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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その1:出発3日前に決めたのだが

8月の中旬頃に、職場の出勤シフトで珍しく3連休をいただきました。
特に、どっか旅行に行くつもりで休み希望を出していたわけではないので、完全にノープランな3連休。

「せっかくだし、どっか行こうかな~」と思ってたら、8月に入って連日台風来襲の日本。
旅行の予定を立てても当日に台風直撃→鉄道・航空軒並み運休・・・というパターンになりそうな予感。


結果的には今回も台湾に行ってきたんですが、「台風が日本と台湾に来なそう」なのを確信した出発3日前に、飛行機とホテルと台鐵列車を一気にネット予約して出発という、これまでに例のない超・直前手配という海外旅行になりました。

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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その2:ガルパンはいいぞ

大洗が物語の舞台となっているガルパンは、茨城では今や地域活性に欠かせない神アニメ。
「空港とガルパンってなんか関係あんの?」と聞きたくなるほど、空港内はガルパン。右も左も、上もガルパン。
そのうち空港内で戦車の展示でも始まるんじゃないかな?(嘘)
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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その3:VエアーのA320に乗る

茨城空港の国際線出発ロビーには、免税店が1つあるだけ。
食事を提供するカフェとか、キオスクのような売店はありません。
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そのかわり、飲料が自動販売機がいくつもあり、焼きおにぎりや唐揚げなどの軽食の自動販売機が設置されています。
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最近は、駅でも売店が無くなってこの手の自販機が設置されるケースが多いですね。
まぁ、ここまできて「自販機チン」なおにぎりを買う人がいるのか?という疑問も沸いてきますが、「食べたい時に軽食が買える」し、ここから乗れるのは国内線はスカイマーク、国際線はLCCばっかりですから、「機内で食事の調達できるかな」という不安を前に、乗る前に軽食を買っておくことができる利便性を考慮している茨城空港ではあるということで。
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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その4:Vエアーは食事メニューが豊富

座席後ろのポケットにはいろいろ入ってます。
機内誌に食事のメニュー、機内販売カタログ、安全にしおり。
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Vエアーの機内誌はフルカラー。
写真も豊富で紙面の構成も素晴らしく、フリルサービスのキャリアの知的ぶった機内誌に比べて読みやすいです。
今号の特集は沖縄でした。1ヶ月前の7月に台北桃園-沖縄那覇線に就航したばかりなので、それを記念しての特集ですね。
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とにかく気合が入った充実の内容。

しかし、10月1日をもってVエアーは全便運航停止→1年間の休業に。
Vエアーの機内誌は、おそらく今号が最終号でしょう・・・
こんな気合の入った充実の機内誌なのに・・・・Vエアー終了が突然に決まったことが伺えます。泣ける・・・・•(´;ω;`)
なぜこんなVエアーが倒産しなけりゃならんのか!!

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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その5:機内販売で威熊商品を買う

機内食の販売が終わって一段落すると、今度は免税品の機内販売が始まります。
空姐がまるでファッションモデルのように、おススメの商品を手にして、通路を軽快に歩いていきます。

そう、ここはファッションショー、通路はキャットウォーク。もうみんな空姐にクギヅケよー!?
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もうVエアーに乗るのもこれが最後であろう。
ならばここでVエアーグッズをいっぱい買っておこう!

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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その6:VエアーA320各席を比較してみる

フライトも半ば過ぎで、機内は一通りのサービスが終わって、すっかり落ち着いています。
機内では、ほとんどの乗客がお昼寝タイム。
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搭乗客数は定員の半分以下といった感じで、3人掛けの席をひとりで座っている人も多く見かけました。
前方席の「Fast-V」席に座っているのは、たったの1人。
最前列と非常口席の「Fancy-V」席を利用しているのは、私だけでした。
やはりLCCだと、追加料金を払ってプライオリティ席を使おうという利用者は少ないのかも。


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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その7:桃園1タミのイミグレは相変わらず修羅場

桃園空港の楽しみっていったら、やっぱり 「エバーグリーン・アビエーション・テクノロジー」。
毎回ぁゃιぃ飛行機がここの前にたむろってるんですよ。
今回は、スタアラ塗装の長榮B773と・・・オリエントタイ航空のジャンボがいるぅー!
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華航の機材はぶっちゃけ興味ないんだけど、「スカイチーム塗装のジャンボはいないかな~?」。
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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その8:ホテルはいつもの清翼居童話館

ホテルは今回で3回目の利用、すでに台湾旅行で台北に滞在する際の定番となりつつあるこちらのホテル!

