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ニュージーランド航空 プレミアムエコノミー・ビジネスプレミア搭乗記 その4

上空へと到達して安定飛行に入ると、プレミアムエコノミーではまずウェルカムドリンクのサービスがあります。
カートに7~8種類くらいのアルコール・ノンアルコールを積んで、左側の23A席から順番に。
機内食メニューにはドリンクの種類の記載が無いので、カートに積んであるものを見て、「これ頂戴」みたいな感じでオーダー。

この時、カートに積んでないものでも、サービスメニューとして機内搭載されているドリンクであればギャレイから持って来てくれます。
ニュージーランド航空を使い慣れてるっぽい乗客は、好みのニュージーランドワインを注文して持って来てもらってました。
ノンアルコーラーの私は、オーソドックスにオレンジジュース。
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この時、となりの通路側の座席に座っていた方が、通路を隔てた反対側の、真ん中列の通路側席に移ってくれました。
その真ん中列の席もセンターの席が空いていたので、その人にとっては隣りに人がいない席に移れるってことで、都合が良かったのかもしれません。
「席、移りますんで、ここ自由に使ってください」と仰ってくれたので、贅沢にもプレエコ2席を自由に使わせてもらえた上に、通路にも楽に出られるようになりました。
本当にありがたかったです。



ウェルカムドリンクサービスが終わると、早くもニュージーランドの入国カードが配布されます。
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全部英語で書かれていますが、そんなに難解な項目はありません。

ニュージーランドへの入国に際しては、食品を持っているかの申請が非常に厳しいです。
入国カードの項目に「手荷物に食品が含まれているか」という項目がありますが、チョコ1枚、クッキー1枚でも持っているならチェックボックスにチェックを入れなければなりません。
これを「持っていない」で記入して、手荷物でチョコ1枚でも出てこようものなら、ものすごい罰金がいきなり科せられるらしいのでご注意を。

ちなみに、ニュージーランド航空IFEのメニューの中には、「入国カードの書き方」というのがあって、日本語でやさしく記入の仕方を紹介してくれる、非常にありがたいメニューがあります。


その後、ドリンクのおかわりを聞きながら、ディナーの希望を取ります。
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なんと、プレミアムエコノミーなのにメインが3種類から選べます。
「牛肉を使ったニュージーランド料理」、「和食」、「チキンを使ったイタリアン」

オーダーの希望もキャビン左側の23A席から取っていきます。
私は25K席なので、オーダーの順番が回ってくるのが本当に一番最後。
外国産の牛肉はどうも臭みが強いってイメージがあるので、チキンにしようって思ってました。


ところが、オーダーを聞きに来たマギーさんに「ごめんなさい。もうチキンは売り切れなの」と言われてしまい、ガッカリ。
外国系エアラインで和食ってチョイスはなんか地雷っぽいし、ここはニュージーランドビーフに敬意を表して?牛ほほ肉に煮込みをオーダーしました。

するとマギーさん「注文をみんな公平にするために、夕食のオーダーが最後だった人は、朝食の希望を一番最初に選べるようになってるから、朝食の時はあなたの好きなものを選べるわよ。期待しててね!」とフォロー。
思わず、その場ですぐに「うーん、朝食は何を選ぼうかなぁ」とモーニングメニューをじっくり予習しちゃいました。




成田を飛び立って約1時間後の19時30分過ぎ。
ディナーの配膳が始まりました。
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ビックリしたのが、前菜とデザートが一緒に出てきたところ。
コースの最初の一品と最後の一品がひとまとめで出てきちゃいました。
そのあと、カゴに入れたパン3種類を持って各席に回り、パンを選ばせてくれます。
パンは焼きたて(温め直し)を機内ギャレイで行うので、すぐ真後ろがギャレイだった私の席にはパンのいい匂いが漂ってきて、ディナータイムの始まりにテンションが上がります。

パンは、フォッカチオとオニオンロールを貰いました。ガーリックトーストは匂いと色合いがキツかったのでパス。
フォッカチオがフワフワで味も美味しかったので、このあと2個おかわりしちゃいました。
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前菜は和食という謎展開。
「外国系エアラインで和食はヤバい」って思ってたんですが、この前菜プレートすごく美味しかったです。
このあとのメインも和食にすればよかったかなぁと、この前菜を食べてからちょっと後悔しました。
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-前菜-
和風前菜プレート チキンのテリーヌ、海老とサヨリの黄身寿司、海老と魚のダンプリング
クリスピーなそら豆、吉野ふぶき(馬鈴薯)



デザートは抹茶のシフォンケーキ。
たぶん、外国人にも食べやすいようにってことでの味付けなんだと思いますが、日本人からすると食べ慣れた抹茶ケーキとはちょっと違う(見た目より抹茶の味付けが薄い)味でした。
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-食後のデザート-
抹茶シホンケーキ、あずきのコンポート添え


それより、「デザート」ってことで、メインの料理も食べ終わってからにしようと思って最後まで取っておいたのですが、なんせ最初に前菜と一緒に出てきてしまうので時間が経ち過ぎてしまい、なんか柔らかくなりすぎのベチョベチョ感のあるケーキになってしまったのが残念・・・。



そして、メインの「牛ほほ肉の煮込み」です。
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-メインコース-
牛ほほ肉の煮込み、マスカルポネ風味のマッシュポテト
クミン風味のニンジンとラディッシュのロースト


内心ビクビクしながら手をつけたのですが、思ったほど牛肉の臭みが無く、けっこう美味しかったです。
お肉もとても柔らかく煮込んであって、ナイフを使わなくても簡単に切れる・・・・いや、切るというより、口の中に入れただけでとろける~!
地上のレストランで頼んでも、出てきてすぐにガチガチに固くなるクソ調理(肉がクソなのかな?)してるようなところもある中、いろいろと調理準備に制限のある上空での提供品で、これだけ柔らかいお肉が出てくるのには驚きました。


煮込んだソースも見た目にすっごい味が濃そうなんですが、最後の一口までまろやか~な味が楽しめる絶妙な味付けでした。

欧米路線のビジネスクラス搭乗ブログなんかを見ると、特にアメリカ系のエアラインでは固くてクソ不味い牛ステーキプレートが出てくるなんて記事をよく目にしますが、ニュージーランド航空の牛肉料理はハズレなしに間違いないです!


