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【1990年・1991年】 成田臨 我孫子駅撮影


(約30年前のネガフィルムをデジタルサルベージした画像で、当時の模様をお伝えする旅行記です。
 一部の画像はフィルムの劣化や退色などでかなり見難いことをご了承ください。)


毎年1月~2月に、成田山新勝寺への初詣ツアー列車で賑わいを見せる常磐線・成田線。

ファンの間では通称「成田臨」と呼ばれる団体・臨時列車が、首都圏各地から成田駅に向かって多く運転されます。


現在も季節の風物詩として鉄道ファンに親しまれていますが、過去においては現在と比べ物にならないほど多くの本数が運転されていて、しかも、そのほとんどが機関車牽引の客車列車で運転されていました。

東海道線・中央線・高崎線・宇都宮線の沿線を起点として、そのほとんどが武蔵野線の貨物短絡線を経由して我孫子駅へ。
そこから成田線へと入って成田駅へと向かうわけですが、単線の成田線のキャパシティをギリギリいっぱいにまでフルに使って、通常の成田線電車と団体・臨時列車を捌いていたので、特に常磐線側の我孫子口では次々にやってくる、普段の常磐線では見られない珍しい列車が一日でたくさん見ることができました。


1990年と1991年に我孫子駅で撮影した、「成田臨」の記録です。



EF65-1011が牽引する12系客車。
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今ではJR東日本管内では、高崎のSL列車用でしか見られない12系ですが、この頃はまだまだ12系が数多く各地に配置されていました。

この当時、「成田臨」ではEF65と12系の組み合わせが圧倒的に多く見られました。
特急色のEF65も12系も全然珍しくない車両でしたので、各地から次々にやってくるこの組み合わせに「またロクゴーと12系か」みたいな感じで、フィルムのコマ数を温存するために撮らないことも多かったです。
今考えると、なんとも勿体ないことをしたものだと後悔しています。



EF65-1026が牽引する14系客車。
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ロクゴーと14系の組み合わせパターンも多かったです。
こちらも当時は全然珍しくない組み合わせで、それこそ成田臨じゃなくても首都圏でなら一年中どこかしらで見ることができた組み合わせなので、わざわざ撮らないこともありました。

今、この組み合わせで走ったら、撮影地はどこもパニック状態でしょうね。



「成田臨」の楽しみといえば、牽引機にEF58が登板することを期待していたファンが当時は多かったのではないでしょうか。
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この日も、成田からの12系の回送列車を牽引したEF58-89が我孫子駅にやってきました。

成田臨の牽引機にEF58-61が登場することも多かったですが、私が何度か撮影に行った日は残念ながらEF58-61に出会うことはありませんでした。

その代わり、私は毎回EF58-89に会うことができたので、EF58-89が成田臨の牽引機に投入される回数はかなり多かったものと思われます。

EF58-89が到着した時に、ちょうど運悪く103系の回送電車が中線で待機中だったので、機関車+客車の編成写真が撮れませんでした。
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回送電車とEF58牽引の客車がそれぞれ逆方向に同時に動き出したので、なんとか編成写真を撮ることができました。
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各地のジョイフルトレインがやってくるのも「成田臨」の楽しみの一つでした。
この日は、長野エリアを拠点に活躍していたお座敷客車「白樺」がやって来ました。
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成田からEF64が牽引してきた「白樺」は、我孫子の中線で上野方のEF64を切り離し。
今度は水戸方にEF81を連結して、常磐線方面へと走っていきました。
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EF81-15という若番機、しかもローズピンクのカラーリング。
こんなEF81が当時の常磐線では、ごく普通に客車や貨物を牽引して頻繁に走っていました。

我孫子駅でスイッチバックして、機関車を付け替えて常磐線方面へと入る「成田臨」の列車は滅多に無かったので、この時はたまたま「成田山新勝寺初詣と大洗でアンコウ鍋を堪能する旅」みたいな企画列車だったのかも。
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ここからはまた別の日です。

EF65-1022が牽引する14系客車。
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EF65-1020が牽引する12系客車。
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この日もEF58-89に遭遇。 しかも牽引しているのは、長野のお座敷車「白樺」です。
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ジョイフルトレインとEF58-89の組み合わせに大興奮でした。

成田線ホームに到着して一旦停止したのちに、すぐに発車して行ってしまったので同じような構図で3-4枚しか撮れませんでした。



EF65-1013が牽引する、高崎のお座敷客車「くつろぎ」
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この日はジョイフルトレインの「くつろぎ」がやって来ました。


「くつろぎ」の最後尾には、なぜか座席車の青い12系がぶら下がっていました。
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ジョイフルトレインはお座敷車のほか、「サロンエクスプレス東京」「スーパーエクスプレス・レインボー」「リゾートエクスプレスゆう」のような欧風車や洋風車も多く存在していましたが、成田臨では年配の方の集客をメインしていたこともあってか、お座敷車の登板が圧倒的に多かったように思います。





ここからはまた別の日です。

EF65-1020が牽引する12系客車。
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EF64-41が牽引するお座敷客車「白樺」。
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「白樺」は毎回撮ることができたので、「成田臨」への登板頻度がかなり多かったのではないでしょうか。





ここからはまた別の日です。

EF58-89が牽引する「白樺」にまた遭遇できました。
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逆行気味なのがちょっと残念。


この日の珍客は、JR東海エリアからやってきたEF65-110牽引のお座敷客車「いこい」
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EF65はJR東海の静岡所属のEF65一般形です。
成田臨でやってくるEF65は、JR東日本の田端所属のPF型がほとんどでしたから、一般形のEF65も珍客の一つでした。

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この頃はJR東海もまだお座敷客車を持っていて、広域運用も行われていました。
ぱっと見は普通の12系ですが、トレインマークとグリーン車マークがしっかり付いています。


EF65-1026が牽引する12系客車。
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この日のもう一つの珍客は、こちら。
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この頃は特に珍しくもなかった165系ですが、この編成、左3両は新前橋の165系モントレー、右3両は三鷹の169系の組み合わせになっています。

高崎エリアで集客したツアー列車と、八王子エリアで集客したツアー列車を途中駅で併結して成田線にやって来た編成です。

単線で混み合う成田線のダイヤの中を、1列車でも多く成田へと運行しようという工夫がこの列車に表れています。

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新前橋のモントレー165系は、まだ「デカ目」の原形を保っていますね。
モントレー165系はこの1年後くらいに、成田線の踏切事故で運転士が亡くなったことを受けて、前面補強化工事が行われて「鉄仮面」顔に変身することになります。

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成田臨撮影の合間に撮っていた、この頃の普段着の姿の常磐線電車たち。

常磐快速電車の103系には、前照灯が1灯のこんな初期型もたくさん活躍していました。
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地下鉄千代田線乗り入れから常磐快速電車に移動してきた、貫通路付きの103系。
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この組み合わせも、わりと最近まで見ることができたような気がしますね。
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営団地下鉄の6000系千代田線。
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常磐線に1両だけの存在、クハ415-1901「2階建て普通車」
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特急「ひたち」も、上野毎時30分発の485系はほとんどが国鉄特急色。
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ボンネット型もまだまだたくさん走っていました。
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(おしまい)

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