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韓国に行ってきました その4  韓国観光2日目 vol.1(KTX山川805号 清凉里→江陵)

韓国旅行2日目。

早朝のKTXに乗って、地方都市へと向かいます。


地下鉄を乗り継いで「清凉里(チョンニャンニ)駅」にやってきました。
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清凉里駅は、主に韓国の北方向に向かう「京元線」と、東海岸方向に向かう「中央線」の中長距離列車のターミナル駅なので、けっこうデカいです。
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早朝なので、行き交う人影はまだまばらです。


これから乗るのは、下から2番目の「KTX-サンチョン805号 江陵(カンヌン)行き」です。
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清凉里駅は駅ナカ店舗が充実してるってことだったので、「出発前に駅弁でも買って朝飯にしよっかなー」と思って、特に朝食を用意せずに来たんですが・・・・
実際に駅に来てみると、朝からオープンしてる店舗は、駅構内によくある小さなコンビニとパン屋だけしか見当たらない。
ファーストフード店やカフェも開いてない。


「韓国の焼きたてパンってどんなのかな?」と、興味津々でパン屋に入ってみると、まだ全然パンが焼きあがってなくて、前の日の残りっぽい食パンがちょっと置いてあるだけ。
パン屋なのに、オープン時間にパンが焼き上がってないとか、ガチで意味不明な営業状態。





駅ナカコンビニも、日本のそれと比べて品揃えはビミョーな感じ。
おにぎりっぽいものもあったけど、パッケージにハングル文字しか書いてなくて、中の具が何なのか全然分からない。
かろうじてパッケージにイラストが書いてあって、「あ、これはジャムパンだな」と分かるパンとミネラルウォーターだけ購入。
(しかし、このジャムパン。硬いし、ボソボソだし、中のいちごジャムはちょっとしか入ってないし、マジでクズみてぇなパンだった)

いつでもどこでも、大抵欲しいと思うものが買える日本の駅ナカコンビニは、ホントに神ってるなと思った韓国の朝。
NewDaysマンセーですよ!?



駅ナカコンビニの朝刊コーナー。
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2日前のKTX脱線事故が、まだこんなにデカデカと一面トップ。
今からこの脱線しまくってる高速列車に乗って、この事故路線に乗るというサバイバーな乗り鉄旅に出かけます。
ド派手に脱線しまくってる路線の、脱線しちゃったのと同型車にこれから乗る、しかも海外で高速列車とか、こんなん、もうテンション無理くり上げて祭り気分のパリピになりきって乗り切るしかないっしょ。うぇーい!!おしぇーい!!





ホームに下りると、乗車する列車はもうホームに据え付けられていました。
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あー、ホントに新聞記事にデカデカと脱線シーンが載ってるのと同型車だわー。

この車両、KTXの第2世代の「KTX-山川(サンチョン)」。

「KTX山川」の基本形式は110000系。じゅういちまん系。すげぇインフレ形式!

先頭車に400番台の番号が書かれている編成は、平昌オリンピックのアクセス路線として整備されたKTX江陵高速線向けに増備された140000系車両。
なんか、日本みたいに例えばE233系で路線ごとの増備に1000番台とかの区分をして、基本形式はE233系で統一みたいなことを韓国ではしないっぽくて、増備するごとにどんどん新番形式を付与して製造していくらしく、だからこんなインフレ形式になっちゃうんだぞ、韓国!



先頭車には「KTX SANCHEON」のロゴ入り。
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先頭車のデザインが魚の「ヤマメ」に似ていることから、韓国語の「ヤマメ」を意味する「山川(サンチョン)」を愛称に付けたそうなんですが、日本人の感覚からすると、魚の名前を列車愛称にするのはなんか奇妙な感じだな、と。


例えば、「JR北海道、札幌-旭川間に新型特急を投入。石狩川をイメージして、愛称は『スーパーシャケ』!」
とか、
「北海道新幹線、いよいよ札幌延伸開業! 東京-札幌直通の列車名は『ほっけ』に決定!」
とか、

どうよ?


