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スタアラ特典でアジアぐるぐる 【11】 エバー航空 EVA/BR711便 上海浦東→台北桃園 Boeing747-400 プレミアムローレルクラス その3

PM2.5で汚れに汚れまくった空気に包まれた上海を飛び立ち、上空に出ると青空が広がっていました。
「あー、空が青いって素晴らしいなー」と、本気で感動した瞬間。
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エバー航空のフライトではベルトサインの消灯っていうのが無くて、基本的にずっとベルトサインが点いたまま飛び続けます。
どのタイミングで席から立ち上がっていいのかよく分かりませんが、周りの(乗り慣れている)乗客の様子を見ていると、キャビンアテンダントが立ち上がってサービスの準備を始めたら、乗客もベルトを外してリクライニングさせたり、トイレに行ったりしてました。


上海浦東空港から台北桃園空港までは、タイムテーブル上で1時間55分。
羽田空港を基点にすると、福岡空港までよりも短く、北九州空港くらいまでの距離です。

上空を飛んでいる時間=機内サービスを行う時間はタイムテーブル上の時間よりももっと短いので、キャビンアテンダントさんはアテンダントシートから立ち上がると手際良くスピーディに機内サービスを展開させていきます。


まず、新しいおしぼりを配り、ドリンクサービスのオーダーを聞いて回ります。
サービスの展開を見ていると、Aコンパートでは左側客席(A/C席)と、右側客席(H/K席)の2手にチームを分けているみたいです。


ドリンクサービスは短距離区間のフライトとは思えないほど、アルコールからソフトドリンクまで種類が豊富。
アルコールを飲まない私はソフトドリンク一択ですが、アルコーラーな方なら「どれにしようかな~」と迷ってしまうのではないでしょうか。
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ドリンクのオーダーを取り終わると、今度はテーブルにランチョンマットを敷いていきます。
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前日に成田から上海まで乗ったANAのビジネスクラスの食事では、ランチョンマットが使い捨ての不織布でした。
安っぽい雰囲気に非常にガッカリしましたが、エバー航空では短距離区間でもちゃんとした布製のものが使われていました。
しかも、よく見ると、機内食やドリンクのメニューの表紙にも使われている模様(トンボをモチーフにしたデザイン)がマットに描かれていて、こういうこだわりにも「さすがエバー航空」と思わせてくれます。


エバー航空のビジネスクラスの食事といえば、台湾の名店「ディンタイフォン(鼎泰豐)」のメニューが有名です。
今回も「エバー航空のビジネスにせっかくのるんだから、鼎泰豐メニューを食べるぞ!」と意気込んでいたんですが、搭乗前にBR711便での提供メニューをインターネットで確認したところ、残念ながら上海-台北のような短距離区間では鼎泰豐は提供されないようで・・・
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しかし、ネット予約限定の「オンライン特別メニュー」なるものが画面上に表示されたので、「サーモンフィレのフライ」をチョイスしてネット予約してみました。


で、機内で出てきたのがこれです。
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1時間55分のフライトでは、さすがにフルコースではなくワンプレートでの提供ですが、前日のANAのワンプレートミールよりも彩りが華やかで見た目にもおいしそうです。

メインのサーモンのフライですが、「揚げた」というより「じっくり焼いた」という感じで、外側はほどよくカリカリに、中はしっかり味が閉じ込められてて最後の一口まで味がいきわたってて非常に美味しかったです。

このメインのサーモンを食べ終わって、ふと思ったのが・・・・
台湾で調理したのを桃園空港で積んできて復路の上海発便で出しているのだとしたら、調理してからかなり時間が経っているのにこんなに美味しいのはすごいことですし、上海のケータリング工場で調理したものだとしたら、中国側でこれだけ機内食を美味しく作れるのは驚きです。

紫のちょっと毒々しい色の食べ物は、紫イモのポテトサラダ。甘い味付けなのでデザートなのかと思いました。
エバー航空なので、添え付けのフルーツが美味しいのはもちろんです。

短距離路線ということもあってか、中には機内食を食べていない乗客や食事の時間も寝ている乗客もいました。



食事を終えると、もうフライト時間も半ば過ぎ。
大きなシートに身を任せて、、まったり音楽でも聴きながら機内誌を見ていれば、じきに桃園空港に向けて着陸態勢・・・というところですが、せっかくエバー航空のジャンボに乗りたくて上海まで行ったのですから、ジャンボの機内をいろいろ見ておきたいところです。
しかも、もうまもなく全機引退となるエバー航空のジャンボですから、もしかするとこれが最初で最後の搭乗になるかもしれません。


機内食のプレートが片付けられてから、まずはプレミアムローレルクラスの座席を写真に撮っておきました。

リクライニングさせた、リラックスモード。
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そしてフルフラットモード。
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ライフラットでのフルフラットシートですが、最大角度まで倒しても「フラット」とは言い難い状態ですね。
2000年代初期に導入された、「プレミアムローレルクラスシート」のほぼ初代の座席ですから、スペックとしては17年前のもので、もはや時代遅れと言っても過言ではない代物です。

