寝台特急カシオペアの旅 その5

しばらく間が空いてしまいましたが・・・まだ続いてますよ。
というか、今回でいよいよ終点・上野です。


朝です。
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6:00前に目が覚めましたが、思いっきり爆睡。
2階客室のせいか走行音も少なく、あと2階席特有の「ゆら~ん」という揺れも睡眠を誘うみたいな感じ。

朝シャワー浴びるために部屋を出てシャワー室へ。

廊下に出ると、
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部屋のドアノブに朝刊が引っ掛けてあった。
「カシオペア」って朝刊も全室サービスなのね。すげぇ。

シャワーを浴びて、部屋で身支度を整えていると、食堂車オープンの車内放送。
さっそく食堂車へ行きます。
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夜とは雰囲気が全然違いますね。
ナチュラルな色使いのインテリアは、朝の雰囲気の方が似合います。

モーニングタイムのメニュー。
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こちらも「北斗星」と同じでしたか。
パンセットかごはんセットの2種類。ワンプレートでおかずは共通です。
洋食の方は魚料理がムニエル、和食の方は焼き魚と、ちょっとした違いがあります。

で、「朝パン派」の私は、もちろんパンセット。
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「北斗星」や「カシオペア」の食堂車で出る胚芽パンが美味しくてねぇ。お替りは有料なんですけど。

食後の紅茶。
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2階席の高い目線の眺めから、通過駅を見下ろしながらの朝食は優雅ざます。

昨日のパブタイムに比べるとお客の入りは多かったですが、それでも満卓にはなりませんでした。
やはり乗客そのものが少ないと、モーニングタイムもこんなものなのですね。

で、朝食後にまた延々と歩いてラウンジカーへ。
ほんともう、ここ遠すぎ。
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ヤホーゥ!朝から貸切です!

ラウンジカーの入り口には小さな売店があって、モーニングコーヒー券の引き換えができます。
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コーヒー苦手なので、紅茶。

黒磯を過ぎると、すれ違う電車の数も増えて、ラウンジカーからの眺めは楽しさ倍増。
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「TOYOTA」専用コンテナ貨物列車?とすれ違いました。
(ほんとに延々と「TOYOTA」ロゴのコンテナばかりが積まれた貨物列車)

ラッシュの時間帯に宇都宮線を走り抜けるので、通過駅には通勤通学客がいっぱい。
ホームからこちらを振り返る視線が・・・優・越・感!!

さ、もうすぐ終点の上野駅です。
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「カシオペア」は朝起きてから終点上野に着くまでがあっという間。


残念な事に(?)、定刻に上野駅に到着。
こういう列車の時は「定刻から○時間遅延」大歓迎なんですがーーー!(笑)
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このロゴマークの前は、乗車記念の撮影ポイント。
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ステンレスの質感とロゴマークと丸窓の組み合わせが、なんとなく宇宙チック。

「カシオペア」のあとを数十分差で追いかけてきた「北斗星」も上野駅に到着。
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「北斗星」到着と「カシオペア」が回送されて出て行くまでのわずかな時間ですが、北海道行きの豪華寝台特急が並びます。
新型の北斗星用機関車が登場間近にあって、EF81型機関車の顔合わせシーンは今のうちだけかも。

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久々にこっちも乗りたいですね。
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「北斗星」のクラシカルな雰囲気は、「カシオペア」にはない旅を盛り上げる高揚感がありますね。



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別のところでも書いたんですが、今回「カシオペア」に乗ってみての感想。

【個室(カシオペアツイン)】
・こんな空間によくまぁトイレに洗面台も入れたもんだと感心
・個室内の使い勝手はいいけど、A寝台個室という高級感は薄い
・なんか列車内というより、旅客機内という印象
・内装の随所に通勤電車っぽさがあり、どことなく安っぽい
・寝ているときに感じる揺れはかなり少ない
・発車時のショックもほとんど感じなく、驚くほどスムーズ
・ソファー<>ベッドの転換は軽い力で済み、これはラク
・ベッド時に隙間のボコボコが気になるので、ベッドパットが欲しい
・コンセントがトイレにしかなく、リビングには無いのがやっぱりやや不便
・天井照明の照度が「明るい・薄暗い・消灯」の段階に変えられるのはイイ
・喫煙車の個室はかなりヤニ臭。中には窒息しそうに匂う部屋も
・洗面台は湯温調節ツマミがあるが、全然お湯が出ない
・洗面台の隙間に物を落とすと2度と取れない
 ↑愛用のハブラシが隙間に転げて逝ってしまった(泣)
・廊下への階段が急すぎて何度か転げ落ちそうになった
・車内販売が来るとパネルの表示板が点灯するのは便利

