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1985に見た2001

南東北の旅行記をちょっとお休みして、本日は違うネタで。


唐突ですが・・・

「科学万博・つくば85」をご存じ無い方には、このブログの記事はさっぱり分からんちんだと思うので、とりあえずそゆことで。


1985年につくばで開催された「国際科学技術博覧会」。
つくばが今のようなインテリジェンス溢れる(?)街に変貌したキッカケが、このEXPOの開催だったんじゃないかと思います。
立体映像に、回転劇場、滝に映像を写すシアターやらいろいろありましたが、多種多様な「ロボット」が各パビリオンで公開され、様々なショーを演じたのが印象に残っていると言う科学万博体験者は多いのでは?
似顔絵ロボット(松下館)やコマ回しロボット(東芝館)、氷柱削りロボット(日立館)、エレクトーン演奏ロボット(テーマ館)などなどが思い出されますが、科学万博でロボット・・・といえばあそこですよね~。

「芙蓉ロボットシアター」

他のパビリオンのロボットが、関節剥き出しのいかにも「工業用」「業務用」といった風貌だったのに対して、この「芙蓉シアター」のロボットはすごかった!!
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(↑ 当時のパンフレットより)

機器の部分を全て覆い隠し、キャラクター性を持った風貌のロボットが20種類50台。
これら全てが全自動で動き出し、インプットされた演技をシアターで演じ、終わると自動でダグアウトに戻るという驚きのショーを繰り広げていました。

メカニックな点でもスゴイですが、それ以上に各ロボットのデザインがスゴかった。
ロボットのデザインは「曲線の魔術師」と呼ばれるルイジ・コラーニ氏。
当時小学生だった私ですが、このロボットを見て、もうブッ飛びでした。
多分、「脳天に雷が落ちる」という感覚を初めて味あわせてくれたのがこのロボットではないかと思います。

今はデザイン関連の仕事に携わっているわけではないですが、興味を大いに持ってデザイン本を読んだりしているのは、1985年にこのロボットたちに出会えたからじゃないかな、と。


さて、相変わらず前置きが長いですね。どーもすいません。
そのロボットたち、科学万博が終わってどこに再就職したのかも分からず、おそらくは解体されたんだろうと思っていました。

そしたら! なんとつくばに里帰り(?)してましたよ!


つくばエクスプレス「研究学園」駅前にあるショッピングセンター「イーアスつくば」
その2階にある「サイバーダインスタジオ」にロボットたちはいました。

入り口で入場券(大人は500円)を買って、中に入ると・・・

「フラッグ・リーダー」がお出迎え! いきなりテンション上がりまくり!!
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赤いバトンをクルクル回しながら、その後ろのフラッグロボットを率いてマーチするロボットでした。

ボディには「ロボットファンタジー2001」(ショーの題目)のロゴ。
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若干掠れていますが、しっかりと読み取れます。

「フラッグリーダー」の後ろには、当時の編隊のままに「フラッグロボット」が。
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棒状の部分に旗を付けて、音楽に合わせてその旗を振るロボットでした。

「フラッグリーダー」と「フラッグロボット」の隣には「ファミリーロボット」。
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こちらはメインシアターの前にあるエントランスショーで「ロボット村の一日」みたいなお芝居を演じていたロボットです。親機が2機と子機が3機で、画像のブルーのほかもう一家族のレッドがありました。


そして、さらに先へ進むと・・・・
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おおおぉ! 当時のメインシアターを髣髴させる展示ホールがぁ!!

ロボットショーのメインであった「フレンドロボット・マルコ君」!!
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24年の時を経て、こんなところで再会できるなんて!!感激すぎる~!!
しかも、マルコ君が牽引して走る「カート」まで!!

こうして見ると、24年前に「ゆるキャラ」の下地としてなるものがあったのかも。
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今、なにかのマスコットとして採用されたら、けっこうウケるかも?

「カート」は、もうね、ルイジ・コラーニデザインの真髄炸裂。
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この流麗なカーブライン。先生の得意とするところですね。
てか、これだけのデザインなのに、今もう全然使われてないところがもったいねぇー!!