台湾名称→清翼居童話館
日本語名→モーウィング ホテル フェアリーテイル
英語名→Morwing Hotel Fairytale
website→http://tp.morwinghotel.com/
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台北駅から歩いて5分強くらいの、銀行などが立ち並ぶ大通りからちょっと入った、雑居ビルが立ち並ぶところにある。
とにかく「台北駅近い!」「長距離バスターミナル近い!」「付近は飲食店が多く食べるに困らない!」「コンビニは目の前にセブンイレブンとファミマがある!」という至極便利なロケーションなのですよ。

・・・・・このホテル、3回目の利用ですがブログで紹介するのはもしかして初めて?

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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その9:台湾の夜は超可愛凱蒂猫瘋狂的晩上

ホテルの部屋でちょっとダラダラしてたら、すっかり夜になってました。
台北駅は外壁のリニューアル工事が終わったみたいで、すっかりきれいになってました。
神殿みたいな駅舎は、紫色に妖しくライトアップ。
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台北駅からMRTの淡水信義線に乗って、淡水方面へ2駅の「雙連」駅へ。
駅から歩いてすぐの「老董牛肉細粉麺店」へ来ました。
市内には4店舗ほど店を展開しているそうですが、ここが本店。
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2006年に台北国際牛肉麺コンテストで金賞を獲ったという「冠軍牛肉麺」を食べに来ました!

・・・・が、「冠軍牛肉麺」は売り切れでした・・・。
同じ「冠軍」が付いている「冠軍清燉牛肉麺」を注文しました。
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メニューにはいろんな種類の牛肉麺があって、どれにしようか迷います。
「紅焼」と付くのは、台湾人好みの味付けの濃いスープの麺。いろんな香辛料と牛骨を煮込んだものです。
「清燉」は、見た目が日本の塩ラーメンのような透明に澄んだスープの麺。あっさりした味わいです。
「番茄」は、トマトを煮込んだ真っ赤なスープ。私はトマト嫌いなので食べたことありません。
ほかにも「カレー味」「麻辣湯味」など、いろいろ。

このあと、近くでカキ氷をやってる店(というか露店?)が見えたので、そこでマンゴーカキ氷を食べました。
(画像は林檎社の陰謀により消去されたためございません)


そのあとはMRTを乗り継いで、松山空港へ。

松山空港のターミナル内にある飛行機グッズのお店が目的です。
夜21:00までやってるので、夜の街歩きのついでに寄れるのがうれしいですね。
(画像は、林檎社の陰謀による都合のため、だいぶ前に撮ったものです)
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以前来た時に、ここにVエアーの威熊グッズがいっぱい売ってたので、今日はそれを買いに来ました!

・・・しかし店内を何度グルグル回ってあちこちを見ても、威熊グッズは見当たらない。
「威航のグッズを買いに来たんですけど、どこにありますか?」と北京語で聞いてみたら、「もう全部売り切れちゃいました」ですってよー。

ガビーン!!

話によると、Vエアーが運航を停止するという報道が流れたあと、グッズを購入する人が急増して、一気に完売してしまったそうです。
マジかー。わたしゃはるばる日本から威熊のために来たのですよー。

こんなことなら、前回来た時に買いまくればよかった・・・・
「LCCだし重量オーバーの追加料金危ねぇしな」なんてケチらずに、欲しかったのを全部買っとけばよかった・・・



しかし、無いものは無いので諦めるしかありません。キリッ!


気を取り直して、次行ってみよー!!

