lounge SRG 見た目は大人、中身は子供!
上野からは地下鉄でこちらへワープ。

東武電車の浅草駅。
久々に来ました。
昔とあまり変わらない雰囲気にちょっと安心(?)
あの、ちょっと薄暗くて雑然として狭~いターミナルの雰囲気が好き。
デパートの3階部分?にある、行き止まり式の乗り場も変わりませんね。

これぞ「東武の浅草」って光景です。
東武鉄道ご自慢の特急車が仲良く並んでいますが、これから乗るのはこっち。

【9th ランナー】 「りょうもう」27号 浅草16:10→東武動物公園16:45
MSE/VSE/EXE/RSE/HiSE/LSE/371//SPACIA/RYOMO/AE100/NRA

「Ryomo」のロゴも凛々しいエクステリア。
赤と黒のラインがスペーシアよりも力強い印象で、こっちのほうが速そうです。

車内に入ると・・・廃車になったデラックスロマンスカーから持ってきた座席が搭載された電車でした。
シートピッチは985mm。
1,000mm級のシートピッチを誇る特急に、続けて乗ってきたのでちょっと狭く感じます。

リクライニングすると座面がちょっとチルトして、お尻を掬い上げるような姿勢に。
リクライニングは3段階ストップ式で、今となっては古い機構ですね。
「りょうもう」号は全列車で車内販売がありません。

飲み物の自動販売機は設置されていますが・・・市中の自販機より+30~50円高い料金設定。
さて、時間になって「りょうもう」号、浅草駅を発車です。

ホーム先端ですでに急カーブになっている浅草駅。
ほぼ90度のカーブを曲がると、目の前にはドドーン!と東京スカイツリー。
スカイツリーは、お隣りの業平橋駅のすぐ脇で建設が進んでいます。
東武電車はこのすぐ真横を走るのですが、スカイツリーの直下は建設現場の覆いが被さっていて、真下から見上げることはできません。

ちょっと進んで覆い部分から抜けると・・・こんな感じで見上げられます。
窓にへばりついて撮った画像なので、完成の高さになると窓からは一番上まで見えないかも。
北千住でもお客さんを乗せて、複々線へ。

いよいよここから「りょうもう」号のブッ飛びな快走が始まります。
それにしても東武線を走る電車もずいぶんと多彩になりましたね。

日比谷線に半蔵門線に東急の電車に・・・脳内が若干ワケワカ状態に(笑)
電車基地。8000系とか、もういないんですね。

で、東武動物公園駅に到着。

降りる客も結構いれば、乗ってくる客も結構います。
東武の特急とか急行(「りょうもう号」は元々急行)って、浅草を出ると遥か彼方まで停まらない「優等列車らしい“お高い存在”」って感じでしたが、今やすっかり「気軽に乗れるライナー特急」で定着してるみたいですね。
東武動物公園駅からは数駅戻って、春日部駅へ。
春日部からはもちろんコレです。
今やJR乗り入れ特急にまで成長した、東武の看板特急「スペーシア」

【10th ランナー】 「きぬ」130号 春日部17:11→北千住17:32
MSE/VSE/EXE/RSE/HiSE/LSE/371/SPACIA/RYOMO/AE100/NRA
登場以来変わらぬ、あっさりしたデザインの行先表示。シンプルイズベスト?

車内は鬼怒川温泉からの帰り客でほぼ満席。(平日なんですけど)

車内には楽しげな会話や笑い声が響いて、今回乗った特急の中でもっとも「ロマンスカー」らしい華やいだ雰囲気。外国人客がかなり多いのも、メインルートの終点に日光を抱える東武ならではの光景。
満席近い乗車率だったので、お座席の画像は前に撮ったものを流用で。

いつ見ても「お金掛けて作ったんだなー」と思わせる座席です。
全体の色彩の統一感、ブ厚いクッションながらもスタイリッシュにデザインされたフォルム。
ヘッドレストがバカデカいのはスピーカー内蔵だったというのは登場当時の話ですが、今でも隣の席との視界を遮るのに充分なプライバシーを保ってくれています。
壁面のテーブルやカーペット押さえに金のトリムが使われているのが、バブリーですね。
個室車。まるでホテルの客室廊下のよう・・・

