台湾行ってきた その21

(つづきです)

車内に入ろうとドアに近づくと、まだ清掃中でした。
じきに清掃が終わりましたが、全ての車両の掃除が終わるまで待たされること無く、終わった車両から自由に車内に入れる。
このあたりも日本と違ってゆる~いですね。

まずは普通車を見てみる。
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日本の新幹線と同じく、2+3の横5列。
椅子は布モケットではなく、合成皮のような独特なツルツルの素材。
こちらのほうが汚れが簡単に拭き取れそう。というか、そういうメンテのし易さを狙ったものと思われる。

自由席には、日本の新幹線には無いものが。
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「博愛座」。
つまり、ご老人や妊婦さんなどの「優先席」がある。
台湾ではこの「博愛座」が、台湾国鉄車両やMRTやバスなど、公共交通機関だけではなく市中のあちこちにあって、しかも誰もここに座らず、ほぼ100%の割合で着席対象者のために空けてある。
これは毎回見かけるたびに、「台湾人って民度高いな」と思った。


さて、今日はこれから高級車両「ビジネスクラス(商務座)」に乗っちゃうぞ!
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(日本の「700系のグリーン車」と比べてみる↓)
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客室のカラーコードが全然違うけど、どことなく雰囲気は似通ってる。

こうして見てみると、「新幹線の新車の椅子です」と言っても違和感無い。

座った感じは、新幹線とそう変わらない。
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ただ人的サービスの手厚さが日本の新幹線とは雲泥の差なのである(後ほど)


時間になり、左營駅を発車。
動き出しはかなりスムーズ!
音も無く、衝撃も無く、まさに「滑り出すように」動き出す。


やがて車窓の右側には台湾高鐵の基地が見えてくる。
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ほとんどの編成がフル活用中なのか、基地には待機編成がほとんどいませんでした。
ズラリと並んだところが見えるかとちょっと期待したんだけど。



ビジネスクラスではアテンダントのサービスが始まりました。
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一人一人に紅茶クッキーが振舞われ、フリードリンクサービス。
ワゴンにはミネラルウォーターを積んでいて、これも申し出ればくれる。
しかもちゃんとナフキンと敷いて、ウェットタオルまで差し出してくれる。
クッキーは毎回くれるか分からないけど、ドリンクは多分お替り自由。

日本の新幹線グリーン車サービスの貧弱さに慣れてしまっていると、高鐵のビジネスクラスはものすごくハイレベルに感じます。
しかもビジネスクラス専属のアテンダントさんが必ず1人はいるので、サービスの抜けてしまう時間というのがない。
停車駅発車後にはすぐにワゴンでサービスに回ってくるし、ゴミ回収もこまめに来るし。


各座席には車内情報誌に高鐵限定通販雑誌、ビジネスクラスのサービス案内。
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通販雑誌の中には欲しいもの(高鐵グッズ)がいっぱい乗ってるんだけど、台湾の住所がないと買えないみたい。残念!


真ん中の肘掛の先端にはコンセントが付いてる。
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110Vとあるので、日本から持ち込んだ携帯端末やパソコンがそのまま差し込んで使えます。便利すぎ!
あ、もちろんあいぽんの充電ながら写真撮ったりしてました。


トイレに行ったら、高鐵の車両って独立した洗面室がないんですね。
全て個室内の小さな洗面台を使う。
そのかわり?日本の新幹線には無い設備が。
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ハンドドライヤーが付いてた。


ドリンク自販機には、日本でも見慣れた商品が並んでる。
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車内自販機の設置数は、日本と比べると驚くほど多い。
ざっと見た感じ、2~3両おきに1ヶ所はある感じがした。
(そのわりに、街中に自動販売機はほとんど無い)

窓の外には、南国の田園風景。
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ビュンビュン車窓が飛んでいく。
昨日はずっと在来線だったので、改めて「高速鉄道」の速さを実感!



台南駅?だったかな?
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左營駅発車時は車内はガラガラだったのですが、途中駅からどんどん乗ってくる。
ビジネスクラス車両もほぼ満席になるくらいの盛況でした。
開業後しばらくの時期は利用者が低迷していたらしいですが、そんな時期があったとは思えないほど今ではすっかり定着しています。

車内にはスーツケースを持った外国人が多いのも特徴的かも。
空港に近い「桃園駅」を経由するのも高鐵が旅行者に支持されている所以のひとつかもしれません。


トンネルに入ると、天井照明が美しく光りだす。
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速度表示の「時速300Km/h」のスクロールが流れるのを楽しみにしていたのですが、
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この日は、この表示が最高速でした。



左營駅からわずか1時間30分で新竹駅に到着。
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台湾高鐵を使うと、台湾の南北がほんとに近く感じられます。


(つづく)

この記事へのコメント

univ : 2012/05/28 (月) 14:41:05

確かに日本のグリーンサービスの改悪化にはがっかりしますよね。
台湾のこれぐらいしてくれるなら乗っても良いなぁ。
料金はどれぐらい違うのですか?

OKA : 2012/05/28 (月) 19:28:47

台湾新幹線の駅の方が、日本よりも近代的で豪華ですね。
しかも清潔感があります。
日本のあのスレート屋根の駅舎なんとかならないんですかね。
台湾を見習って欲しいものです。駅舎に関しては全く進歩してない感じがします。

PMダイエット : 2012/05/30 (水) 07:34:05

グリーン車のサービスは九州新幹線も大したことなかったですもんねぇ、西に合したんですしょうが。
つばめのDXグリーンがあったんで期待してたんですが。
今だとJR北海道が一番サービスは高い事になるんでしょうねぇ。
紙おしぼりになっちゃったしなぁ。


個人的には速度表示が壺にはまった(グリーンには乗れない人)

京九快速 : 2012/06/01 (金) 18:32:51

みなさま こんにちは コメントありがとうございます。
って書いてたらいきなり震度4がきてビビッた!!!(笑)

>univさん
台湾元1元=日本円約3円のレート換算で旅行してました。
ですので、左營から新竹までのビジネスクラス料金はだいたい4,800円くらいでしょうか。
日本の新幹線のグリーン車に比べるとかなり安いと思います。

>OKAさん
台湾高鐵はどの駅も特徴的なデザインですね。
ただ、通過線とホーム停車線の間には防音・防風壁が設置されているので、日本の新幹線駅のように、ダイナミックに走り向かってくる通過列車を見ることができないのがちょっと残念。

>PMダイエットさん
私も九州新幹線では、グリーン席がDXグリーン並みになるのかと思ってました。
最終的には、西日本の木村氏と九州の水戸岡氏の折半デザインみたいな感じになりましたが、あれはあれで、これまでにない和の趣きを強く押し出した、素晴らしいものに感じました。
人的サービスは・・・787系がつばめで西鹿児島まで走っていた頃を知っている身としては、ちと寂しく感じますね。

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