MRTを乗り継いで、台鐵の松山駅へ。

台鐵の松山駅とJR四国の松山駅は友好姉妹駅の提携を結んでいて、駅の中にはJR松山駅や四国を紹介するコーナーがありました。
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JR四国や松山駅から贈られたグッズがたくさん飾られていました。
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インフォメーションセンターの脇にある情報表示ボードは、なんとJR四国の新型特急8600系。
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松山駅からは、お目当ての列車に乗ります。
その列車が到着するまで、しばし駅撮り。
普悠瑪や太魯閣を使用した自強号が次々にやってきます。
週末ということで、花蓮や台東からの行楽客が台北に帰ってくるための増発列車のようです。
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お目当ての列車はこちら。
太魯閣自強号ですが、なんだか車体の側面がデーハーですね。
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「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」。
2016年にTEMU1000型太魯閣列車が2編成増備されたのですが、そのうちの1編成がハローキティのラッピングを施した特別編成に仕立て上げられています。
このハローキティ太魯閣は金・土・日運転のの自強426次・441次(樹林~台北~花蓮~台東~知本)のみでしか運転されていないので、週末に台湾にいないと、なかなか乗る機会がありません。

今日は北行(上り)の自強441次の松山→樹林の短区間試乗です。
車内に入ると、デッキからキティーワールド全開です。
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内装がピンク色の車両と、オレンジ色の車両があります。
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ピンク基調の車両のデッキ仕切り壁は、ご覧の通りに、ドピンク一色にキティーちゃんや太魯閣のイラスト。
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客室内もあちこちにキティーちゃんがいて、すさまじいまでの萌え萌えの世界。
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「台湾にこんなキティーな電車が走ってるんだから、キティーの生まれた日本ではもっとすごいキティー電車が走っているに違いない!!」という誤解をお持ちになられた台湾の方が、ワクワクしながら日本に遊びに来られたら大変申し訳ないなーと心配になるほど、日本以上にキティー愛に溢れた電車です。日本人のわたしもビックリだお!


誰も座っていない席が多く見受けられたのですが、実は乗っている人が少ないのではなくて、乗客が席を離れて車内をウロウロ。キティーちゃんの写真を撮っているためです。

台北駅でほとんどの乗客が降りるだろう(→車内の全景や座席のこまかいところの撮影ができるだろう)と思ったら、予想外にも多くの人が終点の樹林駅まで乗り通すみたいで、車内撮影チャンスあえなく撃沈・・・・。


松山駅から20分ほどの乗車で、終点樹林駅に到着。
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車体のキティーちゃんラッピングは全体で世界旅行がテーマになっているのですが、1車両ごとに描かれている国が異なっています。

1号車は台北。タピオカミルクティーを飲みながら台北観光中のキティーちゃん。
ここにサルキャラを持ってきたのは、今年が申年だかららしいという台湾の鉄道ファンのウワサ。
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2号車は日本と中国。日本のイメージは満開の桜の中で着物を着て佇むキティーちゃん。
この和服キティーと記念撮影する人がすごく多くて、順番待ちの行列ができてた。
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4号車はヨーロッパ。ピサの斜塔やコロッセオをバックにキティーちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん。
しかし、キティーちゃんの父ちゃんと母ちゃんはラッピングに出てこないのですが、なんでですかね?
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5号車はアフリカ旅行。カメラを構えるキティーちゃんに向ってゴリラがピースサイン。
一瞬ゴリラがF○CKサインで挑発してるように見えてびびったわー。
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7号車は南極ペンギンが歩き回る中、猫とリスがホッキョクグマと戯れるという謎設定。
猫が完全防寒なのに、リスはこれで凍死しないのかと不安になるような、わくわくどうぶつランド状態。
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8号車は再び台湾。台東の景色の中をサイクリング?をするキティーちゃんとフィーフィーちゃん。
自転車のカゴ・・・そこはリンゴじゃなくて、やっぱマンゴーじゃないだろうかと思うのですが。
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全車両を一通り撮影しようと試みたのですが・・・・到着して5分ほどでドアが閉まって、さっさと回送されていっていまいました。
樹林駅まで乗ってきた乗客はみんな、キティーちゃんと記念撮影したり、ラッピングを全て写真に撮ろうとホームをあっちこっちへウロウロ。
しかし、あっという間に出て行ってしまったので、みんな「あーあ・・・」って感じでためいきついて、トボトボ改札口へ向かう感じでした。

樹林駅から台北駅からは区間車(普通電車)に乗って帰ってきました。
もう夜の10時過ぎだというのに、台北駅の吹き抜けコンコースは座り込んでダベッてる若者がいっぱい。
ゆるくてフリーダムなこの感じ。「あー、今自分、すっげぇ台湾にいるんだわー」と実感。
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(つづく)

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台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その10:台鐵の座席指定システムがヤヴァイ件