床は全面絨毯張り、ここにもあちこちに金パーツ、壁にはシャンデリア照明。
いかにも金持ちの乗る電車って感じですが、今では個室料金もずいぶん安くなりました。
そのうち個室を1人で乗っちゃうぞとかやっちゃろかい!とか目論んでるバカがここにいますよ(笑)
そんなわけでブルーリボン賞受賞。

獲得票数は、JR東日本の251系がトップだったんですが、2位の「スペーシア」との票差はわずか数票。「スペーシア」が逆転勝利でブルーリボンの栄誉を獲得したとか今や伝説ですかね。約20年前のことですが。
いらぬ心配でしょうけど・・・時期が来て、この「スペーシア」の取替えの頃が来た時、次の新型特急は相当リキ入れて作らないと、スペーシアで定着したお客さんは納得してくれないかもですよ、東武さん。
あ、そうそう。「スペーシア」といえばビュッフェよね~。

この「きぬ130号」はビュッフェ営業列車だったので、画像は別列車で撮ったものを。
昔は小田急の「走る喫茶室」みたいなシートサービスやってましたが、今では車内販売になっちゃいましたね。ビュッフェカウンターでは、レンジがあるのを活用して冷凍食品を「レンジでチン」して温かい食事の提供が行われています。
そんなわけで私も。

「からあげチキン」をチンしてもらいました。
所詮「チン」なわけですが、アツアツホクホクなものを車内で食べられる幸せったらそりゃぁもう、「チン」でもなまら嬉しいわけですよ。
さらに調子に乗ってアイスも食ってきた。
春日部から北千住は僅か20分。ほとんど食って終わってしまった・・・

今度は日光や鬼怒川まで乗って、(個室で)いろいろ食べたいぞ、スペーシアァァーー!

■□■ はじめての、すぺーしあ ■□■
「すぺーしあ」とか平仮名で書くと恐ろしく子供の頃に乗ったみたいな感じですが・・
「スペーシア」が登場した1990年、私はもうすでに中学生でしたよ。
で、登場した1990年に友達数人でさっそく乗りに行ってます。

わざわざJTBで切符買っているところがほほえましい。
当時の記憶は・・・鮮明には覚えてないけど・・・
やっぱり座席にインパクトがあったのと、イヤホンいらずで音楽が聴けたこと、車内販売で乗車記念のテレカ(←テレカとか時代を感じさせますな)買ったこと。
その時のビュッフェのメニュー、まだ持ってました。

