lounge SRG 見た目は大人、中身は子供!
台湾4日目は、台北桃園空港から飛んで日本に帰ります。
ずーっと開業が延期され続けてきた桃園MRTがついに開業したので、台北から桃園空港までこのMRTに乗ってみました。
桃園MRTは台北駅と直結となっていますが、台北駅の中心部ではなく駅の北西部に地下駅が建設されたので、高鐵や台鐵・台北MRTとの乗り換えはかなり長いこと地下通路を歩くようになります。

言ってみれば、東京駅で山手線や新幹線から京葉地下ホームへ移動するくらいの感覚です。

今回、台北駅から桃園MRTを利用するのは初めてなので、台北駅の地下通路や地下街はただでさえ迷宮のような中で、完全に道に迷ってしまわないか心配でしたが、駅側も桃園MRTの地下駅がかなり離れていることを懸念したのか、駅構内のあっちこっちに桃園MRTの乗り場へと誘導するサインや看板が準備されていて、一度も全く迷うことなく桃園MRTの地下駅まで行くことができました。


まだ真新しい地下通路を延々と歩いていくと、急に空間が開けて、まるで地上駅のようなところに出ました。
これが桃園MRTの台北駅です。

長いエスカレーターを降りると、すぐ目の前が切符売り場と改札口。
台北駅の西三門口から駅構内に入って、ここに着くまで約10分ほど掛かりました。
桃園MRTの台北駅には、桃園空港利用者のために航空各社の搭乗手続きと手荷物預けがMRT乗車前に行うことができるインタウンチェックインが併設されたのが話題になったので、それを見に行きました。
高鐵などの台北駅側から来ると、インタウンチェックインエリアまではこれまた長~い通路を歩きます。
左側のガラスの向こうは、タクシー降車エリア。
タクシーで直接地下駅の中まで乗りつけることができます。大きな荷物が多いときは便利そうですね。

インタウンチェックインのエリアは、思っていたよりも大きかったです。

エバー航空とチャイナエアラインの受付カウンターが、合わせて10台くらいありました。
このほか、セルフバゲッジドロップ(自動手荷物預入機)が10台くらいあります。

香港のエアポートエクスプレスの香港駅のインタウンチェックインは世界中の大手エアラインの搭乗手続きが可能でしたが、台北駅のインタウンチェックインは、エバー航空とチャイナエアライン、それらの子会社のユニーエアとマンダリンエアのみが利用可能です。
将来的には対応できるエアラインを増やすということですが、今のところその目処は立っていません。
自動チェックイン機も数台設置されていました。
こちらも利用可能なのは、エバー航空とチャイナエアライン、それら子会社のユニーエアとマンダリンエアだけです。

もちろん桃園空港のフライトインフォメーションも設置されています。
もうすでに出発したはずのフライトが「出発済み」ではなく「定刻」表示だったり、あんまりリアルタイム更新されているようではなさそうでした。

台北~桃園空港間の運賃。
各駅停車と直達車(「空港快速」に相当)する、2タイプの種別が運行されています。
運賃はどちらも同じです。

台北駅と桃園空港間は、片道160台湾ドル。
直達車なら40分ほどの乗車で、1円=4台湾ドル換算で640円。
日本での感覚ならさほど高く感じませんが、台湾の物価からするとけっこう割高に感じます。
これまでの一般的な台北~桃園空港間のアクセスと比べてみましょう。
*台湾高鐵+Uバス705(高鐵桃園駅乗り換え)
・高鐵の自由席で155台湾ドル(指定席は160台湾ドル)+Uバス30台湾ドル
(ちなみに桃園MRTの空港駅~桃園駅間も30台湾ドル)
・総額は、MRTと比べ25~30台湾ドル割高
・高鐵が台北駅直下に乗り入れているので、台北駅での乗換えがMRTに比べ便利
・台湾新幹線に乗れるという、観光での試乗が楽しめる
・高鐵桃園駅で乗り換えが必要
・空港→台北の移動の場合、桃園駅で高鐵の待ち時間が最大30分ほど発生する
*國光客運の1819バス
・台北~空港間の運賃が片道125台湾ドルと割安
・台北側のバス乗り場が台北駅すぐそばなので、台北駅での乗換えがMRTに比べ便利
・台北→空港は、道が空いていれば40分ほどで移動できる
・空港→台北は、多くの時間帯で渋滞に巻き込まれて時間が読めない
・全く乗換えが無い上に、定員制なので確実に座って移動できる
若干高いと感じるMRTですが、乗り換え無しで空港と台北駅間を直行できて、時間も確実なのがやはり便利です。
しかし、個人的には台北駅構内の移動距離がかなりネックに感じました。
たかが10分ほど歩くだけなのですが、かなり歩かされたような感覚があり、これなら高鐵桃園駅で乗換えが発生しても高鐵+Uバス705(またはMRTで高鐵桃園駅乗り換え)のほうが便利かもなぁと思ったほどです。
何度も乗って使い慣れれば、その移動距離もさほどネックに感じなくなるかもしれませんが、初めての台湾観光旅行などで訪れた際には、空港からMRTで台北に着いて、台北駅での地下で延々と歩いて、さらに迷路のような地下街に出たところで絶望する人が多いかも。
ちなみに、桃園MRTの駅の自動券売機やICカードチャージ機では、台湾ドルの小銭をチャージに使うことはできません。
これまでは、帰国前に大量の小銭が手元に残っていた場合、台北MRTの駅の券売機でイージーカードなどに余った小銭を全てチャージしてお財布を軽くしておくことができました。
帰国直前に桃園MRTの台北駅でICカードに小銭をチャージして、手元のジャリ銭をスッキリさせようと思っていると、結局持ち越すハメになるので、ちょっと注意が必要です。
乗車は、改札ゲートにICカードか券売機で買ったトークンをタッチします。
もしICカードを持っていない場合、券売機コーナーに「售卡機・加値機」と書かれた機械があるので、そこでイージーカードを購入することができます。
(台北駅・空港駅ほか、空港の先の大園駅にも設置されていたので、桃園MRT全駅でイージーカードの購入が可能と思われます)
改札口に入ると、このような乗り場案内が出ています。

台北駅では、普通車(各駅停車)と直達車(空港快速)は乗り場が分かれています。
直達車は1・2番線ホームへ、普通車は3・4番線ホームへエスカレーター・エレベーターで降ります。
乗り場は、ホームと電車の間が完全にガラスで仕切られていて、ホームドアもフルスクリーンサイズなので、ホームから電車の外観を撮影することはできません。
今回は快速運転の直達車に乗りました。
ちょうど電車が発車するところだったので、さっそく乗り込みます。
電車は3ドアで、乗降口のところにスーツケースが収納できる大型荷物置き場があります。

直達車の車両は、ドア間が全席クロスシートとなっています。
真ん中のドアを境にして、シートの向きが進行方向向きとその逆向きに固定されています。
一部は、4人向かい合わせのボックスシートになっています。

肘掛先端にあるオレンジ色のボタンは、リクライニングではなく、頭上にある読書灯のスイッチです。

シート背面には折り畳み収納式のテーブルが付いています。
しかし、MRTの車内は全車両全線で飲食が禁止されているので、特急列車の感覚で飲み物や食べ物を出しているのを見つかると罰金が科せられるので要注意。
しかも、テーブルにドリンクホルダーと思われるくぼみが付いているという罠。
台湾の人はみんな乗車マナーが良いので、車内で飲食している人はほぼ見かけません。

前の座席の下部はご覧のとおり、足が座席下に伸ばせないようになっています。
これは、座席下も荷物収納スペースとして使えるように設計されているためで、自席の下に収納した荷物が後ろの席の人の足元に干渉して迷惑にならないためにこのようなデザインになっています。
列車の走行位置表示装置。
直達車は、台北を出ると空港までの途中停車駅は2箇所だけです。
左側の余ったスペースが「保留未来使用」となっていて、これは2020年開港予定といわれている「空港第3ターミナル」の表示準備がすでにされているものと思われます。

大型LCDパネルによる情報表示装置も設置されています。
画面上部には次の停車駅の到着時刻と終点駅の到着時刻のほか、走行中には時速何キロで走っているかも表示されます。

台北駅を出発するとしばらく地下区間が続きますが、10分ほどで地上に出て高架区間を走行します。

場所によっては、ビル群の間や住宅地のド真ん中を突っ切るのですが、そのような場所は騒音対策でシェルターの中を走行します。

大型LCDの情報表示装置には、ときおり走行中の前面展望が中継されたりも。

途中停車駅のホーム上の設備の案内は、思いっきりホームの設計図が流用されてます。

一部の駅は直達車が普通車を追い抜ける構造になっているので、緩急乗換が可能になっています。

直達車は地上区間に出るとおよそ時速80キロほどの速さで快走して進みますが、泰山貴和駅と体育大学駅間の山登り区間では時速40キロ、さらに林口駅と山鼻駅間の山間部を超高架設計で進む区間は時速30キロほどのゆっくりとしたスピードに減速。