台湾2日目の朝です。

モーウィング ホテル フェアリーテイルの宿泊プランは朝食付きなんですが、ホテルの建物内にはレストランはありません。
朝食は、ホテルから歩いて3分くらいのところにあるマクドナルドで食べます。

朝、フロントに行き、「マクドナルド行くので朝食券下さい」とお願いすると、こんなチケットがもらえます。
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1人利用での宿泊でも、なぜか毎回チケットを2枚くれます。
食べようと思えばマクドナルドの朝セットを2つ食べられるということですが、さすがに朝からマクドを2セットも食べたら胃もたれしそう。
ちなみに、ホテルからマドクナルドへ行く途中には、おかゆや麺、具がごってり挟まったサンドイッチなどの台湾式の朝食を出すお店がいっぱいあるので、「台湾まで来てマクドかよ!」という方は、それらのお店で自分で金出して食べるのもおすすめ。
自分としては、海外のファーストフードのメニューって日本のお店と違うメニューがあったり、味が違ったりするので、ファーストフードもアリかなって思うのですね。(さすがに毎回3食マクドとか有り得ないが)

で、マクドナルド。
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店内はすごい混んでました。レジも10分ぐらい並んだし、台湾の人って朝マクドがかなり好きな模様。
朝マクドのセットも写真に撮ったんですが、林檎社の陰謀により(以下略)。



さて、今日は、昨日ちょっとだけしか乗れなかった「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」に乗って、台北から台東まで行きます。
台東は観光しません!
台東を通り過ぎて、次の終点・知本駅まで行きます!
太魯閣キティー特急に乗るためだけに、台東の知本まで行きます!
知本に着いたら、すぐに折り返しの「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」で台北へとトンボ帰り!
知本温泉にも入りません!
いやぁ、うちっちキティラーの鑑だね!(嘘)
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【注意:太魯閣キティー特急は2016年10月20日のダイヤ改正で投入される列車が変わりました。】
(新しい運行ダイヤはこのブログ記事の一番下にて追記しています。今回の旅行記は、2016年10月19日以前のダイヤで運行されていた太魯閣キティー特急について記載しています)



太魯閣キティー特急は、金・土・日にそれぞれ1往復しか運転されない上に、台北基点で台湾南部への観光へ向うために乗るにしては時間が中途半端なので、台湾旅行中に行程に組み込むのがなかなか難しいです。

今回は、まさに「乗るためだけ」が目的なので、太魯閣キティー特急が投入される自強426次と自強441次の樹林-知本間の往復の指定券が取れればそれで準備完了!!




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しかし、なんでかこんなに大量の指定券が手元にあるのだが・・・・

今回の台湾旅行は直前に航空券を予約していきなり出発を決めてしまったものだから、自強号の指定券も当然ネットで直前予約。



・・・・しかし、週末の東部幹線はヤバすぎた。



太魯閣キティー特急どころか、自強号の指定券が全然取れねぇ。
自強号どころかキョ光号(急行列車)すらも満席。
朝から晩まで満席。
東部幹線では毎週末が帰省ラッシュです本当にありがとうございました。



そこで、こまめに駅間を区切って空席照会をしてみたところ、

樹林11:08→宜蘭12:46 普悠瑪自強222次
宜蘭13:05→花蓮14:39 復興684次
花蓮15:03→玉里15:49 太魯閣自強426次(太魯閣キティー特急)
玉里15:51→知本16:45 太魯閣自強426次(太魯閣キティー特急)

の列車の指定券が確保できました。

知本までで3列車乗り継ぎ・4回乗り換えアホすぎワロタ。
しかも、絶滅寸前の復興号とかいう謎列車を絡ませてやっと全区間の席確保とかいうまさに奇跡。


台北→花蓮間は、かなりの本数の自強号が走っているのですが、通しで空席照会すると早朝から深夜まで1本も空席が出ない。
宜蘭までで区切るとかなりの自強号に空席があり、人気の普悠瑪や太魯閣でも空席がある列車がけっこう出てきました。

台北→宜蘭でなんとか指定券が買えそうなので、今度は宜蘭→花蓮で区切って空席照会をしてみると、これがまた全く空席が出てこない。
宜蘭-花蓮間は高速道路が未開業のため高速バスの運行がなく、現状のこの区間の交通手段は鉄道に全て頼っている状況のため、宜蘭-花蓮間は年柄年中混雑しているそうです。