ちなみに、ニュージーランド航空のプレミアムエコノミーの食事では、ちゃんとステンレス製のシルバー類が提供されます。
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デザートは前菜と一緒に出てくるので、メインの料理が出るとディナーは終了。
前菜が出てからだいたい1時間くらいでディナーは終了です。
食後には、コーヒーや紅茶などと一緒に、ニュージーランドで人気の「Whittaker's(ウィッタカーズ)」のチョコレートが配られました。
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一般的に、プレミアムエコノミーで提供される食事というのはエコノミークラスと同じか、エコノミークラスのものにプラスアルファ、またはライトミール(サンドイッチやカップ麺など)が選べるという内容のものがほとんどのようですが、ニュージーランド航空でのプレミアムエコノミーでは、ビジネスプレミアとほとんど同じ内容のものが提供されています。

メニューの右側がプレミアムエコノミー、左側がビジネスプレミア。
いずれもオークランド→東京のNZ99便の同じフライトのものです。
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ビジネスプレミアでは前菜が2種類から選べるのに対して、プレエコではビジネスと同じものを1種類提供。
メインはビジネス・プレエコどちらも3種類から選べますが、なんと内容が全く同じものが選べるようになっています。
食後のデザートだけは、ビジネスとプレエコでは全く違うものが用意されています。






ディナータイムが終わると(というか、ディナータイム終盤の頃から)、機内の照明は徐々に暗くなり、窓の電子シェードも自動的にOFFになり真っ暗に。
機内は、強制的に「寝ろ!」な時間を迎えます。


まださすがに食事が終わったばかりなので、ほとんどの人が起きて液晶モニターで映画などを見ています。
自分は普段、座席にモニターが付いててもフライトインフォメーションやフライトマップ(現在位置)を表示しっぱなしにして、映画や音楽などのIFEシステムをほとんど使うことはありません。
しかし、今回は到着地までまだまだ先の長いオーバーナイトフライト。
いろいろとIFEを使ってみました。


モニター画面の一番最初のメニュー選択画面です。言語は様々な言語が選べ、日本語にももちろん対応。
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一番オーソドックス?な「フライトマップ」
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画面をピンチアウトすると、地図が拡大表示されます。
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一定時間おきに、マップと交互にフライトインフォメーションが表示されます。
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天気予報。出発地と到着地がデフォルト設定されていますが、世界中の都市の中から表示追加をすることもできます。
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座席間の「シートチャット」機能も。
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出発後早々に配られた、ニュージーランドの入国カードの記入方法の説明画面も用意されています。
これはとてもありがたいですね。
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映画チャンネル。邦画も比較的新しい作品がラインナップされています。
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スターウォーズシリーズも全作収録。
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そして、ニュージーランドを舞台に撮影された、「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」も全シリーズを収録。
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「ニュージーランド航空について」のチャンネル。
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ニュージーランド航空のフリート紹介やマニアックなカルトクイズ、過去のセーフティビデオの収録など、航空ファンには嬉しいコンテンツが盛りだくさんのチャンネルです。

2015年に創業75周年を迎えたことを記念して、「75年目のアニバーサリー」と称したヒストリー紹介が収録されていました。

ニュージーランド航空は1940年に創立。
当時は「TEAL(Tasman Empire Airways Limited/タスマン・エンパイア・エアウェイズ・リミテッド)」という社名でした。
創業当初は飛行艇を使って、オークランドからオーストラリア、ニューカレドニア、フィジーなどのオセアニア諸国への運航を行っていました。
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1950年代に「NAC(National Airways Corporation/ナショナル エアウェイズ公社)」が設立され、ニュージーランド国内線の運航を開始。
機材もビッカース・バイカウントなどのターボプロップ機が投入され始まりました。
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1960年代になると、「TEAL」は「Air New Zealand(ニュージーランド航空)」に改称。
同社初のジェット機にダグラス社のDC-8を導入して、北米やアジア圏へ向けて本格的に長距離国際線へと進出していきます。
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1973年にDC-10の初号機を受領。北米路線からDC-8をDC-10に置き換え、機材の大型化が始まりました。
一方の「NAC」は1968年から国内線にボーイング737を導入。
ニュージーランドの空を支える飛行機は一気に近代化が進みます。
1978年には「NAC」とニュージーランド航空が合併し、ニュージーランド航空は国際線・国内線を運航するビッグキャリアへ。
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1979年の年末にはDC-10を使った南極観光フライトがスタート。
1980年に5機のボーイング747ジャンボジェットを発注、翌1981年に747の初号機がデリバリーされました。
同じ頃には、東京・成田空港へ乗り入れを開始し、日本路線の運航も開始されています。
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1990年にはハイテクジャンボのボーイング747-400を導入。
1999年には、ANA、アンセット・オーストラリア航空と共にスターアライアンスへと加盟しました。
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2000年代に入ると、機材の更新が加速。エアバスA320を大量投入して、国内線や近距離オセアニア国際線で使用していたB767-200やB737-300を一気にリプレースしました。
2005年には、ボーイング777-200ERにヘリンボーン型のフルフラットビジネスクラスシート「ビジネスプレミア」を世界中の航空会社の中でもいち早く採用し話題となりました。
しかし、その一方で、2000年代初頭には、業績の悪化していたアンセット・オーストラリア航空へ資金提供を行ったものの、アンセット自体がニュージーランド航空の資金を食いつぶすようになり、ニュージーランド航空がニュージーランド政府の支援を受けるという事態にも見舞われました。
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2010年にはボーイング777-300ERの導入を開始。
と同時に、世界のエアラインの中でもいち早くボーイング747-400ジャンボ機のリプレースに着手。
B777-300ER導入と同じ年には、世界で初めてのB747-400の退役解体第一号機(ZK-NBS)が発生しています。
スカイカウチや豪華なプレミアムエコノミーはこの頃に誕生し、2011年にはスカイトラックスで「ワールドベストプレミアムエコノミー賞」を受賞。
2014年には全てのボーイング747-400ハイテクジャンボが全機引退。
そして、同じ年にはローンチカスタマーとなったボーイング787-9ドリームライナーの導入が始まり、徐々にその保有数を増やしつつ、新たな長距離国際線の開拓が進んでいます。
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ニュージーランド航空といえば、真面目にフザけたセーフティビデオが有名です。
機内IFEコンテンツにも、過去に人気のあったセーフティビデオがいくつも収録されていて、時代を超えて機内で楽しむことができます。
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The Most Epic Safety Video Ever Made #AirNZSafetyVideo(HOBIT Virsion)



An Unexpected Briefing #AirNZSafetyVideo(HOBIT Virsion)



Betty White -- Safety Old School Style #airnzsafetyvideo



Safety in Hollywood #AirNZSafetyVideo



The Bear Essentials of Safety #airnzbear



Mile-high madness with Richard Simmons! #AirNZSafetyVideo



"Men In Black Safety Defenders" - AirNZSafetyVideo

(Men In Blackバージョンは、利権などの関係でか、IFEコンテンツメニューに含まれていますが再生できないようになっていました。ニュージーランド航空のYou Tube公式チャンネルからも削除されています)






