プラチナへの道 vol.17

これまで、「ラストフライト」はANAのB747SRとA321で体験したことがありましたが、「就航初日」というのは体験したことがありませんでした。



今回の修行中に運良く、エアドゥが新規で羽田-帯広線に就航するというチャンスがあり、さっそく予約開始と同時にネット予約。
「このチャンスも修行に組み込んじゃお」ということで、コードシェアとなるANA便名の「スーパー旅割」にて羽田発帯広行きの初日初便と、帯広発羽田行きの初日初便を予約しました。


エアドゥ便での予約は全運賃体系で瞬殺売り切れだったようですが、ANA便での予約は発売開始後も少なくとも1時間は空席が出ていたと記憶しています。





大好きなエアドゥの就航初日の、往復とも初便が予約できた~!と大喜びで(修行のためとはいえ、ANA便で予約したことを許せADOよ・・・)その日が来るのを心待ちにしていましたが・・・・・








3月11日の大地震発生で全てが大きく変わってしまいました。






茨城から県外に出る公共の交通手段は全てがダウン。
それ以上に、大きな余震が毎日毎日続く状態で、「飛行機に乗りに行く」「遊びに行く」という高揚感は失せてしまいました。
ヘタに出掛けたら、また地震の影響で電車もバスも止まってしまって帰ってこられなくなるかも・・・・
自分が出かけている間にまた大きな揺れが来て、家も会社もどうなるか分からない・・・・





いっそ予約は全てキャンセルしようかとも思いましたが、結局はギリギリまで判断を先延ばしにすることにしました。


日が経つにつれて徐々に交通機関も復旧し、少なくとも高速バスなら羽田空港までは確実に行けるようになりました。
自宅もライフラインが思ったより早く復旧し、会社の方も地震直後の時の混乱が少しずつ収束。被災した中での毎日が徐々に「日常」となり、自分も周囲も落ち着いた雰囲気が戻ってきました。




そして、「その日」の前日。
最後の最後まで迷って悩んで、「乗る」ことに決めました。




文頭で「結果として」と述べてしまうのもなんなんですが、乗りに行ってよかったです。
久々に趣味的な活動で元気をもらえたような気がしました。やっぱり趣味での楽しみというのは、生きる気力というか元気というか、そういうものが心に沸いてくるものですね。





さて、そんなわけで。
ここからは震災被災後、初めて出掛けてきたときの修行になります。




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早朝の羽田空港。
指定された搭乗口は北ピアの一番奥の搭乗ゲートでした。
エアドゥっていつもここだよね。(もしくはバス搭乗)


北ピアまで来ると・・・・いましたいました。
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・・・あ、いや。今日はキミじゃないんだ。ゴメン。
(でも久々に会えたので嬉しかった。「おー!元気だったかー!」て感じ)





手前の搭乗ブリッジの向こうから、明らかなる「自己主張」が(笑)
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残念ながら、ここからではその全貌が見えない。



就航初日。しかも今回はエアドゥの念願だったらしい「とかち帯広空港」への就航なのですが。
デパーチャーボードには、何の装飾もなし。
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大震災の直後ということで、派手な就航記念セレモニーは一切無し。
あの大地震が無かったら、エアドゥとしては大きく「祝 東京-とかち帯広線就航」と大きな看板を掲げて、テープカットやら挨拶やらやりたかったでしょうね。


搭乗開始のアナウンスも、ごくごく普通。ちょっと寂しかった。



しかし、就航初日の初便ということでゲートでは搭乗客に記念品のプレゼントが!!
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マスコット「ベアドゥ」がプリントされた紙袋が手渡しされました。その中身は後ほど。



搭乗ブリッジを進むと、いよいよあの「クマー」な尾翼の飛行機の全貌が明らかに!





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エアドゥ2機目の特別塗装機「ベアドゥ・ドリーム」号。
前回の初号機は白黒塗装で、「ぬり絵か?」と揶揄されましたが、今回の2号機はカラーだぞ!


この帯広線就航への充当がデビューフライトの予定でしたが、実は数日前から別路線で飛んでいたそうです。
飛行機なだけに「フライング・デビュー」だったそうで(寒)



しかも、エアドゥの粋な演出が!
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オープンスポットのペイント初号機と2号機がお隣同士にスタンバイ中。
ワンフレーム内にこの2機を収めることができました!




