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コメント

大曲花火大会と583系乗車ツアー〔2016年10月〕 Vol.3


前回からのつづきです



いよいよ583系での一夜の旅が始まります。

今となっては狭苦しく見える583系の3段寝台と、車内の様子をご紹介。
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【下段寝台】
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長さ190cm・幅102cm・高さ75.5cm。
床面から寝台ベッド面までが近いため、騒音や振動がそれなりにあるが、上中段寝台のように梯子を使わずに通路からすぐにベッドに入り込めるのは便利。
寝台内の高さが約75センチあるので、あぐらをかいた姿勢でなら成人男性でもなんとか寝台内で起き上がることが可能。
ワイドな窓を独り占めできるのも、下段寝台の人気の理由のひとつ。



【中段寝台】
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長さ190cm・幅70cm・高さ68cm。
寝台内には読書灯と小物置きがある。
隣の寝台との仕切り壁にはフックがあり、ハンガーもセットされているが、高さが無いため完全に吊り下げる状態にはならない。
シャッター式の小窓が付いていて外を見ることができる。
寝台内での着替えはほぼ不可能で、着替えが必要な際は車端部の更衣室やトイレを利用するようになる。


【上段寝台】
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上段は、長さ190cm・幅70cm・高さ68cm。
寝台内の設備は中段とほぼ同じ。
寝台内の高さは、スペック上では中段と同じ高さになっているが、これは一番広くクリアランスが取れている場所での数値。
上段寝台は車両ボディの肩の部分に掛かるため、寝台内の外側壁が大きく湾曲しており、総じて中段寝台よりも激狭空間となっている。
さらに上段寝台は床面から2メートル以上も高いところにあるため、はしごを上って寝台に入るのにも一苦労。
寝台から通路を見ると、かなり高い位置から見下ろす格好になり、高所恐怖症の人はもちろん普通の人でもその高さに怖さを感じるほど。
床面から離れた位置にあるので走行音や通路を行きかう人の足音や物音はほとんど気にならないが、天井の空調装置がすぐ真横にあるような位置になるので、空調機器からの音がけっこう気になる。


【モハネ582・中段(パンタ下)】
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長さ190cm・幅70cm・高さ103cm。
屋根上にパンタグラフを装備するモハネ582に6区画だけある、天井が非常に高い中段寝台。
パンタグラフを設置している部分は他の部分より天井が低いため、車内には上段寝台を設置できるほどの余裕がない。
そのため、中段寝台の料金で下段よりも広い空間が占有できるという「お買い得」な寝台。
581・583系登場のいにしえの時代より、この583系寝台特急電車を頻繁に使ってきたビジネスマンから、このあたりの事情をよく知る鉄道ファンに至るまで、幅広い人気を獲得してきた。
583系の話題になると、必ずといっていいほど挙がる「パン下」は、ここの区画の寝台のこと。
この「パン下」区画があるモハネ582の車体外観から「パン下」区画がある部分を見ると、上段寝台がいかにボディの天井ギリギリに設置されているのかがよく分かる。


各寝台には、ブルートレインの寝台客車でもおなじみの読書灯が設置されています。
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上段と中段寝台には、このようなシャッター式の窓が付いています。
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非常に小さい窓で、外の様子が覗き見れるという程度のもの。


上段と中段の通路仕切りカーテンには、このような刺繍が付いている部分があります。
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この部分はマジックテープ式になっていて、換気のために通路側に窓が開く仕組みになっています。
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昼行座席仕様はボックスシート。
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ボックス間の広さは1,900mmもあり、大人が向かい合わせに座ってもかなりの余裕があります。
座席と寝台のデュアルモードにするために、昼行特急ではどうしてもこのようなボックスート仕様になってしまうのは致し方ないところ。
しかし、581・583系の前後に登場した電車特急車輌の座席は2人掛けの回転式ロマンスシートが完全に主流になっていたため、この座席で特急料金が徴収される点で、利用者からの評判は芳しくは無かったよう。

寝台特急「はくつる」が583系で2往復だった時代、1両がこのボックスシート仕様で「指定席」として販売されていたことがありました。
上野から青森までこのボックス席で乗り通したことがありますが、かなりキツかった思い出。


通路側の肘掛には小型のテーブルが内蔵されています。
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非常に小さく、微妙に水平より斜めに固定されるため、飲み物を置く窪みがつけられていますが、ここに飲み物を置くのは正直ためらわれます。


デッキ仕切りドアの上部には、温度計とトイレの使用状況を知らせるランプ。
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デッキのゴミ箱は、国鉄時代を懐かしむような「くずもの入れ おす」の文字。 書体もかわいらしく、味があります。
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2枚折り戸の乗降ドア。
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東北特急で駆け抜けた車両は、冬季に凍結や吹き込む吹雪でドアが動かなくなるため、強力なヒーターが仕込まれていました。






つづく

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タムタム

上段中段は狭いとはいえ、横になれるし、枕木と垂直に設置されてるので、バネやカントによる浮き沈みに影響されにくいので、寝るだけならそれなりに快適だと思います。夜行バスがあれだけの需要をかかえてるなら、営業施策次第で夜間列車はそれなりに活躍出来るはずなんですけどね。線路があれだけ分割されちゃうと復活は難しいですね。いまやJRだけでなく第三セクターもうようよあるので。

06

18

20:26

京九快速

タムタムさん こんにちは
コメントありがとうございます。
寝台の狭さを夜行バス並みの安い料金でカバーできたら、もっと利用者が定着したかもしれませんが、運行する側からすると1列車のために夜勤の運転士を何人も用意しなければならなかったり、特殊設備の列車の維持に余計なコストが掛かったり、面倒な点が多いから廃れてしまったのでしょうね。

06

19

11:36

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