マジで無いわー。






全10両編成で、前後の2両は機関車。中間の8両が客車という編成組成。
8両中7両は普通車で、2-2の横4列配置。
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KTXは日本の新幹線とは違い、大都市部では既存の在来線を走り、郊外に出ると新設の高速新線を走るというスタイルなので、車両は在来線規格となってます。


今回乗るのは、3号車の「特室」と呼ばれるファーストクラス。日本のグリーン車相当の上級席です。
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こちらは2-1の横3列配置。

座席そのものは普通車に比べると大型で、占有できる個人空間は広めですが、日本の特急や新幹線のグリーン席に比べるとだいぶショボいです。
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リクライニングは電動式ですが、最大傾斜がご覧のとおり「え?これリクライニングしてんの?」ってレベル。
テーブルも使い勝手が悪いし、足元のフットレスト代わりのTバーも展開時の高さが着座高さとバランスが合ってないし、全体的に「初期デザインで設計図のまま作っただけで、モックアップとかで検証してねぇだろ、これ」というシロモノ。

まぁ、KTXは日本のJR特急や新幹線に比べると運賃や特急料金がかなり爆安なので、韓国国内を旅行する時には「特室」は積極的に使ってよいと思います。(ぶっちゃけると普通車の居住性も、まーアレな感じなので、空席があれば特室がオススメ)



KTX車内では無料Wi-fiが完備されています。この点は日本よりだいぶ進んでますね。
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特室のデッキには朝刊がたくさん用意されていて、自席に持って行って自由に読むことができます。
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清凉里駅を発車したKTX。
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しばらくは在来線区間を走るので、スピードも非常にゆっくり。
ソウル市内の都市部の風景も、10分ほど走るとこんな農村風景に変わります。


旧線跡かな?
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始発駅を出発してしばらくすると、KTXの特室では軽食がサービスされます。
男性アテンダントさんから、小箱とミネラルウォーターが手渡されました。
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小箱の中には、おしぼりとクッキーとナッツが入っていました。
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ミネラルウォーターのラベルから、小菓子のパッケージひとつひとつにまで「KTX」のロゴが入っていて、何気に金掛けてる。
お菓子の入っている小箱のデザインは、冬っぽいイラストなので、季節ごとに箱のデザインや中のお菓子の種類も変わるのかな?

ほかにも特室では、車内オーディオ用のイヤホンやアイマスク・耳栓なんかのアメニティも用意されているそうです。
座席はショボいけど、ソフトサービスは日本の新幹線よりだいぶ上を行ってますね。

ちなみに、軽食とミネラルウォーターは、途中駅から乗ってきた乗客にもちゃんと届けにくるという手厚いサービス。
なにげにすごいなKTX!




清凉里駅を出発して約50分。
途中、西原州駅を通過すると線路は左右に分かれ、KTXは左方向の高速新線へと入ります。
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高速新線に入ると、一気に加速度が増してスピードが上がり、高速列車らしい走りになります。
ただ、日本の新幹線の新路線でもよくあるように、高速新線は山間部をガンガン貫いて作られたので、長大トンネル区間がほとんどを占めていて、あまり車窓を楽しむという感じではありません。

なんとなく、東北新幹線の新青森開業で、八戸駅を過ぎて「うひょー!いよいよ新規開業区間だー!」とワクワクしてたら、トンネルばっかりで何も見えねー、みたいなあのガッカリ感を思い出しました。



山深いエリアになると、積雪のある場所も見られました。
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平昌(ピョンチャン)駅。
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オリンピックの会場へは次の珍富(チンブ)駅のほうが最寄り駅だったらしく、オリンピック期間には平昌駅で間違って降りる乗客がかなり多かったらしいです。



珍富(チンブ)駅。五臺山(オデサン)の副名と併せて、「オリンピックステーション」という表記も。
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平昌オリンピックのオリンピックプラザへは、こっちの駅の方が最寄り駅で、アクセスバスもここから出てたそうで、駅の規模も平昌駅よりだいぶ大きい感じです。

駅前広場の小高い丘には、オリンピックのウェルカムモニュメントがまだ残っていました。
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駅周辺はオリンピックに併せて建てられたと思われる新しい建物がポツポツ見受けられる以外は、畑地や空き地が広がり、オリンピックが来る前は、のどかな田舎だったんだろうなぁという感じ。
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もうまもなく終点の江陵(カンヌン)駅というところで、列車は急にスピードを落として、例の脱線現場を徐行で通過。

今まさに乗ってる高速列車が、車窓の目の前で草むらの中に転がっているとか、シュールすぎわろた。
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後部だけブルーシートが被せてありました。
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つーか、普通は利用者への心理的配慮として車体全部をシートで被せて隠すでしょう。
なんだろう、韓国的感覚として、こういう「公開処刑」っぽいのは気分的に平気なのか?

