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伊豆クレイル乗車記 その1

!!!ご注意!!!

超絶辛口評価のレポートです!
ズケズケと言いたい放題なので、ご覧になられる方によっては、気分を害する可能性が充分にございます。
表題の列車に「これから乗るんだ~!楽しみ♪」という方は、絶対にお読みにならないほうがよろしいかと思われます。
あくまでも個人の感想ですので、それらをご理解・ご了承を頂けた上で、本文をお読みください。










常磐線といえば「スーパーひたち」。
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「スーパーひたち」といえば651系。
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E657系全盛期で、列車名もひたち・ときわの新時代になったというのに、いまだに「常磐線の特急は“651系スーパーひたち”だろJK」な常磐線民の京九快速です。



そんな愛して止まない651系が、なんか伊豆のほうでリゾートレストラン電車に生まれ変わったそうですよ。
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「651系ってのはなぁ、ガシガシひたすら高速運転しまくってスピードと速達性だけを追求した姿があるべき存在であって、『やだー、なにこの電車ーしゃれおつ~!かーわーいーいー(ハート)』な女目線の軟弱なリゾート列車なんて似合わねぇんだよ!」

てなことを、有名な某「吉野家コピペ」で書こうかと思ったのですが、炎上しそうなのでやめておきます。


・・・あの651系がですよ?
伊豆でレストラン電車?


否定的な考えながらも、実は気になってました。


「スーパービジネス特急」「常磐線一筋!」だったあの651系がですよ?
伊豆でレストラン電車?





お友達さん4人で「食事つきプランで乗ってみようか」ということで話がまとまりまして、小田原発の下り列車「クレイルランチプラン」で予約することにしました。


なんか、すっげぇ人気らしいんですよ。「伊豆クレイル」。
秋メニュー発売日に、私ともう1人のお友達さんは「びゅう」のネット予約を入れたのですが、満席で撃沈。
もうひとりのお友達さんは、駅のびゅうプラザに直接行って、空いてる日をこまめに探してもらって、なんとか4人で予約できる日がありまして、予約できたって次第。
こういうのは、ネット予約より直接「びゅうプラザ」に行ったほうが予約できる確率高いみたいですよ?
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で、乗車日当日。
新宿駅に集まって、小田急ロマンスカーVSEで小田原まで行って、そこから伊豆クレイルに乗るという、なんて素敵な行程!
VSEは発売日10時にネット予約で後展望最前列を取っておきました!



『小田急線は、向ヶ丘遊園駅で発生した人身事故の影響で大幅な遅れが発生しております。なお、ロマンスカーは午前中の列車は全て運休いたします。』





仕方ないので、急遽行程変更。


新宿からは湘南新宿ラインで横浜まで出て、特急「踊り子」号に乗車。
まさかオンボロ185系に乗っていくことになるとは、予想もしていなかった展開。
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15両編成という、超長大編成の踊り子号。うしろ5両は修善寺行きです。
急な行程変更で自由席利用なので、「伊豆急下田行きより修善寺行きのほうが空いてるかな」と思ったら、全体的に空いてました。
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乗った電車は、ファーストナンバーカーでした。
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小田原駅に着く直前あたりで、富士山がはっきり見えました。
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小田原駅到着。
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小田原駅は、いろんなところに「伊豆クレイル」の装飾が。
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常磐線の大スターだった651系が、今こうして小田原駅で、ここまで可愛がってもらえてる・・・・
嬉しいような、常磐線でこの余生を与えてあげられなかったことが悲しいような・・・複雑な心境です。


改札内コンコースに、なにやら飛行機の機内食カートみたいなのが置いてあった。
伊豆クレイルの車内サービスに使われるカートです。
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小田原駅には伊豆クレイルの乗客専用のラウンジまであります。
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ラウンジは10時30分にオープンするので、早めに行って一番に入室しました。
JR東日本が特定列車のためにこういう設備を作ることは滅多にないので、物珍しさで混むかなと思ったのですが、我々以外に誰も入ってくる人がいなかった・・・・
そもそも、この電車がオタ向けではないというか、食事とセットになったプランで2名からしか予約できない電車なので、鉄道ファンには乗りにくいからかもしれません。