日本では、2002年にJALが「シェルフラットシート」を、ANAは「ニュースタイル・CLUB ANA」をそれぞれ導入していて、それらの時期とちょうど重なる頃の座席です。

同じくプレミアムローレルクラスを設定しているA330-200とA330-300の機材では、このタイプよりさらに進化した窓側席と通路側席が少しずれた角度で並んでいる新型シートへの交換が進んでいますが、B747-400は退役間近ということもあるので、この古いシートのままで引退まで活躍していくのでしょう。



そのあとは、席を立って機内を見て回ってきました。
エバー航空のB747-400は3クラス制です。
ビジネスクラスのブランド名は「プレミアムローレルクラス」
プレミアムエコノミーのブランド名は「エリートクラス」
そして、エコノミークラス。

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(シートマップは、エバー航空のサイトより)
プレミアムローレルクラスの設定はわずか36席で、あとはエリートクラスとエコノミークラス。
国際線のジャンボは、2階席をビジネスクラスに使うエアラインが多いですが、エバー航空はエコノミークラスを設定しています。
ジャンボの広い空間を贅沢に使うというより、ジャンボなんだからより多くの乗客を運ぶ・・・という「定員重視」の機材としてB747-400を使っているようです。


Bコンパートメントのプレミアムローレルクラス。
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ジャンボのビジネスクラスは、2+3+2で座席設定する航空会社が多いですが、エバー航空は2+2+2。
通路幅も、客室空間全体にもかなり余裕が感じられて、開放的な雰囲気でした。

浦東空港の搭乗カウンターで「後方席は誰もいませんから、ここに席を変えましょうか?」と言われたとおり、Bコンパ-トはガラガラでした。
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ボーイング747-400ジャンボ機といえば2階席ですよね。
プレミアムローレルクラスの後方は巨大ギャレイになっていて、ここに2階席に上がる階段があります。
ANAの国内線ジャンボでは、この空間も窓側に沿って座席が並んでいましたが、この機体では横にギャレイが続いているのがなんとも不思議な空間に見えました。
そういえば、ANAの「シカゴスタイル」のジャンボでは、ここにフリースペースのバーカウンターがありましたね。
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階段を上がり2階席へ。
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大きく湾曲した天井が独特の空間を作り出しています。
これぞ「ジャンボの2階席」って雰囲気ですね。
エバー航空のB747-400の2階席は、エコノミークラスなので3+3で座席が並んでいます。
ここがプレミアムローレルクラスだったら、迷わず2階席を指定していたんですけどね。

階段を降りて、さらに後方のエリートクラス(プレミアムエコノミー)とエコノミークラスを見に行こうと思ったのですが・・・
ギャレイとの仕切りカーテンを開いてエリートクラスが見えた瞬間、空席が全く無いほどビッシリ満席。
しかも食事を片付けたりドリンクを出したり、何人ものアテンダントさんが戦場さながらに、狭い通路をてんやわんやで動きまくっていたので邪魔になるかと思い、これ以上後方へと足を踏み入れるのを躊躇ってしまいまして・・・
結局、すぐにおとなしくプレミアムローレルクラスの客室へと戻りました。


AコンパートとBコンパートの間にある、プレミアムローレルクラス専用のトイレです。
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大理石風のシンクがエバー航空のテーマカラーのグリーンだったり、カガミの周囲が丸い電照になっていたりするのは、ビジネスクラスだけの装飾でしょうか。

備え付けのフェイシャルミストや乳液、香水は高級スキンケアブランドの「HARNN(ハーン)」。
世界の超一流のホテルのアメニティやスパのビューティーオイルとして採用されています。
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席に戻ると、日本語のできるCAさんが「京九サマ、お飲み物ハ何がヨロシイデスカ?」と聞きにきてくれてました。

温かいジャスミン茶をお願いするとすぐに持ってきてくれて、おしぼりも新しいホカホカに温かいものを出してくれました。
「アメをご用意シテイマスので、お好きなものをドウゾ」とキャンディの入ったかごを差し出してくれました。
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しばらくすると、CAさんが「写真をイロイロ撮ってイマシタガ、京九サマはヒコーキが好きデスカ?コレ、エバー航空ノイチバン新しいヒコーキですから、記念ニ差し上げマス」と言って、レターセットとポストカードのセットをお土産にくれました。
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ちょうど「絵はがきを貰おうかな」と思っていたところだったので、すごいタイミングで差し出してくれたのでビックリでした。

ポストカードは全てボーイング777-300ERの絵柄でした。
「イチバン新しいヒコーキ」と自ら言っているあたり、このB777-300ERはエバー航空としても一番推しの自慢の機材なのでしょう。

でも、ここはマニア的にB747-400の絵はがきがあれば欲しいところです。
CAさんに「このジャンボ機のポストカードはありますか?」と聞いてみたところ、CAさんの反応は「?」といった感じでうまく通じません。
北京語で「有没有波音747的明信片?」とあらためて聞いたら、「波音747(ボーイング747)?アルカ探してミマス。少々お待ちクダサイ」とギャレイに戻っていきました。