山鼻駅あたりまで来ると、桃園空港の敷地が見え始め、駐機中や離陸していく旅客機が見えてきます。

次の抗口駅を出て、チャイナエアラインの格納庫が車窓の真横にくるあたりで、線路は再び地下へ。

地下区間に入ると、じきに「機場第一航廈(空港第一ターミナル)」駅に到着。
第一ターミナルは主にチャイナエアラインが発着するターミナルで、台北駅からは35分で到着です。
次の「機場第二航廈(空港第二ターミナル)」駅に到着。
第二ターミナルは主にエバー航空が発着するターミナルで、台北駅からは38分で到着です。

電車は、終点の「機場第二航廈」駅に到着すると、乗客が降りきらないうちに一部の車内照明が消灯されます。
「次の折り返し電車になるから、さっさと早く降りろ!」という無言のメッセージかな?(笑)
MRTの空港駅はすでに利用者が定着しているようで、直達車に普通車が次々に到着するとたくさんの乗客が降りてきました。
空港駅の改札口には、空港駅から桃園駅で高鐵に乗り換えて台南・高雄方面へ向かう利用者のために、高鐵桃園駅に停車する列車の発車案内表示機も設置されていました。
(台北・南港方面も表示されているということは、高鐵経由で台北へ向かう利用者も少なからずいるのかな?)

桃園MRTの運行情報
・直達車・普通車とも営業時間は6:00~23:00で、15分おきに1本ずつ、1時間に計8本のダイヤ
・将来的には、12分おきに1本ずつ、1時間に計10分のダイヤでの運行を予定
・台北駅から空港2タミまでは直達車で38分、普通車で50分
・直達車はオールクロスシートで、着席定員は188人(立ち客も含めた設計上の総定員は855人)
・普通車はオールロングシートで、着席定員は188人(立ち客も含めた設計上の総定員は1,080人)
・直達車は5両編成で、4両が客車、1両はインタウンチェックイン用の荷物車
・普通車は4両編成で、全てが客車。(インタウンチェックインの荷物車は無し)
・直達車・普通車ともフリーWi-Fi(4G)を完備(1回のログインで30分の利用制限あり)
・直達車のみ、ワイヤレスのスマホ・携帯電話充電器を装備
・空港1タミ~空港2タミ~(空港3タミ)~空港ホテル(ノボテル)間はICカードなら無料乗車可能
お友達のKimiさんのブログでは、桃園MRTの車内や空港駅の様子がさらにくわしく紹介されてますので、こちらも参照すれば桃園MRTにもっと詳しくなれるって話だよ!
のまゆ 2017年5月台湾旅行~ついに開業!桃園MRT編~
(つづく)
ずーっと開業が延期され続けてきた桃園MRTがついに開業したので、台北から桃園空港までこのMRTに乗ってみました。
桃園MRTは台北駅と直結となっていますが、台北駅の中心部ではなく駅の北西部に地下駅が建設されたので、高鐵や台鐵・台北MRTとの乗り換えはかなり長いこと地下通路を歩くようになります。

言ってみれば、東京駅で山手線や新幹線から京葉地下ホームへ移動するくらいの感覚です。

今回、台北駅から桃園MRTを利用するのは初めてなので、台北駅の地下通路や地下街はただでさえ迷宮のような中で、完全に道に迷ってしまわないか心配でしたが、駅側も桃園MRTの地下駅がかなり離れていることを懸念したのか、駅構内のあっちこっちに桃園MRTの乗り場へと誘導するサインや看板が準備されていて、一度も全く迷うことなく桃園MRTの地下駅まで行くことができました。


まだ真新しい地下通路を延々と歩いていくと、急に空間が開けて、まるで地上駅のようなところに出ました。
これが桃園MRTの台北駅です。

長いエスカレーターを降りると、すぐ目の前が切符売り場と改札口。
台北駅の西三門口から駅構内に入って、ここに着くまで約10分ほど掛かりました。
桃園MRTの台北駅には、桃園空港利用者のために航空各社の搭乗手続きと手荷物預けがMRT乗車前に行うことができるインタウンチェックインが併設されたのが話題になったので、それを見に行きました。
高鐵などの台北駅側から来ると、インタウンチェックインエリアまではこれまた長~い通路を歩きます。
左側のガラスの向こうは、タクシー降車エリア。
タクシーで直接地下駅の中まで乗りつけることができます。大きな荷物が多いときは便利そうですね。

インタウンチェックインのエリアは、思っていたよりも大きかったです。

エバー航空とチャイナエアラインの受付カウンターが、合わせて10台くらいありました。
このほか、セルフバゲッジドロップ(自動手荷物預入機)が10台くらいあります。

香港のエアポートエクスプレスの香港駅のインタウンチェックインは世界中の大手エアラインの搭乗手続きが可能でしたが、台北駅のインタウンチェックインは、エバー航空とチャイナエアライン、それらの子会社のユニーエアとマンダリンエアのみが利用可能です。
将来的には対応できるエアラインを増やすということですが、今のところその目処は立っていません。
自動チェックイン機も数台設置されていました。
こちらも利用可能なのは、エバー航空とチャイナエアライン、それら子会社のユニーエアとマンダリンエアだけです。

もちろん桃園空港のフライトインフォメーションも設置されています。
もうすでに出発したはずのフライトが「出発済み」ではなく「定刻」表示だったり、あんまりリアルタイム更新されているようではなさそうでした。

台北~桃園空港間の運賃。
各駅停車と直達車(「空港快速」に相当)する、2タイプの種別が運行されています。
運賃はどちらも同じです。

台北駅と桃園空港間は、片道160台湾ドル。
直達車なら40分ほどの乗車で、1円=4台湾ドル換算で640円。
日本での感覚ならさほど高く感じませんが、台湾の物価からするとけっこう割高に感じます。
これまでの一般的な台北~桃園空港間のアクセスと比べてみましょう。
*台湾高鐵+Uバス705(高鐵桃園駅乗り換え)
・高鐵の自由席で155台湾ドル(指定席は160台湾ドル)+Uバス30台湾ドル
(ちなみに桃園MRTの空港駅~桃園駅間も30台湾ドル)
・総額は、MRTと比べ25~30台湾ドル割高
・高鐵が台北駅直下に乗り入れているので、台北駅での乗換えがMRTに比べ便利
・台湾新幹線に乗れるという、観光での試乗が楽しめる
・高鐵桃園駅で乗り換えが必要
・空港→台北の移動の場合、桃園駅で高鐵の待ち時間が最大30分ほど発生する
*國光客運の1819バス
・台北~空港間の運賃が片道125台湾ドルと割安
・台北側のバス乗り場が台北駅すぐそばなので、台北駅での乗換えがMRTに比べ便利
・台北→空港は、道が空いていれば40分ほどで移動できる
・空港→台北は、多くの時間帯で渋滞に巻き込まれて時間が読めない
・全く乗換えが無い上に、定員制なので確実に座って移動できる
若干高いと感じるMRTですが、乗り換え無しで空港と台北駅間を直行できて、時間も確実なのがやはり便利です。
しかし、個人的には台北駅構内の移動距離がかなりネックに感じました。
たかが10分ほど歩くだけなのですが、かなり歩かされたような感覚があり、これなら高鐵桃園駅で乗換えが発生しても高鐵+Uバス705(またはMRTで高鐵桃園駅乗り換え)のほうが便利かもなぁと思ったほどです。
何度も乗って使い慣れれば、その移動距離もさほどネックに感じなくなるかもしれませんが、初めての台湾観光旅行などで訪れた際には、空港からMRTで台北に着いて、台北駅での地下で延々と歩いて、さらに迷路のような地下街に出たところで絶望する人が多いかも。
ちなみに、桃園MRTの駅の自動券売機やICカードチャージ機では、台湾ドルの小銭をチャージに使うことはできません。
これまでは、帰国前に大量の小銭が手元に残っていた場合、台北MRTの駅の券売機でイージーカードなどに余った小銭を全てチャージしてお財布を軽くしておくことができました。
帰国直前に桃園MRTの台北駅でICカードに小銭をチャージして、手元のジャリ銭をスッキリさせようと思っていると、結局持ち越すハメになるので、ちょっと注意が必要です。
乗車は、改札ゲートにICカードか券売機で買ったトークンをタッチします。
もしICカードを持っていない場合、券売機コーナーに「售卡機・加値機」と書かれた機械があるので、そこでイージーカードを購入することができます。
(台北駅・空港駅ほか、空港の先の大園駅にも設置されていたので、桃園MRT全駅でイージーカードの購入が可能と思われます)
改札口に入ると、このような乗り場案内が出ています。

