台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その18:桃園7:00発に乗るのは大変でした

台湾最終日の朝です。


朝。



AM2:00。

果たして朝と言えるのか、外は真っ暗だった。
ホテルのフロントの小姐、こんな時間にチェックアウトしてゴメンなさい。
(いちおう、チェックインの時に「アウトは朝2時ぐらいだけど、本当にすいません」と申告はしておいた)


こんなド早朝、というか真夜中からどこへ行くのかと言うとですね。



帰るんですよ、日本に。




桃園空港へ行くためにバスに乗ります。

台北駅-桃園空港間の國光客運のバスはいちおう24時間運行なので、ド早朝に桃園を出発するLCC利用でもバスで空港行くことができて便利です。

桃園空港行きの國光客運のバスは、この頃は「台北西站A棟」という、台北駅に隣接した大きなバスターミナルから出てました。
今は別のバスターミナルに移転しました。 「台北西站A棟」は駅前再開発で解体されて更地になります)

念の為、前日にバスターミナルの偵察に行っておきました。
「何番乗り場からバスが出るのかなー」くらいな軽い感じで見に行ったんですけど、マジで見に行っておいて良かった!!

桃園空港行きの深夜便は、「台北西站A棟」バスターミナルからの発車じゃないんですよ。
しかも、「24時間運行」って響きだけで「いつでも15分間隔で運行中!」くらいな感覚でいたら、もうね全然!
1時間に約1本程度。それでも走ってくれているだけありがたいんですけど。


0:50発から3:20発までのバスは、「台北西站A棟」の隣にある「B棟」から発車です。
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大きな「A棟」に比べると、「B棟」は田舎のバスセンターくらいな規模。
台北のド中心部にあるバスターミナルとは思えないほど、ローカルな雰囲気ムンムン。
だがそれがいい。


深夜の時間帯はバスの運行本数が超少ないので、予めバスの時間を調べておいて、乗るバスを決めておいたほうが良さそう。
この頃は、0:50・1:20・2:20・2:40・3:20がB棟から発車でした。この次は4:00発で、この便からはA棟を発車。
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なんか、2:40発だけ付箋で書き加えられているようなんですが、そのやっつけ仕事はともかく、時間的にLCC利用者のためにあとから増発されたっぽいんですよね。

それもそのはず。2:20発のバスに乗ったんですが、満席でした。
超ビックリでしたよ。
まぁ、バスが3列シートで座席数が少ないっていうのもあるんですけど。
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テレビモニターが付いてますけど、電源入ってませんので何にも映りませんでした。

バスの中で、前日に復興ベーカリーで買ったパンをモフつきながら、まだ夜の明けない台北の夜景を眺める。
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途中、台北駅と桃園空港を結ぶMRTの試運転列車が見られました。
こんな時間でも試運転してるんですね。
いいかげん早く開業しろ。そして24時間運行お願いします。


で、ハイウェイをぶっ飛ばして、台北駅から驚きの40分で桃園空港到着。ウソだろ?マジ速すぎ!
ノンストップではなく、途中2ヶ所ほど停留所に停まったけど、満席だったので誰も乗ってこなかった。
これがもし駅からすぐ高速に乗って空港まで直行だったら、たぶん所要時間30分切ってたと思う。

こんなに早く着くんだったら、3時台のバスにすればよかった。



桃園空港の第1ターミナルです。
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写真で見ると閑散としてるように見えますが、画像の左側にはベンチが並んでいて、そこに寝ている人がたくさんいました。
それがもうすごい人数なんですよ。
ベンチにありつけたのはまだいいほう。バッグを枕にして床に寝てる人までいました。
ここに一晩中いたっぽいです。


これから、Vエアー240便の茨城空港行きで帰国します。
なんで茨城だけ「IBR」で3レターコード表示なんですかね。
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朝早い時間はタイガーエア台湾の出発便がたくさん。
ちなみに、台湾虎航がタイガーエア台湾。
酷航がスクート、越捷航空はベトナムのLCCバリュージェットベトジェット、そして威航が我らのVエアです。