飛行機に乗った際、その航空会社をアピールするロゴ入りグッズや、機内でしか買えない限定グッズなどを買うのが楽しみという航空ファンも多いはず。
私もそんな航空ファンの一人なんで、飛行機に乗ると真っ先に座席に備え付けてある機内販売カタログをチェックしちゃいます。

今回、ニュージーランド航空に乗ることになった時から機内販売のグッズ購入を楽しみにしていたんですが、いざ機内に入って自分の席に着くと、座席ポケットに機内販売カタログが備え付けてありませんでした。
ニュージーランド航空では機内誌も基本的に各座席に備え付けてなく、キャビン後方のブックラックから持ってくるかアテンダントさんにお願いするようになっているのですが、機内販売カタログもそうなのかな?と思って、ブックラックを探しましたが機内販売カタログは見当たりません。

マギーさんに「インフライトショッピングのカタログはありますか?」と聞いたところ、なんとニュージーランド航空では機内販売は行っていないとのこと。
その代わりに、IFEのメニューの中に「ショッピング」コンテンツがあり、モニターを使って通信販売で機内限定販売品を注文することができると教えてくれました。
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モニターに映し出される数々の商品は、機内には全く搭載されておらず、フライト後に全世界発送で指定した住所に送られて、受け取るシステムになっています。
この機内通信販売については、オークランドから日本への帰りのフライトで購入を試してみたので、のちほどご紹介します。


さらには、ニュージーランド産のワインも、この機内注文の通信販売で購入できます。
フルボトルだと機内で買っても、空港で飛行機を降りて自宅に帰るまでずっと手荷物として持って帰らなければならないので、大変重い思いをするところを、何本買っても自宅配送してくれるのでラクチン。
私はワインについては全く知識がないので詳しくは分からないのですが、かなりの種類のワインがセレクトされています。
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ディナーが終わり、夜が明けてモーニングタイムが始まるまでの間、ギャレイにアテンダントさんが常駐している時は、ドリンクのリクエストをモニターで行うことができます。
(別のキャビンへのヘルプなどでギャレイにCAさんがいない時は、このオーダーシステムがOFFにされるのか、「現在ご利用いただけません」という表示になります)
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IFEのメニューを一通りあれこれいじり倒してみましたが、それでもまだまだ先の長いフライトが続きます。
普段、フライト中にIFEの映画を見ることはないんですが、今回はロングフライトの時間つぶしに「THE PEANUTS MOVIE」を見ました。
音声・字幕とも日本語には対応していなかったので、音声は英語、字幕は中国語で視聴。
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長い夜を飛び続けるドリームライナーの旅は、まだまだ先が長いです。




(つづく)

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ニュージーランド航空 プレミアムエコノミー・ビジネスプレミア搭乗記 その3

ニュージーランド航空90便の出発ゲートは43番。
1タミ南ウイングの中でも、一番奥のはじっこのゲートです。
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ちなみに、オークランドから帰ってきた時もこの43番ゲートに着いたので、ニュージーランド航空はこのゲートが定位置みたいです。


ゲートカウンターにもキーウィとヒツジのぬいぐるみ。
「ニュージーランド行くぞー!」って気分が高まります。
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優先搭乗は、プレミアムボーディングレーンが別に準備されています。
ビジネスプレミア、ニュージーランド航空の上級会員、スターアラインスゴールドメンバーのほか、なんとプレミアムエコノミーの乗客も優先搭乗の対象。
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17時55分からプレミアムボーディングの搭乗が始まりました。
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赤ちゃん連れやご高齢の事前搭乗扱いはなく、申し出ればプレミアムボーディングで一緒に通してくれるって感じでした。
機内に一番乗りしたくて(=機内の写真を撮りたくて)、プレミアムボーディングレーンの一番先頭に並んでいましたが、意外と後に続いて並んでいる人は少なかったです。
定刻の出発まで30分以上前なので、プレミアムボーディング対象者はラウンジでゆっくりしてから機内へ・・・という感じなのでしょうか。
実際にこのあとプレミアムエコノミーゾーンへと入ってゆくわけですが、搭乗開始からしばらくは数人しかプレエコゾーンに座っていなくて、ほぼ無人状態。
出発10分前くらいにゾロゾロと乗客が入ってくるような感じでした。

こちらはエコノミークラスの搭乗表示。
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日本のエアラインとは違う、オシャレさを全面に出した表示に、「海外のエアライン乗るぞー!」ってテンションが高ぶります!


ブリッジの途中から見えたボーイング787。
43番ゲートからだと機体全体は見渡せず、顔しか見えないので、この角度からだとどこの航空会社の787か分かりませんね。
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ボーディングブリッジ途中の分かれ道です。
せっかくなので、左のほうへと進みます。
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いよいよ、ニュージーランド航空のボーイング787-9の機内へ。
ドアのところでは、パープルの制服を着たニュージーランド人のお姉さんが笑顔でお出迎え・・・・と思ったら、スーツ姿の日本人と東南アジア人風のお兄さん2人でのお出迎えでした。

日本人のお兄さんは「いらっしゃいませ。ご搭乗ありがとうございます」と、日系エアラインを思わせる丁寧なご挨拶。
もう1人の色黒の東南アジア人風のお兄さんは「Kia ora!」とニュージーランドのマオリ語で元気にご挨拶。

うん、機内への入り口で異国の言葉で挨拶されると、「遠い国へ行くぞ!」ってテンション爆上がり!


てっきり日本人のお兄さんが席への案内でアテンドで自分に付いてくれるのかと思いきや、東南アジア人のお兄さんの方が「チケット見せて!(以下、当然英語)」。

お兄さんのネームプレートを見ると、お名前はイヴァンさん。ネームの脇に小さなフィリピン国旗を付けているので、どうやらフィリピン人のようです。
ニュージーランド航空でフィリピン人の男性CAさんにアテンドしてもらうという、不思議な展開に。

搭乗券を見せると「プレミアムエコノミーだね!こっちだよ!」と、イヴァンさんそれはそれはノリノリで陽気な笑顔でアテンドしてくれる。

『おおおぉー、待ってくれぃ、とりあえずビジネスクラスの写真を撮らせておくれよ』と、拙い英語で「ビジネスクラスの写真を撮ってもいいですか?」とイヴァンさんにお願いしてみると、「もちろん!いっぱい撮っていいよ!」とニコニコ。