台北駅では、普通車(各駅停車)と直達車(空港快速)は乗り場が分かれています。
直達車は1・2番線ホームへ、普通車は3・4番線ホームへエスカレーター・エレベーターで降ります。
乗り場は、ホームと電車の間が完全にガラスで仕切られていて、ホームドアもフルスクリーンサイズなので、ホームから電車の外観を撮影することはできません。
今回は快速運転の直達車に乗りました。
ちょうど電車が発車するところだったので、さっそく乗り込みます。
電車は3ドアで、乗降口のところにスーツケースが収納できる大型荷物置き場があります。

直達車の車両は、ドア間が全席クロスシートとなっています。
真ん中のドアを境にして、シートの向きが進行方向向きとその逆向きに固定されています。
一部は、4人向かい合わせのボックスシートになっています。

肘掛先端にあるオレンジ色のボタンは、リクライニングではなく、頭上にある読書灯のスイッチです。

シート背面には折り畳み収納式のテーブルが付いています。
しかし、MRTの車内は全車両全線で飲食が禁止されているので、特急列車の感覚で飲み物や食べ物を出しているのを見つかると罰金が科せられるので要注意。
しかも、テーブルにドリンクホルダーと思われるくぼみが付いているという罠。
台湾の人はみんな乗車マナーが良いので、車内で飲食している人はほぼ見かけません。

前の座席の下部はご覧のとおり、足が座席下に伸ばせないようになっています。
これは、座席下も荷物収納スペースとして使えるように設計されているためで、自席の下に収納した荷物が後ろの席の人の足元に干渉して迷惑にならないためにこのようなデザインになっています。
列車の走行位置表示装置。
直達車は、台北を出ると空港までの途中停車駅は2箇所だけです。
左側の余ったスペースが「保留未来使用」となっていて、これは2020年開港予定といわれている「空港第3ターミナル」の表示準備がすでにされているものと思われます。

大型LCDパネルによる情報表示装置も設置されています。
画面上部には次の停車駅の到着時刻と終点駅の到着時刻のほか、走行中には時速何キロで走っているかも表示されます。

台北駅を出発するとしばらく地下区間が続きますが、10分ほどで地上に出て高架区間を走行します。

場所によっては、ビル群の間や住宅地のド真ん中を突っ切るのですが、そのような場所は騒音対策でシェルターの中を走行します。

大型LCDの情報表示装置には、ときおり走行中の前面展望が中継されたりも。

途中停車駅のホーム上の設備の案内は、思いっきりホームの設計図が流用されてます。

一部の駅は直達車が普通車を追い抜ける構造になっているので、緩急乗換が可能になっています。

直達車は地上区間に出るとおよそ時速80キロほどの速さで快走して進みますが、泰山貴和駅と体育大学駅間の山登り区間では時速40キロ、さらに林口駅と山鼻駅間の山間部を超高架設計で進む区間は時速30キロほどのゆっくりとしたスピードに減速。

山鼻駅あたりまで来ると、桃園空港の敷地が見え始め、駐機中や離陸していく旅客機が見えてきます。

次の抗口駅を出て、チャイナエアラインの格納庫が車窓の真横にくるあたりで、線路は再び地下へ。

地下区間に入ると、じきに「機場第一航廈(空港第一ターミナル)」駅に到着。
第一ターミナルは主にチャイナエアラインが発着するターミナルで、台北駅からは35分で到着です。
次の「機場第二航廈(空港第二ターミナル)」駅に到着。
第二ターミナルは主にエバー航空が発着するターミナルで、台北駅からは38分で到着です。

電車は、終点の「機場第二航廈」駅に到着すると、乗客が降りきらないうちに一部の車内照明が消灯されます。
「次の折り返し電車になるから、さっさと早く降りろ!」という無言のメッセージかな?(笑)
MRTの空港駅はすでに利用者が定着しているようで、直達車に普通車が次々に到着するとたくさんの乗客が降りてきました。
空港駅の改札口には、空港駅から桃園駅で高鐵に乗り換えて台南・高雄方面へ向かう利用者のために、高鐵桃園駅に停車する列車の発車案内表示機も設置されていました。
(台北・南港方面も表示されているということは、高鐵経由で台北へ向かう利用者も少なからずいるのかな?)

桃園MRTの運行情報
・直達車・普通車とも営業時間は6:00~23:00で、15分おきに1本ずつ、1時間に計8本のダイヤ
・将来的には、12分おきに1本ずつ、1時間に計10分のダイヤでの運行を予定
・台北駅から空港2タミまでは直達車で38分、普通車で50分
・直達車はオールクロスシートで、着席定員は188人(立ち客も含めた設計上の総定員は855人)
・普通車はオールロングシートで、着席定員は188人(立ち客も含めた設計上の総定員は1,080人)
・直達車は5両編成で、4両が客車、1両はインタウンチェックイン用の荷物車
・普通車は4両編成で、全てが客車。(インタウンチェックインの荷物車は無し)
・直達車・普通車ともフリーWi-Fi(4G)を完備(1回のログインで30分の利用制限あり)
・直達車のみ、ワイヤレスのスマホ・携帯電話充電器を装備
・空港1タミ~空港2タミ~(空港3タミ)~空港ホテル(ノボテル)間はICカードなら無料乗車可能
お友達のKimiさんのブログでは、桃園MRTの車内や空港駅の様子がさらにくわしく紹介されてますので、こちらも参照すれば桃園MRTにもっと詳しくなれるって話だよ!
のまゆ 2017年5月台湾旅行~ついに開業!桃園MRT編~
(つづく)
馬公空港の出発カウンターです。
2階まで吹き抜けとなっていて、天井が高く広々とした空間になっています。
天井からはトビウオのオブジェがいくつも吊るされていて、離島のリゾート空港という雰囲気満点。

台北への帰り便もユニーエアを予約しておきました。
馬公空港のユニーエアのカウンターも「バッドばつ丸」がいっぱいです。

自動チェックイン機。


記念撮影スポットも用意されていました。

馬公空港で発券された搭乗券も「バッドばつ丸」仕様でした。

実は、もっと遅い時間に馬公空港を出発するフライトを予約して澎湖での滞在時間を長めに取りたかったのですが、往路を予約した時点では、復路の空席はこの8610便より1本早い14:20発の8608便しか空席が無い状態でした。
馬公での観光は諦めて、台湾の国内線とバッドばつ丸機への試乗を主目的に切り替えて、帰りは8608便を予約しておいたのですが、出発1週間ぐらい前にユニーエアの予約サイトを見てみると、この8610便に空席が出ていたので、すかさず8608便から予約変更をしました。
その後も、「8610便よりさらに遅い時間の便も空席が出るかな・・・・」と、虎視眈々と遅い時間のフライトが予約可能な状態になるのをユニーエアのサイトに眼を光らせていたのですが、結局空席は出ることはありませんでした。
ユニーエアの空席情報案内。
台南行き以外は、見事に全便満席ですね。

馬公空港の出発ロビーにも、復興航空(トランスアジア)が使っていたスペースが今でもそのまま残されていました。

トランスアジアのロゴマークが残る表示板。「台北」「高雄」のパネルがまだ装着されたままになっています。
フライトナンバーや出発時間、空席の有無なんかが掲示されていたのではないかと思われます。

馬公空港のターミナルは大きいわりに、左右を見渡してもお店らしきものがほとんどありません。
唯一あるのが、出発ロビーと到着ロビーの間にあるこのセブンイレブンだけ。

手荷物検査場は2階にあります。誰もいませんね・・・・

手荷物検査場を抜けて搭乗ロビーに出ると、まるで別世界のような空間です。
照明が少なくて薄暗い出発/到着ロビーに比べて、搭乗ロビー側は煌々と明るく、お土産屋さんもいっぱい。
なぜか免税店まであり、出発時間が近くなって搭乗ロビーに人が集まりだすと、免税店のレジは大行列になってました。

軽食を出すカフェで「23.5掌上明珠」のサボテンアイスが売っていたので、空港でもう一つ食べました。
空港のカフェで出しているのはカップ入りでしたが、馬公のショップで食べたのと同じ味で美味しかったです。
日本に持ち帰れるものなら、10個ほど買って帰りたかったなぁ。

搭乗ロビーは2階にあるので、バス搭乗のフライトだとエスカレーターで1階に降りてから外に出ます。

帰りの8610便も「バッドばつ丸」機です。

8610便もフル満席。
搭乗予定客の全員が早々に揃ったので、出発予定時間より早くドアクローズ→離陸となりました。
機内はやっぱり澎湖観光を楽しんできて台北へと帰るレジャー客ばかりです。
ドリンクサービスを貰った後、歩き疲れたせいかウトウト居眠りしてしまいました。

