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コメント

ニュージーランド航空搭乗記 その10  ビジネスプレミア篇 Vol.1

空港内の出発便の案内に表示されたニュージーランド航空99便のインフォメーションは、いつまで経っても「Relax(=お待ち下さい)」のまま。

成田空港をNZ90便で出発する時は、出発45分前からプレミアムボーディング(優先搭乗)が開始されたので、とりあえず出発予定時刻の1時間前にゲート前に着いておきました。
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モニターに表示された案内は、フライトナンバーと行先だけ。
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搭乗開始時間はおろか、出発予定時間も表示されていないので、「出発が遅れる予定なのかな?」とちょっと心配になりました。


30分ほどベンチに座っていましたが、何のアナウンスも無いし、モニターの表示も全く変わりません。
搭乗ゲートにいるスタッフさんに尋ねてみると、私の搭乗券を見て「ビジネスプレミアね! 優先搭乗がすぐに始まるからここで並んで待っててね!」
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そういうと、その数分後にすぐ、優先搭乗が始まりました。出発予定時刻の30分くらい前です。

日本みたいに、チャイムが鳴って「本日もニュージーランド航空をご利用くださりまして・・・」な挨拶から始まって、「ただいまより優先搭乗を開始します。対象となるのは・・・」みたいなしっかりしたアナウンスは全く無く、「プレミアムボーディングの対象の方は、先にどうぞ~」みたいな簡単なアナウンスがあるだけ。
しかも、優先搭乗レーンに行列も無く、ゲート前で立って並んでたのは「ここで待っててね!」と言われた私だけ。

海外の空港だと、こういうところがゆる~い感じで、日本の空港の搭乗シーンのようにセコセコ先を急いでないというか・・・・「あ~、海外の空港にいるんだなぁ」と妙に実感します。


これから成田空港まで頑張って飛んでくれるのは、ボーイング787-9の「ZK-NZH」。
偶然にも、2日前に成田からオークランドまで運んでくれたのと同じ機体でした。
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ボーディングブリッジが1機しかないゲートなので、ブリッジはL2ドアに据え付けられています。
ブリッジから機内に入って右に進むとエコノミークラス、左に進むとプレミアムエコノミー。

そのプレミアムエコノミーゾーンのさらに向こうには・・・・
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ヘリンボーン式にシートが並ぶ「ビジネスプレミア」です!

左からK列・J列・A列の横3列配列。全席ソロシートで、もちろんシートはフルフラットベッドになります。
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スターサイドの窓側K列と真ん中のJ列は斜めに向かい合うスタイル。
ポートサイドのA列は、J列の背中にある壁に向き合う形になるので、一人旅ならA列は最高のプライバシー感が保てます。


スターサイドの最前列1K席。
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スターサイドの4K・5K・6K席。
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ポートサイドのA列席。
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そして、これから成田までの約11時間をお世話になる、4A席。
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ヘリンボーンスタイルのシートは、窓に背中を向けて座るようになるので、窓からの眺めを楽しむという点ではやや難点があります。
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ニュージーランド航空のボーイング787-9はシートコンフィグが2種類ありますが、日本線に投入されているビジネスプレミア6列配置の場合では、1A/K席・4A/K席・6A/K席だと座った状態でちょっと体を捻って横を向くと視線の先にちょうど窓が来るベストポジション。
今回指定した4A席からだと、ちょっと横を向くとこんな感じで窓からの眺めが楽しめました。
(右側に見えるのは、3A席のバックレスト)

これ以外の席だと、2A/K・5A/K席は窓が完全に自分の背面になるので、かなり深くリクライニングするかフルフラットベッドにして起きてる体勢でないと窓から外を見ることができません。
その隣りの窓は1A/K席・4A/K席との仕切りパーテーションの向こうになるので窓が遠く感じ、さらにその席の人がリクライニングしたりベッドモードにしてると、そこを覗き込むような感じになるので、非常に気まずいです。

3A/K席だとフルに近い角度までリクライニングすると、自分の空間内に窓がちょうど一枚入ってきますが、フルリクライニングの体勢で体を真横に捻るような姿勢にならないと視線に窓が入ってこないので、あまり楽な姿勢とは言い難いです。


もっとも、このあとのニュージーランド航空のビジネスプレミアのキャビンサービスの展開を見ていくと分かりますが、フライト中に「窓から外を眺める」というような機会がほとんど無いことに気が付きます。


モニターには「kia ora」。マオリ語で「こんにちは」の挨拶が表示されています。バックの風景は南極ですね。
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出発時のフライトデータ表示。オークランド出発時点では、成田までは約10時間30分のフライトの予定です。
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フライト予定ルートは、成田→オークランドとほとんど同じルートのようです。
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シート周りに用意されている印刷物は、機内食メニューとセーフティインストラクション、ゲロ袋だけ。
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ビジネスプレミアでも機内誌は各席には用意されておらず、キャビン後方のブックラックから各自で持ってくるか、キャビンアテンダントさんに頼んで持ってきてもらうようになっています。

