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(前回からのつづきです)
「にちりんシーガイア5」号で、はるばる博多から約6時間かけて宮崎空港まで来ました。
が、旅の目的は787系乗車なので、そのまますぐトンボ返りで博多へと戻ります。
「にちりんシーガイア」5号ではお目当てのグリーン個室が確保できなかったので、上りの「にちりんシーガイア」18号でグリーン個室を取ろうと思ったのですが、こちらもグリーン個室は売り切れ。
今回の旅行では、「『にちりんシーガイア』で全区間グリーン個室乗車」の目的は果たせませんでした。
結局、「にちりん」14号ですぐに博多に戻る行程となり、宮崎空港にはちょうど1時間の滞在でした。

駅の発車案内表示機には、「特急にちりん14(&ソニック) 大分(博多)」と、大分駅でのソニック乗り換えで博多まで通しでの案内表示がされています。
「にちりんシーガイア」5号の折り返し列車なので、同じ編成の787系に再び乗車します。

行先方向幕も にちりん(&ソニック) 大分(博多) の表示で、ソニック乗り換えで博多までの直通案内になっています。


ホームの先端まで来ると、空港ターミナルのはしっこのスポットに駐機している飛行機が見えます。

6両編成の787系なら、広角レンズを使えば駐機中の飛行機とのツーショット写真が撮れます。

宮崎と宮崎空港の区間は、特急「にちりん(シーガイア)」「ひゅうが」の自由席は、特急料金なしで乗車できます。

この列車の発車10分くらい前に宮崎行きの普通電車が出て行ったばかりなので、「にちりん」14号の自由席はほぼ無人状態でした。
3号車のセミコンパートメント。 「にちりん」14号ではここは指定席です。

3号車の元ビュッフェ区画だった客室。 「にちりん」14号ではここも指定席。

787系のセミコンパートメント付き編成で、3号車が自由席となっている列車は以下の通り。(2022年3月改正時点)
・「にちりん」4号
・「にちりんシーガイア」5号・18号
・「きらめき」の787系が充当される全列車
・「ひゅうが」の787系が充当される全列車
・「かもめ」100号・101号・103号・108号
・「みどり」1号の平日のみ
これ以外の列車のセミコンパートメント区画は指定席となり、3人以上での利用で指定券が発券可能です。
グリーン席は、この日の「にちりん」14号では、宮崎から大分まで一人乗っている人がいました。

さっき博多から乗ってきたデラックスグリーン席。 さすがに「にちりん」では、利用する人はほとんどいないようです。

この日の「にちりん」14号でも、デラックスグリーン席は3席とも終点の大分まで空席でした。
今日は、大分までグリーン個室を利用します。 本当は「にちりんシーガイア」18号で個室が取れればよかったのですが・・。

宮崎空港を発車する前に、さっそく車掌さんの車内改札がありました。
始発駅発車前に指定券のチェックが済んでいれば、このあと終点まで完全に誰にも邪魔されずに自分だけの時間が過ごせますね。

車内改札後、車掌さんが廊下の個室ドア脇のスライド表示を「使用中」にしておいてくれました。
ちなみに、個室のドアの内側からロックを掛けると、「利用中」の表示が出るようになっています。
787系特急「にちりん」14号 宮崎空港線~日南線~日豊本線 宮崎空港→宮崎 車窓動画
宮崎駅に到着。 グリーン席・指定席に乗ってくる人は皆無でしたが、前方の自由席には乗車の行列ができていました。

宮崎駅では5分停車。
売店やお弁当屋さんがあるかなと思って、改札コンコースに降りてみましたが、改札内にもお店はありませんでした。
改札を出るとお土産屋さんやコンビニがあるので、途中下車が可能なきっぷなら、ダッシュで買い物ができそうです。
門川駅で下り特急「ひゅうが」11号と行き違い。 こちらが運転停車で、向こうがスルー通過していきます。

