中国に行ってきた その21

(前回までのあらすじ)
時速300Km/hの速度を維持したまま、G2次列車は上海から北京へ向けて全力疾走中。


映画を見ていると、サービス員さんが何か聞きに来た。
どうも昼飯サービスがあるが、食べるか食べないか、ということのよう。

当然「食べる」と答えるが、そのあと何かを選ぶような話だったが中国語が上手く聞き取れず、そのまま流してしまった。(たぶんスープが2種類あるがどっちにするか?みたいな話だったらしい)

ちょうど昼の頃に、食堂車のスタッフが重箱を抱えて商務車に入ってきた。
たぶん、あれがお昼ご飯なんだろうな。
しっかりした作りの重箱に見えたので、どんな高級弁当が出てくるのかワクワク。

サービス員さんが1列目の乗客から重箱を配り始めて、自分のところにもきました!
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おお!これは、なんかすごい!


ドキドキ!しながら重箱の蓋を開けると・・・
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中身は「え?」と思うような、「レンジdeチン」なレトルト弁当でした。
ラッピングには「黒椒牛排蝦仁弁当 40元」のシールが。
同じものを食堂車でも40元で購入できるみたいですね。

味は・・・見た目はアレですが意外にも美味しかった!
上の部分の牛肉もしっかり濃厚に味付けがされていたし。
右下の漬物も一緒にチンで熱々になってしまったのが残念だったが(笑)

スープはほうれん草と玉子のスープでした。
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ちなみに、商務車のデッキにはギャレイがあり、
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飲み物・軽食・弁当全てがここで準備されて、客席へと配膳されているようです。
ちなみに、冷蔵庫のようなものが見えますが、全く使われていません。
コーラやスプライトなどを頼むと、生ぬる~いままで出てきます。

車窓はずーっと農村風景。
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まだ北京到着まで1時間以上もあるし、寝るとします。
この座席、実はこんな風に・・・
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フルフラットになるので、ベッドのように横になって寝ることもできるんですね~。
これはまるで旅客機のファーストクラスのよう!!

ちなみにフルフラット時のシートスペックは以下の通り。
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簡単な毛布も用意されています。
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ちゃんと「CRH」のロゴタグが付いてます。

さらにサービス員さんに言えば、アイマスクももらえます。
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私は、借りた毛布を自分で羽織ってグースカ昼寝してたんですが、そのまま昼寝で寝入ったお友達さんは、寝ている間にサービス員さんが毛布を持ってきて掛けてくれたそうな。
こりゃもう旅客機の上級クラスとほとんど変わらないですね。スゴイ!!



あと20分くらいで北京南駅に着こうかというところで目が覚める。

車窓には、工場が建ち並び、遠方にはビル群が見えてきて、いよいよ首都「北京」が近づいてきたことを実感。
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途中、高速鉄道線と併走する在来線の貨物ターミナルが見えたのですが、そこになんと「毛沢東号」が停まっていました。
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(機関車の前面に、金色の毛沢東のレリーフが掲げられている)


車内の電光情報表示にスクロールするその文字を見て、一堂唖然。
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外気温41℃とか、ドコデスカココハ?

列車はかなり北京南駅へ近づいてきたのか、ゆっくりなスピードまで減速し始めました。
途中で、これまでには見たことの無いCRHとすれ違い。

イタリアのジウジアーロがデザインした車両をベースにした(まんまパクった)CRH5型です。
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大きくカーブをして、列車は円盤のような北京南駅に吸い込まれていきます。
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上海から4時間48分!! 遂に北京までキター!!
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この駅もハンパなくデカい!!!

