lounge SRG 見た目は大人、中身は子供!
武雄温泉駅から観光特急「ふたつ星4047」に乗車して、長崎へと向かいます。
(-前編-はこちらから)
列車は「肥前浜」駅に到着。 「36ぷらす3」の停車時と同じようにホームにはたくさんの人がお出迎えに来ていました。

ホームに出ている出店や販売しているお土産品の数は、「ふたつ星」の全てのおもてなし停車駅の中でも、ここ「肥前浜」駅が一番多くて充実していました。
「36ぷらす3」で培ってきた経験があるためか、「ふたつ星」から降りてきた乗客への声掛けや試飲・試食の進め方なんかも慣れた感じです。
停車中に駅から外に出てみました。

「36ぷらす3」の時のように駅前にテントを出して物販をしたり、利き酒体験や街道宿の見学ツアーとかはやっていませんでした。
この日は金曜日だったので、「平日だとそういうイベントはやってないのかな?」と思ったのですが、「ふたつ星」に乗車された方のブログなどを拝見すると、「36ぷらす3」が来る時だけみたいです。
駅に併設された「HAMA BAR」という、地元の日本酒がいろいろ飲めるスタンドバーはオープンしていました。
そういえば「36ぷらす3」の時には来ていた、かし丸君も来てなかったです。

肥前浜駅では20分近く停車時間があるので、反対側のホームから「ふたつ星」の車両を撮影。

向き的に逆光になるので、ちょっと撮影条件は厳しいです。
2号車の「ラウンジ40」の車両。 ビュッフェ部分は窓がたくさん塞がれているので、見た目にかなり特異な雰囲気。

屋根まで真っ白に塗られています。

よく見ると、肥前浜駅の長崎方ホーム先端で架線が途切れていて、非電化の工事が進められているようです。

これでもう、787系電車の「36ぷらす3」が特別運行として有明海を望む区間を走ることも無いし、『懐かしの特急「かもめ」』と銘打ったイベント列車で特急「かもめ」が復活することも完全に無くなりました。
肥前浜駅を発車です。

肥前浜を出ると、予約制の弁当の引き換えが始まるので、2号車のラウンジカーへ向かいます。
ラウンジカーのビュッフェカウンターはかなり小さく、カウンター内では2人の客室乗務員さんが大忙し。
ラウンジスペースは相変わらず居座る人がたくさんいて、席が空く様子は全くありません。
ビュッフェカウンターは銅板を叩いて波打たせた作りになっていて、床のモザイク模様が反射して映り、幻想的です。

カウンターの反対側は、冷蔵庫兼ショーケースになっています。



乗車時のビュッフェの車内販売メニュー。

乗車記念グッズは見本がカウンターに展示されていて、実際に触って見てから買うことができます。

ビュッフェカウンターでの車内販売品の購入には、現金のほかクレジットカードも使えます。
クレジットカードは車内からのデータ通信が遅いためか、決済されるまでけっこう時間が掛かります。
あと、JR九州のアプリやネット決済のポイント「キューポ」が金額に応じて貯まるサービスもやっているのですが、これがかなり厄介なようで、客室乗務員さんも四苦八苦しながらポイント加算作業をやっていました。
カウンターの物品購入で大行列ができてしまう理由の大半が、このクレカ決済とキューポ絡みのようです。
2号車ラウンジカーの車両番号は、「キシ140-4047」。 食堂車の示す「シ」が付けられています。

事前にWeb予約しておいたお弁当を受け取ってきました。

左側の風呂敷包みのお弁当が「ふたつ星弁当」、右側の黒い掛け紙のお弁当が「4047弁当」です。
一気に2個の弁当を食べられるほど大食漢ではないのですが、これらの弁当は下り列車の有明海コースでしか購入できないので(上りの大村湾コースでは弁当の予約・引き換えはできない)、思い切って2種類とも予約・購入しました。
1個は今食べて、もう1個は帰りの列車で夕食として食べることにします。
というわけで、風呂敷に包まれた「ふたつ星弁当」を頂くことにしました。

この風呂敷は車内販売グッズの風呂敷と同じもので、購入すると1枚550円です。
運転開始の時の風呂敷はブルーでしたが、乗車時はブラウンに変わっていました。
今後、運転時期によって風呂敷の色が変わるのかもしれません。
風呂敷を解くと、中から2段弁当が出てきました! 重さもずっしりとしているのでこれは期待が高まります!