ドア部分にはコラーニ氏のサイン。
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マルコ君の左腕?にはこんなスイッチがありました。当時は全然気がつかなかった。
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「FRIEND1」「FRIEND2」のスイッチは、1号の「ミライ君」と2号の「マルコ君」のデータの切り替えスイッチとか、かな?(そういえばお兄さんの「ミライ君」はどこに行ったんだろう)

当時のパンフレットより。
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カバーを外すと、けっこうグロい(笑)

「マルコ君」の反対側には、ドピンクの目玉ロボット(笑)
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「チアガール・ロボット」です。
ショーでは、「フラッグリーダー」や「フラッグロボット」たちとシアターに登場し、マーチングを演じていました。両脇のポンポンを振りながら腰を回したり、首をくねらせたりして踊っていました。

個人的に「オバケのQ太郎」の「U子さん」を思い出すのですががが(笑)
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大きな目玉は、腰や首の動きにあわせてキョロキョロ動きます。
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とにかく曲線の滑らかさが美しいです。無駄な凹凸が無く、光の反射が艶かしい。
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当時のパンフレット画像。
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24年経った今でも、その姿が全く変わっておらず、保存状態の良さが感じられます。

「チアガール・ロボット」も、その曲線カバーを外すとこんな感じ。
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中はとってもメカニカル。

チアガールに圧倒されて、その足元で目立たないのが「ベビーロボット」。
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ブルーとピンクの2色がありましたが、居たのはピンクだけ。
こちらはちょっと状態が厳しく、ヘコミやひび割れが見られました。

ちなみに、このベビーロボットはショーの始まりにナビゲーターのコンパニオンさんとステージに登場し、全てのロボットたちを眠りから起こして動き出させるという(ストーリー上の)重要な役を担っていました。

展示ホールを離れて次の展示へ向かう途中に、ひっそりと「デュエット・ロボット」。
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見たまんま、男性と女性を模したロボットで、ショーの中ではロマンスを演じるロボットでした。

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これらのロボット、科学万博の会期終了後にアメリカのディズニーから譲って欲しいと言うラブコールがあったそうです。結局はボディを覆うFRPの耐久性とメンテナンスの面でディズニー側の要求を満たすことができずに、ロボットたちは海を越えることはなかったそうな。


「サイバーダインスタジオ」の館内は写真撮影が禁止されていますが、この「科学万博ロボットコーナー」だけは写真撮影ができるようになっています。
当時は客席から遠目に見ることしかできなかったロボットたちですが、ここではすぐ目の前でみることができます。

思わず、24年前の「童心」に返ってしまった一日でした。

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土日きっぷでヲタ旅 その6

山形駅で新幹線「つばさ」号を降りて、仙山線の快速電車に乗り継ぎ。
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「どうせ2両編成くらいで、座れないほど混んでいるんだろうな」
と、思っていたのですが、意外にも6両編成と長い電車で、いとも簡単に座れました。

山形を離れると、電車はあっという間に山間部へ。
ケータイがずっと圏外か、アンテナ1本てな状態の中、電車は快走。
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渓谷のような景色が続き、けっこう絶景路線かも、仙山線。

山から下りてくるとそこはすでに仙台の近郊住宅街。
中央線で山を降りてきて高尾を過ぎるといきなり都会になる感じに似ています。


仙台では「リゾートみのり」号に乗り換える予定なのですが。

時刻表を見ていたら、コレが10分ほど小牛田まで先行して走るのを発見。
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気仙沼まで行く「ふかひれ」号。小牛田までこっちに乗っていきます。

車内は珍妙な座席配列。
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椅子を回すとこんな風になります。
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6人組で乗ると楽しいかも。

展望席もあります。「席」っていうか、「展望サロン」かな。
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運転席が左側に寄っているので、お客はガラス越しまで近づいて景色が見られます。

そのせいで、運転席が若干「動物園」の如くのような感じがしないでもない(笑)


で、「ふかひれ」号を小牛田で降ります。

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おおぉ~、お懐かしや。水郡線を根城にしていた「漫遊」様ではないですか。

小牛田からは「リゾートみのり」です。
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車内は満席。半分くらい乗ってる程度かな~などと甘い読みをしてました。
予想外の大盛況だったので、ちょっとビックリしました。

運転席の後ろには展望席があります。
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パイプ椅子なんで、長居したくなくなるという、譲り合い精神強制発動なスペース(笑)

運転席には、こんな「こけし」が飾ってありました。
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古川駅長こけし「みのり」君と、観光駅長「さゆり」ちゃん。
「さゆり」ちゃんて、まさかCMで「大人の休日」を提唱しているあの女優さんの名を?!


