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西武旅するレストラン 52席の至福 その2

西武新宿駅を出発してから20分後くらいに最初のお料理が席に届きました。
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一見、ソーサーにカップが載っているだけに見えますが、ソーサー側に突起とくぼみがあって、カップの底がソーサー側にスッポリはまっています。
電車の揺れで、カップが動いたり倒れたりしないためのデザインかな?


カップのふたを開けると、ふんわりと磯の香りが漂います。

【スープ】 鶏団子 蛤のスープ 青海苔の香り
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2品目は、オレンジ色のお皿に小さなアミューズがいっぱい載った、目にも楽しいお料理です。

【前菜】 至福の12種類の前菜
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こんにゃくのオランダ煮   鶏のチーズこがね焼き   パイナップルスモークサーモン奉書巻き

笹麩茶巾   さつまいも甘露煮   サーモンチーズボール

大黒本しめじのピクルス   パテ・ド・カンパーニュ   ロースハム

くらげ頭の甘酢漬   長芋湯葉巻き・カニフカヒレあんかけ   口水鶏(よだれ鶏)


どれも秩父や埼玉の食材を使った料理です。
甘いのあり、しょっぱいのあり、酸っぱいのあり・・・・と、口にする度に味が異なるので、「これはどんな味かな?」と、つまむのが楽しくなります。

フカヒレは少量ながら、けっこう濃い味だったので満足感たっぷりでした。
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電車はこの頃には所沢駅に運転停車。
休日の昼前ということで、所沢駅のホームにはたくさんの人がいて、みんな突然現れた奇妙なレストラン電車を物珍しげに見ています。
衆人環視の中での食事は、やっぱりちょっと恥ずかしいですね。

電車は所沢駅で数分の停車の後、進行方向を変えて西武新宿線から西武池袋線に線路を変えます。
スイッチバックなので、所沢では長く停まるかと思ったら、すぐに発車したので驚きました。


前菜が出たあと、またしばらく次の食事が出るまで間が空きます。
キッチン車両で、どのような調理がされているのか見に行きました。
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ちょうどメイン料理を調理中でした。
パッケージに包まれたままの食材を、ホットプレートで暖めています。
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乗客からは見えないところで温められたパンが出てきて、かごに盛り付けられていきます。
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ホットプレートで温めていた料理は、パッケージの中のスープが沸騰すると、次々とお皿に盛られていきます。
パッケージの封は開けられることなく、そのままアテンダントさんが4号車のほうへ運んでいきました。
それと同時にパンも運ばれていきます。
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お料理は、出来上がると4号車が先にサーヴされるみたいです。

自分の席は2号車なので、席に戻ってお料理が運ばれてくるのを待ちます。

パンが運ばれてきました。
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続いて、メイン料理が運ばれてきます。
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・・・あれ?調理していた時の、パッケージに封がされたままで運ばれてきました。
テーブルに出される前に、パッケージの中の料理をお皿に盛るのかと思ってましたが・・・・

アテンダントさんがおもむろにハサミを取り出して、パッケージの封を切り始めました。
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すると、お皿の上で湯気と匂いが一気にテーブルに広がります。


【メイン】 武州和牛のポトフ ~サプライズ仕立て
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和牛と煮込んだスープの香りを、最初からめいっぱい乗客に味わってもらうために、密封した状態で運んで、乗客の目の前で凝縮された香りを一気に開放する・・・・そんな「サプライズ」な演出です。

牛肉は、硬すぎず、かといって柔らかすぎもせず、ほどよい噛み応えがあって美味しくいただけました。
お肉とお野菜のエキスが濃縮されたスープも絶品でした。


電車は西武池袋線を郊外へと進み、沿線風景も近郊から自然豊かな森の中へと移ろってゆきます。
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(つづく)

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