2段重の弁当を広げると、お肉に海老にメンチカツがドドーン!と目に飛び込んできて、もう気分アゲアゲです。

お品書き。
弁当だとメインの肉は1種類ってのがお約束ですが、佐賀牛のローストビーフとステーキの2種類も入っているのが超嬉しいです!

お値段は2,800円とお安くはありませんが、ふたつ星オリジナルの風呂敷付きでこの充実の内容なら、かなりコスパの良いお弁当だと思います。
もちろん完食でしたが、いろんなおかずが入っているので、食べ続けている間は全く飽きることなく、いろんな味と食感が楽しめます。
2段目のお重の下半分はのり弁になっているのですが、お米も程良い柔らかさの炊きあがりで、ご飯そのものにもほのかな甘みがあってとてもおいしかったです。
お弁当の量的にも、成人男性が食べるにも満足いく食べ応えがあるので、「ふたつ星」の下り列車に乗車するなら、この弁当はぜひ予約しておくことをお勧めします。
列車は3つ目のおもてなし停車駅の「多良」駅に到着。

こちらの駅では被り物をした地元の若者が、甘酒とバームクーヘンの試食と販売に出ていました。
この多良駅はホームに「幸せの鐘」があり、だれでも自由に鐘を鳴らすことができます。
鐘を鳴らすところの写真を自撮りする乗客が行列になっていて、「ふたつ星」の停車中はずっと鐘の音が響いていました。

停車中に反対側のホームから「ふたつ星」を撮影。

多良駅を出る、有明海の海岸線に近いところをしばらく走ります。

ところどころで徐行運転して海の眺めを楽しませてくれるのですが、結構あっさりと通り過ぎてしまうのが残念。
この区間を走る列車はとてつもなく少ないので、伊豆急の「ザ・ロイヤルエクスプレス」のように、海岸線が目前に見えるところでは一時停車してくれてもいいのになぁと思いました。
小長井駅に停車。 駅のすぐそばに海が広がっている絶景駅です。

晴れていると遠くには雲仙普賢岳を望むことができるようなんですが、この日は雲の多い日でほとんど見えませんでした。
小長井駅の停車時分はわずかに6分。

海を背景に「ふたつ星」の写真を撮ろうと乗客の多くが先頭車付近に集まるのですが、撮影順を待っているとすぐに発車時間。
発車1分前になると客室乗務員さんがホームに出てきて発車を知らせる鐘を鳴らすのですが、慌てて車内に戻る乗客の一部がホームで転んだり、ちょっと危ないシーンも。
この駅は、地元の方がホームに出て物販を行ったりする「おもてなし停車駅」ではないので、JR九州もこの絶景を楽しむ目的で停車駅として設定しているのだと思います。
となると、乗客の多くが「海とふたつ星を背景に記念撮影をしたい」「雄大な海をバックに停車するふたつ星を撮りたい」となるのは当然の成り行きで、それを停車時分がわずか6分というのは、乗客の行動分析が甘いと言わざるを得ないかなと。
(ちなみにこの駅で長崎本線の定期列車と行き違いや追い越しがあるわけでもない)
1号車には乗車記念のカードとスタンプが置いてあり、乗客は自由にスタンプを押すことができます。


3つのカラーの重ね押しするスタンプはきれいに押せましたが、記念乗車証の裏に押す「ふたつ星」のシンボルマークのスタンプは、スタンプ内のインクがすでに切れているようで、押したらもはや何が書いてあるのか分からないカスカスのスタンプと化していました。
ついでに、2号車のビュッフェで「アイスソルベ」を購入しました。