左のは青島(チンタオ)行きの高速列車。右のが上海から乗ってきた列車。
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★どうでもいい「その1」
上海虹橋→北京南間の1,300Kmあまりの行程を、今回乗ってきた最高速「G2」列車と、ほぼ同時刻に走る東海道山陽九州新幹線の列車のダイヤを比べてみた。
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「G2」は、ほぼ全区間で300Km/hをキープする走りなので、速度制約が大きく都市間輸送の性格も異なる「新幹線」とは単純な比較はできないけど、こうして並べてみてみると、いろいろとちょっと驚きですね。



★どうでもいい「その2」
今回乗車した「G2次」は上海局受け持ちの列車ですが、北京局受け持ちの列車だとサービス内容がやや異なるようです。
(1)おしぼりは袋詰めのタイプ(ANAプレミアムクラスのおしぼりのようなもの)
(2)スリッパは、上海局のものよりやや品質が劣る真っ白なもの
(3)お菓子は、市販品の詰め合わせ袋のようなもの
(4)アイマスクと耳栓はセットで提供される
以上、Web上でいろいろなサイトやブログを見て調べてみたところ、これだけ違いがあるようです。
些細な差ですが、「上海局受け持ち列車」に乗ったほうが、やや高級感ある旅が楽しめそうかも?!


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ついに北京到着!さて、向かう先はいったい・・・つづく!

この記事へのコメント

HS-TJE : 2012/10/28 (日) 21:13:50

 外気温41度って大丈夫でしたか∑(゚Д゚)

 CRHのサービスコーナー、よく見るとカートが飛行機のとおんなじやつですね(CRHロゴ入りですが)。ここも旅客機との対抗でしょうか(笑)

くずはEX : 2012/10/28 (日) 23:22:15

こんばんは。

料金込みだったランチの弁当、最初に重箱で「おぉ~!」って期待させておいて、ふたを開けて「ガッカリ~」。

でも食べてみて「ニッコリ~」って感じでしたね^^

レンジでチンでしたが、牛肉はかなり美味しく、私は満足しました。

その後、寝るつもりはなかったにも関わらず、クッションを抱えてウトウトしていたところに毛布を掛けてもらったのは、超感動でした!!

何事も教育ですよ。

(中国がどうとか、LCCがどうとかではなく、人間のやることですから。)

改めて見ると、列車だけでものすごい距離を移動したんですね!

京九快速 : 2012/10/29 (月) 13:04:52

HS-TJEさん こんにちは
外気温41度、ハンパなく暑かったです!
吹く風も「熱風」という感じで、さらに地面のコンクリートからの放射熱で、実際には41度以上だったんじゃないかなぁと思います。

カートは飛行機のやつと同じタイプですね。
ただ、カートを使ってのサービスは、最初にドリンクを全席に届ける時のみで、あとはリクエストベースでトレーに載せてのサービスでした。

京九快速 : 2012/10/29 (月) 13:09:54

くずはEXさん こんにちは
最初にあの重箱を見たときに、「もしかして事前にWEBで調べておいたものよりグレードアップしてる?!」とドキドキしながら蓋を取ると・・・WEBで見たのと同じレトルト弁当でしたね。でも、見た目に反しておかずもご飯も美味しかったのが驚きでした。

商務座のサービスは、本当によく行き届いていました。
ドリンクサービスも笑顔で手渡ししてくれるし、毛布の話はあとで聞いて「中国の人的車内サービスもそのレベルにまでなったか!」と感動でした。
日本の某LCCに「見習って来い!」と言ってやりたいですね(笑)

curoka : 2012/10/29 (月) 18:58:22

あの食事は見た目は想定通りでしたが味は街中のよりもしっかりしていて美味しかったですね。

北京局のサービス内容参考になりました。上海局の方が全体的にサービスがよさそうで、今回乗車できラッキーでした

京九快速 : 2012/10/30 (火) 20:21:46

curokaさん こんばんは
お弁当は、CRH版グランクラスとはいえ中国なので期待していませんでしたが、予想に反して美味しかったので大満足でした。
(ただ、40元払ってでも食べたいかというと・・値段相応という感じはしませんが(笑))

>北京局のサービス内容
「CRH 商務座」などで検索すると、いっぱい乗車体験記がヒットしますね。
北京局は昔から食堂車にしろ夜行列車の乗務員にしろ、あまりいい印象はなかったです。
同じ北京-上海間の夜行列車でも、上海局受け持ち列車では軽食(菓子パン)やパックジュース・乗車記念品まで配っていたのに、北京局受け持ちだと何のサービスも無かったりってことがありました。

- : 2015/07/30 (木) 18:30:43

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