スタアラ特典でアジアぐるぐる 【5】 ANA/NH959便 東京成田→上海浦東 Boeing787-9 ビジネスクラス その3

空いていたビジネス席で撮影した画像で、ANAボーイング787-9のビジネススタッガードシートをご紹介。
以前、成田-伊丹線で撮影したB777-300ERのビジネススタッガードシートの画像も織り交ぜながら、B787-9用のシートがどう進化したのか見比べてみます。

B787の胴体口径で1-1-1-1配列にするためか、B777-300ERのスタッガードシートよりも、かなりスリムになったように見えます。
しかし「安っぽくなった」という感じはなく、マイナーチェンジでB787-9に合わせて進化したという印象です。
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B777-300ERのスタッガードシート。B787-9のと比べてみると、座席周りの付帯設備が多くて一見豪華ですが、反面ゴチャゴチャしたような印象も受けます。
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ダイニングテーブルを引き出してセットすると、こんな風になります。
テーブルは前後にスライドはできないので、席を立つ時はテーブルを収納しなければなりません。
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B777-300ERやB787-8のダイニングテーブルは、モニターの下から引き出して展開させます。
大きさはB787-9の1.2倍くらいの大きさがあります。
このテーブルの便利な点は、テーブルに食事や物を広げた状態でも、テーブルをモニターのほうに押し下げれば席を簡単に立つことができることにあります。
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サイドテーブルは、B787-9用のスタッガードシートでは表面が木目調になりました。
パッと見た感じでは、この木目調はナチュラルな風合いで落ち着いた雰囲気、優しいイメージなのですが・・・
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個人的にはB777-300ERやB787-8で採用されている、表面がコバルトブルー1色で、テーブルの縁に沿って青いネオンが灯るあのサイバーな雰囲気が、ANAらしくて好きですね。
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座席はリクサイニングさせていくと、そのままフルフラットベッドになります。
液晶モニターの下が空洞になっているので、足はその空洞の中に入るようになります。
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座席をベッドにして寝っ転がってみましたが、通路側だと人が横を通るのが気になりますが、窓側のA/K席や完全に内側になるE/F席だと、まるで完全な個室の中にいるみたいに周囲の気配や視線が気になりません。

B777-300ERのシートのフルフラット状態。
B787-9では内側の肘掛がフルフラットシートと連動して沈み込み、ベッドの一部になるように改良されているのが分かります。
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座るとこんな感じです。(もうちょっと目線は低いかな)
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液晶モニターの下は2段になっていますが、上の段はフルフラットベッドにした時に脚が入るスペース。
一番下の段は荷物を入れることができます。
この荷物スペースに入るのは、アタッシュケースとか小さめのリュックとかトートバッグ程度の大きさの荷物になります。

座席に座って、横に目線をやるとこのとおり。
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サイドテーブルがあるおかげで、通路側からは距離感があります。
またパーテーションがあるので、通路向こうの席の人も気になりません。




今回、B787-9のスタッガードシートを利用してみて、「これは・・・・」とどうしても気になってしまう点がひとつありました。
前の席を覆うシェルのデザインなのですが、なぜか座席ヘッド部分を覆う部分が一段低くなっているため、前の席の人の頭が斜め横から丸見えとなってしまっています。
後ろ斜めからその人の顔も見えてしまうので、後ろの席からは自分の顔も見えていると思うと、なんとなく落ち着きません。

(↓ボーイング777-300ERのスタッガードシート ヘッド部分の後方シェルは、ヘッド部分を完全に覆っている)
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(↓ボーイング787-9のスタッガードシート ヘッド部分の後方シェルは、ヘッド部分でえぐられている)
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おそらく、通路を歩くCAさんから乗客の顔が見えやすいようにこのようなデザインになったのでしょうが、B787-8やB777-300ERのスタッガードシートではこのようなことはなく、運航側としては改善であっても、乗客にとっては改悪となってしまっているのが残念です。




「D'ont Disturb」のサインは、手元のボタンひとつで座席上部にサインが点灯。オシャレですね。
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今、世界中の多くの航空会社がビジネスクラスの新プロダクトを開発する際に、スタッガードタイプの座席配置を取り入れていますが、ANAのスタッガードシートと他社とでは大きく違う点があります。
それは、2人が横並びですぐ隣同士で座れるシートがあるかどうか。

ANAでは全ての席が1人掛けとなっていて、2人がすぐ真横で並んで座れる席はありません。
おそらくANAは、ビジネスマンの1人利用がビジネスクラス利用者の大半を占めるから、オール1人掛け席を採用したのかもしれません。