宮崎駅でたくさん乗ってきた自由席の乗客も、ほとんどが日向市駅と延岡駅で下車していきました。
延岡からは自由席も1車両に2~3人しか乗ってないような閑散とした様子で、宮崎県と大分県の「秘境」区間へ。
いかに普段からこの区間の人的流動が少ないかが分かるようです。
787系特急「にちりん」14号 日豊本線 日向長井→上岡(宮崎・大分県境)車窓動画
過疎な県境を抜けて佐伯駅を過ぎると、それまで山深かった車窓が移り変わって、海辺の風景が見えるようになります。

グリーン個室内の様子を細かくいろいろ撮っておきました。



荷物置き場には、前日乗った「かもめ」号のグリーン個室には無かった荷置き台のようなものが設置されていました。

壁に飾られたイラストは、ドーンデザインのモザイク模様のイラスト。

前日乗った「かもめ」のグリーン個室のイラストは、抽象画のような和風テイストのものでした。
個室によってそれぞれ飾られているイラストが異なっているようですね。
広角レンズを使って、天井から個室内を見下ろすような視点で。



そういえば、数年前にグリーン個室を利用した時にはひざ掛け毛布が1枚ソファーに用意されていたんですが、今回乗車した「かもめ」「にちりん」ではどちらの列車にもひざ掛け毛布は用意されていませんでした。
これもサービス縮小で撤去されてしまったんでしょうね。
ビュッフェを連結していた頃のフルサービスのグリーン個室をぜひ一度体験してみたかったです。
津久見駅で、下り特急「にちりん」15号と行き違い。

幸崎駅で運転停車。 下り特急「にちりん」17号と行き違い。

この「にちりん」14号は、列車本数の少ない日豊本線にあって、割と多くの特急列車と行き違いがあります。
田吉駅で特急「ひゅうが」11号と行き違い。
高鍋駅で特急「にちりん」9号と行き違い。
門川駅で特急「ひゅうが」13号と行き違い。
北川駅で特急「にちりん」11号と行き違い。
津久見駅で特急「にちりん」15号と行き違い。
幸崎駅で特急「にちりん」17号と行き違い。
終点の大分駅に到着です。

宮崎空港駅からの所要時間は3時間20分で、そこそこ長い時間グリーン個室を利用できたので満足感たっぷりです。
自分の好きなように荷物を広げて、大きなテーブルにお菓子や飲み物を出して、周囲の人に気を遣う必要も無く、なにより個室内ではマスクなしでずっと過ごせるので、かなり快適な時間を過ごすことができました。
「にちりん」14号は、行先表示幕にもあるとおり 『にちりん(&ソニック)』 と、大分駅での特急ソニックの乗り継ぎで博多までのスルー乗車で案内されているので、到着ホームのすぐ対面で乗り換えの特急「ソニック」が待ち構えています。

今回は883系の特急「ソニック」に乗るので、この対面乗り換えの「ソニック」は利用しませんでした。

一番隅っこの1番線に下りの特急「ソニック」が到着。 787系-885系-883系のJR九州3世代特急並びが見られました。

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特急 にちりん14号 5014M 毎日運転
1号車 グリーン車指定席(4人用グリーン個室連結)
2号車~3号車 普通車指定席
4号車~6号車 普通車自由席
1号車にデラックスグリーン連結
3号車ボックス席は3人以上での利用で指定可
全区間グリーン車サービスなし・車内販売なし
全席禁煙 車内自動販売機サービスなし
宮崎空港 14:19発 2番線
田 吉 14:22-24発 【運転停車】(下り特急ひゅうが11号と行き違い)
南宮崎 14:27-28発
宮 崎 14:31-36発
佐土原 14:45-46発
高 鍋 14:55-57発 (下り特急にちりん9号と行き違い)
日向市 15:21-22発
門 川 15:28-28発 【運転停車】(下り特急ひゅうが13号と行き違い)
南延岡 15:35-36発
延 岡 15:40-43発
北 川 15:55通過 (下り特急にちりん11号と行き違い)
佐 伯 16:39-40発
津久見 16:58-59発
臼 杵 17:08-08発
幸 崎 17:23-23発 【運転停車】(下り特急にちりん17号と行き違い)
鶴 崎 17:31-32発
大 分 17:41着 4番線 (3番線の特急「ソニック」50号と対面乗り換え可)
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(つづく)
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