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ロマンスカーミュージアムに行ってきました vol.5



(前回からのつづきです)


3000形「SSE」の対面には、10000形「HiSE」が展示されています。
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平成初期のロマンスカーの顔合わせって感じですね。
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「HiSE」は先頭車両の1両だけが保存されました。
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ロマンスカー車両の展示スペースの中でも、この「HiSE」だけは「余ったスペースにとりあえず持ってきた」感がすごいあります。

「LSE」も先頭車1両だけがミュージアム入りとなりましたが、「LSE」のほうは隣りの「NSE」で車体の奥のほうが隠れているのと、「SE」「NSE」「LSE」の3車種の並びのインパクトが強いので、「1両だけポツンと展示」という印象がほとんどありません。

「HiSE」は長いこと現役時代の華麗な姿を見てきたので、短い連接車体を11両もくねらせて走る姿が強く記憶に残っています。
そのため、1両だけがぽつんと置かれているのを見ると、なんとも言えない寂しい気持ちになります。

ちょっと離れたところに展示してある「RSE」と並べてあったなら、「HiSE」ももうちょっと華やかな雰囲気の中での展示・保存なったような気がします。



このシャープな流線形と、展望席から徐々にハイデッカー部分へと上がっていく塗装がイイですよね!
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やっぱ「HiSE」は理屈抜きでかっこいいな~と、改めて実感。

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側面の愛称表示器は、「スーパーはこね」を表示。
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「HiSE」は車内への立ち入りが可能で、「SE」や「NSE」とは違って展望席部分やハイデッカーの客室部分にも入って座席に座ることができます。
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「HiSE」の車体の後部には、連接台車を見ることができます。
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小田急ロマンスカーは、最初の3000形「SE」から「HiSE」、そして「VSE」に連接式の台車を採用してきた、鉄道界でもその道のエキスパートのような存在ですが、この連接台車を間近に見せるスペースを特別な空間としないばかりか、何の解説も常設していないのが意外でした。




「HiSE」の反対側には、20000形「RSE」が展示されています。
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ミュージアムの建物の外側に面していて、窓ガラスから光が差し込み、このミュージアムに展示されている車両の中で唯一、自然光に近い状態で車体を見ることができます。


ヘッドライトは点灯していますが・・・LEDヘッドマークは残念ながら消灯。
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20000形「RSE」といえば「2階建て車両」が有名ですが、ミュージアムでは先頭車1両と2階建て車1両が保存展示されています。
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「RSE」も車内に立ち入ることができ、先頭車は客室部分に入って客席に座ることができます。
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「RSE」では「展望席」は設けられませんでしたが、運転室直後の最前列席に座れば、ほかのロマンスカーの展望席にも引けを取らない迫力ある展望ビューを楽しむことができました。
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運転席と客室の仕切り窓の上部には、ブルーリボン賞受賞プレート。
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2階建て車の平屋部分にはギャレイコーナーがあり、間近で見ることができます。
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引退した時のままの姿で保存されていたようで、電子レンジや冷蔵庫が残されたままになっており、壁の剥がれかけたポスターやカウンターの汚れなどもそのままの姿でした。
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車両を博物館入りするに際して、不要品を撤去して、汚れはピカピカに磨き上げることが当たり前のように思っていましたが、この「RSE」のギャレイのように「つい昨日まで使ってました」と言わんばかりの使用感・現役感を出した状態が見られるのはなかなか貴重なことではないかと思います。
保存展示車両ながら、不思議と活き活きとした雰囲気を感じられるのは、ファンとしては嬉しいところです。


ホシザキの業務用冷蔵庫もそのまま。 画像右側の空間は、現役時代には車内販売のワゴンが置かれていましたね。
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「スーパーシート」のアテンダント呼び出しボタンのディスプレイパネル。
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2階建て車両のデッキ部分。 左側の階段は階下席へ、右側の階段は2階席へ続いています。
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リゾート向け車両の2階建て車両も、バリヤフリー化でどんどん姿を消している中、この保存車両は今後「かつて2階建てリゾート特急が流行した時代があった」ということを伝える貴重なものになるのではないかと思います。


2階に続く階段を上ると、大きなハイバックシートが3列で並ぶ「スーパーシート」。
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階段を上がりきったところまでの立ち入りで、2階席は客室部分に立ち入ることはできません。


1階に続く階段を降りると、階下席は4人用のソファー席が並ぶ「セミコンパートメント」。
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こちらも立ち入りできるのは階段部分までで、客室部分には入ることはできません。

「RSE」の2階建て車両は編成中に2両あって、もう1両の2階建て車の階下席は3列シートの普通車でした。
座席そのものは、展示されている先頭車の座席と同じものなので、あえて「セミコンパート」という珍しい設備がある車両のほうを保存用に残したのでしょうね。


デッキ部分の座席案内などのステッカーも、剥がれかけながらもそのままの状態で博物館入りとなりました。
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2階建て車の窓に腕を伸ばして、カメラを窓に近づけて2階席スーパーシートの写真を撮影。
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ミュージアムのメイン展示であるロマンスカーの保存車両は以上です。


一通りのロマンスカー車両を見て、そのまま順路に沿ってまた2階へと上がるのですが、実は「RSE」の展示車両の脇に小部屋がひっそりと存在します。
気づかずにそのまま素通りしてしまう人も多いのではないかと思います。

「ロマンスカーアカデミア」というこの小部屋のスペースですが、中はこんな感じ。
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ロマンスカーや小田急に関する書籍を閲覧できるライブラリー。
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壁には一面に、年代ごとに小田急の歴史が書かれています。
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複々線化工事の、地下区間の緩急分離上下2層化工事の模型展示。
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1階から2階に上がる順路の途中にある飲料の自動販売機。
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博物館の館内で、休憩スペースでもない場所に飲料の自動販売機が設置されているのは珍しいなと。


自販機には「LSE」のかわいらしいイラスト入りなのが萌えポイント。
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(つづく)


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