目が覚めると、飛行機は海上から内陸へと飛んでいました。

窓の真下には、新しく開業したばかりの台北と桃園空港を結ぶMRTの高架と走行中の電車が見えました。

台北松山空港に到着。

ターミナルへの送迎バスは機体の真横に据え付けられていたので、最後はこんな写真しか撮れませんでした。

到着ロビーのアライバルインフォメーションボード。
真ん中あたりの「UNIAIR B7-8610 馬公 Magong」が乗ってきた飛行機です。
予定より10分早着だったみたいですね。

松山空港からは、MRTを乗り継いで夜市に行って晩飯を食べようと思っていたのですが、クタクタだったので空港内のレストランで晩飯にしました。
以前の台北訪問の時にいった「老董牛肉細粉麺店」の松山空港支店で「冠軍清燉牛肉麺」を食べました。

もちろん、ここにも寄って来ました。「AIRSHOP 飛機場」

飛行機モデルが所狭しと並べられていて、見ているだけで幸せな気分になります。
土地柄からか、チャイナエアラインとエバー航空、キャセイパシフィック航空の模型が充実しています。

スカイチーム塗装のチャイナエアラインのB747-400の1/500モデルが欲しかったのですが、思っていたよりも高額だったので諦めました・・・・
エバー航空は、最近のハローキティジェットの1/500モデルを新規発売していないのが残念。
ヨーロッパやアメリカのエアラインの模型。

ANAやJALのモデルも、日本では全く見かけなくなった完売品がチラホラ見かけられたので、台湾訪問の際は要チェックです!

模型だけではなく、各種グッズも豊富に揃っています。

今回買ったグッズ。

チャイナエアラインのB777-300ERやA350のクリアファイルにスマホリング。
なぜかVエアーのクリアファイルが1セットだけ売れ残っていたので、最後の一つをお買い上げ。
画像右側の「Airway」は台湾で発刊されている航空情報誌。もちろん内部は全て中国語繁体字です。
「Vエアー運航停止」と「日本のボーイング747客載型が全機退役」の特集号を買いました。
エバー航空のグッズが全く無いのがちょっと残念ですね。
この日の立榮航空 UNIAIR 8610便のフライトルート(Flightradar24.comより)


(つづく)
2階まで吹き抜けとなっていて、天井が高く広々とした空間になっています。
天井からはトビウオのオブジェがいくつも吊るされていて、離島のリゾート空港という雰囲気満点。

台北への帰り便もユニーエアを予約しておきました。
馬公空港のユニーエアのカウンターも「バッドばつ丸」がいっぱいです。

自動チェックイン機。


記念撮影スポットも用意されていました。

馬公空港で発券された搭乗券も「バッドばつ丸」仕様でした。

実は、もっと遅い時間に馬公空港を出発するフライトを予約して澎湖での滞在時間を長めに取りたかったのですが、往路を予約した時点では、復路の空席はこの8610便より1本早い14:20発の8608便しか空席が無い状態でした。
馬公での観光は諦めて、台湾の国内線とバッドばつ丸機への試乗を主目的に切り替えて、帰りは8608便を予約しておいたのですが、出発1週間ぐらい前にユニーエアの予約サイトを見てみると、この8610便に空席が出ていたので、すかさず8608便から予約変更をしました。
その後も、「8610便よりさらに遅い時間の便も空席が出るかな・・・・」と、虎視眈々と遅い時間のフライトが予約可能な状態になるのをユニーエアのサイトに眼を光らせていたのですが、結局空席は出ることはありませんでした。
ユニーエアの空席情報案内。
台南行き以外は、見事に全便満席ですね。

馬公空港の出発ロビーにも、復興航空(トランスアジア)が使っていたスペースが今でもそのまま残されていました。

トランスアジアのロゴマークが残る表示板。「台北」「高雄」のパネルがまだ装着されたままになっています。
フライトナンバーや出発時間、空席の有無なんかが掲示されていたのではないかと思われます。

馬公空港のターミナルは大きいわりに、左右を見渡してもお店らしきものがほとんどありません。
唯一あるのが、出発ロビーと到着ロビーの間にあるこのセブンイレブンだけ。

手荷物検査場は2階にあります。誰もいませんね・・・・

手荷物検査場を抜けて搭乗ロビーに出ると、まるで別世界のような空間です。
照明が少なくて薄暗い出発/到着ロビーに比べて、搭乗ロビー側は煌々と明るく、お土産屋さんもいっぱい。
なぜか免税店まであり、出発時間が近くなって搭乗ロビーに人が集まりだすと、免税店のレジは大行列になってました。

軽食を出すカフェで「23.5掌上明珠」のサボテンアイスが売っていたので、空港でもう一つ食べました。
空港のカフェで出しているのはカップ入りでしたが、馬公のショップで食べたのと同じ味で美味しかったです。
日本に持ち帰れるものなら、10個ほど買って帰りたかったなぁ。

搭乗ロビーは2階にあるので、バス搭乗のフライトだとエスカレーターで1階に降りてから外に出ます。

帰りの8610便も「バッドばつ丸」機です。

8610便もフル満席。
搭乗予定客の全員が早々に揃ったので、出発予定時間より早くドアクローズ→離陸となりました。
機内はやっぱり澎湖観光を楽しんできて台北へと帰るレジャー客ばかりです。
ドリンクサービスを貰った後、歩き疲れたせいかウトウト居眠りしてしまいました。

目が覚めると、飛行機は海上から内陸へと飛んでいました。

窓の真下には、新しく開業したばかりの台北と桃園空港を結ぶMRTの高架と走行中の電車が見えました。

台北松山空港に到着。

ターミナルへの送迎バスは機体の真横に据え付けられていたので、最後はこんな写真しか撮れませんでした。

到着ロビーのアライバルインフォメーションボード。
真ん中あたりの「UNIAIR B7-8610 馬公 Magong」が乗ってきた飛行機です。
予定より10分早着だったみたいですね。

松山空港からは、MRTを乗り継いで夜市に行って晩飯を食べようと思っていたのですが、クタクタだったので空港内のレストランで晩飯にしました。
以前の台北訪問の時にいった「老董牛肉細粉麺店」の松山空港支店で「冠軍清燉牛肉麺」を食べました。

もちろん、ここにも寄って来ました。「AIRSHOP 飛機場」

飛行機モデルが所狭しと並べられていて、見ているだけで幸せな気分になります。
土地柄からか、チャイナエアラインとエバー航空、キャセイパシフィック航空の模型が充実しています。

スカイチーム塗装のチャイナエアラインのB747-400の1/500モデルが欲しかったのですが、思っていたよりも高額だったので諦めました・・・・
エバー航空は、最近のハローキティジェットの1/500モデルを新規発売していないのが残念。
ヨーロッパやアメリカのエアラインの模型。

ANAやJALのモデルも、日本では全く見かけなくなった完売品がチラホラ見かけられたので、台湾訪問の際は要チェックです!

模型だけではなく、各種グッズも豊富に揃っています。

今回買ったグッズ。

チャイナエアラインのB777-300ERやA350のクリアファイルにスマホリング。
なぜかVエアーのクリアファイルが1セットだけ売れ残っていたので、最後の一つをお買い上げ。
画像右側の「Airway」は台湾で発刊されている航空情報誌。もちろん内部は全て中国語繁体字です。
「Vエアー運航停止」と「日本のボーイング747客載型が全機退役」の特集号を買いました。
エバー航空のグッズが全く無いのがちょっと残念ですね。
この日の立榮航空 UNIAIR 8610便のフライトルート(Flightradar24.comより)


(つづく)
馬公空港のターミナルは、想像していたより大きくて立派でした。

空港からはタクシーを利用しました。
空港ターミナルを出てすぐの交差点には、さっき乗ってきた「バッドばつ丸」の飛行機を宣伝する看板が立ってました。

空港から馬公市内までは、タクシーでだいたい20分ぐらい。
運賃は300台湾ドルでした。帰りに乗ったタクシーの運賃も同額だったので、市内中心部から空港までは一律定額なのかもしれません。
ちなみに、バスは1~2時間に1本という、観光地なのに超使えない運転本数&ダイヤなので、必然的に空港からの移動手段はタクシーになります。
タクシーの運転手さんは観光地特有の「笑顔の接客の裏でボッタクる気満々」みたいなスレた感じが無く、とても親切で話好きです。
空港ターミナルのタクシー乗り場でもしつこく客引きしてくるようなことはなく、初めての訪問でも安心してタクシーに乗れました。
タクシーでまず向かったのは「老街」。