【共用シャワー】
・とてつもなく狭い 広さが北斗星やトワイライトの半分くらいしかない
・特に着替え室の狭さは異常 着脱衣するのにも一苦労するほど
・服を入れておく籠の小ささも異常
・小物置きがない これ設計したの絶対メガネしてないヤツだな~と実感
・シャワーはお湯が出るまで40秒~1分も冷水が出続けて鬱
・ドライヤーの風量に悲哀を覚える

【ラウンジカー】
・とりあえず遠い。特に1~6号車の人間には、ラウンジに着くまでの距離が苦行
・車内の雰囲気は、グリーンとブルーのインテリアが「JR北海道」な感じ

【食堂車】
・清楚な雰囲気 トワイライトの重厚さとは180度方向性が違う
・パブタイムメニューから「北の海の幸サラダ」が消えていたのは残念
・ワインは11種、うち、スパークリングワインが1種
・ビール・日本酒・カクテル・梅酒・ウィスキーもあり
・食器・カップは全てにCASSIOPEIAのロゴ入り
・車内販売はもちろん、食堂車の会計にもSuicaが使える

【そのほか】
・自販機は街中価格に+30円~50円 ソフトドリンクのみ
・公衆電話脇のテレカ券売機は、初代カラーの新幹線Maxのテレカ
・乗車記念グッズの品揃えがあまりにセンスなくて泣ける
 (以前はもっと大人なグッズ売ってたんだけどなぁ)

今回は「カシオペアひとり利用きっぷ」を利用しましたが、料金的に「北斗星」のロイヤルのルームチャージと見事にバッティングするのがやはり脳裏にチラつきました。
「カシオペアツインを1人で利用する」のだったら、個人的には「ロイヤルを1人で利用する」ほうが満足度は高いんじゃないかと思うんですよね、やっぱし。それはなんでかというと、「カシオペアツイン」そのものが「広めのB寝台個室」な感じしかなくて「高い金払ってA寝台個室乗ったぞ~!」という満足感がいまいち無い。
ゆえに、札幌から乗って上野で下車する時の感想が「一度乗ればいいかな」。
トワイライトエクスプレスを下車する時のような「また乗ってみたい!」という、次の乗車の機会への希望が湧き上がってくるような「高揚」というか「興奮」というか、そんな盛り上がった気分は残念ながらありませんでした。

デビュー時の雑誌を読み返してみると、「デラックス車両ですが、豪華を目指したのではありません。基本方針をナチュラル&エレガントとして、シンプルにゆっくりできる車内を目指したのです」という開発者の声が載っていました。
でも、そうそう年に何度もリピートして乗れる列車ではないので、むしろ「この1回の乗車で脳裏にこびりつくほどの深い印象」を残すために、シンプルさより派手やかさや煌びやかさ、高級感で攻めた内装がよかったんじゃないかなと。
乗っていて思っていたのは、どことなく全体的に「プラスティックな」感じが漂う、旅客機のような無味乾燥とした空気感に包まれた列車だなという印象。

辛口評価で、気分を害された方がいましたらどうもすいません。
乗車中は、一般のお客さんたちからは「さすがカシオペアね~」という満足げな声が食堂やラウンジで聞かれましたので、私の見方がヲタっ気に満ちた、曲がった角度からの見方なのかもしれません。

上野~札幌間の長距離を乗ったという「距離感」と「充実感」、食堂車などでのサービスは満点・満足なので、ぜひ一度乗ってみることをおすすめします、「カシオペア」号。

この記事へのコメント

くずはEX : 2010/04/18 (日) 23:18:11

こんばんは。

私も京九快速さんと同じく「ひとり利用券」での乗車でしたが、一番感じたのは『この狭い空間が2人部屋??』という疑問でした。

なにしろA寝台ですからね!