数分後。


「波音747ハ古いヒコーキナノデ、もうポストカードは無くなってシマイマシタ。波音777ダケ有りマシタ。トテモ残念で申し訳ゴザイマセン」と、こっちが恐縮してしまうような親切な回答。

このあとも着陸態勢に入るまで、しばらくこのCAさんと日本語と北京語を混ぜながら「Hello Kittyのヒコーキは乗りマシタカ?」なんて話から始まって、「CAさんの中では日本が好きという人はとても多いけど、日本語は難しいから勉強は大変」だとか、「エバー航空と呼ぶのは日本語だけで、中国語では長榮航空(チャンロン ハンコン)、そのほかの言葉ではE・V・A(イー、ブイ、エー)エアーと言います」だとか、エバー航空のことをいろいろ教えてもらいました。

このジャンボ機について「もうすぐ引退してしまいますね」と話を振ってみると、「そうなんですか?」と知らない様子。
「このヒコーキは古いデスカラ・・・」と、ジャンボ機に対する愛着とか特別な思い出とかも特に無さそうな感じでした。



飛行機は桃園空港に向けて着陸態勢に。
モニターのフライトマップにも、みんな大好き「バンギアオ」の文字。
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この「バンギアオ」を見ると、「あー台湾来たわー」としみじみしちゃう。


下降を続けて厚い雲を抜けると・・・
晴れていないけど、明らかに上海よりも視界は良い。
ホント台湾はいいところだわー。
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桃園空港に到着しました。
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桃園空港のターミナルは小さくてボロっちけど、そんなことでその国の良さは計れないのだよ。
デカくて(見た目だけ)きれいな空港ターミナルでも、国内の至るところがクソくそ&クソな某国だってあるのだよ。
(もしかすると、今回の旅行の一番の教訓がコレに尽きるのではないかと思われる)


飛行機を降りる前に、浦東空港で撮りそびれてしまった最前列の席を撮影。
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こうして見ると、2列目以降も座席間隔はかなり広いし、ANAのプレミアムクラスとかのように最前列は1人掛け席ってわけじゃないから、視界に広がる空間が広く見える、今回座った3列目の席が一番の当たり席って気がしないでもない。


飛行機を降りるときに、日本語でいろいろお話したCAさんにいっぱい感謝の言葉を伝えておきました。
「日本路線に乗ることもあるの?」と聞いてみたら、「いろんな路線に乗務するので日本線に乗ることもある」そうで、「ぜひまた、今度は日本路線でお会いしましょう!」とお別れをして飛行機を降りました。



ボーディングブリッジからターミナルへ向う途中、ブリッジの窓から「ぐでたまジェット」が見えました。
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今回乗った、エバー航空BR711便のフライトマップです。(FlightRadar24より)
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(つづく)

ロック

こんにちは。
素晴らしいCAさんに当たったようで何よりですね。
短距離ながらとても充実した機内でのひとときだったことがよく伝わってきます。
自分もいつかエバー航空のキティジェットで台湾へ行ってみたいものです。

03

03

09:23

京九快速

ロックさん こんにちは
この時はビジネスクラスもかなり空いていたので、CAさんにいろいろサービスしてもらえて、非常にラッキーでした。
もし満席に近かったら、短時間のフライトなのでここまで親切にしてもらえなかったかもしれません。
実質2時間にも満たない飛行時間でしたが、エバー航空のサービスを満喫できました。

03

04

16:52

217 FK

もうじきBRにも787が導入されるんで、777のポストカードもなくなってしまうかもしれませんね⋯(しかも旧塗装)

03

05

18:54

京九快速

217FKさん こんにちは
エバー航空にも787が導入されたら、ポストカードも787のものに切り替えられてしまいそうですね。
747のポストカードが無かったのはとても残念でした。
ラストフライトのイベントとかあるのなら、ぜひ乗りに行きたいです!

03

06

22:30

カンダタ子分

エバー航空の747で検索したところこちらのブログが引っかかったので興味深く見させてもらいました。
ビジネスクラスは日本でいえば3世代くらい昔のタイプの座席ですね。
いまどきこれで台北からアメリカまで飛ぶのはきつそうです。
ゴールデンウィークに一日だけ台北-成田でこの747が飛んだそうですが、管理人さんは撮影されましたか?
エアラインによると、8月にこの711便が最終フライトとなるらしいです。

06

06

00:08

京九快速

カンダタ子分さん こんにちは
コメントありがとうございます。
シャンパーニュの塔とかを思い出す、懐かしさを覚えるハンドルネームですね。(ガッツリFCのDQ3世代です)

今回の旅では、ぜひエバー航空のジャンボに乗りたかったので、この711便を軸に旅程が作成されたと言っても過言じゃないかもしれません。
上海-台北は思ったよりも短く、あっという間についてしまったので、本音ではもっと長い時間乗ってみたかったですね。
シートはボロかったですが、CAさんが日本語を話せる方をはじめとして、みんな良い人ばかりだったので、大変快適でした。

ゴールデンウィークに1日だけ飛来があるのは知っていましたが、残念ながら仕事の都合で撮影に行くことができませんでした。
ラストフライトはこの次の、BR721便で8/20が暫定的に決まっているみたいですね。

06

06

18:58

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