雲仙市に店舗を構えるアイスソルベ店の商品です。
車内のメニューには常時3種類のアイスソルベがあり、季節によって商品が変わるようです。

「ふたつ星」車内限定の「BLUE ふたつ星」を購入しました。

「ラムネ味のアイスキャンディーなか?」と思ったら、意外と柑橘系のパッション感が強い味でした。
真冬の寒い天気の中、暖かい車内で食べるアイスソルベはなかなかの美味しさです。
諫早駅を発車すると、下り「ふたつ星」の旅も最終行程に。
「ふたつ星」は長与経由の長崎本線旧線をのんびりしたスピードで進みます。
有明海コースでは「山側」となる窓側席が、この旧線内では大村湾が望める窓側になります。

(画像をクリックすると、Youtubeで「ふたつ星」から見た大村湾の走行車窓動画が見られます)
この下り列車のメインともなる有明海側の眺めですが、実際のところは線路端に生い茂った雑草や樹木が多く、雄大な有明海の眺めが途切れることなく見えるという区間はほとんどありません。
一方、この大村湾区間は、線路際の雑草が相変わらず多いですが、有明海区間よりも海が目の前に比較的途切れずに広がるポイントが多いので、下り列車に全区間乗るなら、どちらかというと「山側」とされる窓側席の方が「当たり」じゃないかなと感じました。
終点の長崎駅到着を前に、客室乗務員さんから乗客全員にキャンディサービスがありました。

パッケージは「ふたつ星」でもなければ「新幹線かもめ」でもなく、なぜか「800系新幹線つばめ」。
長崎駅に到着しました。 たくさんの駅員さんやJR九州の社員さんが旗を振ってお出迎えです。

列車の周りでは、乗客の多くがホームに居残って記念撮影をしたり動画を撮ったりと余念がない様子でした。

実はこの日の「ふたつ星」の乗客の半分以上が、台湾人と韓国人の外国人旅行者でした。
飛行機で九州に着いてから、博多駅も地下鉄車内も飲食店もコンビニもドラッグストアも、さらにはホテル内も、とにかく至る所で台湾人と韓国人が多くてビックリしました。
ビュッフェの客室乗務員さんに「台湾と韓国の方が多いですね」と話してみると、日本への入国規制が緩和されてから九州内の新幹線や特急列車はどこもインバウンド需要が爆発的にうなぎ登りで復活していて、特に観光列車で一番新しい「ふたつ星」と元々人気の高かった「ゆふいんの森」と「あそぼーい」は平日の運転日でも満席近いことが多いそうです。
台湾や韓国の方は車内での記念撮影の仕方が日本人と違って独特で、この「ふたつ星」では、それぞれのお国の言葉でしゃべりながら動画を回して車内をくまなく歩きまわったり、自撮りしながら動画を回していたり、車内の水戸岡氏のイラストや車外のロゴやレタリングの全てを細かく記録している人がかなり多かったのが印象的でした。
Youtubeでは日本の列車旅や観光列車を特集して、動画をアップしている台湾や韓国の方を多く見かけます。
日本の鉄道がこうして海外の方にも人気で、鉄道旅や列車に乗ることが目的で日本に来てくれるのは、鉄道ファンとしては嬉しいですね。
長崎駅到着後にすぐ回送列車で出て行く様子が無いので、反対側のホームに回って「ふたつ星」を撮影。

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【番外編】 下り「ふたつ星4047」 武雄温泉発 長崎行き 『ここの席の窓割はぶっちゃけどうなのよ?シートマップ』

A席側が有明海側 D席側が山側・大村湾側 1号車ボックス席は1番が有明海側 2番が山側・大村湾側
(シートマップ画像は、JR九州「ふたつ星4047」サイトより引用)
実際の車内で記録した、下り列車の座席と窓割の写真。(普段より大きめの画像でお送りしております)







