが、787に比べるとそんなに静かには聞こえませんでしたね。
07
15
11:46
京九快速
JQさん こんにちは
コメントありがとうございます。
A350はA330改の段階で一度ポシャってからの新設計ですから、相当にB787を研究し尽くしてるはずなんですが、乗ってみての感想は「わりと保守的」な印象でした。
787の電子シェードは、一番暗くしても窓の外の景色が透けて見えるので、A350のシャッター式の方がいいという意見の方も多いみたいですね。
離陸時の音は、以前自分で撮影したニュージーランド航空のB787-9の動画と見比べても、B787の方が静かかなぁと思いました。
上空での安定飛行中の動画は撮らなかったので、また今度787と350に乗る機会があったら録画しておきたいと思います。
07
15
23:05
京九快速
LHR-LAXさん こんにちは。
コメントありがとうございます。
アシアナはA380を2014年、A350を2017年に運航開始してるので、3年の間があります。
わずか3年とはいえ、競争の激しいエアライン界では同じプロダクトのシートを次の新機種に搭載するにしても、何らかの進化やブラッシュアップがあって当たり前なのに、恐らくもうこの頃からアシアナ航空はこうしたシート開発にお金が掛けられないほど資金繰りに苦しんでいたんじゃないかなと思います。売却先も未だに不透明なままですね。
07
15
23:21
JQ
A350を持ち上げるような記事が多くみられたので、A350は787より優れているのかと思いましたけど離陸の動画を見る限り、さほど変わりなく互角の印象を持ちました。総合的にはデザインや機能の面で787の方が少し上かなと思います。やはり電子カーテンを装備した787の方が軍配が上がると思います。飛行機にそこまで乗らない自分でも787は今までの飛行機と違い静かな印象を持ちました。A350の前面のデザインはまゆ毛の一つながりに見えてしまいます。それと機首先端の突起物(速度を計る装置らしい)が気になります。でもA350-1000については、次世代777よりもキャパシティの面でベストセラーになるような気がします。離陸の動画ありがとうございます。疑似体験している気分になります。安定飛行に入った動画もあればお願いしたいです。
07
15
00:58