ヘリンボーンスタイルで座席が並ぶ「ビジネスプレミア」。
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座席、という感じでもなく、個室という感じでもなく、なんか「おしゃれな会員制サロン」という雰囲気です。
しかも6列分しかないので空間の奥行きがなく、非常にこじんまりした空間なのが、さらに「秘密の隠れ家」っぽい印象を強めています。

画像は全体的に紫色ですが、実際にニュージーランド航空のボーイング787-9の機内照明は、パープルがデフォルトです。
ビジネスプレミアだけではなく、プレミアムエコノミーもエコノミークラスも、機内全体がパープル。
キャビンアテンダントさんの制服もパープル、機内の印刷物のワンポイントもパープル、機内食メニューの表紙もパープル。
男性CAのイヴァンさんも制服は黒のスーツですが、ネクタイがパープルです。


運良くビジネスプレミアの乗客が全然入ってこなかったので、いろんな角度から写真を撮らせてもらいました。
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この角度で一人掛けのA席側を見ると、やはり座席をリクライニングした時に窓の位置が合うのは、1Aと4Aと6Aで間違いないようです。

一通り撮り終えたので、イヴァンさんにお礼を言うと、「そこの席に座ってみて。ビジネスプレミアの乗客っぽく写真撮ってあげるよ!」と、ビジネスクラスの乗客がいないのをいいことに、プレエコの乗客なのにビジネスクラスでイヴァンさんが記念写真を撮ってくれました。
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イヴァンさんの案内で、いよいよプレミアムエコノミーへ。



ビジネスプレミアゾーンの向こうは、壁1枚を隔ててプレミアムエコノミーゾーン。
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2-3-2配列で、わずか3列の全21席。
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ビジネスプレミア担当のイヴァンさんから、プレエコ担当のCAさんにアテンド案内をバトンタッチ。
今度はニュージーランド人のCAさんかな?と思いきや、プレエコゾーンの右側を担当するのは、これまたアジア人の女性CAのマギーさんでした。

ネームプレートの国旗が台湾だったので北京語で「台湾の方ですか?」と話しかけたら、すぐにマギーさんと意気投合!
このあと、英語と北京語をちゃんぽんでマギーさんといろいろ会話ができたので、長い長いフライト中は非常に楽しく過ごせました。


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今回、いろいろとお世話になったマギーさん(左)と、イヴァンさん(右)。
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初めての長距離国際線フライト、初めてのオーバーナイトということで、不安な点も多々ありましたが、このお2人のおかげで、超快適で楽しいロングホールフライトが楽しめました。
このあとも今回の搭乗記ブログでオークランドに着くまで、随所にこのお二人が出てきます。
どんな活躍だったのか、続きを乞うご期待。

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プレエコのほうも、運良く搭乗客がすぐに入ってこなかったので、いろんな角度から写真が撮れました。
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ニュージーランド航空のプレミアムエコノミーは、シートピッチが驚きの1,040mm。
他社のプレエコの標準ピッチが970mmのところを、なんと1メートル越えの広さです。
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ちなみに、1,040mmピッチというと・・・・
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N700系新幹線やE5系新幹線の普通席と同じ広さです。
空間に制限有りまくりの飛行機の中で、足元がこれだけの広さを確保されてるってかなり贅沢ですよ。


自席のとなりの通路側席をフルリクライニングさせてみました。
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デフォルトの状態ですでにけっこう背摺りに傾斜が付けられているので、リクライニングするとかなり倒れたように感じます。
足元には、レッグレストとフットレストを装備。
ヘッドレストは、上にスライドさせたあと、左右がウイング状に可動するので、特に寝る時には自分の好みの位置に合ったところで頭をしっかりと支えることができます。

ちなみに、最後列の25番列は後ろの壁に干渉してしまうためか、23番・24番列よりもリクライニング量が若干小さいように感じました。
24番列は、窓側だと微妙に窓割りが合わないので、ニュージーランド航空のプレエコは、やはり最前列の23番列が「足元広い」「窓割り合ってる」「リクライニング量大きい」の3拍子揃った一番美味しい席のようです。



プレエコのシートを正面から。
座席にはフワフワの枕と肌触りの気持ちよいブランケット(このブランケット、機内販売してくれないかと思うほど欲しくなる良いブランケットです)やアメニティ類がセットされています。
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ニュージーランド航空がサイトで公表している数値ですと、リクライニング量は約22センチ、アームレスト間(座面幅)は約49センチ、アームレスト幅は約13センチ。
着席した時の感じでは、E657系特急「ひたち・ときわ」のグリーン席とほぼ同じくらいの座面幅があるような感じでした。
座ってもなお、体とアームレスト間に大きな隙間ができるほど余裕があり、どっしりとした姿勢で体を任せることができます。




後ろのエコノミーゾーンも見に行ってみました。
こちらの席は、私が当初予約していたエコノミーゾーンのスターボード側の最前列席の34J・K席。
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こちらはポートサイド側の最前列席の35A・B・C席。
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エコノミークラスは3-3-3の横9列で、ボーイング787としては標準的な配列。
リクライニング量は12センチだそうです。

エコノミークラスはBコンパートとCコンパートに配置されていますが、Bコンパートは「スカイカウチ」に展開できる座席をメインに配置しているので、シートピッチは810mm。(最前列のバルクヘッドを除く)
一方、後方ゾーンのCコンパートはシートピッチが780mmとなっていて、わずかではありますが、エコノミーを利用する際はBコンパートの席を指定したほうが足元が広く使えます。




プレミアムエコノミーの自席に戻りまして、改めて座席にセットされているものをチェック。
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ヘッドフォンはビジネスプレミアと全く同じもので、もちろんノイズキャンセリングタイプ。
ミネラルウォーターも1席1本用意されています。日本発だとこの見慣れたブランドのミネラルウォーターですが、オークランド発だとオシャレなデザインのボトルに入ったニュージーランド産のミネラルウォーターがセットされています。
右端のポーチはアメニティキット。
ニュージーランド航空ではプレミアムエコノミーでも専用のアメニティキットを用意していて、いろいろともうほとんどビジネスプレミアと変わらない待遇っぷりです。


パンパンに膨らんだアメニティポーチ。見た目にも、中にいろんなものが詰まっているのが分かり、中身に期待が掛かります!
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ポーチの中には、アイマスク、くつ下、耳栓、ハブラシセット、ロゴ入りボールペン、そしてニュージーランドの人気オーガニックスキンケアブランド「ASHLEY & CO.(アシュリー)」のリップバーム。
アシュリーのリップバームも含めて、これらもビジネスプレミアで提供されているものとほぼ同等品。
すごいぜ!ニュージーランド航空!