スリッパとヘッドフォン。
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スリッパはロゴなどの刺繍やシールも無い、真っ白な素っ気無いデザイン。
マジックテープで着脱可能なフリーサイズで、足の大きさに関係なく誰にでもフィットするようになっています。
ヘッドフォンはノイズキャンセリングのしっかりしたものです。


ちなみに、こちらはプレミアムエコノミーで提供されているヘッドフォン。
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ビジネスプレミアで提供されているものと全く同じものであることが分かります。
スリッパも、プレエコとビジネスプレミアで全く同じものが提供されています。


座席後方の窓下には、ミネラルウォーターが用意されています。
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成田発のフライトでは日本の某有名ミネラルウォーターが提供されますが、オークランド発だとニュージーランド産のミネラルウォーターで、オシャレなボトルに入ったものが用意されています。
この後フライト中にミネラルウォーターを頼んだら、これと同じものが貰えました。


真っ黒なポーチは、アメニティキットが入ったポーチ。
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ブラックで大きさも手頃なので、持ち帰った後も、男女問わず旅行ポーチなどに使えそうです。
さりげなく「AIR NEW ZEALAND」のロゴ入りタグがついているのもオシャレですね。


アメニティポーチの中身は・・・・
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靴下、アイマスク、耳栓、ミントタブレット、マウスウォッシュ、ハブラシ、ロゴ入りボールペン。
そして「アシュリー」のリップバーム(白いほう)と、ハンドクリーム(黒いほう)。

ビジネスクラスの提供アメニティが世界的に縮小化に向かっている中で、ニュージーランド航空のビジネスプレミアのアメニティキットは、種類も豊富だし、ポーチの素材や作りもしっかりしているので、かなりの豪華版と言えるんじゃないでしょうか。


こちらは、行きのプレミアムエコノミーでもらったアメニティキット。
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「アシュリーの」ハンドクリームやマウスウォッシュなど数点が含まれていないというだけで、ビジネスプレミアとほとんど同じものがプレミアムエコノミーで提供されているというのが分かるかと思います。



座席に着いて、あれこれいじっているとキャビンアテンダントさんがあいさつに来ました。
今日これから担当して下さるのは、日本人のエミさん。
日本人らしい細やかさと同時に、行きのフライトでお世話になったマギーさんやイヴァンさんのような陽気で楽しい雰囲気を持った、素敵なアテンダントさんでした。

エミさんのご挨拶が終わると、ニュージーランド人の女性アテンダントさんがトレイにドリンクを載せて「どれでも好きなのを選んでね」
ビジネスプレミアでは出発前からウェルカムドリンクが振舞われます。
トレイの上には3種類の飲み物が乗っていて、スパークリングワインとオレンジジュースとミネラルウォーターのようです。

お酒が飲めないので、オレンジジュースをチョイス。
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リアルグラスで提供されるのが、ビジネスクラスらしいプレミアム感があっていいですねぇ。
味が濃くてオレンジ果肉のつぶつぶが入った高級そうなオレンジジュースでした。


ビジネスプレミアのA席に座っている時のキャビンの眺めはこんな感じです。
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真ん中のJ列までけっこう距離感があるように感じ、J列席の人がかなり遠くに感じられます。
さらにJ席の背面には分厚いパーテーションがあるので、A席はさらにプライベート空間が強いです。

ちなみに、ビジネスプレミアでは、離着陸時はシートベルトの着用は義務付けられていますが、リクライニングを倒すのは自由です。
出発前からリクライニングを深く倒して枕を頭に当てて、離陸時もかなりリラックスした姿勢で本を読んでいる人もいました。




オークランド空港を定刻より10分ほど遅れてドアクローズ。プッシュバックが始まりました。
いよいよニュージーランドともお別れです。(名残惜しいというほど長く滞在してたわけではありませんが)
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空に浮かび上がると、窓の外には海と緑に包まれた自然豊かなニュージーランドの大地が美しく広がっていました。
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いよいよ、オークランドから成田までの、約10時間30分の「ビジネスプレミア」の空の旅の始まりです!




(つづく)

niko

いよいよビジネスプレミア編に突入ですね。
往路のPYも素晴らしかったですがやはりCクラスともなると座席周りもやっぱり違いが大きいですね。
飛行中も外を見たい人にとってはヘリンボーンタイプは場所を選んでも見にくくてちょっと残念に感じます。

10

06

03:31

タムタム

やっぱりね、優先搭乗したいですよね。頭ではわかってるんですよ、席がなくなるわけでもなく後から乗っても座る席はいっしょだってこと。でもなんだろ、優先搭乗でなくても早く乗りたい、座りたいって感覚は。嫌でも11時間弱閉じ込められるのに。
ま、乗り物好きにとっては特にビジネスクラスのような特別な空間は11時間でも短いですけど。