ドア部分では、スマイルの「ベアドゥ」が「Have a nice flight」のご挨拶。
機内入ってすぐにぬいぐるみの「ベアドゥ」のお出迎えは、全エアドゥ便のお約束です。
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小型機(B737-500)かつ就航初日初便ということで、搭乗に時間がかかって出発が遅れるかと思いきや、機内はかなり空席のままでほぼ定刻にドアクローズ→プッシュバック。


このあと、さらにエアドゥ渾身の演出が。
帯広行きの「ドリーム」号がプッシュバックを開始すると同時に、オープンスポットの旭川行き「ベアドゥ」号もプッシュバックを開始。
「ドリーム」号を先頭に、その後を「ベアドゥ」号がタキシーして、特別塗装機が仲良く2機続きで滑走路へと向かいました。この間、ANA機やSNA機がこの2機の間に割り入ってくることなく、2機続けて羽田から北海道へと離陸しました。
うあー!このシーンぜひ展望デッキから見たかったぞーー!!
(「乗る」と「撮れない」。いつの時もファンには辛いジレンマなのです)



帯広に向けてグングン上昇。
わが郷土の「霞ヶ浦」がハッキリ見えて、シアワセだっペー!!
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機内は就航初日初便にしては、航空ファンの姿は少なめ。
どっちかというと、一般の旅行客や家族連れ、あとは地元商工会関係?とかオフィシャルな関係でのスーツ姿の方が多かったです。
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やはり大震災の後ということで、いったん満席となった予約はキャンセルが相次いだそうで、十勝毎日新聞の記事によれば、定員126人のところ乗客は91人だったそうな。


さっそくドリンクサービスが始まりました。
エアドゥといえば、やっぱりオニオンスープ飲まなきゃですよね~?!
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カップにも「ベアドゥ」(笑)


山形上空で機長さんからの挨拶が流れました。
冒頭はやはり今回の震災の被災者の方々へのお見舞いの言葉でした。
その後、エアドゥ念願の十勝・帯広への就航が今日ついに叶ったこと、今日の客室乗務員は全員が十勝地方出身の特別編成であることなどが伝えられました。


飛行機は順調にフライトを続け、宮古上空から太平洋側へ。
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さてさて。






羽田空港で貰ったあの紙袋の中身を見てみましょう~。
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なんだかいろいろ入ってました。
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「ベアドゥ」のぬいぐるみ、就航記念のイラストが入ったボールペン(Dr.Grip)、帯広のお菓子屋さん「ダンデライオン」さんの焼きドーナツ。



そして、ベアドゥ型のカードは・・・・



初便搭乗証明書でした!
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「もしかしてあるかなー?」と思いCAさんに尋ねてみると、
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ありました。就航記念のデザインのポストカード。
残念ながら「ベアドゥ・ドリーム号」デザインのポストカードは無いみたいです。


飛行機は順調にフライトを続け、定刻よりも10分ほど早く「とかち帯広空港」に着陸。
すぐに機内に「ただいま、エアドゥが初めてとかち帯広空港に着陸いたしました」とアナウンスが流れると、搭乗客から大きな拍手が起こり、小さな飛行機の機内はちょっとした歓喜の一体感がありました。



2番スポットに入りましたが・・・
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機体が全然見えな~い!!





空港ロビー内には「ダブルトラッキング」を歓迎する看板があちこちに。
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これまではJAL便のみだけが就航していた帯広空港ですが、この日からはエアドゥとJALの2社が乗り入れることになりました。


到着ロビーに出るとビックリ!!
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地元関係者やミス帯広?、報道関係者が鈴なりになって到着客を待ち受けていました。
羽田の静かな出発の様子から、帯広も「自粛ムードかな」と思っていたので。

大歓迎の声の中、ここでもおみやげの入った紙袋が手渡されました。
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あとで開けてみたら、十勝ワインとおびひろ極上水と・・・・

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ベアドゥ型のクリームパンが入ってた!!