ポーチは画像の横シマ模様のほか、縦シマ模様のデザインのものもあるみたいです。


座席前ポケットには、安全のしおり、ゲロ袋、そしてフワフワのスリッパが入っています。
機内食のメニューは、座席間のカクテルテーブルに置いてあります。
ゲロ袋のデザインが「嘔吐」ってステキすぎ!
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画像左側の「Kia Ora」は機内誌。ニュージーランド航空では機内誌は各座席にセットされておらず、各コンパートの後方にあるブックラックから各自持っていくか、キャビンアテンダントさんに頼んで持ってきてもらいます。
国際線の定番でもある「機内販売カタログ」が無いのは・・・・その理由、のちほど解説いたします。


足をグンと伸ばしてみたの画像。
どうです、この余裕のある足元!
私が短足なのもありますが、足を思い切り伸ばしてもまだ前席の奥行きに充分空間があるほどです。
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座席モニターは11インチ。これもビジネスプレミアのモニターと同じ大きさです。
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モニターは完全なタッチスクリーンタイプ。
センターアームレストの内側にIFE用のコントローラーがありますが、iPadなどを使う感覚でモニターで直接操作できます。
画面タッチした際のレスポンスも非常に良いので、フライト中のIFE操作は全くストレスを感じることはありませんでした。

このモニターの下にはUSBポートが設置されているほか、センターアームレスト間の前縁にはユニバーサルパワーポート(電源コンセント)もあるので、各種電子機器の充電には困りません。

その一方でちょっと困った・・・というか、ここまでの豪華設備なのに「もったいない・・・」と思ったのが、ニュージーランド航空では機内Wi-Fiが全くの無装備なこと。
世界的に、大手キャリアのB787やA350などの最新機種では機内Wi-Fiが完備されていて、ファーストクラスやビジネスクラスでは無料開放しているところも多い中で、Wi-Fi設備が全く無いのはキビしいですね。
搭乗客からもたぶんWi-Fiについての質問が多いのでしょう、出発前のアナウンスなどでも「当機はWi-Fiサービスを行っておりません。お手元の電子機器のWi-Fiの設定は必ず「OFF」にして下さい」と注意が促されます。



モニターをフライトインフォメーション画面にしてみました。
タイムテーブル上では、オークランド到着は朝の8時30分頃だったはずですが、1時間ほど早く着くみたいですね。
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このフライトインフォメーション、飛び始めると刻々と情報が更新されていき、「目的地までの時間」や「到着予定時刻」が変わっていきます。
最終的にオークランド到着は・・・・さて、どのくらい変わったでしょうか?!

自席から窓の外を見ると、大きなエンジンと翼が見えました。
視界も開けていて、上空でも景色が楽しめそうです。
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定刻の18時30分にドアが閉まり、ゲートを離れます。
いよいよ約11時間(フライトインフォメーションだと早着するっぽいので約10時間?)のロングフライトの始まりです!
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ニュージーランド航空といえば、面白い?凝ってる?ふざけすぎ?ユニーク?なセーフティビデオが有名です。
冒頭、南極について学ぶ子供たちのドキュメンタリー番組が始まったかと思ったら・・・いつの間にかセーフティインストラクションな内容になってました。

過去、数々のブッ飛んだ内容のセーフティビデオを作ってきたニュージーランド航空にしては、この最新作はわりと優等生っぽい作品でした。


セーフティビデオの放映が終わると機内の照明は全て落とされ、パープルの妖しげな機内は一転して真っ暗に。
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成田空港を離陸。
はるか8700Km先のニュージーランドはオークランドを目指す、一夜の空の旅の始まりです。






(つづく)

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ニュージーランド航空 プレミアムエコノミー・ビジネスプレミア搭乗記 その2

ニュージーランド航空で飛ぶ、初めてのロングホールフライトの旅。
今回は成田空港から出発です。
ニュージーランド航空はスターアライアンス加盟航空会社なので、第1ターミナルの南ウイングへ。
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ニュージーランド航空のカウンターオープンは、15時30分から。
何時からカウンターオープンなのか分からなかったのと、座席位置を空港調整席に変更してもらうため一番乗りでカウンターに入りたかったので、早めに空港に来ておいたのですが、ちょっと早く来すぎたみたいです。
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自動チェックイン機で座席指定を変更できないかと思い、試しにチェックイン端末をいじってみました。
チェックインはできてボーディングチケットは発券されたのですが、空港調整席への変更はできませんでした。
やはり座席変更はカウンターで直接申し出るしかなさそうです。
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時間が余ってしまったので、展望デッキで飛行機撮影。
この日は運良く、スペシャルマーキング機をたくさん見ることができました。

エティハド航空  Boeing787-9
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シンガポール航空  Boeing777-300ER  STAR ALLIANCE livery
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アリタリア-イタリア航空  Boeing777-200ER  SKYTEAM livery
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オーストリア航空  Boeing777-200ER  My sound of Austria livery
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2016年9月をもって日本への乗り入れを終了したオーストリア航空ですが、2018年5月のちょうどこの日から日本線の運航を再開しました。
画像の飛行機は、記念すべき運航再開の初日初便です。


ブリティッシュ・エアウェイズ  Boeing787-9
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デルタ航空  Airbus A350-900
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ユナイテッド航空  Boeing777-300ER
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デルタ航空  Boeing777-200LR  The Spirit of ATLANTA livery
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フジドリームエアラインズ  Embraer ERJ-175STD
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成田には定期就航していないフジドリームエアラインズのエンブラエル機が突如姿を見せました。
何かと思いすぐにフライトレーダー24をチェックしましたが、こちらにも表示されません。
なにかのフェリーフライトなのか、それともチャーター便?


ANA  Boeing787-8   787ロゴの入った機体もだいぶ少なくなってきましたね。
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アエロメヒコ  Boeing787-8
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エバー航空 Airbus A330-300  
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BR197便、この前日までは連日キティジェットが入ってましたが、今日に限ってノーマル機・・・・


エアカナダ  Boeing787-9  
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黒覆面の新塗装機、まだ数が少ないのか、なかなか巡り合わないですね。


ユナイテッド航空  Boeing787-9
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シンガポール航空  Boeing777-300ER  STAR ALLIANCE livery
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成田に飛んでくる飛行機のほとんどがB787かB777になり、ボーイング747ジャンボはすっかり姿を消してしまった中、この日はなんと、アレが飛んで来ていました!