「リゾートみのり」の旅の中核になる「鳴子温泉」駅に到着。
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新庄行きの列車はここで30分ほど停車。
駅前の足湯に浸かったり、駅前を散策したり。

「鳴子温泉」駅を発車すると、「みのり」号の車窓で一番のハイライト。
「鳴子峡」の通過シーンです。
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紅葉はまだ始まったばかりという感じかな?
11月に入ってからが一番キレイな時かもしれません。

トンネルとトンネルに挟まれた、僅かな明かり区間の鉄橋がこの「鳴子峡」ですが、
3両編成の全ての乗客が楽しめるように、ちょっと進んではしばし停まり、
またちょっと進んでは停まり・・・・を繰り返してくれる、車窓サービスがステキです。


が、このあとは、分水嶺や瀬見渓谷などの見どころがあるにもかかわらず、
列車は徐行することも無く、車内放送での見どころ案内だけであっという間に通過(笑)
このあたりはJR九州のほうが徹底してて、「楽しんでもらう」という姿勢を感じますね。

で、「みのり」号は終点「新庄」駅に到着です。
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あ・・・・また「新庄」に戻ってきちゃいましたね・・・?(笑)

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土日きっぷでヲタ旅 その5

おはよーございます。朝になりました。

えー、現在の時間は、朝の5時30分です。

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眠気も覚める「鬼顔」の新幹線。新型の山形新幹線「つばさ」号です。

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申し訳ないのですが、

全力でカッコイイと思えないのですが、この顔。

これもGKデザインなのかな~?
あ、きっと秋田新幹線の愛称が「こまち」じゃなくて「なまはげ」に決まった時のために暖めておいたフェイスデザインのひとつだったんですね(嘘)

感じ方は人それぞれだから、この顔にきっとビビビッ!とキた人もいるんだろうけど、自分はこれはひどいと感じずにはいられない。
そろそろJR東日本もドーン(以下略)

ちなみに、新庄発、朝一番の東京行きです。「つばさ」102号。

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これに乗ってけば、何にもしないで乗ってるだけで東京に行けちゃうんだなー。と思った。
それを山形の比較的奥地の中規模都市の早朝に感じたんですよ。

きっと地元の人にとって、地元駅で見る「東京」の文字に「線路は東京に繋がっている。」と感じ、東京で見る「山形・新庄」の文字に安心感を感じるんでしょうね。

ミニ新幹線が利用者にもたらした「大きな効果」って、到達時間や速達度よりも、こういうところが大きかったんじゃないかと思った朝5時30分。


しかし、いかんせん朝5時台はまだ早いのか、車内はガラガラ。

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一応、山形新幹線の名誉のために付け加えておきますが。
新庄・大石田・村山・さくらんぼ東根・天童と停まって、山形までに自由席は1/3が埋まるくらいには乗ってました。

(20091027追記:ロックさんからの情報
連休初日などには大変混雑するらしいです、この「つばさ」102号。)


お約束の座席の展開画像。自由席もシートピッチが980mmになりました。
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個人的感想は後日「座席探訪」にて。

各席にコンセントがあるのはすごい便利。
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ちなみに、すでにこのコンセントの存在が山形新幹線ユーザーの方々には知られたものになっているようで、山形駅で見ていたら、入線してきたのが一つ前の代の古い「つばさ」号だったのね。
そうしたら、ホームで待っている人が開口一番「これ、コンセントのない古いやつだ」ですってよー。


もう、日本人は
コンセント無しの電車には乗れません!!
(いや、どっちかっていうと私もそのクチだが)



窓のブラインドを下ろすと「さくらんぼ」の柄
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洗面台のフックにも「さくらんぼ」
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恐ろしい顔の電車のわりには、意外と地元志向?


そんなこんなで「つばさ」号は早朝の新庄を出発~♪
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朝焼けが山の向こうから顔を覗かせる中を、快調に飛ばして行きます。


(続く!)

