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36ぷらす3に乗ってきました  Vol.1-スカイマークで茨城空港から福岡へ


茨城県政150周年を記念して、茨城空港に就航するスカイマークからお得なバーゲン料金の発売が告知されました。

茨城空港×スカイマーク共同企画 「いばらき Happy キャンペーン」

期間限定・席数限定で、茨城空港発着のスカイマーク全路線にて片道2,500円のキャンペーン運賃を販売するというもの。

茨城空港からは、新千歳・神戸・福岡・那覇線が就航していて、どこに飛んでも片道2,500円は超絶おトクすぎます。



この「いばらきHappyキャンペーン」狙いで福岡へ飛び、ずっと乗ってみたいと思っていた九州の新列車「36ぷらす3」の月曜日長崎往復コースに乗ってこようと日帰り旅行を計画しました。

しかし、「36ぷらす3」で長崎往復すると、帰りの茨城空港行きのフライトに間に合わないため、仕方なく博多から肥前浜まで「36ぷらす3」にグリーン席コースで乗車し、特急「かもめ」で戻ってくる行程にしました。




・チケットの手配-その1

「36ぷらす3」はランチコースではなく、JR九州のインターネット予約でグリーン席を確保することにしました。
(肥前浜までだと乗車時間も短いし、初めての乗車だと車内をあちこち見て回りたいので、きっと落ち着いて豪華な食事を食べられないだろうから)

乗車の1か月前の10時ちょうどにJR九州のネット予約サイトにアクセス。

乗車するのは月曜の平日だし、グリーン指定席は余裕で買えるだろうと思ってたんですが、10時ジャストにアクセスしたにも関わらず、6号車の畳敷きグリーン席は一瞬で完売。
5号車のシートマップを表示すると7番ABD席しか空席が無いという状況に軽く戦慄を覚えました。

迷っている暇は無く、即座に5号車の7番D席(一人掛け席)を購入・決済し、なんとか「36ぷらす3」のグリーン指定席券を確保。



・チケットの手配-その2

次にスカイマークの2500円航空券の購入です。

茨城空港発着のフライト、しかも11月中旬から12月中旬という中途半端な時期の期間限定なので、正直簡単に予約できるだろうと考えていて、お目当ての福岡往復はもちろん、ほかにも新千歳往復と沖縄往復も確保しようと思ってました。

こちらも発売日の発売開始時間と同時にスカイマークの予約サイトにアクセス。

お目当ての福岡往復はあっさり予約できたのですが・・・

この直後にアクセス過多で予約サーバーがパンク寸前の状態にまで陥ってしまい、予約開始から30分間、繋がりにくい状態の予約画面と格闘したもののアクセスが回復した頃には、2,500円設定期間の全便がすでに売り切れとなり、結局最初に予約できた福岡往復しか確保できませんでした。


「平日の『36ぷらす3』」、「ド田舎の茨城空港」ということで、正直舐めてかかってましたが、冷や汗モノの体験でした。






というわけで、当日の朝です。
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まだ夜も明けきらぬうち・・・って感じですけど、朝の6時ちょっと過ぎです。

早朝なので、空港の駐車場はガラガラだろうと思ったら、もうけっこういっぱいでした。
なんとかターミナルに近い場所に車を停めることができました。


スカイマークのカウンターは、意外にも賑わっていました。
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時間的に、ほぼ全員が福岡行きに搭乗する利用者だと思われます。
農協観光の団体客と、別の旅行会社の団体客も集まっていて、もうすっかり茨城空港から飛行機に乗るというのが定着してるようです。


自動チェックイン機で搭乗券を発券。自動チェックイン機の画面は「ピカチュウジェット」でした。
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発券された搭乗券もピカチュウジェットバージョンで、券面にピカチュウが印刷されていました。
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搭乗券と一緒に発券した領収書では、券面に描かれたピカチュウのイラストが異なっていたので、券面デザインは複数種類あるみたいです。



チェックインカウンターの前には「フォワードシート」の空席状況表が貼り出されていました。
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スカイマークでは機内最前列席を「フォワードシート」という特別席に設定していて、プラス1,000円で指定することができます。
最前列なので足元広々、出発空港では優先搭乗が可能、到着時は最前列なので一番最初に降機が可能、預けた荷物は一番先に出てくる、機内では有料の飲み物やスナック菓子がひとつ無料で提供される・・・と、他社のJ席やP席みたいなサービスが受けられます。

「フォワードシート」は事前予約では指定することができず、搭乗当日に空港のカウンターのみで指定することが可能となっています。
(もしくは、航空券購入後に、搭乗する空港のカウンターに行って申し込めば、事前に指定が可能)