見てのとおり、古い町並みが残っている路地です。
立ち並ぶのは観光客目的の商店ばかりですが、建物自体は古い時代のまま。
観光地化する前は荒れ放題の薄汚れた路地だったそうですが、2003年に澎湖県政府主導の元で保存整備が行われ、古めかしい建物はそのままに、観光拠点として美しく生まれ変わったそうです。
細い路地は観光客でいっぱいでした。(写真は観光客の行列が途切れた一瞬に撮影しました)

「老街」に立ち並ぶ建物の前には、こうした石が埋め込まれています。

この石板、何かと言うと、日本統治時代と台湾独立後にその建物が何に使われていたかを記すものです。
この画像の石板の場合・・・
「日治時期(日本統治時代)・・・朝日靴店(革靴補修)
光復後(台湾復独立)・・・・豆芽菜(工場)」
と読み取ることができます。
「老街」を歩いていると洒落たカフェがありました。

「仙人掌」とはサボテンのことです。「千層派」はミルフィーユのこと。

看板メニューに「サボテンミルフィーユ」を出しているみたいです。さっそく入ってみました。
迷わずサボテンミルフィーユを注文。

味は・・・正直「サボテン」がどんな味か分からなかったので、「ちょっと濃い味のミルフィーユだったな」という程度の感想でした。
澎湖ではサボテンを使ったスイーツが名物として、いろんなところで販売されています。
「老街」の真ん中辺りにある「四眼井」という、四つの古井戸。

この井戸は4つがそれぞれ独立していなくて、覗き込んでみると、中は大きな一つの空洞になっていました。
なぜ四つなのか、なぜひとつの空洞に4つの穴を開けて作ったのか、今でも謎の多い井戸だそうです。
別の場所には「萬軍井」という井戸もありました

言い伝えでは、中国から澎湖へと攻め入った軍隊は疲れ果てて水にも飢えていたところに、軍隊の隊長が皇帝から授かった剣で穴を掘ったところ水が湧き出して井戸となり、軍隊の喉を潤した・・・ということだそうです。
「老街」は非常に小さいので、じっくり廻っても1時間もあればすべて見終わってしまいます。
今度は大通りのほうへ出てみました。

大通り沿いには大きなビルが立ち並んでいますが、「老街」の混み具合に比べるとビックリするくらい歩いている人がいません。

至るところでハーフパンツと帽子とサンダルを売っている店が見られます。

台湾のこんな小さな島にまで「ダイソー」がッ!?

ジューススタンドでタピオカミルクティーを買いました。
これでSサイズです。
台湾でLサイズなんて注文すると、とんでもないデカさのカップで出てくるので注意!!

日本統治時代の建物をそのまま残している郵便局があるというので見に行ってみたら・・・・

補修中で内部はおろか、外観すら見られませんでした。
ちなみに、こういう建物です。

この郵便局のすぐ近くには、同じく日本統治時代の建物を使った「澎湖警察文物館」という博物館があるので、行ってみたら・・・

外観を見ることはできたのですが、「閉鎖中」で中を見ることはできませんでした。
この建物は日本統治時代に水上警察の派出所として使われていた建物だそうです。
当時の警察官が実際に使っていた武器や手錠や警察に関する機械や資料がいろいろ展示されているそうです。
「澎湖警察文物館」の目の前は、すぐ海になっています。
さすが、日本統治時代に水上警察の建物だっただけのことはあります。
ちょうど大きなフェリーが入港して来ました。

ちょっと歩くと、馬公のフェリーターミナルがありました。
さきほど見かけたフェリーです。「凱旋3號」と書かれていますね。

こちらは「満点星」というフェリー。嘉義と馬公を結ぶフェリーのようです。


フェリーターミナルにも入ってみましたが、薄暗くて人気が無いので、最初は廃墟かと思ってしまいました。
電光表示のデパーチャーズボード。

高雄港と布袋港(嘉義市布袋鎮にあるフェリーターミナル)が表示されていました。
このほかにも、台中と台南からもフェリーの便があるみたいです。
フェリーターミナルを出て、再び市中へ。

それにしても、松山空港では馬公行きのフライトにキャンセル待ちの人がたくさんいて、飛行機は満席。馬公空港にはあんなにたくさんの観光客がごった返していたのに、馬公の街中はこんなにも人が少ないのはなぜなのか。
「澎湖に行ったなら、ここに寄ろう!」というほどのド定番のお店に来ました。
「23.5掌上明珠」です。

なにがそんなにド定番なのかというと、「サボテンアイス」ですよ。

さっきの「サボテンミルフィーユ」は味がよく分からなかったけど、この「サボテンアイス」は強烈にサボテンの味が分かりました。
ライムのような酸っぱさが口の中にブワーッと広がるけど、スーッとその酸っぱさが引いていく爽快感。
これはクセになりそうです。
というかクセになりました。2つ食べちゃいましたよ、サボテンアイス。
台湾の旅行雑誌でもこんなに大きくページを割いて紹介されているほどのお店です。

さぞかし混んでて並んだんでしょう・・・と思われるかもしれませんが、全然そんなことありませんでした。
店内には2組しかお客さんがいなくて、いろんな味のアイスの試食までさせてもらえました。
海沿いにある澎湖観音亭公園です。

夏には、ここで大きな花火大会が行われるそうですが、天気はどんよりの日中は誰もいませんでした。
公園の真ん中にある大きな橋は、夜には七色にライトアップされるらしいですよ。

あやしい店発見。
「KFC」じゃなくて、「KLG」。
赤い看板とカー○ルサン○ース似のニワトリのキャラクターが放つ、強烈なパチモン臭。

近寄ってみたら、ホントにフライドチキンの店だった!
で、買ってみましたよ。

店の外観はハンパないパチモン臭を放っている雰囲気なのに、チキンはびっくりするぐらいの美味しさ。
外はカリッカリなのに、中からは肉汁が染み出してくるほどジューシー!
「KFC」のフニャフニャチキンとは比べ物にならないほどの美味しさで、調子に乗って3つも食った!

で、3つもKLGのチキン食ったら腹いっぱいになってしまって、昼飯に食べようと思っていた名物料理店の肉燥飯が食べられなくなるという罠。
市内で見かけた小学校。
最初「ずいぶん立派な地下駐車場持ってる小学校だなー」と思ったら、「緊急避難所」の文字を見て戦慄。
中国と緊張状態の関係にある台湾であることを忘れてた。

なんか、古めかしい映画館もありましたよ。
上映中の映画はみんなアメリカ映画のようなんだけど、タイトルから出演者まで全部漢字で書かれてて、原題が分からなかった。


商店街に貼り出されてたポスター。
台湾の陽キャですかね。すごい髪型してるな。

「オレのガラスのハートを壊すなよ」だそうです。何言ってんだー?
澎湖的オシャレショップの前にいた、恐ろしいマネキン。

路地裏で見つけたぬこにゃん。

・・・え?
だんだん、どうでもいいよ的な展開になってきているって?
それは否めない。
今回は、11時前に馬公空港に着いて、17時の飛行機で台北に帰る予定。
空港から市内へ、そしてちょっと早めに空港へ戻っておくつもりでいたので、11時半~16時ぐらいまでの4時間半を馬公市内観光に充てるような時間配分で考えていました。
ところが、思っていたよりも馬公市内の観光ポイントが集まっている中心部が思ってたよりもすごく小さかった。
テキパキ廻れば1~2時間でほぼ廻れる所は廻りつくせるという感じ。
かといって、余った時間だけでは馬公市中を出て周辺の観光地を巡るには時間が足りず、結局無駄に市の中心部をダラダラ歩いて時間をつぶしているような感じになってしまいました。
やっぱり澎湖は、周りの島々もぐるっと巡ってこそ「澎湖観光した!」と言えるのかも。
それには、台北を朝イチの飛行機で飛んできて、帰りは馬公空港発の最終便で帰るか、いっそ澎湖島内で宿泊するくらいの余裕が必要です。
(ちなみに、台北発朝イチの便と馬公発最終便は人気が高く、早めに予約しても満席になっていることが多いです)
「澎湖開拓館」 おお!なんか観光地っぽいものがあるぞ!ということで寄ってみた。

中には、小っさい家が一軒。

日本統治時代に澎湖県を治めてた偉い日本人が住んでた家をそのまま保存したものだそうです。
中は「当時の暮らしぶりを知ることができる貴重な品々が残されています」みたいなのを想像してたら、地元の人が作ったビーズのアクセサリーの展示会をやってて、全くもって意味不明であった。
でも、この建物もそうですけど、市中至る所に日本時代の建物が残されていて、今でも大切に保存している台湾の方々には本当に頭が下がる思いです。
日本人は今までのことを振り返ってよく勉強した上で、これらもずっと永く永く台湾の人々とは仲良く、何時とも分かり合える関係にならなくてはいけないと思うわけです。
澎湖県の政府庁。