しかし、オール1人掛け席の中でも、恋人同士や夫婦で搭乗する場合におすすめの席があります。
B787-9では246席仕様と215席仕様の2タイプのシートコンフィグがありますが、246席の場合は8EG席と11DF席、215席の場合は7DF席と13EG席です。
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これらの席では、ご覧のとおり、座席間にサイドテーブルがあるものの、パーテーションがありません。
すぐ真横の席との間に隔てるものがなく、お互いを見渡せるので、フライト中に会話を楽しんだりできます。
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しかし、一人旅の見知らぬ人同士がこの席で隣になる可能性もあるわけですが、その時はスライド収納式のパーテーションを引き出せば、このように両席を仕切ることができます。
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座席のマガジンラックには、座席の使い方を記した説明書がセットされています。
説明書の画像で、この座席のいろんな機能をご覧下さい。
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成田から浦東空港までのフライト時間は約3時間40分。
成田を出発して、福岡手前あたりでちょうど中間地点という感じです。
機内食が広島上空手前で出てきて、それを食べて、食後の機内サービスを受けて、機内をぐるっと回って・・・・
なんてやってると、もう、じきに「浦東空港に向けて着陸態勢に入ります」という時間。

あとは、おとなしく自席に着いて、機内エンターテイメントシステムをいじってました。

フライトマップはかなり鮮明な画像がモニターに映し出されます。




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映画チャンネルには「君の名は。」もありました。
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ANAの国際線定期便就航30周年を記念して作成された番組。
トライスターやスーパージャンボ・テクノジャンボが活き活きと大空を舞っている懐かしい映像が満載!
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↓機内で放映されているのと同じものがYouTubeでも見られます。



いよいよ、上海浦東空港に近づいてきました。
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雲海の中へと徐々に沈んで行き、窓の外の雲が切れると・・・・
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なんじゃコリャァーー!!??
「ちょっと大気が汚れているようですね」なんてレベルじゃねぇぞ!!

PM2.5なの?

これが「本場中国のPM2.5」ってヤツなの?!



最初は靄がかかっているのかなと思ったのですが、進んでも進んでも、高度をどんなに下げてもこの光景は変わらないので、やっぱり空気が汚れているんだと確信。

マスクを持ってこなかったのを、この時初めて思い出しました。
軽く絶望です。
もう健康な体で日本に帰れる気が全くしません。





だだっぴろい浦東空港に着陸。
着陸した滑走路からターミナルまでの移動距離も長くて、中国の広大さを実感します。

ターミナルに近づいてくると、中華系のエアラインに混じって、異国の飛行機がいっぱい駐機しているのが見えてきます。
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日本にはA380を飛ばしていないキャリアのA380がいくつも停まっているのを見ると、上海は人と物が集う巨大ハブ空港なんだと実感します。
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スポットに入ると、なぜか最前方のL1ドアにブリッジは据え付けられず、L2ドアのブリッジだけで降機となります。
まずはビジネスクラスの乗客が優先降機。
ビジネスの乗客が全て降りたら、そのあとにエコノミーの乗客です。

CAさんにお願いして、機内の写真を撮らせてもらいました。
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ターミナルから乗ってきたB787-9を撮影。
左後方にはアメリカン航空のB787。右後方にはエチオピア航空のB787。
世界のトレンドは、すっかりドリームライナーが主役の座になったのを上海の地で実感しました。
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ターミナルもバカでかい浦東空港。
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到着スポットから入国審査場までの移動も大変でしたが、入国審査の行列も大変でした。


だって、ですよ?!
外国人用の審査場のゲートが4つしか開いてないんですよ?!
数百人がわんさかわんさかしてるのにですよ?!

そのくせ、行列を整理する係員は10人以上いるのに。
そのうち半数以上はプラプラしてて、なにもしてないのに。
ホント意味不明。



全然行列が捌ききらないうちに次の到着便がどんどん来るもんだから、次第に入国審査場は、行列を1列に並ばせるためにロープで順路を作った場所に外国人が入りきらなくなって、人が溢れかえってました。
スーパーマリオみたいな顔の白人のオッサンが、進まない行列にキレてて、マジもんの本場の「F○CK」を連発してた。


そしたら、何のタイミングなのか分かんないんですけど、奥のほうから審査員が10人以上ぞろぞろ歩いてきて、一気に審査ゲート開放!!


なんなの?休憩時間だったの?お前ら休憩時間が終わったから出てきたの?