座席位置と窓割がバッチリ合っている席が、1車両あたりわずか2列という、なかなか「ひでぶ!」な車内環境。
2号車のラウンジスペースが常時占有されてしまうのは、ほとんどの席で窓割が合ってないというのも理由の1つかも。
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長崎からは西九州新幹線に乗ってみました。

N700Sの「かもめ」号。 実はN700Sに乗るのは初めて。東海道新幹線でもまだ乗ったことがありません。
ボディはホワイトをベースに、下回りはかなり濃いめのレッドで引き締まった印象です。
そしてボディには、水戸岡デザイン特有の過剰とも思えるほどのロゴにシンボルマークにレタリングの数々。


長崎からは「かもめ」32号に乗車。 行先表示機は赤に「かもめ」の文字。行先は当然「博多」を表示。

西九州新幹線には「かもめ」しか走っていないのですが、一部通過駅ありの「かもめ」にはわざわざ「ひかりタイプ」を示す赤い表示が使われています。
自由席は2+3の5列シート。 座席は東海道新幹線のN700Sのものと同じものなのかな?


ご覧の通り、自由席はガラガラ。
一方、指定席の方は窓側席がほとんど埋まっているような感じで、指定席需要のほうが高いみたいです。
ちなみに、お友達さんが2022年9月の開業時に乗った時には、座席にヘッドカバーが無かったようですが、今回乗ったら黄色い座席に合わせた風なゴールドのヘッドカバーが全席に装着されていました。
デッキの広告枠には、水戸岡氏が描いたN700S「かもめ」のイラストが飾ってありました。


885系「かもめ」の2号車ギャラリーコーナーを引き継いだようなコーナーも。

(車体の「かもめ」の書は、ぶっちゃけ、社長が書いたのより、この画像の奥に写っている書の方が味わい深くてよかったんじゃね?と個人的な感想。)
行程の都合で新幹線「かもめ」を新大村駅で下車。

長崎からわずか15分の乗車でしたが、あと10分も乗ると終点の武雄温泉駅に到着という。
さすが新幹線、驚愕の速さです。
新大村駅のコンコースには、大村工業高校の生徒さんがつくった「かもめ」のカートが展示してありました。

電動シニアカートを改造して作ったものだそうで、難解な曲面で構成された先頭部分もデフォルメでかわいく表現されています。
新大村駅には10分ほどの滞在で、すぐ下りの新幹線「かもめ」で長崎へと折り返し。

今回は本当に「試乗」程度の乗車でしたが、全線を乗り通しても25分程度なので全区間乗車でも「試乗」みたいな感じ。
「かもめ」29号に乗車。

この列車は、嬉野温泉にも停まる各駅停車の「かもめ」号。 ですので「こだまタイプ」の青を基調とした表示になっています。
この「かもめ」29号も、指定席は窓側の8割ほどに乗客が座っていましたが、自由席はガラガラでした。

長崎から新大村まで乗った「かもめ」号は車内をウロウロしてしてたので、ほとんど着座しませんでした。
この「かもめ」29号で改めてゆっくり座席に座ってみましたが、普通席なのに臀部が若干後方にチルトするみたいで、ちょっと高級感のある座り心地でした。
ただ、如何せんフルに乗っても30分弱。
しかもほとんどトンネル内ということで、車窓を楽しみながらの「旅」という感じではなく、「乗ったらあっという間に終点」なので、ぶっちゃけどんなに出来栄えの悪い座席だったとしても『この座席マジで堪えられない』ということはないんじゃないかなと。
というわけで、新大村からわずか15分で終点の長崎駅に到着です。

(つづく)
ここから下は、N700Sの「かもめ」の車両デザインのある一部を見て感じた、個人的な感想です。
もし気分を害したら申し訳ないので、このブログでそういうものを求めていないという方は、この記事はここで終了、次回をお楽しみということでお願い致します。
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ボディのあちこちに書かれている「かもめ」の文字は、このN700S「かもめ」が製造された当時のJR九州の代表取締役社長だった青柳氏が揮毫。