Vエアーのカウンターには、いろいろな表示がすでに出ていましたが、まだ無人でした。
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行先によって搭乗受付開始時間が異なるようです。
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バニラエアのカウンターにはペラ紙が一枚貼り出されてました。
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「台風で欠航します」だそうです。
カウンターには案内する人は誰もいなくて、この紙が一枚貼ってあるだけ。
しかも、大々的にじゃなくて、B4くらいの大きさのコピー用紙で一枚貼ってあるだけ。

おそるべし、LCC。



欠航はいいね。
欠航は心をざわつかせてくれる。
LCCが生みだした 旅の醍醐味だよ。
そうは思わないかい?碇シンジ君?

怖いのかい、LCCに乗るのが。
安い運賃に釣られなければ、欠航や遅延を恐れることもない。
でも、大手の10分の一の運賃で海外に行けることもないよ。

人間は安さの追求を永遠になくすことは出来ない。
金は絶対だからね。
ただ、安く遠くに行きたいと思うから、
人はLCCに乗るのさ。

「カヲル君。君が何を言っているのか分かんないよ!カヲル君!」

遺言だよ。
さあ、Vエアに乗ってくれ。
そうしなければこの会社が消えることになる。
バニラ欠航で現地放置の時を免れ、当日中に日本に帰国できるキャリアは一つしか選ばれないんだ。
そして威熊は、死すべき存在ではない。


・・・・ありがとう Vエアに乗れて 嬉しかったよ。





「そうだ・・・。生き残るなら復興の方だったんだ・・・・
僕なんかより復興の方がまだマシな資産状況だったのに・・・
復興が生き残るべきだったんだ!」


「違うわ。
生き残るのは最高の安全性を持ったキャリアだけよ。復興は解散を望んだ。
威航の経営継続を放棄して、見せかけの希望にすがったのよ。
威熊は悪くないわ」



次回予告
終局、それは始まりの後に必ず訪れる。威熊の願いは破滅へと連なるのか?
親会社の希望は死、そのものなのか?

最終話『亜州の中心でアイを叫んだ威熊』









Vエアーのカウンターは4時過ぎぐらいにオープン。
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お友達さんが以前に、同じ茨城空港行きのフライトを使ったときに、搭乗受付がすごい行列だったと聞いて早めに空港に来ておいたのですが。

画像は受付開始直後ぐらいの画像。
この数分後にはとんでもない大行列になってました。
たぶん、4時過ぎぐらいに空港に着くバスで来てたら、締め切り時間に間に合わないんじゃないかってくらいの行列。

そして、「こんなに搭乗客がいて、なんで会社の経営がヤバいのか?」と不思議に思うくらい。
もういっそのこと、復興航空がVエアーになっちゃえばいいのにね。
しかし・・・やはりLCCメインでは社長がポルシェ(以下略)


ちなみに、行先別に受付時間が異なるような表示が出てましたが、実際には名古屋・茨城・関空・バンコク行きの全てのフライトをまとめて受け付けてました。

茨城空港行きの私も、特に何も言われずに朝4時のオープンと同時に搭乗受付してもらえました。

台湾出発だと、威熊やロゴが入ったVエアーオリジナルの搭乗券がもらえます。
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B2搭乗口ですか。めちゃんこ遠いなー。
まぁこれも安い運賃に釣られて買った貧乏人の定めか。

保安検査場が少し混んでましたが、出国手続きはスムーズに進みました。
搭乗手続きを終えてからわずか15分ほどでエアサイドに出ました。

お店はご覧のとおり。オープンしてる店舗はひとつもありません。
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いや、ひとつだけ開いてたな。高級な酒とかタバコしか売ってない免税店が。
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寄る人、誰もいなかったけどね。
LCCばっかり飛び立つこの時間帯に、貧乏人相手の商売とは思えない。