ラウンジ内のインテリアには、小田原の木材が使われています。
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室内は・・・想像してたよりもこじんまりとして狭かった。
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窓からは小田原城が一望できます。
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「伊豆クレイル」の模型が置いてありました。手作り感全開の模型です。
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ロゴマーク入りのグッズは「ご自由にお持ち帰り下さい」でした。
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うちわとメモ帳とチケットケースでした。時間によっては缶バッチなども配ってたみたいです。
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ラウンジですが、最初のうちは我々4人しかいなくて貸し切り状態だったのですが、発車30分くらい前から混み始めました。
座るところもなくラウンジ内をウロウロする人や、立ったままラウンジ内で閲覧できる雑誌を読む人など。
もはや「ラウンジ」というより「難民収容所」みたいな状態で、乗車定員からしても明らかに椅子も少ないし、スペースも狭い。

ラウンジ内の席数は、木製の椅子が12席。
小田原名物「かまぼこ」の板を使ったというベンチは詰めれば12人座れて、着席定員は24人といったところ。
で、「伊豆クレイル」の1号車と3号車の合計乗車定員は46人。
これに一般販売の4号車52席を足すと、総定員98人。
「伊豆クレイル」が満席だった場合、ラウンジ内でゆったりすごせるのは全体の2割程度の乗客だけです。



コンコースからホームに降りると、目の前の柱に・・
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で、振り返ってみると・・
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階段にドドーン!と「伊豆クレイル」のイラストが現れます。


ホーム上にある待合室も「伊豆クレイル」仕様。
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乗車位置目標も一目で「伊豆クレイル」だと分かるデザインになってます。
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伊豆クレイルに使われる4両編成の651系は、国府津の電車基地から回送されてきます。
まず11時00分頃に小田原駅に入線。
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この時点では乗客はまだ乗車できず、乗務員やサービスクルーが乗り込み、食材や物資の積み込みが行われます。
積み込み作業が終わると、11時20分頃に一度小田原駅南側にある留置線へと引き込みされます。
そして11時35分頃に再びホームに入線してきて、ここで乗客は「伊豆クレイル」に乗車することができます。

「スーパーひたち」の頃の姿と比べてみました。
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入線から5分ほどですぐに発車するので、ホーム上は非常に慌しい雰囲気です。
乗車時にチケットチェックがあることは事前案内がないので、バッグの中からあわててチケットを探す人。
乗車口でのアテンダントによるチケットチェックもスムーズではないので、乗車の行列は遅々として進みません。
行列の後ろのほうに並んでいる人は「発車しちゃう~」「記念の写真を撮る時間が無いよぅ~」と焦り気味の雰囲気が漂っています。

出発前から殺気立っているにも近い空気感で、「これからレストラン電車でのんびり伊豆まで行くの~」という優雅な感じが全然しません。
せっかくのリゾート列車なのに、なんでこんな余裕の無いダイヤを組んでいるのか。
ホント謎です。


ちなみに、1号車と3号車には「びゅう」のバウチャー券をチェックする係員が立ちます。
1号車の乗客は1号車からしか、3号車の乗客は3号車からしか乗車できません。
どこからでも乗車できるのかと思って、1号車のところで並んでたら、「3号車のチケットなので、3号車から乗ってください」と言われて、あわてて3号車まで走りました。

行先表示機は「幕」タイプでした。LED式が全盛期のこの時代に珍しいですね。
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我々の席は、3号車のセミコンパートメント席です。
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入線してきた段階で、すでにテーブルにはランチボックスがセットされています。
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小田原駅では横断幕で出発のお見送りがありました。
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セミコンパートメント車両はこんな感じです。あの「スーパーひたち」がこんな車内に変身するとは・・・
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小田原駅を発車すると、ドリンクサービスが順番に各個室に回ってきます。
観音温泉のミネラルウォーターは全員に用意されているほかに、地ビールかサイダーが選べます。
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ドリンクサービスはこれだけ。



「・・・えっ?」って感じです。


「・・・はぁ?」って感じです。


選べる飲み物が「ビールかサイダー」って極端すぎ。炭酸じゃない飲み物は無いんですかね。
しかも、追加で飲み物が欲しい場合は、いちいち2号車のカフェバーに行って購入しなければなりません。

