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【1995年10月・12月】 E501系試乗会と営業運転開始1番列車


(約25年前のネガフィルムをデジタルサルベージした画像で、当時の模様をお伝えするレポートです。
 一部の画像はフィルムの劣化や退色などでかなり見難いことをご了承ください。)



E501系電車は、1995年に常磐線に導入されました。

営業開始は1995年の12月1日のダイヤ改正から。
当初は基本編成10両1本と付属編成5両1本のみの配置だったため、運用ダイヤは限定されていて、全てが上野-土浦間の単純往復のみとされていました。


営業運転開始に先立って、1995年10月27日に土浦駅-佐貫駅(現在の龍ケ崎市駅)間で試乗会が催されました。
午前と午後に土浦始発で同区間を1往復ずつ、折り返しの佐貫駅ではドア扱いがあり、撮影会も開催されました。


土浦駅に入線してきたE501系の試乗会列車。
1994E501-001.jpg
なぜか行先表示は「土浦」。 まぁ、たしかに佐貫折り返しで土浦に戻ってくる電車ですが・・。
(土浦駅発車前には、表示は「試運転」に変わったようです)





土浦駅入線から発車するまで、前面方向幕の回転表示サービス。

【通勤快速】 上野行き
1994E501-002.jpg

【快速】 上野行き
1994E501-003.jpg

【快速】 松戸行き
1994E501-004.jpg

よく見ると、前面ガラス窓に「K-701」という編成番号を示す表示がまだ入れられていませんね。



試乗会の当選者は、1回で100~150名くらいだったかと思います。
10両編成の電車が使われ、試乗会の当選者の人数から考えると、車内はとてもゆとりある環境でした。
乗車する号車の指定などもなく、10両編成の中を自由に動き回ることができました。

鉄道ファン以外にも、子供連れの母親とか孫とおじいちゃんといった組み合わせも多く、「マニアがいっぱいの試乗会」というよりも「地元の常磐線利用者向けのまったり試乗会」という雰囲気でした。
ただ、先頭車と最後尾の運転席直後の展望スペースは、カメラを持った鉄道ファンでいっぱいで、全く近づけませんでした。

車内はオールロングシートで窓が大きく明るい雰囲気でしたが、アコモデーション的には「209系そのまんま」で、それまでの403系・415系に比べると都会的な雰囲気になりましたが、209系を知っている人には「京浜東北線の電車と同じなんだ」という感想を持った人が大多数だったと思います。


途中駅で後続の特急などに追い抜かれることもなく、土浦-佐貫間をノンストップで走行。
たしか、牛久-佐貫間では最高時速120Km/hも披露して、「ただいま時速120キロです」という車内放送もあったと記憶しています。



佐貫駅ではドアが開き、試乗会参加者もホームに降りることができました。
(おそらく、当時のE501系にはトイレ設備がなかったので、佐貫駅のドア開放は「トイレ休憩」の意味合いだったと思います)
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佐貫駅は通過待避用の中線に入り、折り返し停車中に前面方向幕を回転させて幕表示を全て見せる撮影会が催されました。
試乗会の参加に漏れたファンの姿も多く、普段は静かな佐貫駅は非常に賑やかでした。

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E501系と並んで、「ミスJR水戸」と「一日駅長」というタスキをかけた女性が2名写っています。
報道関係やJRの広報向けの撮影をしてたようです。


20分ほどの折り返し時間の間に、485系「ひたち」との並びも見ることができました。
1994E501-012.jpg


1994E501-013.jpg



試乗会は、全行程1時間ほどで土浦駅に到着。

試乗会の参加者には、「試乗会列車乗車証明書」が配られました。
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12月1日のE501系運転開始初日は、筑波山と霞ケ浦を描いたヘッドマークが取り付けられました。
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1番電車は、朝6時30分頃発の土浦発上野行きの普通電車。
1994E501-016.jpg
当時のE501系の列車は、朝晩は15両編成、日中は土浦で付属5両を切り離して10両編成での運転でした。

新型車両の運転開始日の一番電車ですが、そんなにファンの姿は多くなかったです。

運転開始のセレモニーについては写真にも残していなく、ほとんど記憶にありません。


土浦始発の一番電車に乗って上野駅まで乗車しました。
特に記念品の配布とか、新型電車導入の特別な車内放送とかもなく、初日にして普段の朝の通勤電車という感じでした。


上野駅からは折り返し、上野発の一番電車に乗ってそのまま土浦へと戻りました。
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土浦発の一番電車が非常に静かだったのとは対照的に、上野駅では上野発の一番電車に乗ろうという多くのファンが乗車口に並んでいました。


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上野発の一番電車でも、特に記念品とかの配布はありませんでした。



その後、E501系は1997年に基本10両編成+付属5両編成が3本増備されて、上野-土浦間運転の普通列車の大多数を占めるようになりますが、オールロングシートでトイレ無しという設備が祟って土浦以北へ向かう長距離運用に入ることができず、2005年にE531系が登場したことにより、2007年には土浦以南の首都圏通勤エリアからは撤退となりました。


2021年現在、運用範囲は水戸以北の常磐線を中心に、一日1往復が古巣の土浦に顔を見せる程度の運用に縮小され、東京圏の通勤電車の主力として活躍したのはわずか10年足らずでした。






(おしまい)

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