チャイナエアラインズ  Boeing747-400  SKYTEAM livery
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ANA  Boeing787-9   ANA STARWARS JET R2-D2 livery
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そろそろカウンターオープンの時間です。
Iカウンターではすでに、ニュージーランド航空の搭乗受付の準備が整っていました。
ニュージーランド航空の受付担当をするのは、同じスターアライアンスのANAのスタッフさんのようです。
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「プレミアムチェックイン」の専用レーンもありました。
「プレミアムチェックイン」はビジネスプレミア、プレミアムエコノミー、ニュージーランド航空の上級会員、スターアライアンスゴールドメンバーが利用することができます。


受付開始と同時に一番乗りでプレミアムチェックインカウンターに入り、プレエコ最前列の23K席への変更を申し出ましたが・・・・


「こちらの席はすでに別のお客様が指定済みになっております」




どうもこの席、空港の当日調整席ではなく、訳有り客にあてがう「ブロック席」の模様。

あとで搭乗してから分かったのですが、この日この席には乳児をカゴに入れて足元に置いている夫婦が座っていました。
プレミアムエコノミーでベビーベッドが設置できるバルクヘッドの席は反対側の23A席のみなのですが、多分想像するに「乳児がいるけどベビーベッドの設置できる席がもう埋まっているので何とかならないか」と航空会社に問い合わせて、航空会社側からこの23K席側を指定されたのではないかと。
ですので、東京オフィスの「空港の当日調整席」というのはどうも間違いのようです。

ついでなので、帰りのNZ90便のビジネスプレミアの席を6Aに変更できるか聞いてみたところ、これも東京オフィスの回答とは違う答えで、オークランド空港側の調整席ではなく、ブロック席になっているとのことでした。


カウンターの上には、キーウィとヒツジの可愛らしいぬいぐるみが置いてあり、搭乗前からニュージーランド気分が盛り上がります。
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この時間はアメリカ方面行きのフライトが出発ラッシュのピークなので、手荷物検査場はとんでもない大行列になっていました。
今日この時ほど、待ち時間ゼロで華麗に出国審査場へ通過できる「ゴールドトラック」の有り難味を感じた日はありませんでした。
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出国審査場の行列で10分ほど掛かりましたが、思ったより早くエアサイドに出ることができました。
免税店街は華麗にスルー。
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ANAラウンジへ。
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スターアライアンス加盟航空会社のほか、エティハド航空、MIATモンゴル航空、ウズベキスタン航空もここが指定ラウンジになってるようです。
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今日はこれからオーバーナイトフライトなので、搭乗前にシャワーを浴びておきたいところ。
いつもならラウンジに入ってすぐダイニングスペースへ向かいますが、今日はシャワーへ直行。
ちょうど時間帯がアメリカ方面への出発便と重なるので、シャワーもやはり混んでいました。
20分ほど待って、シャワーを浴びることができました。
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シャワーでさっぱりしてからラウンジスペースへ。
いつものおきまりの定位置、窓側のカウンター席も今日はずらっと利用者がいて満席。
ダイニングスペースからちょっと遠い、はじっこの窓側席になんとかありつけました。
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席を確保できたら、軽食を。
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窓の向こうを行き交う飛行機を眺めながら、お食事をいただきます。
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今日はこれから機上でプレミアムエコノミーの食事(ビジネスクラスとほぼ同等のディナー)が楽しめるので、ラウンジでの軽食は控えめにしておきます。
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ANA Boeing787-8
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ANA Boeing787-9
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オークランドから飛んできたニュージーランド航空のボーイング787-9が目の前を横切りました。
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今日これから乗るのは、折り返し便となるこの飛行機です。
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真っ黒な「オールブラックス」特別塗装のB787-9初号機が飛んでくるのを期待しましたが、一般塗装の機体でした。
(ちなみに、この時オールブラックス塗装のB789初号機は、ロールスロイス製エンジンのトラブルのため数ヶ月間飛べず、オークランドの駐機スペースで留め置かれていた模様)


垂直尾翼の「コルー(シダの新芽)」模様と、機体後部の「シルバーファーン(シダの葉)」の模様は、ニュージーランドの「精神的象徴」。
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企業のマークとして、このコルーとシルバーファーンをイメージしたものを使えるのは、国が認めた企業のみだそうで、この象徴を使うことが許されたニュージーランド航空は、言うなれば「ニュージーランド国民の誇りのフラッグキャリア」ということになります。




となりの席に座っていた外国人が、あんまりに美味しそうに豚骨ラーメンを食べていたので、自分もついついヌードルバーへ。
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シンガポール航空  Boeing777-300ER
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ルフトハンザ・カーゴ  Boeing777F
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キャセイパシフィック航空  AirbusA330-300
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ラウンジから搭乗ゲートまではちょっと距離があるので、早めにラウンジ滞在を切り上げて、時間に余裕を持って搭乗ゲートへと向かいました。






(つづく)


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18

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ニュージーランド航空 プレミアムエコノミー・ビジネスプレミア搭乗記 その1

南半球のはるか南極に近い島国から、はるばる日本まで飛んでくる「ニュージーランド航空」。

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「人口よりも牛や羊の頭数の方が多い」とか、数々のファンタジームービーの舞台になったりなど、ニュージーランドは主に観光国として日本人にも親しみのある国の一つだと思います。


現在ニュージーランド航空は、成田とオークランド間を最新鋭機ボーイング787-9でデイリー運航しています。
(羽田-オークランド線は2018年7月17日まで運休。関空-オークランド線は季節運航)
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画像の飛行機はニュージーランド航空が導入したボーイング787-9の初号機で、「オールブラックス」をイメージした特別塗装機。
ボーイング787のローンチカスタマーというと、ANAのイメージが強くまた実際にもそうなのですが、この「ボーイング787-9」のローンチカスタマーはニュージーランド航空です。



about the Air New Zealand Boeing787-9
The new 787-9 Dreamliner – Fly Happy #AirNZ787







さて、今回なんで「ニュージーランド航空」でニュージーランドなのかと言うと。

昔からニュージーランドに憧れていたとか、ニュージーランドに用事があったとかそういうわけではなく(まぁ、行ってみたい国の一つではありましたが)、たまたまネットでこんなのを見かけたからです。
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ニュージーランドまでの往復が、エコノミークラスで79,000円~。
表示されているプレミアムエコノミーやビジネスクラスの割引往復運賃を見ても、「なんかすごく安くない?!」という印象。

でも、ぶっちゃけるとこの時点では東京からオークランドまでどのくらいの距離と時間がかかるのかよく分かっていませんでした。
到着地に行く目的が特に無くて、「飛行機に長い時間乗ってたい!」というのだけが目的なので、運賃価格に対して距離が遠くてフライトタイムが長ければ、相対的に安くて「お買い得」という考えです。