家へのお土産に「生しいたけ」買って帰ったら、「なぜにしいたけ?」と不思議がられた。
スペーシアがデビューしたばかりの頃の東武特急の時刻表もあった。

午前中の下りスペーシアは7時と9時の2本だけ。
まだまだデラックスロマンスカーが大活躍でしたが、このわずか1年後には・・・
快速急行「おじか」とか懐かしいですね。
この頃の東武特急は浅草を出ると、下今市までノンストップとかごく当たり前でした。
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今回のロマンスカー乗り倒し旅、いよいよ次で最終回(かもー!?)
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あき
はじめまして、いつも楽しく拝見させて頂いています。
今回実践された企画、スタンプラリーとして4社から発表されましたね。
このブログからパクったかのような企画。
プレ実践者として記念品をおねだりしてみてはいかがでしょう?(^^;
07
09
18:45
OK
京九快速さまこんばんわ。
大好きなすぺーしあの出番ですからカキコせずにはいられません。(笑)
8年前に乗ったときはまだビュッフェは全列車で営業ではなかったかと覚えています。
帰りの車中でたこ焼き食べたの覚えてます。
サービスカウンターも健在で帽子かぶったアテンダントさんも常駐されてましたね。
列車発着後しばらくしてパンフ持ちながら客席まで来られて案内されてました。
ただ、その頃の時刻表にはすでにノンストップ便の記載はなくなっていたように記憶しています。
ではでは。
07
09
21:55
京九快速
たー坊さん こんばんは
北千住下車の理由。
「後日編集」の、そういうわけです。うまいこと接続するもんだなぁと感心すると同時に、いまや北千住は関東の東西南北エリアどこへでも行ける拠点に成長したことに驚き。昔は東武と日比谷線のホームも狭くて危なっかしかったのに。
伊勢崎線・日光線系統では8000系はすでに走っていないのでしょうか。全然見ませんでした。東武電車=8000系というイメージ強かったですが、今ではすっかりステンレスの電車の天下ですね。
07
10
19:47
京九快速
あきさん はじめまして
もうちょっと廻るのを遅くしていれば、スタンプラリーついでに廻ってピンバッチ集めができたのですね。
でもスタンプラリーの規則に「全車種乗らなければいけません」なんて一文が入ってなくてよかったのかどうか?!
07
10
20:27
京九快速
OKさん こんばんは
スペーシアのスチュワーデスさん乗務終了後も車内には案内カウンターはしっかり残ったままですね。以前に乗った時には日光や鬼怒川の観光パンフレットが置かれていましたが、今はそうした使われ方すらされていないみたいで、完全に「カラッポ」の状態でした。
ビュッフェ加熱メニューには「からあげチキン」のほかに「焼きおにぎり」「フライドポテト」「チャーハン」「やきそば」「シュウマイ」「たこやき」なんかがありました。
レンジでチンの商品ですが、これらを一度に個室のテーブルにでも並べたら、走る特急車内としてはかなり豪勢なパーティでも開けそうですね。
07
10
20:38
たー坊
NHK(日本放送協会)で衛星放送とはいえ↓をリアルに放送しているのにびっくりした奴です。
http://www.nhk.or.jp/magnet/program.html#008
(注:第8回放送。なお自分はしていません。)。
前置きが長くなりましたが、こんにちは。
>春日部から北千住は僅か20分
って、北千住駅で下車されたんですか?。常磐線、つくばエクスプレス乗り換え駅とはいえ、浅草まで乗ればいいのにって思うのは私が貧乏性だからでしょうか(とかいいつつ「フレッシュひたち」で上野―千葉県のどこかを500円追加で良く乗る自分がいますが*)?けど夕方はホームライナーみたいに北千住→春日部の利用者も多いです。スペーシアの座席にスピーカーがある時期に1回乗ったことがあるのですが、その時は「あちこちが無駄に豪華」って感じでした。聞けるラジオや放送がNHKラジオ、クラシック、ジャズなど、ある意味「日光、鬼怒川方面」への観光客向けでした。今はラジオ設備も無くなりましたが豪華さは今でも健在ですね(スマートになりました)。というより昔の座席より今の座席の素材(布)のほうが良いかも(当時は「チクチク、ごわごわ」していたような)。
後、浅草駅の業平橋寄りの部分ですが、「何人、列車とホームの隙間に入っちゃったんだろう」見る度いつも思います。
後日編集:あぁ、そうか北千住であれに乗って東京西部へ向かわれる予定ですね。JR東日本もE257系ベースで開発はできないんですかね?まぁ、運行調整が大変ですが。
>8000系
まだまだ現役ですよ。ただ、東上線が信号をATSからATCに変更するに伴い大規模廃車になるか本線系統に転用され、かな~り長く使われそうですがっていうか自分が良く利用する「醤油を運ぶのが最初の目的」な路線では10000系など新型車はブレーキの関係で運用に適さないとかで軽くふて腐れています。新型よこせー!!
最近、交通機関系企業の株式と株主優待に興味があります。全日本空輸は意外と安いのですが自分の利用頻度を考えると微妙でして(優待を売るって手もありますが)、鉄道だと東日本旅客鉄道がベターなんですが少々お高いんですよねぇ・・・。っていうか資金が無きゃ意味ありませんが。それ以外だと大手スーパーやデパートも優待の利点があります。
*その為、「上野―千葉県のどこか」を普通グリーン利用だと高く感じます。
07
09
00:29