この「かもめ」の文字の脇にある落款印が、青柳氏の落款印なのが個人的に「気持ち悪いな」と感じました。

本人が筆を取って書いたのですから、別に不思議なことではありませんが・・・・
もしもこれが著名な書家に依頼して書いてもらったもので、それによって「かもめ」という列車の存在をブラッシュアップさせるものだったら、この落款印によってその書家の作品であることを強調させるのには非常に有意義であると思います。
ただ、これはJR九州が製造して、JR九州の路線を走る車両で、そのJR九州の社長が揮毫したもの。
そこまでなら、この「かもめ」の文字は誰が書いたかなんて新幹線利用者は気にも留めずに、「毛筆の書体で日本の新幹線の誇らしさを感じるな」という感想で終わるでしょう。
しかし、そこに社長自身の落款印を押してあるとなると、急に「内輪で社長が描いた書を持ち上げてヨイショしてる」感が漂ってきて、なんだか気持ち悪いのです。
「社長のおかげでこの新幹線が作れました」みたいな雰囲気が漂ってきて、なんだか気持ち悪いのです。
公共交通機関の新幹線の車両に、(そんなに目立つものではないですが)堂々と自社の社長の名前を掲げちゃってるのが、「おいおいワンマン社長のブラック企業かよ」と思ってしまう。
経営が苦しい地方の小さな鉄道会社が、話題作りと売り上げ貢献のために現場にも出ている社長自ら一肌脱いで筆を取り・・・というのとは訳が違う。
株式を上場してて九州島内の主幹路線を重要インフラとして担っている大企業の社長が、自社の最新新幹線に「こんなことするか?」と、たったこれだけの小さな落款印ですが、とてつもなく強く感じました。
JR九州のデザイナーである水戸岡さんは雑誌やトークショーなどで「車両デザインは公共のもの。デザイナーは常に公僕で公平であるべき」とよくおっしゃっているので、ここに自社の社長の落款印を堂々と押してあるデザインでこのN700S「かもめ」を完成させてあることがとても不思議に感じられました。
ちなみに、九州新幹線の800系「つばめ」では、同じく当時の石原進氏が揮毫した「つばめ」の書が車体デザインの1つとして取り入れられていましたが、

