東北特急 夏帰省今昔物語 その4

続きです。



単線の常磐線をトコトコ進む、11両編成の「スーパーひたち」。

途中、小さな駅で停車。
車内放送で「行き違いのため数分停車します」とのこと。

行き違い相手は、
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同じ「スーパーひたち」。たぶん仙台始発の34号です。
向こうは4両編成でした。


いわき~仙台間でたぶん一番大きな駅、「原ノ町」駅に到着。
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ちょうど駅は改装中のようで、工事用の足場があちこちに組まれていて、駅舎やホームを見渡しての駅の様子は分かりませんでした。
時刻表を見ると、原ノ町駅には駅弁がいろいろな種類があるみたいなのですが、「スーパーひたち」7号は1分停車ですぐに発車。残念ながら駅弁屋さんでお弁当を物色することすらできませんでした・・・。


「原ノ町」の次は15分ほどで「相馬」駅。
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「いわき」でほとんどの乗客が降りてしまっていた車内は、ここ「相馬」からほぼカラッポの状態に。
指定席には無人となってしまった号車もありました。


「相馬」駅を出ると、次はいよいよ終点「仙台」。
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電光表示にも「次は 仙台」。

相馬から仙台までは約40分間の無停車で、ここまでちょこちょこと停車を繰り返してきた「スーパーひたち」が、最後の最後で「スーパー」な特急らしい姿に。
・・・・とはいえ、スピードは相変わらずですので「疾走」というラストスパートの雰囲気には程遠い感じです。


相馬駅発車後に、車内販売のワゴンが廻ってきました。
てっきり、車内販売は「いわき」までかと思っていたので、ちょっと驚きました。
こんなにお客さんが少なくては、ワゴンのお姉さんも商売上がったりかも?!

座席の背面ポケットに差し込まれているメニューを見て、
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スジャータのアイスクリームを買いました。
ガッチガチに凍っているこのアイス、フタを開けて5分放置の後に食べるのが正解よん!


途中の通過駅にデッカいお城の駅が見えました。地元の郷土館か何かか・・・!?
あと、仙台空港が近いせいか、飛行機が低い高度でこちらと併走?するのも車窓に見えたり。

逢隈駅を通過するとじきに大きな鉄橋。
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阿武隈川の鉄橋です。「あー、東北の方まで来たー」と実感。

鉄橋を渡り終えると、すぐに左のほうから東北本線が寄り添ってきます。
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岩沼駅に入るまでは、東北線2線・常磐線1線の3線で進みます。
つまり、まだここは「常磐線」。

岩沼駅で東北本線と合流して、ここで常磐線は終了~。
車窓には徐々に住宅やスーパーなんかが増えてきて、仙台市郊外って感じ。

仙台に近づくにつれて、東北新幹線と並んで線路は高架線に。
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電光表示には「まもなく 仙台に到着します」の案内がスクロール。
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さぁ、終点はもうすぐです。

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仙台圏とはいえ、すれ違う電車は数両編成がほとんどです。
11両もの長大編成の「スーパーひたち」は威風堂々の姿で、カーブに身をくねらせて仙台駅に入線。

「終着 仙台」
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上野駅から乗り通すこと4時間23分。ついに到着しました~!

4時間を過ごしたグリーン車ともお別れ。
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ホームに降り立って、「仙台」の駅名板を見た時に湧き上がってくる充実感。
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座り疲れたような、グッタリ・・・とはちょっと違う、気だるい感覚。
昭和の時代に、特急「ひばり」で上野から仙台に着いた乗客も同じ感覚だったのかも。

4時間以上の時間を、1つの列車に缶詰めにされて運ばれてきたからこそ、終点での開放感は何ともいえません。だからこそ「遠くに来たぞー!」という実感がひしひしと感じられるのかもしれませんね。

グリーン車じゃなくて、普通車の窮屈さを味わいながらだと、もっと「国鉄時代の東北特急」の感覚を味わえるかも?!

全ての東北特急が新幹線へとシフトして、仙台駅で見られる在来線特急は「スーパーひたち」だけ。
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今日は11両という堂々の姿で仙台入り。
車体こそ651系の洗練されたフォルムですが、往時を知っている人には、485系や583系の特急が12両・13両で頻繁に発着していた華やかりし頃の様子が脳裏に浮かんでくるかもしれませんね。

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さて、「東北特急 夏帰省今昔物語」。

東北特急の「今」の時代を「スーパーひたち」で辿ってきましたが、一方の「昔」は?