こちらは澎湖県の政府警察局。

どちらもこじんまりとしていますが、このローカルっぽさが逆に好感を持てます。
このあと、通りでタクシーを拾って空港へと戻りました。
写真を見てのとおり、スカッと晴れた青空の下での観光ではなく、終始どんよりとした天気でした。
それなりに気温は高かったのですが、海風が吹いていたのでそんなに「暑い!」というほどではなく、歩き回るにはちょうどいい気候だったかもしれません。
実は前日の桃園空港周辺のカフェでの飛行機撮影もそんな天気でした。
そんなに日差しを感じなかったので、日焼け止めを塗らずにいたのですが、その日の夜にシャワーを浴びたらしっかり日焼けしていたことが判明。

雲に覆われて日差しが直接当たらない方が紫外線は強いらしいですね。
ビックリして「明日の澎湖観光の前にはしっかり日焼け止め塗っておかなきゃ」と思いました。
でも、「思っただけ」
完全に日焼け止め塗るの忘れてて、馬公市内を歩き回りまくりました。
んで、その日の夜に台北に戻ってホテルでシャワー浴びたら絶叫モンですよ。

「真夏のお肌のシミ対策、ちゃんとしてる?」なんてレベルじゃない「やらかしちまった」感がハンパない。
秋~冬以外のシーズンに台湾へ遊びに行くっていうYOUたち、日焼け止めはSPFが最強のやつを持ってけ。
そして「肌荒れだとかシミ対策なんて全く興味ないぜ!」っていう、このブログを読んでるモニターの前のおっさんに告ぐ。
マジで日焼け止め買って、現地でちゃんと塗れ。
じゃないと、死ぬぞ!
(このときの台湾旅行から帰ってきて3ヶ月以上たつのに、腕の日焼けのコントラストが全く引く様子がないおっさんからの警告だぜ!)
(つづく)

空港からはタクシーを利用しました。
空港ターミナルを出てすぐの交差点には、さっき乗ってきた「バッドばつ丸」の飛行機を宣伝する看板が立ってました。

空港から馬公市内までは、タクシーでだいたい20分ぐらい。
運賃は300台湾ドルでした。帰りに乗ったタクシーの運賃も同額だったので、市内中心部から空港までは一律定額なのかもしれません。
ちなみに、バスは1~2時間に1本という、観光地なのに超使えない運転本数&ダイヤなので、必然的に空港からの移動手段はタクシーになります。
タクシーの運転手さんは観光地特有の「笑顔の接客の裏でボッタクる気満々」みたいなスレた感じが無く、とても親切で話好きです。
空港ターミナルのタクシー乗り場でもしつこく客引きしてくるようなことはなく、初めての訪問でも安心してタクシーに乗れました。
タクシーでまず向かったのは「老街」。

見てのとおり、古い町並みが残っている路地です。
立ち並ぶのは観光客目的の商店ばかりですが、建物自体は古い時代のまま。
観光地化する前は荒れ放題の薄汚れた路地だったそうですが、2003年に澎湖県政府主導の元で保存整備が行われ、古めかしい建物はそのままに、観光拠点として美しく生まれ変わったそうです。
細い路地は観光客でいっぱいでした。(写真は観光客の行列が途切れた一瞬に撮影しました)

「老街」に立ち並ぶ建物の前には、こうした石が埋め込まれています。

この石板、何かと言うと、日本統治時代と台湾独立後にその建物が何に使われていたかを記すものです。
この画像の石板の場合・・・
「日治時期(日本統治時代)・・・朝日靴店(革靴補修)
光復後(台湾復独立)・・・・豆芽菜(工場)」
と読み取ることができます。
「老街」を歩いていると洒落たカフェがありました。

「仙人掌」とはサボテンのことです。「千層派」はミルフィーユのこと。

看板メニューに「サボテンミルフィーユ」を出しているみたいです。さっそく入ってみました。
迷わずサボテンミルフィーユを注文。

味は・・・正直「サボテン」がどんな味か分からなかったので、「ちょっと濃い味のミルフィーユだったな」という程度の感想でした。
澎湖ではサボテンを使ったスイーツが名物として、いろんなところで販売されています。
「老街」の真ん中辺りにある「四眼井」という、四つの古井戸。

この井戸は4つがそれぞれ独立していなくて、覗き込んでみると、中は大きな一つの空洞になっていました。
なぜ四つなのか、なぜひとつの空洞に4つの穴を開けて作ったのか、今でも謎の多い井戸だそうです。
別の場所には「萬軍井」という井戸もありました

言い伝えでは、中国から澎湖へと攻め入った軍隊は疲れ果てて水にも飢えていたところに、軍隊の隊長が皇帝から授かった剣で穴を掘ったところ水が湧き出して井戸となり、軍隊の喉を潤した・・・ということだそうです。
「老街」は非常に小さいので、じっくり廻っても1時間もあればすべて見終わってしまいます。
今度は大通りのほうへ出てみました。

大通り沿いには大きなビルが立ち並んでいますが、「老街」の混み具合に比べるとビックリするくらい歩いている人がいません。

至るところでハーフパンツと帽子とサンダルを売っている店が見られます。

台湾のこんな小さな島にまで「ダイソー」がッ!?

ジューススタンドでタピオカミルクティーを買いました。
これでSサイズです。
台湾でLサイズなんて注文すると、とんでもないデカさのカップで出てくるので注意!!

日本統治時代の建物をそのまま残している郵便局があるというので見に行ってみたら・・・・

補修中で内部はおろか、外観すら見られませんでした。
ちなみに、こういう建物です。

この郵便局のすぐ近くには、同じく日本統治時代の建物を使った「澎湖警察文物館」という博物館があるので、行ってみたら・・・

外観を見ることはできたのですが、「閉鎖中」で中を見ることはできませんでした。
この建物は日本統治時代に水上警察の派出所として使われていた建物だそうです。
当時の警察官が実際に使っていた武器や手錠や警察に関する機械や資料がいろいろ展示されているそうです。
「澎湖警察文物館」の目の前は、すぐ海になっています。
さすが、日本統治時代に水上警察の建物だっただけのことはあります。
ちょうど大きなフェリーが入港して来ました。

ちょっと歩くと、馬公のフェリーターミナルがありました。
さきほど見かけたフェリーです。「凱旋3號」と書かれていますね。

こちらは「満点星」というフェリー。嘉義と馬公を結ぶフェリーのようです。


フェリーターミナルにも入ってみましたが、薄暗くて人気が無いので、最初は廃墟かと思ってしまいました。
電光表示のデパーチャーズボード。

高雄港と布袋港(嘉義市布袋鎮にあるフェリーターミナル)が表示されていました。
このほかにも、台中と台南からもフェリーの便があるみたいです。
フェリーターミナルを出て、再び市中へ。

それにしても、松山空港では馬公行きのフライトにキャンセル待ちの人がたくさんいて、飛行機は満席。馬公空港にはあんなにたくさんの観光客がごった返していたのに、馬公の街中はこんなにも人が少ないのはなぜなのか。
「澎湖に行ったなら、ここに寄ろう!」というほどのド定番のお店に来ました。
「23.5掌上明珠」です。

なにがそんなにド定番なのかというと、「サボテンアイス」ですよ。

さっきの「サボテンミルフィーユ」は味がよく分からなかったけど、この「サボテンアイス」は強烈にサボテンの味が分かりました。
ライムのような酸っぱさが口の中にブワーッと広がるけど、スーッとその酸っぱさが引いていく爽快感。
これはクセになりそうです。
というかクセになりました。2つ食べちゃいましたよ、サボテンアイス。
台湾の旅行雑誌でもこんなに大きくページを割いて紹介されているほどのお店です。

さぞかし混んでて並んだんでしょう・・・と思われるかもしれませんが、全然そんなことありませんでした。
店内には2組しかお客さんがいなくて、いろんな味のアイスの試食までさせてもらえました。
海沿いにある澎湖観音亭公園です。

夏には、ここで大きな花火大会が行われるそうですが、天気はどんよりの日中は誰もいませんでした。
公園の真ん中にある大きな橋は、夜には七色にライトアップされるらしいですよ。

あやしい店発見。
「KFC」じゃなくて、「KLG」。
赤い看板とカー○ルサン○ース似のニワトリのキャラクターが放つ、強烈なパチモン臭。

近寄ってみたら、ホントにフライドチキンの店だった!
で、買ってみましたよ。

店の外観はハンパないパチモン臭を放っている雰囲気なのに、チキンはびっくりするぐらいの美味しさ。
外はカリッカリなのに、中からは肉汁が染み出してくるほどジューシー!
「KFC」のフニャフニャチキンとは比べ物にならないほどの美味しさで、調子に乗って3つも食った!