今日の福岡行きBC831便では、「フォワードシート」が全席空席だったので申し込みしようかと思ったのですが、チェックイン機で空席状況を確認すると、私の30A席のとなりの30B・30C席とも空席だったので、今日はどうやら3席を1人で占有できそうということで「フォワードシート」は帰り便で空席があれば体験してみることにしました。


まだ保安検査場が開いていなかったので、2階の展望デッキに行ってみることにしました。
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ターミナル2階のレストランとカフェは、まだ開いていませんでした。
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反対側のお土産屋さんもまだ開店前。
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展望デッキに出てみましたが・・・・
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寒さでアクリル板が氷結していて真っ白。 何も見えません。


アクリル板の下の隙間から覗いてみると、これから乗るスカイマーク機が見えました。
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ちょうど両主翼に除氷材の噴霧が行われたところでした。

出発前の飛行機に除氷材を撒く作業は、冬季の東北・北海道の空港でしか見られないものだと思っていたので、茨城空港にも除氷材用の作業車がいるを初めて知って、ちょっと驚きでした。

(調べてみると、成田空港や羽田空港にも、主翼上に発生した霜を取る目的で除氷機材が準備されているそうです)

このスカイマーク機は前日の20時過ぎに神戸から飛んできて、茨城空港で一晩ステイするので、冬場は一晩のうちに機体が氷結してしまうんでしょうね。



保安検査場がオープンしたので、さっそく先へ進みます。

茨城空港の保安検査場は、基本的に1レーンしか使わない上に、検査場自体が非常にこじんまりしているので、搭乗客が多い時はけっこう混雑します。
茨城空港を利用する時は、早めに保安検査場を通過しておくことをおすすめします。


保安検査場を抜けると、すぐ目の前が搭乗ロビーです。
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保安検査場のあと、自分の搭乗ゲートの番号と場所を確認して、通路を延々と歩いて・・・というのが普通の空港ですが、茨城空港の場合、保安検査場が混んでいなければ、チェックイン機で搭乗券を発券してから搭乗ロビーに出るまで最速2~3分です。


搭乗ロビーには売店がひとつあります。
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この売店のオープンは毎朝7時から。
福岡空港行きのBC831便の場合だと7時10分過ぎから優先搭乗が始まるので、この売店で買い物をしてから飛行機に乗るのはかなり慌ただしくなります。

開店後の売店をちらっと見てみましたが、扱っている商品は地元のお土産品が多く、機内で食べるようなお弁当なんかはありません。
パンやお菓子の類はちょっと置いてありましたが、いろいろ選べるというほどの種類はありません。

茨城空港のターミナル内にはコンビニエンスストアが無いので(以前はファミマがあったんですが撤退してしまいました)、機内で何か食べて腹ごしらえをするつもりであれば、空港敷地内の入り口にあるセイコーマートで事前に買っておくことをお勧めします。


搭乗ロビー内には、飲料の自動販売機もあります。
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国内線側には1番ゲートと2番ゲートがありますが、発着フライトの数が少ないので2番ゲートだけで賄っている感じです。
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ゲートの脇には、トーイングカーに乗ったねばーる君。
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写真には取らなかったのですが、搭乗ロビー内には地元の方が空き缶で作った戦闘機の模型や、ガルパン関連のグッズなどが多く展示してあったり。ガルパンはいいぞ!!



子供連れと補助が必要な方の事前改札が終わると、優先搭乗で「フォワードシート」の利用客と機体後方の窓側の搭乗客が通されました。

今回は後方窓側席なので、混雑しないうちにさっさと機内に入らせてもらいましょう。

エプロンを歩いて飛行機へ。 徒歩搭乗はマニア的にかなりアゲアゲな光景です。
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久々のスカイマーク、久々のボーイング737-800です。 (というか、飛行機に乗ること自体が久しぶり!)
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タラップを上がって機内に入ると、すぐにCAさんからマスクをプレゼントされました。
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ピカチュウ機長が描かれた台紙付きで、搭乗のいい記念になります。


ボーイング737の単通路3+3座席配置は、久々乗ってもやっぱり狭苦しく感じますね。
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座席のポケットには、安全のしおりとゲロ袋のほかに、機内誌も置いてありました。
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感染症対策でこういうのは必要以上置かなくなったと思ってたので、全席に機内誌が設置されているのは意外でした。


通路が1本、しかも通路幅が狭いボーイング737で8割方の席が埋まっているという搭乗率、しかも飛行機に乗り慣れて無さそうな農協観光のお爺ちゃんお婆ちゃんの団体が乗っていたので、絶対出発が遅れる思っていたら・・・・

搭乗がサクサク進んで、なんと7時25分には乗客全員の搭乗が完了、出発予定の5分前にはもう動き出すという。
さすがは定時運航率1位を4年連続で日本一のスカイマークなだけはあります。
(しかも、いつぞやの某オレンジのLCCの時のように、CAブチ切れで客に向かって「急いで乗れ早く乗れ」コールなんてことも無く、非常に余裕のある状況での定時10分前出発。さすがスカイマーク!)