B2搭乗口のあるロビーまで来ました。
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ほぼ同時刻に、B1からベトナムのバリュージェットベドジェットエア、B2からVエア、B3からタイガーエア台湾が出発します。
まさにLCC祭り。
貧乏人たちの熱気に溢れるデンジャラスでテンアゲな空間。
自動販売機でミネラルウォーター売ってるのに、無料の冷水機の水を持参の水筒やカラのペットボトルに汲みまくっている、しかも行列してまで汲みまくっている。
だがそれがいい。


ふと、B2搭乗ゲートの表示板に目をやると、「ZV240(Vエアー240便)は搭乗ゲートがB9に変更になりました」の表示。
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まじかー。

B2からB9って、第1ターミナルの端から端まで移動するくらいの距離なんだよなー。



10分も歩いてB9ゲートに来ましたよ。
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THE無人。
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ラララむじん君。ほんとうに誰もいないー!
B2ゲートで飛行機を待っているであろうVエアー民は誰もB9にゲートが変わったのを知らないのだろうか。

誰もいないし、あとから誰も来ないので不安になるが、表示を見る限りは間違ってはいないようだ。
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遠くに、出発準備中のVエアーのA321が駐機してました。
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ここからほぼ真正面の位置だったので、「もしかして機材変更になったから、搭乗ゲートも変わったのかな?」と思ったんですけどね、



約20分後。



B9ゲートの表示板には、エバー航空227便クアラルンプール行きの表示がデカデカと。
その脇に「ZV240(Vエアー240便)は搭乗ゲートがB2に変更になりました」の表示。
201608taiwan351.jpg

激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム(神)

巫・山・戯・る・な!!!!

てめぇ、また10分も歩いてB2へ戻れだと?!
スポットアサインしてる空港のやろう、ちょっとこっち来い!!!



ちなみに、この時点でもB9ゲートのロビーは無人でした。
なんなんでしょうか。
なんで私だけダマされてるんでしょうか。



機内持ち込み制限ぴったしの10キロの重さのキャリーをヘコヘコ引きながら帰ってきましたよ、B2。
「10キロってけっこう重いんだなー」と実感した朝であった。
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B2ゲートのロビーでは、LCC民が相変わらずキャッキャ言いながら冷水機に行列をつくっていた。
なんか、「ああ、平和っていうのはこういうことなんだなぁー」って。
平和はいいぞ!


ド早朝から無駄に20分も10キロを引っぱって歩くという運動を課せられた私に、小さいながらご褒美が。

前から一度拝んでみたかった、スカイチーム塗装のジャンボを目の前という近さで見ることができました。
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チャイナエアラインには全く興味は無いんですけど、これはぜひ模型欲しくなった。
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6:00ちょうどにB2スポットに飛行機が入ってきました。
VエアーのA320なので、これでZV240便はここからの出発で確定となり、一安心。
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回送機かと思ったら、パラパラ人が降りてきた。
本当にパラパラ程度。
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どうやら、羽田発3:00→桃園6:00着のVエアー253便だった模様。
パラパラ程度って、こんな人数の搭乗客数じゃぁ絶対採算取れないだろうってレベル。
いっぽう、茨城行きのZV240便を待つ搭乗客数はかなりの人数なのに。

うん、明らかに日本側での知名度の無さが影響してる。
広告費をケチらずに、もっと積極的に日本でコマーシャル打ったり、イベントを開催すべき!
・・・・でしたな。

もう、あとの祭りなのですけど。



(つづく)

この記事へのコメント

くずはEX : 2016/11/23 (水) 23:38:47

こんばんは。

再度の搭乗ゲート変更、また元のB2へ戻るところではスミマセン、思いっきり声を出して笑っちゃいました(*´∀`)

当事者だったら、ジャパニーズをなめとんのかオラ~!、責任者出てこいや~!・・・な気分ですよね。

まさか11月の今、親会社までもが解散するなんて、どんな凄腕の脚本家でも描けなかったシナリオだったと思います。

京九快速 : 2016/11/24 (木) 10:17:37

くずはEXさん こんにちは

搭乗ゲートの変更、隣同士のゲートか2つ先くらいまでのゲートへの変更なら、そう怒りも沸いてこなかったんですが、まさかB2からB9まで行かされて、結局B2へ再変更って・・・。
ラウンジで出発時間ギリまでまったりできれば、こういう目に遭うこともないんですけどね~。