で、3つもKLGのチキン食ったら腹いっぱいになってしまって、昼飯に食べようと思っていた名物料理店の肉燥飯が食べられなくなるという罠。
市内で見かけた小学校。
最初「ずいぶん立派な地下駐車場持ってる小学校だなー」と思ったら、「緊急避難所」の文字を見て戦慄。
中国と緊張状態の関係にある台湾であることを忘れてた。

なんか、古めかしい映画館もありましたよ。
上映中の映画はみんなアメリカ映画のようなんだけど、タイトルから出演者まで全部漢字で書かれてて、原題が分からなかった。


商店街に貼り出されてたポスター。
台湾の陽キャですかね。すごい髪型してるな。

「オレのガラスのハートを壊すなよ」だそうです。何言ってんだー?
澎湖的オシャレショップの前にいた、恐ろしいマネキン。

路地裏で見つけたぬこにゃん。

・・・え?
だんだん、どうでもいいよ的な展開になってきているって?
それは否めない。
今回は、11時前に馬公空港に着いて、17時の飛行機で台北に帰る予定。
空港から市内へ、そしてちょっと早めに空港へ戻っておくつもりでいたので、11時半~16時ぐらいまでの4時間半を馬公市内観光に充てるような時間配分で考えていました。
ところが、思っていたよりも馬公市内の観光ポイントが集まっている中心部が思ってたよりもすごく小さかった。
テキパキ廻れば1~2時間でほぼ廻れる所は廻りつくせるという感じ。
かといって、余った時間だけでは馬公市中を出て周辺の観光地を巡るには時間が足りず、結局無駄に市の中心部をダラダラ歩いて時間をつぶしているような感じになってしまいました。
やっぱり澎湖は、周りの島々もぐるっと巡ってこそ「澎湖観光した!」と言えるのかも。
それには、台北を朝イチの飛行機で飛んできて、帰りは馬公空港発の最終便で帰るか、いっそ澎湖島内で宿泊するくらいの余裕が必要です。
(ちなみに、台北発朝イチの便と馬公発最終便は人気が高く、早めに予約しても満席になっていることが多いです)
「澎湖開拓館」 おお!なんか観光地っぽいものがあるぞ!ということで寄ってみた。

中には、小っさい家が一軒。

日本統治時代に澎湖県を治めてた偉い日本人が住んでた家をそのまま保存したものだそうです。
中は「当時の暮らしぶりを知ることができる貴重な品々が残されています」みたいなのを想像してたら、地元の人が作ったビーズのアクセサリーの展示会をやってて、全くもって意味不明であった。
でも、この建物もそうですけど、市中至る所に日本時代の建物が残されていて、今でも大切に保存している台湾の方々には本当に頭が下がる思いです。
日本人は今までのことを振り返ってよく勉強した上で、これらもずっと永く永く台湾の人々とは仲良く、何時とも分かり合える関係にならなくてはいけないと思うわけです。
澎湖県の政府庁。

こちらは澎湖県の政府警察局。

どちらもこじんまりとしていますが、このローカルっぽさが逆に好感を持てます。
このあと、通りでタクシーを拾って空港へと戻りました。
写真を見てのとおり、スカッと晴れた青空の下での観光ではなく、終始どんよりとした天気でした。
それなりに気温は高かったのですが、海風が吹いていたのでそんなに「暑い!」というほどではなく、歩き回るにはちょうどいい気候だったかもしれません。
実は前日の桃園空港周辺のカフェでの飛行機撮影もそんな天気でした。
そんなに日差しを感じなかったので、日焼け止めを塗らずにいたのですが、その日の夜にシャワーを浴びたらしっかり日焼けしていたことが判明。

雲に覆われて日差しが直接当たらない方が紫外線は強いらしいですね。
ビックリして「明日の澎湖観光の前にはしっかり日焼け止め塗っておかなきゃ」と思いました。
でも、「思っただけ」
完全に日焼け止め塗るの忘れてて、馬公市内を歩き回りまくりました。
んで、その日の夜に台北に戻ってホテルでシャワー浴びたら絶叫モンですよ。

「真夏のお肌のシミ対策、ちゃんとしてる?」なんてレベルじゃない「やらかしちまった」感がハンパない。
秋~冬以外のシーズンに台湾へ遊びに行くっていうYOUたち、日焼け止めはSPFが最強のやつを持ってけ。
そして「肌荒れだとかシミ対策なんて全く興味ないぜ!」っていう、このブログを読んでるモニターの前のおっさんに告ぐ。
マジで日焼け止め買って、現地でちゃんと塗れ。
じゃないと、死ぬぞ!
(このときの台湾旅行から帰ってきて3ヶ月以上たつのに、腕の日焼けのコントラストが全く引く様子がないおっさんからの警告だぜ!)
(つづく)
これから立榮航空(ユニーエア)8605便で澎湖諸島の馬公空港まで飛びます。
台北の松山空港からは、約1時間のフライトです。

出発時間の9時40分に搭乗開始となりました。
バッドばつ丸機を使用するフライトの時には、このような看板がゲートの前に出ます。

ジェット機ではなくターボプロップ機なので、ブリッジからではなくバスでの搭乗。

搭乗客全員をバスに乗せてから出発となるので、搭乗予定客が揃うまでバスの中で10分ほど待ちました。
ちなみに、優先搭乗とかは特にありませんでした。
バス搭乗の楽しみは、なんといっても駐機している飛行機を間近に見られること。

バスはどんどんターミナルから離れていきます。



前日の桃園空港周辺での撮影の際にも、廃業した復興航空(トランスアジア)の飛行機が見られましたが、ここ松山空港にも復興航空のATR機が何機も放置状態になっていました。


これから乗るバッドばつ丸ジェットが見えてきました。

この特別塗装機は、「渡假機 BAD BADTZ-MARU COOL HOLIDAY」という愛称が付いています。
バスを降りると、ほとんどの搭乗客が機体をバックにしてスマホやデジカメで記念撮影。
地上誘導のユニーエアの係員さんも、乗客に搭乗を急かすことなく、おおらかな雰囲気です。

小さなワニは、ばつ丸のペットの「ポチ」

ATR機を初めて間近に見ましたが、ボンバルディアのQ300やQ400と比べると、各所が丸みを帯びていて「ずんぐりむっくり」で、かわいらしい風貌をしています。

機体前方は貨物室なので、乗客の乗り降りは後方のドアから。
写真でも分かるように、下方に降りたドアの内側は階段になっていますが、空港ではこのような専用のステップが据え付けられていました。

ちなみに、機体後部に描かれているパンダは「伊集院パンダバ」、アザラシは「グッドはな丸」というキャラクターです。
機内は、驚くほど天井が低くて狭いです。
前方通路に立っている人の高さと比較してみても、機体内部のその小ささが分かるかと思います。

機内は、ヘッドレストカバーが「バッドばつ丸」仕様になっています。

最初、「キャプテンの帽子に書かれている“XO(エックス・オー)”って何だろう?」と思ったのですが、実は“×○(バツ・マル)”でした。

座席背面のポケットに用意されている安全のしおりとディスポーザルバッグ(ゲロ袋)も、もちろん「ばつ丸」。
ゲロ袋のほうは「EVAAIR」のロゴが入っているので、エバー航空のA333「バッドばつ丸・ファントラベルジェット」と共通品かもしれません。


定刻から20分遅れで、台北松山空港を離陸。
私の席はほぼ翼に掛かる位置でしたが、高翼機なので窓の外の風景を楽しめました。

右側に「台北101」を掠めると、機体は東向きから南向きへ大きく旋回。

機内はフルに満席で、見たところほぼ全員がレジャー客といった感じでした。
家族連れやカップルの乗客ばかりで、ターボプロップの騒音が響く中でみんな大声で話すので、機内はとても賑やかです。
「機内サービスとか無さそうだな」と思っていたら、ドリンクサービスがありました。
紙コップとおしぼりも「ばつ丸」デザイン。

あと、「ユニーエア」専用の機内誌もちゃんと用意されていました。
エバー航空の機内誌と似た紙面デザインですが、内容はかなりローカルな話題が多くて面白いです。
紙面最後のほうにはサンリオファミリージェットの紹介のページ。
ユニーエアの「ばつ丸」ATR機がちゃんとトップで紹介されていました。