窓の向こうに見えるのは、このあと8時35分に出発する神戸行きの機体。
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こちらも除氷材の噴霧が行われたようで、主翼の下のエプロンに水たまりができています。





スカイマーク831便 茨城空港出発




天気が非常に良かったので「こりゃ富士山が良く見えるぞ!」と期待してたんですが・・・・

「本日は上空の気流が非常に不安定なため、通常より高度を低くして飛行いたします」と機長さんから丁寧なご案内放送が流れまして、埼玉県上空からずっと薄い雲の中を飛び続けるという・・・・。

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で、雲が切れたら、もう琵琶湖上空。
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富士山見るために、わざわざ朝日が眩しいA席側を指定したのに!!



機内ではドリンクサービスが始まりました。

スカイマークのドリンクサービスは基本有料ですが、ネスカフェのホットコーヒーとキットカットは無料でサービスされます。
私はコーヒーを飲まないので、キットカットだけもらいました。
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キットカットもピカチュウジェットのイラスト入りのパッケージでした。

よく考えると、大手の鶴社でも青社でも普通席ではサービスされないチョコレートを全乗客に振る舞うとか、スカイマークすげぇな。



ドリンクメニューは機内誌の巻末のほうに掲載。(これがあるから機内誌全席設置を続けてるのかな?)
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有料ドリンクのラインナップも、スタンダードなところに加えてオニオンスープにお菓子もそろえていて、しかもワンコイン100円で販売ってところが良心的です。


以前、スカイマークに乗った時は、このワンコインドリンク販売のカートが機内を頻繁に回っていたのですが、今はネスカフェのコーヒー無料サービスがあるためか、ワンコインドリンクはCAさんを呼び止めて購入するように変わっていました。

あと、前はスカイマークグッズの機内販売もあったんですが、今はグッズの機内販売はピカチュウジェット便限定のようです。




座席の下部にはコンセントがあり、スカイマークは全席が電源ポート完備なのが何気にすごいです。
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ちょっと分かりにくいところにあるコンセントなんですが、CAさんも機内放送でコンセントの位置をお知らせしてますし、スカイマークを使い慣れてる風な人は当たり前のようにコードを伸ばして充電しながらスマホやタブレットを使ってますので、スカイマークにおいては機内コンセントは宝の持ち腐れなサービスになっていないのがさすがだなと、ちょっと感心。



飛行機は瀬戸内海が望めるところまで飛んできました。
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スカイマークと大手航空会社の違うところに、窓からこういう絶景が見えるところを通りかかると、機長がコックピットから「ただいまどこのあたりの上空を飛行中です。右には有名な何が見えます。左には何々が美しくご覧いただけます」と、景色のガイドをしてくれる点が挙げられます。

(機長さんやフライトルート、時間帯や搭乗している客層にもよるかもしれませんが、スカイマークに乗ると機長の上空景色ガイドがよく聞ける印象があります)

旅行者が多い便だと、こういう案内はとても嬉しいですね。





この日乗った機体は「JA73NJ」で2011年11月導入の機体。
機内は「ボーイング・スカイ・インテリア(BSI)」となっていて、「JA73NJ」はスカイマークで「BSI」が採用された3番目の機体です。

間接照明にLEDが使われ、天井が曲線でデザインされているので、キャビンの上方向に奥行きが感じられます。
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8割ぐらいの座席が埋まっているという盛況な機内。
正直、茨城空港のフライトがこんなに混んでいるものだとは思いませんでした。

スカイマークが茨城空港発着のフライト運航を続けているということは、各方面行きとも毎日このくらいの搭乗率を上げているからなのかもしれません。




飛行機は関門海峡のあたりまで飛んできました。 いよいよ福岡空港に向けて降下開始。
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スカイマーク831便 福岡空港着陸





福岡空港に到着。 定刻9時40分着のところを、20分早着の9時20分到着でした。
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この日のBC831便のフライトルートです。
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flightradar24.comより)







つづく

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