先頭車の1両が放置されている以外は、ほかの脱線車両は全て撤去されていました。



脱線の衝撃でズタズタに剥がれ粉砕したレールも新しく敷き直されて、バラストの調整待ちといった感じ。
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脱線した車両がなぎ倒した架線柱も建て直され、切断された架線を張り直す高所作業車も見られました。
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(江陵からの帰り、ソウル行き上りKTX山川820号車内より撮影)





脱線現場区間を抜けると、またスピードが上がって終点に向けて一気にラストスパート。


清凉里駅から約1時間45分で、終点の江陵(カンヌン)駅に到着しました。
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KTXと高速新線が通る前は、ソウルから江陵までは在来線のムグンファ号で5~6時間掛かっていたそうなので、驚異的な時間短縮ですね。


江陵まで乗り通す乗客はあまり多くなく、列車到着直後もホームはあっという間に無人に。
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折り返しのソウル行き上りKTX810号をお見送り。

両端機関車、中間は全てモーターレスの客車ということで、日本の新幹線とは走行音がだいぶ異なります。




オリンピック開催に合わせて、KTX新線乗り入れで駅を一新するために3年間の営業休止を経て新装オープンとなった江陵駅。
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駅舎は、既存駅のリニューアルではなく、完全にイチから新しく作り建てられたということもあって、駅構内はどこもかしこもピカピカで新しいです。
駅というより、空港の新ターミナルという印象でした。



ベンチが並んでいる待合スペースで、あやしいイラスト看板を発見。
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反日のクセして、こういうのはいいのか韓国?!



駅舎は円柱状。この駅舎と駅前広場の下、半地下部分にホームがあります。
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駅前広場には、平昌オリンピックのマスコット「スホラン」と「バンダビ」、五輪のモニュメントが残っていました。
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左側の白虎はオリンピックマスコットの「スホラン」。右側の黒熊がパラリンピックマスコットの「バンダビ」。
某2020年のオリンピックのマスコットより、こっちの方が断然かわいいなぁと思うのですが。



駅前のバス乗り場にも、「スホラン」と「バンダビ」の姿が。
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こうしたオリンピックのマスコットは、IOCの利権の関係でオリンピック閉会後にはすぐ姿を消すものだと思っていたのですが、こうして街のあちこちで残っているのを見て、ちょっとビックリ。
このあと、江陵の街中でも、ちょいちょい「スホラン」と「バンダビ」の姿を見かけました。

「もしかするとスホランのグッズとかまだ残ってるかも?!」と思い、駅構内の店舗などを見て回りましたが、さすがにグッズは残ってはいませんでした。
そういうところはユルくていいんだぞ、韓国!!





今回一緒に旅行に行った、kimiさんのKTX山川805号の模様はこちらで読めるよ!
 ↓
のまゆ 2回目の韓国~その3・初めてのKTX~





(つづく)

JQ

KTXに関しては、デザイン的に好きですね。初代は好きじゃないですが。近場でフランス型新幹線に乗れるってありがたいですね。心配な点は通過中にトンネルが崩落しないかですね。
今までに数々の功績がありますから。
スピードは300キロくらい出るんですか。
機関車方式だからやっぱり客室は静かなのですか?

02

06

21:08

京九快速

JQさん こんにちは
コメントありがとうございます。

私も初代KTXはTGV型そのままという感じであまり好きじゃないですが、KTXサンチョンのデザインは好きです。
スピードは路線ごとに最高速の設定が異なるようです。
乗客の乗る中間車は全て客車なので、走行中は非常に静かです。
意外と、機関車牽引の引っぱられるような感覚も無くて、けっこう快適でした。

02

06

23:09

タムタム

初代KTXは居住性についてかなりのブーイング(特にシートピッチの狭さ)だったので、山川はかなり改善されたと聞くのですが、、内装デザインは本国?にならってクリスチャン・ラクロワに依頼すべきでしたね。素材のチープ感がハンパ無くて。koレイルのフラッグシップですからね。
列車名ですが日本だと気象、地名、鳥などから採用されてますね。もし魚貝類でで命名するなら
札幌⇔網走「ホタテ」
札幌⇔函館「にしん」
東京⇔新函館「まぐろ」
東京⇔銚子「さんま」
大阪⇔金沢「のどぐろ」
京都⇔小浜「さば」
大阪⇔城崎温泉「かに」
岡山⇔高知「かつお」
大阪⇔博多「くえ」
なんか絶対に採用されないですね、これ。なんとかゲートウェイレベル以下かも。

02

07

09:40

京九快速

タムタムさん こんにちは
コメントありがとうございます。

初代KTXには10年以上前に乗りましたが、普通車は集団見合い式の固定シートで足元も非常に狭かったので、悪い印象しか無かったです。
2代目のKTXサンチョンではかなり居住性が改善されていました。
特室のほうはあまり変わってなかったような印象でしたが、軽食や新聞などのサービスがまだ継続されているのは偉いなと思いました。

日本の列車や車両愛称に魚の名前が付けられたのは聞いたことが無いですね。「かにかにエクスプレス」くらい?
特急「さば」とか、新幹線「まぐろ」とか、感覚的に「奇妙」な感じしかしませんね。

02

07

11:20

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ちょいちょいアップします。

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