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土日きっぷでヲタ旅 その4

「あつみ温泉」駅からは、再び下りの特急「いなほ」号で北上。
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はるか「青森」まで走る、この「いなほ」号。
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定期昼行特急では、日本一の長距離走行の特急だそうです。

車内は1車両に10人乗っているかいないかくらいのマッタリムード。
ここらで晩御飯に。
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さっきの「きらきらうえつ」で買った「きらきらうえつ弁当」(そのまんまのネーミング)
「キラキラ」をイメージした作りが目を引きますが、食べ進んでいくと驚愕の事実。
おかずが少なくて、ほとんど「ご飯モノ」ばっかり(笑)

「いなほ」号を余目駅で下車。
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もうすっかり夜になってしまいました。

乗り換え電車の時間まで間があるので、外に出てみました。
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でも、駅前に何にもないのですぐに駅に戻りました。

駅の中には、こんな看板。
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この駅のホームで撮影が行われたんだそうです。
鳥海山から雪を運んできて、冬の季節感を出しての撮影だったとか。

余目駅からは陸羽西線で内陸部へと向かいます。(画像は新庄駅で撮影)
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キハ110型ですが、水郡線で見慣れたのとはカラーリングがちょっと違います。
キハ110にもカラバリがあるんですね。

ボディには「奥の細道」のロゴ。
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余目から新庄までは1時間もかかりません。
乗っているとディーゼルカーとは思えない俊足に驚き。
さっきの「いなほ」号と比べても、数段速く走っているような気がしました。

この路線は初めて乗りましたが・・・外が真っ暗で車窓が全然見えなかったのが残念。
「陸羽西線・奥の細道最上川ライン」の別名があるこの路線。今度は明るい時間帯に乗ってみたいです。

新庄駅に着きました。
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まだ山形新幹線の東京行きに接続が可能な時間帯ですが、人はまばら。
こういう雰囲気こそが「遠くに来たー!」と実感させてくれます。

今晩は駅近くのビジネスホテルに投宿。
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ここに泊まるのは今回が2回目。安さのわりに部屋の設備がそこそこ揃っています。

テレビで地元のチャンネルを見ていると、異様にパチンコやスロットの店のCMが多いのがなんか笑えました。

明日の朝は早いから、これにておやすみなさいー・・・・。


(続く!)

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土日きっぷでヲタ旅 その3

「象潟(きさかた)」駅まで来た理由は、こちらの電車に乗るため。
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羽越本線の地域密着型ジョイフルトレインの「きらきらうえつ」。
パッチワークみたいなボディペイントがデーハーすぎます(笑)

この電車、通常は新潟-酒田間の運転ですが、年に何度か象潟まで延長運転されます。
が、車内はご覧の通りガラガラ。
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車内や座席の写真を記録したい私には、なんて好都合な延長運転(違)

先頭車の運転席後ろには展望ラウンジがあります。
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窓も大きくて、開放的。(でもトンネルの多い区間では運転室のブラインドが下ろされます)

先頭展望も思いのままですが、
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いかんせん、走っている電車がとんでもなく少ない過疎路線なので、対向する下り電車とのすれ違いとか滅多にありません。

真ん中の車両にはラウンジカーがあります。
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この手の電車では珍しく、和風を意識した作りのラウンジカー。
でも営業は酒田-新潟間限定なので、酒田に着くまでは無人です。

線路は、内陸部から海岸線へ
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夕陽に照らされて、日本海の輝きはまさに「きらきら」。
上り「きらきらうえつ」の一番の見所はやっぱり、この海に沈む夕陽と夕焼けの眺め。

酒田駅に到着。
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ここからが、この電車の本来の「テリトリー」。
旅行会社のツアー一団が乗り込んできて、車内はあっという間にほとんどの席が埋まりました。

酒田からラウンジカーの営業が始まったので、さっそく行ってみました。
以前は「利き酒セット」とかあったみたいですが、今はだいぶメニューが変わって、ただの「売店」+「フリースペース」として機能しているだけになってしまったみたいです。
この日も、売店でビールとつまみを買ってラウンジスペースで酒盛りの一団に占拠されてました(笑)

そんな中、こんな気の利いた「隠れメニュー」があります。
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お茶と和菓子のセット。
掲示されているメニューには載っていませんが、お茶と和菓子のセットと注文すればOK。
お茶は急須と竹を模した湯のみで出てくるのが素敵。しかもお茶はお湯の継ぎ足し無料!