で、調べてみました。

東京-オークランド間の飛行距離は5,497マイル、フライトタイムは約11時間です。


この東京-オークランド間と同じくらいの距離とフライトタイムの国際線をピックアップしてみると、

東京-ロサンゼルス 5,458マイル 約10時間
東京-サンディエゴ 5,554マイル 約11時間30分
東京-ミュンヘン 5,866マイル 約12時間10分
東京-ヘルシンキ 5,229マイル 約10時間30分
東京-ドーハ 5,143マイル 約11時間20分

これらの区間を飛んでいる各航空会社のサイトから、無作為にいろんな時期でエコノミー・プレエコ・ビジネスの往復運賃を調べてみると、公式サイトで販売している最安値では、ニュージーランド航空のこのバーゲン価格ほど安いものはありませんでした。

アメリカ路線・ヨーロッパ路線は年間を通してビジネス・観光の需要が大幅に落ち込む時期というのが無く、安定して集客できるので、運賃もわりと強気の設定なのかもしれません。

一方、ニュージーランドは観光で訪れる人が多いので、季節や気候で観光集客が落ち込む時期というのがどうしても発生します。
日本の4月~6月は、ニュージーランドでは夏が終わり冬に入るまでの観光閑散期にあたるので、ニュージーランド航空では毎年この時期にバーゲン販売を行っているみたいです。


現在、日本とニュージーランドを直行便で結んでいるのはニュージーランド航空のみ。

ANAは、同じスターアライアンス加盟のニュージーランド航空の直行便のコードシェア、もしくは自社運航のシドニー線からニュージーランド航空への乗り継ぎで路線販売を行っています。
一方JALは、ワンワールド加盟会社に直行便のコードシェアがなく、自社運航のシドニー線からカンタス航空への乗り継ぎで路線販売を行っています。

ANA・JALとも自社でニュージーランド直行便を運航せず、アライアンス内のコードシェアや乗り継ぎ便で済ませているということは、波動によって搭乗率がかなり上下するため、年間での収益に安定性が無く、自社直行便の運航開拓に踏み切れない(踏み切る必要がない)という舞台裏が垣間見えるような気がします。



「ちょっとニュージーランド行ってみっかな~」と、面白半分にニュージーランド航空のサイトをいろいろいじってみると、
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「明日で販売終了」の文字。

「限定品これが最後の1個!」とか言われると、つい乗せられてうっかり買ってしまう性格なので、ここで本気モードに入ってしまいました。



エコノミークラスで運賃をカレンダー表示すると、見事にどの日程で往復しても最安値。
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ちなみに、日本人のお正月休み(=ニュージーランドは夏真っ盛り)の頃の、観光最盛期の運賃はどんなもんかと調べてみると、
エコノミークラスは往復200,000円近く。
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プレミアムエコノミーは最高値で250,000円オーバー。
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ビジネスプレミア(ビジネスクラス)は500,000円オーバー。
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(これらの運賃は半年以上前に調べて表示された金額なので、予約で席が埋まればさらに高くなる可能性もあり)



いろいろ調べるうちに、「なんかこれってお買い得かもー!」って気分になり、予約を進めちゃいました。

ニュージーランド航空のサイトからだと、バーゲン価格でも片道ずつで違うクラスが予約が最安値で予約できるようになっています。
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ビジネスクラスでも約11時間のフライトで150,000円。
特に復路のオークランド→成田のNZ99便のビジネスクラスは150,000円を切る価格だったので、往路はエコノミー、復路はビジネスプレミアで予約しました。

往路便のNZ90便はオーバーナイトフライトなので、往路でビジネスプレミアを使えばフルフラットシートでぐっすり寝て、気分爽快でオークランドに着けそうですが・・・・
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今回運良く、エコノミークラスの座席指定時に、前列に座席が無く足元が広くて窓があり、横2人掛けの「34K」というプリファードシートが指定できたので、「ここならエコノミーでも11時間快適にすごせそう」ということで、ビジネスプレミアは安く買える復路にしました。

あと、ニュージーランド航空のハブ空港であるオークランド空港発でビジネスプレミアに搭乗するなら、空港でもビジネスクラスのサービスが受けられるという利点もあります。


ちなみにニュージーランド航空のサイトでの予約は、運賃決済前に座席指定ができます。
特に出発日は決まっていなくて、「好みの席が埋まっているから日程を変えよう」とかいう場合には便利です。
プリファードシートは3,000円の追加料金が必要になりますが、これは最後の運賃決済で自動的に加算されます。



ニュージーランド航空のエコノミークラスといえば「エコノミー・スカイカウチ」が有名です。


Air New Zealand Economy Skycouch is a Better Way to Fly



ニュージーランド航空が開発した、エコノミー3列シートをフルフラットベッドに変えてしまうという、すごいギミックを持った座席。
「ニュージーランド航空といえば、スカイカウチ」というぐらい、世界的に有名なシートサービスです。
この「スカイカウチ」は、他社ではチャイナエアラインが長距離型のボーイング777-300ERとエアバスA350-900でこのシートを採用しているほか、ANAでもホノルル線に登場するエアバスA380の「フライング・ホヌ」で採用される予定となっています。


「エコノミー・スカイカウチ」になるシートは、エコノミークラスの前方ゾーンの、シートマップで緑色になっている席です。
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ちなみにエコノミークラスで予約を進めていくと、途中で「スカイカウチにアップグレードしませんか?」と、スカイカウチをお勧めしてくる画面が出てきます。
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横3席の座席がフルフラットになって寝っ転がって足を伸ばせるので、これならエコノミークラスでもぐっすり寝て行けそう!

・・・・しかし、追加料金を見てビックリ!
一人利用でのスカイカウチ追加料金は、なんと80,000円!!
今回のバーゲン運賃だと、あとちょっとお金を出せばビジネスプレミアが購入できる金額になってしまいます。
「ニュージーランド航空に乗るのであれば、ぜひ「スカイカウチ」を体験してみたいなぁ」と思ってましたが、さすがに諦めました。



ニュージーランド航空のビジネスクラス「ビジネスプレミア」は、ヘリンボーンタイプのシート。
シートマップもこんな風に表示されます。
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横3列で、左からA席-J席-K席の並びになります。
A席は、J席の背中部分にあるパーテーションに向かって席が並んでいて個室感覚がより高いので、一人旅の時にはオススメです。
逆に二人旅の時は、J席-K席が半列ずらしで向かい合っているのでこちらがオススメです。

今回はA席一番最後尾の6A席を指定したかったのですが、シートマップを見ると他の利用者が指定しているわけでもなく、真っ黒く塗りつぶされた「ご利用不可」の席になっていました。
試しにほかの日やほかの便でも調べてみたら、日や便によって自由に指定できたり、逆側の6K席が「指定不可」になっていたりとマチマチです。
予約完了後にニュージーランド航空の東京オフィスに電話して「6A」席に変更したい旨を申し出ると、「ここは空港の当日調整席になっています」という回答でした。
仕方ないので、現時点で最後列となる「5A」席を指定しておきました。