こちらは石原氏本人の落款印ではなく、「九州旅客鉄道」を落款印ふうにデザインしたものが使われていて、当時はこれを見た時は「なんとお洒落で気の利いたデザインだろう」と感じたものでした。
以上、「それってあなたの感想ですよね?」な独り言でした。
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mys
こんばんは 私にとってふたつ星や西九州新幹線は旬な話題なので、他の方と共有できて嬉しいです。
ふたつ星のお弁当ですが、以前利用した事のある長崎街道かもめ市場の海鮮料理のお店で魚をつまみにお酒を飲む予定だったので、4047弁当の方を購入しました。メンチカツが特に美味しかったのが印象深いです。機会があれば、製造元の武雄温泉駅のカイロ堂にも足を運んでみたいと思います。
小長井での停車時間は短いですよね。乗り遅れそうになってる人は何人もいました。かなり前にはやとの風に乗った時にも思いましたが、もう少し下車観光的なアピールをする駅なら時間を確保してほしいです。
先日利用したふたつ星の他にも、ゆふいんの森や36ぷらす3でもキューポアプリを出したのですが、どの列車でも管理画面へのログインパスワードがわからない?もしくは手間がかるようで、後ろに行列を作ってしまいました。関東民なのに(?)JQカード持ちなので、キューポアプリはランクが上な故に還元率なかなか良いのですが、客室乗務員の方に申し訳ない気になってしまいます…
03
02
22:28
瀬戸内海の微風
こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。
「ふたつ星」についての詳細なレポートを拝読して、(今度九州に行ったら乗車したいと思っている私にとっても)非常に参考になりました。インバウンド需要の回復が著しいとのことですので、いざ乗ろうとしても、指定券が確保できそうにありませんが。
ただ、改造車の性なのか、窓割が絶望的な席が多すぎるのは、どうしようもないようですね。もっとも、キハ40系の改造観光列車はどこも同じようなものですから、この点では九州だけを批判するのも間違いなのかもしれません(初代「伊予灘」や「○○のはなし」に乗ったときに、同じようなことを思いました)。
むしろ、「特急料金を徴収する列車」でありながら、枕カバーを省略するけち臭さの方が個人的には気になりました。
また、後半で書いていらっしゃる「かもめ私物化問題」は、よくぞ指摘してくださったと思います。多くのメディアの記事(JRに忖度する提灯記事)では絶対にありえない視点であり、個人ブログならではの視点ですね。
JR九州といいますと、(西日本新聞が利用者の声を積極的に報じていることにも示されているように)減便、減車、(813系の)乱暴な座席撤去、料金値上げなど、日常的な利用者に不便を強要する改悪が近年目立っています。
そうした改悪を事実上主導した方が(もちろん、氏個人だけの責任でもないのでしょうけれども)、この「自己顕示欲」というのは、鉄道を「公共」交通機関と受けとめている人々からすると、到底理解できないと思われます(私にも理解できません)。仮にトップが揮毫するとしても、京九快速さんが指摘されているように、落款は800系に準拠したあり方までが許容範囲だと、個人的には思うところです。
「ワンマン社長のブラック企業」、とは言い得て妙です。社内で誰一人として、この暴走を止めることができる人はいないのでしょう。そういえば、2022年の春に「みんなの九州きっぷ」を延長設定した際に、この社長氏が「サイン色紙のプレゼント」を用意したことが報じられていました。「誰得なのか?(当たったらむしろ罰ゲームではないのか?)」と、個人的には思わずにいられなかったことを思い出しました。
私の見る限り、近年のJR九州の姿勢は、「ななつ星やD&S列車の乗客(客単価の高い乗客)だけがお客様」といわんばかりで、「不動産業のついでに鉄道事業をしている」という空気を感じずにはいられません。上場したことが悪い意味で影響しているともいえるでしょうか。
しかし、「鉄道事業で培ってきた知名度と信用があってこそ、また、鉄道事業との相乗効果があってこそ、不動産業や関連事業も成り立つ」ことを、今一度思い出してもらいたいものです。
(時代状況や経営環境の違いもあるのでしょうが)JR初期の九州には、間違いなく「乗客への目線」や「サービス向上への意欲」があったと思います。あの目線や意欲は、どこに吹き飛んでしまったのでしょうか・・・。
03
03
10:09
こんにちは
JR九州の特急列車の車内販売終了など大規模なサービス低下が始まったのは、水戸岡先生が著書で仕事に対する姿勢や人間性を評価していた唐池氏から青柳氏に社長が交代した時期とちょうど重なっているんですよね…。
それを考えると青柳氏は唐池氏と正反対の人なのが容易に想像できます。
水戸岡先生にとって青柳氏と仕事をするのは自分のやりたいことが思うようにできず、相当苦労したと思います。N700S「かもめ」の落款印も最後まで反対したはず。
