富士山ビュー特急 乗車記 その7

大月駅からは「富士山ビュー特急」9号に乗車します。
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「富士山ビュー特急」の一番のセールスポイントでもある「スイーツプラン」での乗車です。
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1号車の特別車両の乗降口には、赤いカーペットが敷かれています。
発車の20分くらい前にドアが開いて、中からアテンダントさんが出てきました。
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乗車する際に、アテンダントさんにネット予約した時の「予約確認書」をプリントアウトしたものを見せます。
すると、乗車証明書と引き換えてくれて、自分の席まで案内してくれます。
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1人利用で予約したので、運転席側の丸いテーブル席か1人掛けのベンチ席になるのかなと思っていましたが、乗車証明書の裏面の座席表に記された席番を見ると、なんと4人掛けのボックス席を一人で使えるようです。
(予約の時点では座席位置を選ぶことはできず、当日までどこの席になるのか分かりません)

一番乗りのようで、車内にはまだ誰もいません。
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ラッキー!ということで、車内の様子の写真をいっぱい撮影できました。
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床面のフリーリングもいろいろな模様で変化が付けられていて、すごい凝ってますね。
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自分の席には、すでにスイーツが入った重箱とシルバー類、茶器などがきれいに並べられてセットされていました。
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他の席をよく見ると、前のほうのボックス席に重箱などが2つセットされているだけで、他の席は何も置かれていません。
どうやら、この列車の特別車両は私を含めてたった3人だけのために営業されているようです。
ほとんど貸切に近い状態で「富士山ビュー特急」のスイーツタイムが楽しめるなんて、すごい~!!


発車までまだ時間がありましたが、アテンダントさんが「お飲み物はいかがいたしますか?」とオーダーを聞きに来てくれました。
オーダーできる飲み物は、朝方に乗った指定席車両での営業時と同じ品揃えです。
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「発車前から飲み物頼めるんですか?」と聞いたら、「出発まで時間がありますから、車内でお飲み物を飲みながらゆっくりお過ごしください」とのこと。
「出発前ですが、スイーツもお召し上がり頂いて大丈夫ですよ」ということでしたが、せっかくなので発車してから、流れる車窓を眺めながら頂くことにして、飲み物だけ先に頂くことにしました。
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いよいよ大月駅を発車します。
大きく左にカーブして中央本線から離れて、上大月駅を通過すると、列車は短いトンネルに入ります。
暗くなった車内は、アンバーな照明の光に包まれて、カジュアルな雰囲気から一気に大人の空間に。
この雰囲気を味わってしまうと、昼間のスイーツ列車だけじゃなく、夜間のレストラン列車としても走らせて欲しいなって思っちゃいます。
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列車も動き出したことですし、さっそく重箱のふたを開けてみましょう。
中にはこじんまりと、4種類のスイーツが詰まっています。
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テーブルには「スイーツメニューのご紹介」という小さなカードが添えられているので、どのスイーツがどんなものなのか見ながら味わうことができます。
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これらのスイーツは、富士急ハイランドのオフィシャルホテルである「ハイランドリゾートホテル&スパ」シェフパティシエの橋本道郎さんが手掛けたものです。
「富士山ビュー特急」のためだけに作られたスイーツで、ホテルのパティスリーでも味わうことができない、この列車だけで楽しめるスペシャルなスイーツ。

どれも美味しかったのですが、私が個人的にツボったのは「フルーツサンド」。
コンビニで売ってるものからスイーツショップやベーカリーで手作りされているものまで、「フルーツサンド」があるといつもつい買っては食べてしまうほど好きなんですが、こんなにフワフワでさわやかなクリームを使ったフルーツサンドは初めてでした。
さわやかな口当たりの秘密は、ヨーグルトクリームだったんですね。

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車内には自分のほかには1組の乗客がいるだけなので、改めて車内をぐるっと見て回ってみました。
運転席の後ろにある丸いテーブル席。1人利用で予約をすると、通常はこの区画の席があてがわれるようです。
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運転席と客室の仕切り窓には、組子細工の飾りが。
豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」の車内のさまざまなところでこの組子が効果的に使われて話題になりましたが、この「富士山ビュー特急」でも組子細工が惜しげもなくふんだんに使われています。
しばらくこの組子越しに車窓を眺めていると、まるで車内が高級旅館のようにも見えてきます。
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車端部側のビュッフェカウンターを擁したサービススペースです。
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木製の戸棚には、富士急行沿線そして山梨県の名産品が並べられています。
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これらの品々は車内では購入することはできませんが、アテンダントさんによれば県内のお土産屋さんなどで普通に購入できるものも多いとのことです。
このショーケース越しに山梨の特産品を知ってもらって、富士山ビュー特急を降りた先の旅の途中で寄ったお土産屋さんで見かけたら買ってもらえれば・・・・というストーリー性を持っているとしたら、この小さなショーケースも充分に山梨県のPRと地元への売り上げ貢献になっていると言えるでしょう。

ビュッフェカウンターの内側には、小さなステンドグラスがはめ込まれています。
この棚の後ろには窓があり、実際に外からの光で輝いているそうです。
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カウンターでは、富士山ビュー特急のオリジナルグッズも販売しています。
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・クリアファイル     400円
・メモ帳          400円
・ポストカードセット   500円
・ハンカチ         600円
・ハンカチ(リネン製) 1,800円
・赤瓦コースター    1,800円
・クッキー(ナッツ)    400円
・クッキー(メレンゲ)   400円
・クッキー(バター)    400円
・おつまみセット     350円
・ふじさん弁当      500円
・甲州ワイン(赤・白 180ml) 500円

クリアファイルとメモ帳とポストカードセットを購入しました。
さらに、クッキーはこの列車のスイーツを監修した橋本さんのいるハイランドリゾートホテルの商品とのことで、2種類買いました。
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ポストカードセットはこんな絵柄の4枚が入っています。
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午後のティータイムは、車窓とともにゆっくり流れていきます。
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富士山駅に到着する直前、富士急の電車が整備などを行う車両工場があるのですが、そこに初代フジサン特急の展望車が1両だけ留置されていました。保存のためというより、今は倉庫として使われているみたいです。
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まもなく終点・河口湖駅です。
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大月駅から約45分、河口湖駅に到着です。
朝方に富士山駅から大月駅まで、富士山ビュー特急2号に乗ったときにも思いましたが、片道45分程度の乗車ではあまりにも短くて、「あと2~3時間はゆっくり乗っていたかったなぁ」と思います。
特に車内で食事楽しめる「スイーツプラン」で乗車した時には、余計にそう感じることでしょう。
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スイーツプランは片道4,000円です。
普通に1号車の特別車両に乗るだけでも、運賃と特別車両料金と特急料金で2,540円かかりますから、差し引き1,460円でスイーツのセットとお替り自由のドリンクが楽しめるのであれば、かなりお値打ち価格だと思います。


(つづく)


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