このヘリンボーンタイプの座席は、窓を背中にして座るので、窓からの眺望を楽しむことはあまり考慮されていない作りになっています。
それでもボーイング787は窓が大きいので、座ったままでちょっと背中をひねれば、窓からの景色を楽しむことはできそう。
ネットで検索して、いろんな方が撮影したビジネスプレミアの画像をつぶさに調べてみると、席によって窓と座席の位置が全く合わない席と、ちょっと体を横向きにすれば窓と合う席があることが分かりました。
その中でも「1A」「4A」「6A」が座席と窓の位置がそこそこ良さそうなので、改めて座席を「4A」に変えておきました。


Air New Zealand Business Premier – your own nest in the sky






予約完了後、「お客様の予約管理」の画面を開くと、「座席指定の変更」や「手荷物の追加」、「フライト変更」などのメニューが並んでいる中に「ワンランク上のクラスにアップグレード、またはスカイカウチに入札」という、他社のサイトでは見かけない不思議なメニューがあります。
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ニュージーランド航空では、「エコノミー→プレエコ」「プレエコ→ビジネス」へのワンランクアップグレードを、オークションのような入札方式によって全ての利用者がアップグレードの権利を持つことができる「One Up」という面白いシステムを取り入れています。
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他社だと、例えば「エコノミー→プレエコ」のアップグレードは、当日空港で空席があれば上級会員だと無料でアップグレードできたり、プラス数万円を空港カウンターで払えばアップグレードすることができます。

これが、ニュージーランド航空の場合は、予約の時点でプレエコに空席があれば、アップグレードするのに自分が出してもいいと思う金額を入札して、他の入札者と競り合った結果、上級席が手に入るという、ギャンブルや賭けのような「アップグレードできるかのワクワクドキドキ感」が味わえる面白いシステムになっています。


「最安値のエコノミーで長距離フライト体験」が当初の目的でしたが、せっかくニュージーランド航空が「入札アップグレード」という面白いことをやってくれているので、アップグレードできるか挑戦してみました!


「入札見込み」が低い、ギリギリ30,000円ちょっとの金額を入札。
どうせ落札できなくても、エコノミーの席は、前に席がない足元の広い窓側席を確保できているので、プレエコになれなくても別に気落ちすることはありません。
「One Up」の入札には、画像にあるクレジットカードが必要になります。
JCBは使えないので、JCBメインでクレカを使っている人は別のカードが必要になります。
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入札終了。フライト出発の3~7日前にEメールで落札結果がくるそうです。ワクワクドキドキですねぇ。
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「One Up」への入札時には、ぶっちゃけ落札する気が全く無い遊び半分で入札しましたが、ニュージーランド航空のプレミアムエコノミーのことをあとでいろいろ調べると、他社のプレエコと比べるとかなりハイグレードであることが分かってきました。

ハイグレードな例を簡単に挙げるだけでも
・シートピッチが104センチとかなりワイド(他社のプレエコはシートピッチ97センチが標準)
・機内食やフリードリンクはビジネスクラスとほぼ同じものを提供(他社はエコノミーの機内食プラスアルファの内容が標準)
・アメニティキット、ウェルカムドリンク、フカフカの大型ブランケットとピローの提供
・フライト中はギャレイでプレエコ専用のミニバーコーナーを提供
・ビジネスクラスと同じノイズキャンセリングヘッドフォンをセット

などなど、「エコノミーの上級ランク」というより、「廉価版ビジネスクラス」といった感じです。


Relax in style with Air New Zealand’s Premium Economy



そんなわけで、「これはぜひプレエコに乗ってみたいなぁ」と気が変わりまして。
「One Up」では、締め切り前までなら入札金額をさらに増額することができるので、落札の可能性がそこそこある最低金額35,000円まで増額しました。




で、出発7日前の深夜0時。
ニュージーランド航空からメールが来ました。
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「おめでとうございます。お客様がAir New Zealandのアップグレードを落札しました。」


プレミアムエコノミーにアップグレードできちゃいました。

途中で入札金額を増額しましたが、到底落札できるとは思っていない金額でしたので、アップグレード落札できたのはビックリでした。
今回予約したこのフライトは、普通にプレミアムエコノミーを購入すると90,000円オーバーなので、それより安い金額でプレエコを購入できてしまったことになります。


さっそく予約画面を確認すると、NZ90便はプレミアムエコノミーの表示に。
座席は25K席が自動的に指定されていました。
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25K席とはどんな席なのかと、シートマップを確認。
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どうやら最後の窓側席だった模様。
本当は、朝日が見えるA席側を指定したかったのですが、ご覧のとおりすでに満席でした。

それでも運良く窓側席を確保できたものの、前席と横席をガッチリ囲まれてしまっている状態です。
前の席がリクライニングをフルで倒してきて、隣の席の人がフットレストをがっつり上げてたら、シートピッチ100センチ以上あるとはいえ通路に出るのが大変そう。
中央列の通路側席に変更しようかと思いましたが、シートマップをよく見ると、前方の23J席と23K席がまたもや「ご利用不可」の真っ黒な表示になっていました。
ビジネスプレミアの6A席のときと同じく、ニュージーランド航空の東京オフィスに電話して23K席への移動をお願いすると、やはりここも空港の当日調整席になっているので変更できないという回答でした。

とりあえず、25K席のままにしておいて、搭乗当日に成田空港で23K席に変更できることに賭けてみることにしました。

それにしても、シートマップを見る限りでプレミアムエコノミーの空席の多いこと。
窓側席は満席ですが、中央列は一人しか指定が入っていません。
国際線長距離便のプレミアムエコノミーは人気が高く、アメリカ線やヨーロッパ線ではプレエコを設定している各社とも、出発直前には満席になるのは珍しくないそうです。

実は、当日搭乗してみると、中央列3人掛けの真ん中E席は全席空席。
さらにほかの通路側席も4席が空席という状態。
この日のフライトは、プレエコがかなり空席ばかりで、今回のような少ない入札額でもアップグレード落札できた模様。
もしかすると、「One Up」での入札者もほとんどいなかったのかもしれません。
最初に入札した「落札できる見込みがなさそう」な金額でも、プレエコを落札できた可能性もありそうです。



Eチケットも、往路のNZ90便がプレエコになったものが送られてきて、いよいよ出発日を待つばかり。
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The happiest place in the sky #AirNZ787







(つづく)


プロフィール

京九快速

Author:京九快速
ちょいちょいアップします。

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