10

06

08:33

京九快速

nikoさん こんにちは
コメントありがとうございます。
いよいよビジネスプレミア篇です。お待たせしました!
ヘリンボーンタイプのビジネスクラスは一昔前のビジネスクラスという感じがしますが、ニュージーランド航空のビジネスプレミアはホワイトレザーの座席とパープルの照明が醸し出す雰囲気が実に前衛的な感じです。
窓を背にして座るスタイルなので、少しでも窓から外が見やすいポジションを研究して選びましたが、その結果はいかに・・・続きをお待ちくださいませ。

10

07

14:52

京九快速

タムタムさん こんにちは
コメントありがとうございます。

以前エバー航空のビジネスクラスを上海から乗った際も、優先搭乗をあまり大々的に告知しなかったので、海外ではあまり優先搭乗ってさほど特別なサービスとかステータスではないのかもしれません。
飛行機好きとしては、特に上級クラスを利用する時は少しでも長く機内に滞在したいですから優先搭乗で機内に入りたいですね。
このあと成田までの約11時間。ビジネスクラスだと本当にあっという間という感じでした!

10

07

14:56

JQ

とうとう座席を掲載されたのですね。
これを楽しみにしていました。
座席は軽やかですが、すごく重厚感のあるパーテーションですね。
これを見るとやはりプレミアムエコノミーとの差が歴然としているように感じます。
自分もフルフラットでの長時間の旅味わってみたいです。
斜めで長時間座るのってどんな感じでしたか。
機内食を掲載されるのを楽しみにしています。

10

09

21:12

京九快速

JQさん こんにちは
コメントありがとうございます。
近年はスタッガ-ドタイプやリバースヘリンボーンが主流のビジネスクラスですが、NZのこのスタイルは「思ったほど悪くない」と感じました。
ホワイトレザーのシートにホワイトの壁。ブラック基調のプレエコの空間を通り抜けてこのビジネスプレミアのキャビンに入ると、目が覚めるような驚きさえ感じられます。

斜めで座るのは、列車やバスとは違って飛行機ではあまり違和感がないです。上空では「前に向かって進んでいる」という感覚がないので、乗り物酔いするような体調的変化は全くありませんでした。
たぶん、後ろ向きに座るブリティシュのクラブワールドや、エティハドのビジネスステューディオにも同じことが言えるんじゃないかなぁと思います。

10

11

12:03

JQ

離陸の動画を見させていただきました。
すごく静かですね。
787というのもあるかもしれませんが。
エンジンはロールスロイスだったんですかね。
それから動画を見て思ったのですが、ニュージーランドって景色すばらしいですね。これだけでもう自分的には満足です。空港の近くなのにこんなに綺麗なんですか。正直そんなにニュージーランド自体興味なかったのですが、これを見てニュージーランドに興味がわいてきました。弾丸トリップもありですね。
すばらしい旅の締め括りです。
復路でビジネスでよかったじゃないですか。

10

12

00:22

LHR-LAX

仕事が忙しくて、しばらく目を離していたら、ビジネスクラス編に突入してました。
いやぁ、楽しみに待っていましたよ!

このタイプの座席配置は、時代遅れな印象を持ってましたが、写真を拝見すると、NZのビジネスはそんなことを感じさせませんね。
ホワイトレザーとパープルのライティングの効果抜群ですねぇ。
(そういえば、昔乗ったエアカナダの767のビジネスもパープルのライティングでした)

微妙に見えずらい窓と席の配置について、なんとか窓割りが合っている席番号の実地報告をありがたく思っている読者の方は多いと思いますよ。さすがです!

ビジネスのキャビンを後方から撮影した写真を拝見すると、前方の天井に何やら怪しげなカーブライン。
787で天井裏に秘密の部屋を設けると一目瞭然ですね。

この後は、いよいよ上空で豪華料理の宴のひと時が始まりますね!
行きのPYの食事が美味しそうでしたので、NZのビジネスの食事には期待大です!


10

12

03:23

京九快速

JQさん こんにちは
コメントありがとうございます。

NZの787もロースルロイスのエンジンです。
私はANAとNZの787しか乗ったことがないので他社エンジンを搭載している機体と比べることができないのですが、おそらくどの787も非常に静かなんじゃないでしょうか。
離陸する時もエンジン音が気になるのはホンの一瞬だけで、機内に響いてくる音だけ聞いていると、いつ浮き上がったのか気が付かないくらいなんじゃないかと思います。

このあと約11時間のフライトですが、ビジネスプレミアではその時間が半分以上も短く感じられるほど、快適であっという間のフライトでした。

10

13

17:45

京九快速

LHR-LAXさん こんにちは
コメントありがとうございます。

一時期はこのヘリンボーンタイプのビジネスクラスも流行りましたが、あっという間に廃れましたね。
エアカナダやデルタ、タイ航空などのメジャーな航空会社が取り入れたのは、パーテーションなどが曲線デザインになっているシートが多かったようで、NZのビジネスプレミアは直線的なデザインなので、それらとはだいぶキャビンの印象が異なる感じです。

キャビン前方の天井に怪しげなヘコみがあるのに気が付かれましたか?察しのとおり天井裏にアレがあるみたいですよ~?!

10

13

17:50

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Author:京九快速
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