このあとは・・・・次へと続きます。

この記事へのコメント

OK : 2010/09/21 (火) 22:16:01

京九快速さまこんばんわ。

下から二枚目の写真いいですね!
上野駅もそうですが高架下などでボンネットに影がかかっている時の651系は反則的なかっこよさだと思いますです。

アイスクリーム買ったんですね。
私は目覚めのコーヒーでしたがその前にお~いお茶とポカリ計1ℓ飲み干してました。
でも車販メニュー一覧で一番目がいったのはNゲージだったのは内緒です。(笑)

ではでは。

QUWA : 2010/09/22 (水) 15:00:24

>全ての東北特急が新幹線へとシフトして、仙台駅で見られる在来線特急は「スーパーひたち」だけ。
ほ…北斗星が…恐縮です。(かなり特殊な特急ですけどね)

名古屋や岡山は、新幹線を幹とすれば、枝葉のような在来線特急が多いですが、東北地方で最大の都市である仙台(仙台でのニュースの類は、こういうニュアンスから発展する報道が多いかも)にはないのが、正直、つまらないですねぇ。車利用が多いからか、新在直通的な方向に行ってしまうからか…。

京九快速 : 2010/09/22 (水) 20:16:30

OKさん こんばんは

仙台駅では1番線到着だったので、編成で撮った場合に後部が光飛びしてしまいました。ちょうど4両分が屋根の下に収まる感じだったので、
あまり「長大編成!」という感じに撮れなくて、ちょっと残念でした。

車内販売が上野から仙台まで乗務していたのは驚きました。もしかすると繁忙期のみなのかも?
グッズはボールペンセットなんてのもありましたね。あまりに子供向けなデザインだったので買いませんでしたが。

京九快速 : 2010/09/22 (水) 20:25:29

QUWAさん こんばんは

「北斗星」も言ってみれば「はくつる」や「ゆうづる」の延長線上にある列車になるんでしょうね。(北海道連絡の使命を持った「東北特急」として)
こちらも定期3往復+エルムや夢空間など、運転本数が華やかだった頃がまるでつい最近のことのようです。さらに1995年頃?くらいまでは「はくつる」「ゆうづる」「あけぼの」に「津軽」「八甲田」なんてのも毎日走っていたような。

常磐線は将来的に新幹線なんて100%ありえないので、逆に今後の在来線特急の車両がどのように進化していくのかが楽しみな路線ですね。(同じく特急街道の中央線とは路線性格が異なるので、独自の何かが期待・・できる?)

ちゅう : 2010/09/22 (水) 22:24:40

こんばんは。

>さらに1995年頃?くらいまでは「はくつる」「ゆうづる」「あけぼの」に「津軽」「八甲田」なんてのも毎日走っていたような。
そうなんですよ、出ては入ってを繰り返す青森駅のホームの賑わいを忘れることができません。

私の場合は毎年お盆1~2週前が定番でしたが、この時期には既に上記列車の「80番台臨時」も出ますし、お盆時期には「20系あおもり」とか「夏祭り・・・」とかまで出るんですから、現状からは想像も出来ない賑わいだったんですよ!

おっと忘れてはいけない、仙台駅。幼稚園児時代に手違い(笑)で来た夜の旧仙台駅の光景が焼き付いています。(ちっちゃく感じた)
そのせいか、新幹線複合駅舎になった今も時々来ても、ちょっと落ち着かないです。1番ホームは長距離列車用って感じがイイですね。583系の快速もここに着いたっけ。

京九快速 : 2010/09/22 (水) 22:42:25

ちゅうさん こんばんは

>出ては入ってを繰り返す青森駅のホームの賑わい

私は青森とは逆で上野口の早朝の賑わいが思い出深いです。

夏休みには友達と朝一番の常磐線に乗って(初電は今でもほとんど時間が変わってないのがなんとも・・)、上野に次々に到着する北からの夜行列車を駅撮りしてました。
「はくつる」や「出羽」が高いホーム到着だったりするので、上と下を忙しく行ったり来たり。20系の「おが」とか、あれがはじめて生で見た20系だったかも。「あけぼの」も2往復ありましたっけ。

「津軽」は客車から電車(583系?)に変わる夏に、毎日機関車に特製のヘッドマークが掲出されて大興奮でした。

タツ : 2010/09/23 (木) 10:05:17

京九快速さまこんにちは。

いつも楽しくブログ拝見させていただいております。


ところで、『途中の通過駅にデッカいお城の駅が見えました。』とのことですが、あれは亘理駅の駅舎兼『悠里館』と言われる地元の郷土資料館、図書館の複合施設となっています。私も5年くらい前に常磐線で仙台へ行った際(いわきから普通列車利用)気になり途中下車した記憶があります。

京九快速 : 2010/09/23 (木) 12:13:47

タツさん こんにちは はじめまして。

車窓に突然大きな城郭が見えたのでビックリしました。
郷土資料館であると同時に「駅舎」でもあるんですね。なんとも豪勢な駅舎です。今回はさすがに途中下車というわけにはいかなかったですが・・・あのお城の佇まいは、ちょっと中を見てみたくなりますね。

- : 2015/07/10 (金) 21:55:09

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