今回、初めて台湾の国内線に乗るにあたって、事前にインターネットでいろいろ情報を調べておきました。
空港の様子や搭乗前の手続きのことなどを調べているうちに、「台湾の国内線に乗ったら、上空で窓の外の風景の写真を撮影してはいけない」という記載のブログ記事がいくつかありました。
『中国との緊張状態が続いている中で、国防のため上空からの撮影は禁止されている』というのが理由とのこと。
この「ばつ丸」機に乗る前日に、桃園空港周辺のカフェで飛行機撮影をしていて知り合った台湾人の航空ファンにこのことを聞いてみたら、「軍事拠点となっている空港周辺では撮影禁止かも。でもグーグルアースで普通にみんな見ることできるよね。」と笑って話してました。
念の為、搭乗時にCAさんに「飛行機の中から風景の写真を撮ってもいいですか?」と聞いてみたところ、「馬公空港上空は撮影禁止なので、着陸態勢に入ったら撮影しないで下さい。それまでは撮っても問題ありません。」とのことでした。
いろいろ「気をつけなくちゃ」と思っていましたが、実際飛行機に乗ってみると、台湾人の乗客の多くが窓の外の風景をスマホで撮りまくってました。
あまり深く考える必要もなかったみたいですが、異国に来て揉め事を起こしていろんな人に迷惑掛けるのも日本人として恥ずかしいので、CAさんのいうとおり馬公空港が近づいてきたらカメラはバッグの中にしまっておきました。
というわけで、馬公空港到着に向けて着陸態勢に入る前の風景写真。
海と雲しか見えませんけど。

着陸寸前から着陸後のタキシー中に窓から見た馬公空港は、小さな島のローカル空港にしては異様に敷地が広く、空港設備が近代的に整っているように見えました。
この空港は、対中国大陸の重要防衛拠点なんだそうです。CAさんの話も納得。
で、馬公空港に到着です。

飛行機を降りて、多くの乗客が飛行機をバックに記念撮影をしていました。
しかし、馬公空港では、この「記念撮影」も注意が必要です。
カメラやスマホを飛行機に向けて撮影している分には何も言われませんが、全然方向違いの空港敷地内にカメラを向けていると、空港の係員がすっ飛んできて「撮らないで」と注意されます。
隣りのスポットにはマンダリン航空の飛行機が停まっていたのですが、その飛行機をバックに記念撮影していたカップルが空港職員に注意されていたので、この空港ではあまりパシャパシャ撮影しまくるようなことはせず、1~2枚記念撮影をしたらすぐに大人しくターミナル内に入るのがいいでしょう。
空港到着ロビーのアライバルボード。
真ん中あたりの「立榮UIA 8605 臺北TSA」が今、乗ってきた飛行機です。
松山空港の出発が20分遅れだったのに、到着遅れは8分までに縮まっていました。

こうして見ると、台湾各地の空港から頻繁に飛行機が飛んできているのが分かりますね。
この日の立榮航空 UNIAIR 8605便のフライトルート(Flightradar24.comより)


(つづく)
台北の松山空港からは、約1時間のフライトです。

出発時間の9時40分に搭乗開始となりました。
バッドばつ丸機を使用するフライトの時には、このような看板がゲートの前に出ます。

ジェット機ではなくターボプロップ機なので、ブリッジからではなくバスでの搭乗。

搭乗客全員をバスに乗せてから出発となるので、搭乗予定客が揃うまでバスの中で10分ほど待ちました。
ちなみに、優先搭乗とかは特にありませんでした。
バス搭乗の楽しみは、なんといっても駐機している飛行機を間近に見られること。

バスはどんどんターミナルから離れていきます。



前日の桃園空港周辺での撮影の際にも、廃業した復興航空(トランスアジア)の飛行機が見られましたが、ここ松山空港にも復興航空のATR機が何機も放置状態になっていました。


これから乗るバッドばつ丸ジェットが見えてきました。

この特別塗装機は、「渡假機 BAD BADTZ-MARU COOL HOLIDAY」という愛称が付いています。
バスを降りると、ほとんどの搭乗客が機体をバックにしてスマホやデジカメで記念撮影。
地上誘導のユニーエアの係員さんも、乗客に搭乗を急かすことなく、おおらかな雰囲気です。

小さなワニは、ばつ丸のペットの「ポチ」

ATR機を初めて間近に見ましたが、ボンバルディアのQ300やQ400と比べると、各所が丸みを帯びていて「ずんぐりむっくり」で、かわいらしい風貌をしています。

機体前方は貨物室なので、乗客の乗り降りは後方のドアから。
写真でも分かるように、下方に降りたドアの内側は階段になっていますが、空港ではこのような専用のステップが据え付けられていました。

ちなみに、機体後部に描かれているパンダは「伊集院パンダバ」、アザラシは「グッドはな丸」というキャラクターです。
機内は、驚くほど天井が低くて狭いです。
前方通路に立っている人の高さと比較してみても、機体内部のその小ささが分かるかと思います。

機内は、ヘッドレストカバーが「バッドばつ丸」仕様になっています。

最初、「キャプテンの帽子に書かれている“XO(エックス・オー)”って何だろう?」と思ったのですが、実は“×○(バツ・マル)”でした。

座席背面のポケットに用意されている安全のしおりとディスポーザルバッグ(ゲロ袋)も、もちろん「ばつ丸」。
ゲロ袋のほうは「EVAAIR」のロゴが入っているので、エバー航空のA333「バッドばつ丸・ファントラベルジェット」と共通品かもしれません。


定刻から20分遅れで、台北松山空港を離陸。
私の席はほぼ翼に掛かる位置でしたが、高翼機なので窓の外の風景を楽しめました。

右側に「台北101」を掠めると、機体は東向きから南向きへ大きく旋回。

機内はフルに満席で、見たところほぼ全員がレジャー客といった感じでした。
家族連れやカップルの乗客ばかりで、ターボプロップの騒音が響く中でみんな大声で話すので、機内はとても賑やかです。
「機内サービスとか無さそうだな」と思っていたら、ドリンクサービスがありました。
紙コップとおしぼりも「ばつ丸」デザイン。

あと、「ユニーエア」専用の機内誌もちゃんと用意されていました。
エバー航空の機内誌と似た紙面デザインですが、内容はかなりローカルな話題が多くて面白いです。
紙面最後のほうにはサンリオファミリージェットの紹介のページ。
ユニーエアの「ばつ丸」ATR機がちゃんとトップで紹介されていました。

今回、初めて台湾の国内線に乗るにあたって、事前にインターネットでいろいろ情報を調べておきました。
空港の様子や搭乗前の手続きのことなどを調べているうちに、「台湾の国内線に乗ったら、上空で窓の外の風景の写真を撮影してはいけない」という記載のブログ記事がいくつかありました。
『中国との緊張状態が続いている中で、国防のため上空からの撮影は禁止されている』というのが理由とのこと。
この「ばつ丸」機に乗る前日に、桃園空港周辺のカフェで飛行機撮影をしていて知り合った台湾人の航空ファンにこのことを聞いてみたら、「軍事拠点となっている空港周辺では撮影禁止かも。でもグーグルアースで普通にみんな見ることできるよね。」と笑って話してました。
念の為、搭乗時にCAさんに「飛行機の中から風景の写真を撮ってもいいですか?」と聞いてみたところ、「馬公空港上空は撮影禁止なので、着陸態勢に入ったら撮影しないで下さい。それまでは撮っても問題ありません。」とのことでした。
いろいろ「気をつけなくちゃ」と思っていましたが、実際飛行機に乗ってみると、台湾人の乗客の多くが窓の外の風景をスマホで撮りまくってました。
あまり深く考える必要もなかったみたいですが、異国に来て揉め事を起こしていろんな人に迷惑掛けるのも日本人として恥ずかしいので、CAさんのいうとおり馬公空港が近づいてきたらカメラはバッグの中にしまっておきました。
というわけで、馬公空港到着に向けて着陸態勢に入る前の風景写真。
海と雲しか見えませんけど。

着陸寸前から着陸後のタキシー中に窓から見た馬公空港は、小さな島のローカル空港にしては異様に敷地が広く、空港設備が近代的に整っているように見えました。
この空港は、対中国大陸の重要防衛拠点なんだそうです。CAさんの話も納得。
で、馬公空港に到着です。

飛行機を降りて、多くの乗客が飛行機をバックに記念撮影をしていました。
しかし、馬公空港では、この「記念撮影」も注意が必要です。
カメラやスマホを飛行機に向けて撮影している分には何も言われませんが、全然方向違いの空港敷地内にカメラを向けていると、空港の係員がすっ飛んできて「撮らないで」と注意されます。
隣りのスポットにはマンダリン航空の飛行機が停まっていたのですが、その飛行機をバックに記念撮影していたカップルが空港職員に注意されていたので、この空港ではあまりパシャパシャ撮影しまくるようなことはせず、1~2枚記念撮影をしたらすぐに大人しくターミナル内に入るのがいいでしょう。
空港到着ロビーのアライバルボード。
真ん中あたりの「立榮UIA 8605 臺北TSA」が今、乗ってきた飛行機です。
松山空港の出発が20分遅れだったのに、到着遅れは8分までに縮まっていました。

こうして見ると、台湾各地の空港から頻繁に飛行機が飛んできているのが分かりますね。
この日の立榮航空 UNIAIR 8605便のフライトルート(Flightradar24.comより)


(つづく)