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1988年3月の青函トンネル開通で廃航路となった青函連絡船。
当時、鉄路で北海道へ向かう際には必ずお世話になる重要ルートで、この船こそが北海道への入口であり出口でもありました。
JR北海道発足からわずか1年で廃航路となったにも関わらず、80年という長い歴史を持つ航路であることと、北海道へ渡るにはなくてはならない存在であったため、多くの旅人のロマンと北の大地に暮らす人々に根付いた存在であったこともあって同社ではオレンジカードを熱心に作成・発売していました。
★青函連絡船シリーズ(1) 八甲田丸 1987年7月発行

1964年8月就航。 運航最終日の青森発最終便を担当。
運航終了後は青森駅北側の桟橋にて「メモリアルシップ八甲田丸」として公開中。
国鉄発行の「駅シリーズ」のオレンジカードをご紹介します。
手元にはシリーズのNo.1からNo.7までがあるのですが、このシリーズがNo.いくつまで続いているのか詳細は不明です。
ネットでこのシリーズのオレンジカードを調べてみても、No.7までの情報や画像しか出てこないので、もしかするとNo.7で完結しているのかもしれません。
★駅シリーズ No.1 東京駅 1986年2月発行

国鉄では古くは1960年代から旧式の客車を改造したお座敷車両が登場して、団体ツアー列車などで使用されていました。
1983年に14系客車を改造した「サロンエクスプレス東京」が登場すると、それに倣った欧風列車が主流となり、お座敷の和式客車でも洋風の展望室を設けたり一部に個室やソファーサロンを設けたりする列車が出てきました。
後に「ジョイフルトレイン」と呼ばれるようになる団体向けの列車は人気を呼び、国鉄の貴重な収入源となっていきます。
それらのジョイフルトレインを宣伝すべくオレンジカードの発行も盛んでした。
★新型お座敷列車「やすらぎ」号デビュー 国鉄・高崎 1986年4月発行

1986年5月に高崎鉄道管理局に新配置されたお座敷客車です。
編成の両端が大窓の展望サロンルーム室となっているのが特徴で、のちにEF60の19号機が客車と同じ塗装になり「やすらぎ」専用機として用意されました。
2001年3月31日のさよなら運転で引退しました。
国鉄時代に活躍した代表的な電気機関車をシリーズ化したオレンジカードです。
カード券面には「ELシリーズ」と銘打っています。
全部で12枚が発行され、2回目の今回はNo.7からNo.12までをご紹介。
★ELシリーズ No.7 EF61-1 1986年10月発行

1961年(昭和32年)から製造された電気機関車です。
EF58の後継機関車として誕生しましたが、製造が開始されて間もなく、国鉄が旅客用の列車を機関車牽引の客車を主力とする流れから電車への開発・新造へと舵を切ったことから、EF61は18両というわずかな製造のみで打ち切られました。
カード券面には「ELシリーズ」と銘打っています。
全部で12枚が発行され、2回目の今回はNo.7からNo.12までをご紹介。
★ELシリーズ No.7 EF61-1 1986年10月発行

1961年(昭和32年)から製造された電気機関車です。
EF58の後継機関車として誕生しましたが、製造が開始されて間もなく、国鉄が旅客用の列車を機関車牽引の客車を主力とする流れから電車への開発・新造へと舵を切ったことから、EF61は18両というわずかな製造のみで打ち切られました。
国鉄時代に活躍した代表的な電気機関車をシリーズ化したオレンジカードです。
カード券面には「ELシリーズ」と銘打っています。
全部で12枚が発行され、今回はそのうちのNo.1からNo.6までをご紹介。
★ELシリーズ No.1 準鉄道記念物 EF55-1 1986年5月発行

現在は大宮にある鉄道博物館に収蔵されているEF55型機関車。
EF55は国鉄の前身である鉄道省時代の1936年(昭和11年)に誕生しました。
当時、世界的に流行していた流線形を取り入れたデザインが特徴的。
しかし、流線形を常に前に向ける方向転換の煩雑さから、徐々に牽引機として使われなくなり、放置状態が長らく続きます。
国鉄末期の1985年に機関区イベントでEF55を整備して展示したところ、鉄道ファンからものすごい反響があり、あまりのEF55の人気高さを目の当たりにした国鉄は、EF55をイベント列車牽引機として本格的に整備し、1986年に動態保存機として復活を遂げました。
その後はJR東日本に車籍を置き、主に高崎線・上越線で数々のイベント列車を牽引したことは記憶にまだ新しいところです。
国鉄では将来的に国鉄路線上から全廃となるであろう蒸気機関車を動態保存をするべく、山口線で「SLやまぐち号」の運行を1979年から開始しました。
「SLやまぐち号」は運行開始から1年で乗客数10万人を達成するほどの大人気のイベント列車となりました。
また、郷愁を誘う全盛期の蒸気機関車の姿は、オールドファンには往年の懐かしいものとして心象にいつまでも残るものであり、国鉄ではそうしたファンに応えるように、蒸気機関車を被写体としたオレンジカードを多く発行していました。
★SLやまぐち号 61.10.14鉄道記念日 国鉄・広島 1986年10月発行

国鉄時代は末期でも夜行列車をはじめ、地方の支線でも客車列車が走っているところがありました。
しかし、機関車の牽引を必要とする客車列車や貨物列車は、その数を急激に減らしており、機関車自体も余剰車の廃車が一気に進んでいました。
鉄道ファンに機関車の人気は高く、オレンジカードには、そんな「機関車」を主役にした写真を使ったカードが多く発行されました。
★EF58-61「サロンエクスプレス踊り子」 東海道本線電化30周年記念 東京南鉄道管理局 1986年7月発行