和菓子は、村上市の「酒田屋」の葡萄羹「深山のしずく」。
一口サイズで、甘さ控えめ。


「鶴岡」駅を出ると、車窓にはうっそうとした草むらに打ち捨てられたバスの姿。
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ボルボの「アステローペ」を日本で初めて夜行バスに使った「夕陽」号じゃないですか~?!
ボディは水垢が至るところに浮いて、見るからに何年も手入れがされていないような状態。
すでに「続行便」としても使われていなさそう。

再び、海岸線に沿って走る区間に出ました。
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上り「きらきらうえつ」の一番のハイライトシーン。
夕焼けが最も美しい時間帯ですが、残念なことに雲に覆われてしまいました。
微かな雲の切れ間に、真っ赤に染まる空が見えます。
雲がかかっていなければ、さぞ絶景だったことだろうに・・・・う~ん、残念。

「あつみ温泉」駅で「きらきらうえつ」を下車。
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今晩は「温海温泉」に投宿・・・というわけではなく、乗り継ぎの下り電車を待ちます。
時間があるので、駅の外に出てみました。
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シンプルな作りの駅。「国鉄時代の駅」って感じがしますね。
ちなみに、駅前広場のすぐ向こうには日本海。

行き違いの対向電車を待っているのはディーゼルカー。
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全線電化されている羽越本線ですが、なぜにディーゼルカー?

調べてみたら、村上-間島間のデッドセクションがあるためと、新潟支社には交直流の近郊電車が存在しないため、このエリアを通しで走る普通列車はディーゼルカーなんだそうです。


(続く!)

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土日きっぷでヲタ旅 その2

新潟駅から、特急「いなほ」号に乗ります。
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色は爽やかなマリンブルーとプレイングリーンですが、バリバリの国鉄型電車。

この先、ちょっと長く乗るので指定席を取っておきました。
指定席は、最近の新型車と同じ座面も動く、新しいタイプのリクライニングシートでした。
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でも、壁とか床とかは、昔っぽい古めかしい感じ。

昼時に乗ったので、新潟駅で昼飯に駅弁を買ってきました。
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前から食べてみたかった「マツタケにぎわい弁当」。
コンパクトな内容で、小食な自分でもちょっと物足りなかったです。お弁当自体はすごく美味しかったですけど。

村上駅を出ると、じきにデッドセクション。
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もちろん、非常灯以外の照明は全て消えて、空調も止まります。

海岸線を行く羽越本線。
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意外なことに、車掌さんによる海岸線のビューポイントや観光案内の車内放送がありました。

自分の乗った電車には、こんなプレートが貼ってありました。
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昭和54年・神戸生まれ。
「485系特急なんて古い存在だよなー」とか思っていたら、実は自分のほうがわずかにこの電車より年上だったことにちょっとショック(笑)

線路は海岸線から離れ、内陸寄りへ。
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鳥海山のふもとを、ガッタンゴットンのんびり走ります。
(首都圏で特急に乗り慣れていると、このいなほ号のスピードが実にまったり感たっぷり)

新潟県から山形県を抜け、秋田県まで来ました。
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「酒田」までが乗り放題エリア範囲の土日きっぷ。乗車券と自由席特急券を足して「象潟」まで来ました。
「象潟」って、パッと見ですぐに「きさかた」とは読めないですよねー。うーん、難読!!


(続く!)

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土日きっぷでヲタ旅 その1

JR東日本エリア在住の旅好きの心強い味方「土日きっぷ」。
18,000円で、関東甲信越から南東北までの広いエリアの新幹線と特急の自由席が乗り放題という、素晴らすぃ~切符です。しかも、指定席券も4回まで無料で発券できちゃいます。

旅立ちは上越新幹線の「Maxとき」号。東京駅から新潟まで乗ります。
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指定席を押さえておきたかったのですが、2階席も1階席も指定席は満席でした。
仕方ないので、ちょっと早めに東京駅に行って、自由席に並びました。
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意外と自由席は空いていて、簡単に2階席の窓側に座れました。

朝ご飯に東京駅で駅弁を買いました。旅の定番?「チキン弁当」。
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朝からカロリー高すぎ?(笑)