(あとで知ったのですが、この出迎えの場には帯広市長から十勝総合振興局長、帯広商工会議所会頭までがきていたそうです。エアドゥの乗り入れは地元でも相当リキ入れてたんでしょうなぁ。)


さらに「北海道新聞」の速報版までが配布されていました。
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どんだけお祭り騒ぎなんだーー!?



この日は偶然、知り合いのお友達さんも同じ初便に乗っていました。
お友達さんは以前にこの空港に来たことがあるそうで、お友達さんの案内で展望デッキへ。


うん、やっぱり微妙な位置だ(涙)
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とりあえず、ベアドゥペイント部分をアップするクマー。
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展望デッキ通路の模型展示ブースには、さっそく「ドリーム号」が!!
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帯広空港、仕事早えぇぇーーーー!!!!!



1階の搭乗受付カウンター。
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エアドゥのネオンに並んで、ANAとスタアラの看板も(笑)


外に出てターミナルの建物をファザードを眺めてみる。
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デザインはあの黒川紀章さんだそうです。なにげにすごいな。



お友達さんから飛行機の写真がきれいに撮れるところがあるということで行ってみる。



ターミナル脇の駐車場。フェンス越しに「ドリーム号」が撮れた!!
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写真見て分かるかと思いますが、粉雪がすごい勢いで舞っている帯広でした。






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【第17フライト】
 ・ANA4761便(ADO61便) 羽田→とかち帯広 (スーパー旅割)
 ・ボーイング737-500 JA305K (ベアドゥ・ドリーム号)
 ・獲得PP 789 PP
 ・累計PP 35,811 PP
 ・PLTまであと・・・・14,189 PP


この記事へのコメント

くずはEX : 2011/04/23 (土) 22:14:17

こんばんは。

帯広市長さんがお出迎えしていたとはビックリでした。

これだけのプレゼント攻勢、初便という高揚感、クセになりますね^^


ちゅう : 2011/04/24 (日) 02:10:24

こんばんは。

地震の影響(だけじゃないけど…)で1ヶ月近くネットアクセスをスマホ携帯でやっていて、ストレス溜まりまくりでした。今度は、世帯数が少ないマンションで、アクセス速度が最高になって今は、別世界な状態(笑)

>どんだけお祭り騒ぎなんだーー!?
いやっ、とても静かな田園地帯ですから刺激が少ないし。帯広駅高架化した時や、とかちプラザ完成時くらいしか記憶にないかも…

しかし、この空港も中途半端に遠いのが難点です。周りの町村に気をつかった結果なんだろうけど、あれだけ通った帯広も空港方面に移動したのは、襟裳岬を見に行った4回のみ!! 中心地への所要時間40分って、道内時間から考えると、やっぱり長いですよね。

それでも、冷え切った道内経済を何とかして欲しいから観光客がいっぱい行ってほしいな。

京九快速 : 2011/04/24 (日) 12:49:28

くずはEXさん こんにちは
帯広空港の到着口を出た時は驚きました!
あんなに人が集まっているとは思いもしなかったので、正直面食らった感じです。
高い脚立に上った何人ものカメラマンがカメラをパシャパシャ、背広姿のお偉いさんぽい方々が何人が「ようこそ!」「いらっしゃい!」と寄ってきて、握手とおみやげ攻勢・・・・いやぁ、ホントのホントにビックリ。

京九快速 : 2011/04/24 (日) 12:58:08

ちゅうさん こんにちは
帯広空港への着陸は、自分自身も今回が初めてでした。
あらかじめ地図で位置を確認しておきましたが・・・着陸直前に窓から見えた眼下の風景は想像以上にのどかな牧草地帯が広がる空港で、市街までの遠さを実感しました。
(逆に空港を出てすぐに、いわゆる「北海道だー!」的な風景が広がる光景は、我々からすると北海道に来たという実感がすぐにして嬉しいかも?!)


ADO+JALで、羽田から帯広まではかなり便利になりますね。特に今回も乗った朝7時代の便だと、帯広での滞在時間が多く取れるので便利そうです。


次回の続きでは、そのまま「帯広発初便」でトンボ帰りな行程となるのですが、この日はばんえい競馬の開催日でもあったんですよね。空港で貰った観光地図では甘い物巡りも楽しそうな街だし、このANA修行が終わったら、帯広はしっかりと見に行きたい場所です。

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