アルコール飲み放題にしろとまでは言いませんが、ソフトドリンクとかお茶とかミネラルウォーターくらいはサービスでお替り自由にしてほしいところです。


小田原から熱海までは太平洋のすぐそばを走るので、発車早々に絶景が楽しめます。
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では、さっそくお食事を。
カトラリは、ロゴ入りのおしゃれな紙包みに入ってます。
(しかし・・・カトラリはいかにも業務用市販品といったもので、オリジナリティが感じられないのが残念)
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箱根組子をモチーフにしたお弁当のふたを開けると、仕切りの中にこじんまりとしたお料理が。
見た目に楽しく、これは女性にウケが良さそう。
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(右上)南伊豆温泉メロンと生ハムのオードブル ピクルス添え
(右下)駿河湾産釜揚げシラスの入ったブランダッドと箱根山麓豚と伊豆産椎茸のピンチョス テリヤキマスタードソース
(中上)小山町産金太郎マスと秋茄子のキッシュ
(中下)南伊豆獲れ伊勢海老と長芋の冷製フラン
(左上)伊豆野菜を詰めた若鶏のバロティーヌとピペラードを詰めたコンキリオーニ
(左下)ローストビーフ たっぷりキノコのドゥミグラスソース

お料理のプロデュースをしているのは、女性に絶大な人気を誇る秋元さくらさん。
東京にある家庭的なフランス料理を提供するレストラン「モルソー」のオーナーシェフだそうです。
たまにバラエティ番組のお料理企画コーナーなんかでお見かけすることがありますね。

お料理の内容は、春・夏・秋・冬と季節ごとに変更されます。
今回は10月の乗車でしたので、「クレイルスタイル・オータムランチ」という内容でした。


お料理は一品一品が美味しかったです。
というか、食えればなんでも美味しいという味覚の持ち主の私なので、繊細な食レポは無理よ?



ただ、食べてて「これはいただけねぇな」と思う点がちらほらと。

汁だれする料理がいくつかあるのですが、ランチボックスから直接口に運ばなくてはならないので、口に持ってくるまでにソースが垂れて服を汚しそうなんですよね。
ランチボックスから一度取り置ける小皿なんかがあると食べやすいし、こういうハレの日にお気に入りのお洋服で着飾ってくる女性には「お洋服汚しちゃいそう・・・」といらぬ心配をしなくて済むほうがありがたいんじゃないかと思います。
ランチボックスから直接ガバっと食べなきゃいけないっていうのも、女性目線ではあまり上品には見えないのが気になる方も多いと思います。

あと、料理の中にキッシュがあるんですが、これを切るナイフがカトラリセットの中に入ってない。
フォークで切ろう(割ろう)としても、キッシュの生地が硬くて全然切れない。
ランチボックスの中の小さなスペースでは、カトラリでの取り回しが全然効かないんです。
だから、キッシュはフォークでぶっ刺して齧りつくしかない。
これはハッキリいっていただけない。
我々のように野郎4人組で「うめー!うめー!」とガツガツ食うなら全然問題ないでしょうが、女性がキッシュをフォークでブっ刺して齧りつくでしょうか?
車内のインテリアも、外観のデザインも明らかに「女性向けの列車」を狙っているのに、こういうところで女性目線になってないのは、詰めが甘すぎ。
ランチボックスの中に盛り付ける前に、このキッシュは一口大(3切れくらい?)に予め切って盛り付けておくのが妥当だと思います。





小田原を出て約10分。さっそく絶景ポイントの「根府川駅」で20分の停車。
海を眺めながら食事が楽しめます。
この日は、猿軍団総勢20~30匹以上の大行進に遭遇しました。
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車内配布の景勝地パンフレットにも、「根府川駅ではお猿さんが見られるかも?」と書かれているので、わりと日常的なことっぽいです。

ちなみに、根府川駅停車中に後続の快速アクティーとスーパービュー踊り子号に追い抜かれます。
(画像は後日撮影。根府川駅では伊豆クレイルはドアは開かないので、乗客は外に出られません)
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651系と251系が日常的にこうして並ぶ日が訪れるとは・・・・1990年代も遠くになりにけりですなぁ。
しかも両者とも、デビュー時と比べるとずいぶんと装いが変わってしまったし。






次の停車駅の熱海駅では約10分停車。
下りの「伊豆クレイル」の停車駅で長く停まるのはここ熱海駅だけなので、オタっ気のある乗客はみんな外に出て記念撮影。
オタっ気のない女性利用者は、車内でお食事中です。

となりのホームからはリゾート21が先行して発車していきます。
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記念撮影しに降りてくる乗客を見込んで、こんな記念撮影ボードも用意されています。
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熱海駅の発車案内板。イラスト表示もあって、熱海駅には「職人さん」がいるみたいです。
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反対側のホームに回って写真を撮ってきました。
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(つづく)


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