まぁ、そっからは行列の進み具合はハンパなくスピードアップしたんですけど・・・



まー、入国審査員の態度が悪いこと。
パスポート出したら、ひったくるように持ってくし。
隣りのゲートの係員とべちゃくちゃおしゃべりしながらパスポートチェック。

「まぁ中国だし、こんなもんか。」とは思ってたんですよね。
「ひまわりの種食って、食べかす地面にペッペッ吐き捨てながら、瓶に入れたお茶ズーズーすすってパスポートチェックしてないだけマシかなー」って、俺ってかなり寛大だネ!

そしたら、最後にパスポート投げて返してきやがった!!!


しかも、入国審査場では液晶ビジョンで、浦東空港のスタッフがキビキビ整列して歩いたり、笑顔でパスポートを返したりするPVがエンドレスで流れてて、最後に「私たちは懇切丁寧な接客で海外からのお客様をお迎えし、中国でのご旅行を快適で楽しいものにいたします」的なメッセージが流れてんの。

ちょーウケる!

どのツラ下げて懇切丁寧なのか、まじウケる!


ホント中国ブレないわー。平常運転さすがだわー。





そんなわけで、入国できました。



・・・・やっと入国できたんですけど、さらなる試練が!!


税関を通過して到着ロビーに出る前に、日本円をいくらか人民元に両替しておこうかなって思ったんですよね。
でも、税関の手前には、両替ができる銀行が小さいのが1店舗しかなかったので、「外に出れば銀行がいっぱいあるのかな?」と思ってそのままスルーしたんですよ。


そうしたら、到着ロビーに銀行全然ないんですよ。
見るからに怪しくて胡散臭くてボッタクる気マンマンの銀行が1店舗あるだけなんですよ。
その銀行の窓口のおばちゃん、カウンターに肘付いてスマホいじくり倒してて、業務やる気ゼロなんですよ。

「マジかー」と思って、到着ロビーを散々歩き回って銀行探したけど、本当にここしかないんですよ。

「マジかー」って、でも手持ちの人民元、全く無いし。
ぶっちゃけ今の俺には、水1本買う金すら無いって状態。

THE無一文。



で、仕方ないから、見るからに怪しくて胡散臭くてボッタクる気マンマンの銀行で両替しました。

銀行のカウンターに出てる日本円のレートは、1元=17.9円でした。
何年か前に上海に来た時はたしか1元=12円くらいでした。

ここの銀行のレートがオカシイのか?!ボッタクリレートなのか?
スマホでレート確認しようと思って、空港のフリーWI-FIに繋いだんですよ。
電波はビンビンなのに、ネットに繋がらないんですよ。


なんなの、この国。
もうマジで日本に帰りたいんですけど。



で、両替しました。とりあえず5,000円だけ。

したっけ、手数料60元も取られてた。(約1,060円)

5,000円両替して、手数料1,060円ってオカシくねぇか??!!

手数料分引くと、1元=22.8円。


なんなの、この国。
もうマジで日本に帰りたいんですけど。


もう、この時点で、極力この国には金落とさないと心に誓ったのであった。

ふざけんな上海。
てめぇなんかただの乗り継ぎ地点にしか過ぎねぇんだよ!
そもそもANAのスタッガードビジネス乗りたかったから寄っただけだ!
いい気になってんじゃねぇぞ?!






今日のフライトはここまでで、今晩は上海に1泊ステイします。
上海の中心部にあるホテルを予約してあるので、浦東空港からはまずリニアモーターカーで移動。
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コンコースにリニアの模型がありました。
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以前上海に来た時にも乗っているので今回は2度目。
初めての時ほどの感動はなく、単なる「移動交通手段」って感じです。
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今回も最高速度は300Km/hどまりでした・・・・。
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リニアの終点は、上海の市街から遠く離れた「龍陽路」駅。
ここで地下鉄に乗り換えて、ホテル近くの駅まで行きました。




今回乗ったANA959便のフライトルートです。(Flightradar24より)
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(つづく)


この記事へのコメント

ロック : 2017/01/14 (土) 16:51:07

こんにちは。

B777-300ERとB787-9のスタッガードシートは人によって好みが分かれそうですね。
特にシートテーブルに関しては座席背面から引き出すほうが使いやすいと思う人もいる気がします。ひじ掛け内蔵型だとテーブルが手元に近い反面、物を置いたまま席を立つということがしにくいですし。

入国審査や銀行の対応は・・・ある意味中国らしいですね^^;

京九快速 : 2017/01/15 (日) 22:34:11

ロックさん こんにちは
テーブルを広げたまま席から立てないっていうのは、ちょっとマイナスポイントかなと思いました。
機内では、ダイニングテーブルにパソコンを広げてお仕事している人がけっこう見受けられたので、パソコンをいちいちサイドテーブルに移さないとならないのは面倒ですよね。

このあとも中国人にはいろいろとやられました。 詳しくはこの続きで。

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