隣の席に外国人のおばあちゃんが座ってきました。ドイツから旅行で来たおばあちゃん。
弁当を食べていたら「お弁当は車内で買えるのか?」と聞かれたので、「そのうちワゴンサービスが来ると思うけど、売店もあるよ」と教えてあげました。
売店の場所も教えてあげたら、「遠いからワゴンが来るまで待つ」と、座ってました。

このまま車内販売のワゴンが来なかったらどうしよう・・・とちょっと心配になりましたが・・・。
熊谷を通過する頃にワゴンが来て一安心。

この新幹線は速達タイプで、大宮を出ると一気に越後湯沢までノンストップ。
高崎駅も高速で、一瞬のうちに通過。
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ドイツのおばあちゃんは越後湯沢で下車していきました。
「大きなスーツケースを下ろすのを手伝って」と頼まれたので、車内の狭いらせん階段からホームまでスーツケースを下ろしてあげたら、すごい感謝されました。
これも小さな「国際交流」?

越後湯沢からは「はくたか」号で金沢まで行くそうで、お歳のわりにはパワフルでアクティブなおばあちゃんでした。

「Maxとき」号は快走を続け、東京から2時間で新潟駅に到着。
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新幹線から乗り換えのホームに行くと、なぜか蒸気機関車が停まっていました。
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今日は、SL列車には乗りません。

普通電車に乗り換えて、やってきたのはここです。
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新潟ディスティネーションキャンペーンのイベントのひとつで、今日は新幹線の基地に入れます。
毎年夏休みに行われる仙台の新幹線の基地祭りは、ものすごい混雑らしいので、今日も大混雑を覚悟していましたが・・・・予想していたより全然でした。

中に入ると・・・・「基地」らしい、薄暗くてメカメカした雰囲気に圧倒。
ピットインしている新幹線もいました。
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今日の基地イベントの目玉はこちらです。

東北・上越新幹線で活躍中の新幹線が一堂に並べられての展示。 すごい!圧巻です!
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JR東日本の新幹線はバリエーションが豊富で、色もいろいろで見てて楽しいですね。
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今日は、最新型の「E5」系新型新幹線も展示されました。
一般向けイベントで、公式に「展示新幹線」として姿を現したのは、今回が初めて。
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鼻がウニョーンって長くて、カッコイイかは・・・ビミョ~なところです。

しかし・・・なんとも形容しがたい先頭形状(笑)
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先頭の鼻の部分の長さは、「こまち」用のE3系新幹線と比べた場合、
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「鼻」部分だけでE3系のドア部分まで、先頭部分ではE3系の先頭車の半分くらいまでいっちゃいます。

この新幹線の原型になった「Fastech360」はけっこうカッコ良かったのにねぇ。
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【↑E5系】   【↓Fastech360】
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並んでいる様子を真横から見ると、
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E5系は「鼻」しか写らないんですが(笑)


さて、今回の新幹線の並び。
左から、E5系・E3系・E2系・200系・E4系・E1系 と何の脈絡もなさそうな並び方です。

が、見方によっては意味がありそうな並べ方・・・・・かもしれません?

「オール2階建て新幹線ブラザーズ」として、E4系とE1系の並び。
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「上越新幹線で活躍中トリオ」として、200系・E4系・E1系の並び。
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「東北新幹線の未来を担うトリオ」として、E5系・E3系・E2系の並び。
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「第一線でバリバリ活躍中」としての並び。
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これだけの多種多様な新幹線が一堂に会すことは滅多にないので、会場はもっと激パかと思っていたら、驚くほどまったりムード。のんびりといろんな角度から新幹線を見たり撮ったりすることができました。


展示会場から戻る途中で見つけた、カバーが掛けられた新幹線。
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ときたん(・○・)」でしょうか。


ほかにも、イベント会場では駅弁やグッズの販売や電車の模型の運転会とかやってました。
基地の建物の中もイベント会場になっていて、
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社員食堂のメニューが垣間見えたり、

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剣道場なんかがあるのが意外で面白かったです。

2時間ほど新幹線基地で楽しんだ後、再び普通電車で新潟駅へと戻りました。


【続く!】

プロフィール

京九快速

Author:京九快速
ちょいちょいアップします。

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