そしてまさかの復興解散。
10月1日にVエア終了→やっぱVエア1年間後の再開目指します→11月21日復興全面運航休止→翌日いきなりの解散宣言
まぁ1年間に2度も墜ちてて普通だったらそこで運航停止ですよね。かわいそうなのは復興の中の人。いきなり失職ですから、チャイナやエバーやFATに再就職できるといいですね。

イーグランス : 2016/11/25 (金) 11:57:58

初コメ失礼します。
座席探訪には、鉄道旅行でいつもお世話になっています。

海外のLCCを利用したことがないうえに、台湾には小学生の頃の思い残したことがあるので、Vエアは1人旅で乗ってみたかったです。
(Vエアを初めて知ったのは実のところ、こちらのブログだったりする。)

ところで、越捷航空はベトジェットエアではないでしょうか? バリュージェットはアメリカLCCの黒歴史です・・・

京九快速 : 2016/11/25 (金) 16:40:31

イーグランスさん はじめまして。
いつもご覧下さりまして、誠にありがとうございます。

海外のLCCを利用したのは「Vエア」が初めてでした。
それまでピーチやバニラなどの国内のLCCは利用したことはあったので、LCCがどんなものかというのは分かっていたのですが、海外のLCCとなると日本の会社ほどのサービスは期待できないんじゃないかと思っていました。
でもVエアは明るい雰囲気で、サービスもすごく良くて、LCCに対する負のイメージが全くなくなりました。
今度は、タイガーエア台湾がどんなものか乗ってみたいなと思っています。

>越捷航空はベトジェットエアではないでしょうか?
おっしゃるとおり、ベドジェットエアでした。機体に書かれた綴りのベドをバリューだと思い込んで、どこかで聞き覚えのある「バリュージェット」はこの会社のことかと思ってました。
ご指摘ありがとうございます。
さっそく記事に書かれた部分の訂正をいたします。

これからもどうぞ、お気軽にコメントをお寄せください。

curoka : 2016/11/29 (火) 19:39:27

これはとんでもないゲート変更でびっくりです!!その時間まだまだゲートに空きがあるだろうに…
さすがに安いので文句言えないですが、空港散歩おつかれさまです

京九快速 : 2016/11/30 (水) 20:37:29

curokaさん こんばんは

すぐとなりとか、2つ先くらいまでのゲートへの変更ならまだしも、ターミナルのほぼ端から端への変更で、さらにまたもとの場所へ戻るんですから「どうなってんの?」って感じです。
成田とかみたいに移動しながらスポットに駐機している飛行機を見ることができたらまだ楽しかったかもしれませんが、桃園の各ゲートはあの構造なので・・
帰国前に朝から大変疲れました。

LHR-LAX : 2017/03/14 (火) 02:20:07

過去の旅のレポートを順番に拝見しています。
まさかここでエヴァンゲリオンの名シーンが見られるとは(笑)
セリフの脳内再生、余裕でした。さすがですね!
Vエアーには乗ることはなかったですが、空港や機内の様子など非常に詳しく描かれているので、乗ったような気分が楽しめました。

京九快速 : 2017/03/15 (水) 19:16:57

LHR-LAXさん こんにちは
コメントありがとうございます。
エヴァネタ、分かってもらえて嬉しいです!
エヴァンゲリオンは名セリフの宝庫ですよね。(見てた人にはすぐ分かる)
最終話近くのこのセリフと、当時のトランスアジアとVエアーの終焉がなんとなくマッチしたかなと思います。

Vエアー、まだ存続してたら台湾旅行の回数ももっと多かったかも。
茨城空港まで車ですぐのところに住んでるので、なんだかんだと便利に使えました。

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