<トワイライト>と比べると、下車後の満足感が大きく異なるのは私も同意です。







京九快速 : 2010/04/19 (月) 14:20:03

くずはEXさん こんにちは

やっぱりこの2ヶ月前にトワイライトエクスプレスに乗ってしまっているのが、どうしても両者を比べてしまう点が多かったのかもしれません。
あとは同じルートを走る「北斗星」にも何度か乗ってしまっているのも。
多分、一般の利用者の目線では部屋にトイレ完備、テレビもあって室内もキレイで・・・とカシオペアに軍配が上がるのでしょうね。

APORO : 2010/04/20 (火) 20:32:17

こんばんは。

自分はカシオペアには乗ったことはないのですが、上野駅で見るその姿は良くも悪くもほかの寝台特急とは一線を画す存在であることは確かですね。ステンレス製の車体や内装のきれいさなどは確かに一般客受けはしそうですが…、自分のような人間にはやはり北斗星乗るときに感じるようななんともいえない高揚感がたまらないかな~と、外野から考えてしまいますね。今回の旅行記でさらに感じた感じですね…。

京九快速 : 2010/04/21 (水) 00:04:05

APOROさん こんばんは

ちょっと辛口な感想コメントになってしまいましたが、乗り比べてみると双方にいいところとそうでもないところが分かって面白いです。
ただ、北斗星の方はボロさ加減がもう末期的な感じもあるので、この点ではカシオペアとは比べようもないですね。

ちゅう : 2010/04/21 (水) 00:10:10

こんばんは。

北斗星のロイヤルを知っている身には、あえてカシオペアに乗ろうとは思わないかな...やっぱり。関東の一般人からすると寝台列車は行きに乗って、帰りは飛行機でサッと帰るパターンが、多いのでしょう。

まぁ、行き・帰りとも寝台列車を使うようなモノ好きには辛い世の中になってきて、悲しいです。この勢いで、夜行列車全廃なんて日が直ぐ目の前に迫っているみたいですね。

久しぶりにご無沙汰している道内の状況を調べてみたのですが、馴染みのホテルが殆んど亡くなっていて驚きました。よく泊まった釧路でも一泊3000円を切るあたりが相場って・・・、やっていけるはずないですから。

京九快速 : 2010/04/21 (水) 15:28:00

ちゅうさん こんにちは

カシオペアひとり利用券と北斗星ロイヤルの料金がほぼ同じであれば、ロイヤルのほうを選びますよね。室内にシャワーあるし、部屋広いし、ウェルカムドリンクにアルコールも付いてきますし。

今や往復どころか片道ですら夜行列車を使える機会がないほどに方面が限られてしまって、朝に目が覚めたときに窓の外を見て「遠くに来たなぁ」と実感することができなくなってしまってきたのは残念。(←夜行列車の醍醐味ってココにあると思ってるので)

OK : 2010/04/21 (水) 22:13:33

京九快速さまこんばんわ。
予想通り、辛口でしたね。(笑)

確かにこの写真で見た限りでも部屋の狭さはよく伝わってきますね。
なんか普通に立って歩けそうなスペースがほとんどなさそうですので…。
しかも二人用個室ですからなおさらに…。

サンライズのDXには乗ったことがありますが個人的にはあっちのほうがまだ広いんじゃないかと思わずにはいられません。
内装も木目で高級感ありますし…。
ロイヤルと比べるともうなおさらですね。

やはりスイート乗らないとその真価はわかりませんのですかね。
朝のラウンジカーの風景はなんだか昔のソニックにみたいでしたね。

ではでは。

京九快速 : 2010/04/22 (木) 12:19:35

OKさん こんにちは

室内面積はサンライズのA1より広いのでしょうけど、洗面室・トイレが入っているのでリビング部分はサンライズのA1よりかなり狭く感じます。
部屋から出ずにトイレと洗面が済ませられるという利便性は大きいのですが・・・。

カシオペアスイートは上下階を占有できる余裕があって、見た感じでも快適そうでした。
きっと上野~札幌では物足りない、もっと乗っていたいと感じるのではないでしょうか。

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