現社長の古宮氏は過去に水戸岡先生と一緒にいろんな列車をこの世に送り出してきた方みたいですし、今後に期待しましょう。
03
03
18:34
京九快速
京九快速さんの昔からの大ファンさん こんにちは
コメントありがとうございます。
ふたつ星のお弁当は2種類とも、とても美味しかったです。
どちらか一つを買うなら、2段重の「ふたつ星弁当」のほうをお勧めします。
資料系の過去ブログ記事もご覧下さりありがとうございます。
アーカイブ的なものとして活用していただけると嬉しいです。
03
03
20:28
京九快速
mysさん こんにちは
コメントありがとうございます。
mysさんもあのお弁当購入されたんですね。
冷めているメンチカツがあんなに美味しかったのは、このお弁当が初めてでした。
私もこのお弁当を食べて、今度武雄温泉駅に寄ることがあったら、ぜひカイロ堂に寄ってみたいと思っています。
「ふたつ星」は、おもてなし駅も含めて全停車駅の停車時分がちょっと少ないなと感じます。
出店が出ている駅だと、試食させてもらって、どんな商品があるのかなと品定めして、出店者さんと話しているととても全部の出店を見ている余裕はありません。
もうちょっと各駅の停車時間を見直してほしいですね。
03
03
20:35
京九快速
瀬戸内海の微風さん こんにちは
コメントありがとうございます。
「ふたつ星」に乗った翌日に、別の観光列車にも乗るんですが、こちらも乗客のほとんどがインバウンドでした。
九州は台湾からも韓国からも近いので、手軽に来れる日本としてちょうどいいのかもしれませんね。
九州の鉄道のデザイン性の高さや、885系が太魯閣のベース車両ということで、特に台湾の鉄道好きの間ではJR九州の人気は高いみたいです。
青柳社長の例のアレですが、まさに「私物化」そのものという印象です。
実はN700S「かもめ」がロールアウトした時に、いろいろなネット記事や雑誌で写真を見て、あの落款印が「九州旅客鉄道」じゃないって気付いた時から気になってました。
「社長のサイン」プレゼントなんていうのもあったんですね。本当に意味不明です。
記事本文ではストレートな書き方はしなかったのですが、個人的に一言で言うと「ブラック企業によくある『出しゃばり社長』」なのかな、と。
ちなみに今回は813系には乗りませんでしたが、博多駅で停車している813系の座席撤去車を見て、センスの欠片も無いモノになっててビックリしました。
03
03
20:45
京九快速
ロックさん こんにちは
コメントありがとうございます。
社長が唐池さんから青柳さんになって、目に見えてはっきり分かりやすくJR九州の良かった所があっという間に廃れたので、社長が変わるとこんなにカンパニーイメージも変わるものなのかと感じさせられましたね。
正直、この人の代で「また九州に行って列車旅がしたいな」と全く思わなくなりました。
九州で日常的にJR九州を使っている地元の人たちは、実際どう思っているのか話を聞いてみたいです。
あの落款印は、水戸岡さんがどういった経緯で受け入れて車体に描いたのか。とても気になります。
03
03
20:54
京九快速さんの昔からの大ファン
ロックさんへ▶▶JR東海はもっと変貌しましたよ(笑)おもしろい記事がありました。https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/489037/blog/45464967/
03
03
21:04
出島
かもめのデザイン案にはあまり賛同できません。
https://www.nhk.jp/p/ts/X51Z9GW514/blog/bl/pDqRYJoop4/bp/p4GeZyENYg/
テレビで3つの没になったデザイン案が出てたのですが、かもめの鳥に倣って白が一番妥当だと思ったのですが。
あの改悪は、個人的には考えられないです。
現カラーリングは、車体の美しさを台無しにするデザインだと思います。
03
11
22:39
京九快速
出島さん こんにちは
コメントありがとうございます。
新幹線かもめのデザイン案はこんな感じだったんですね。
水戸岡さんは「新車デザインでプレゼンする時、JR九州は必ず一番手間のかかる奇抜な案を採用する」ことを知ってて、一番有り得ない「真っ黒」をJR九州を選ぶだろうと思ってたら、一番平凡な「真っ白」案になったそうです。
たぶん唐池氏がまだ社長だったら「真っ黒」な新幹線が誕生してたかもしれません。
真っ黒って、色合いや輝きによってだいぶ印象が変わると思います。
JR東日本の「現美新幹線」が真っ黒な顔で登場した時は、ものすごいカッコイイと感じました。
03
12
22:12
京九快速さんの昔からの大ファン
研究家の考察は非常に参考になります。でも前回、教えていただいたT社のかもめNゲージは完成度高かったですね。
今回の旅行記で購入されたお弁当はめちゃくちゃ食べてみたいです。地元の高級ローストビーフが特に美味しそうです。
あと過去ブログの貴重な資料もしっかり拝見しております。E1系と小泉今日子いいですね。
次回の旅行記、更に楽しみです。
03
02
21:35