とはいえ、ほとんどの自強号が宜蘭-花蓮間だけ満席というのもおかしな話。
台北から宜蘭までの乗客もかなりいるはずなのに、宜蘭から空くその席はどうなっているのか?
そもそも台北→花蓮が満席なのに、台北→宜蘭で空席がいっぱい出てくるってのもヘンな話である。


太魯閣キティー特急の太魯閣自強426次も、花蓮→知本の通しでは空席が出ません。
しかし、途中停車駅の玉里で区切ったら、花蓮→玉里、玉里→知本でそれぞれ空席が見つかりました。
玉里駅は花蓮から先の台東線内では一番大きな駅ですが、かといって乗客がごっそり入れ替わるほど乗降があるとは思えません。


知本から台北までの帰りも、やはり通しだと全然空席が出ないので、駅間を区切って空席を照会。

知本17:28→玉里18:28 太魯閣自強441次(太魯閣キティー特急)
玉里18:30→花蓮19:17 太魯閣自強441次(太魯閣キティー特急)
花蓮19:24→宜蘭20:38 自強435次
羅東20:30→頭城20:55 自強435次
頭城20:57→台北22:27 自強435次

帰りにいたっては、2列車乗り継ぎなのに、5回も乗り換えとかアホすぎワロタ。

太魯閣キティー特急の太魯閣自強441次も、やはり玉里で区切らないと空席が出てきません。
花蓮→台北の自強435次の区切り空席照会は3区間にも及びました。
しかも、花蓮→宜蘭だと空席が出るのに、宜蘭より手前の羅東までの花蓮→羅東だと空席が出ない。
一方、宜蘭→頭城だと空席が出ないのに、羅東→頭城だと空席が出てくる。
羅東-宜蘭間は重複する指定券を買わないと空席が出てこないという謎。

以上のことでハッキリ分かったこと。



「台鐵のオンラインシステムは、区間ごとに割り当ての席数が決められている。」



JRの指定席のオンラインシステムだと、例えば、東京から新函館北斗まで行く東北・北海道新幹線だと、(短区間発券がされないようにある程度のロックはかかっているかもしれないが)、全ての乗客が東京から新函館北斗までの指定券を希望すれば、全ての席が東京→新函館北斗で発売されるはず。

しかし、例えば東北新幹線「はやぶさ」号の指定席を台鐵のシステムに置き換えると・・・・

(例)
「はやぶさ901号:東京→新函館北斗 全700席設定」
東京→新函館北斗間の割り当て400席
東京→新青森間の割り当て100席
東京→盛岡間の割り当て100席
東京→仙台間の割り当て100席

仙台→新青森・新函館北斗間の割り当て70席
仙台→盛岡間の割り当て30席

盛岡→新函館北斗間の割り当て120席
盛岡→新青森間の割り当て10席

新青森→新函館北斗間の割り当て110席

東京から新函館北斗まで乗り通したい乗客がどんなにたくさんいても、400席分しか座席設定枠が無い。
だから総定員700席でも全区間の指定席を通しで買えるのは400人だけ。
東京→新函館北斗は満席でも、乗車区間を区切って空席照会をすると、東京→盛岡/盛岡→新青森/新青森→新函館北斗みたいに、座席割り当て数に対して空席がボロボロ出そうなところで指定席が取れる

・・・なんてことになってるんじゃないかと。

これに途中の一ノ関・八戸などに停まる多停車タイプの列車だと、おそらくもっと複雑に区間ごとに座席割り当て数が決まってくると思います。


実際に台湾で、これらの列車を乗り換え・乗り継ぎしながら台北→知本・知本→台北を移動してみて分かったのは、同じ列車内で停車駅ごとに指定券を片手に座席を移動している乗客が非常に多いということ。
台湾の皆様は、台鐵のオンラインの謎設定にすっかり慣れていらっしゃるようで、長距離の指定券が一発で買えなかった時は、こまめに乗車区間を区切った指定券を買って自強号に乗っているようです。

さらに台鐵には「無座票」という、JRで言うところの「立席特急券」が「太魯閣」と「普悠瑪」を除く全ての自強号で販売されているので、どうしても指定券が取れなかった区間だけはデッキや通路で立ったままで、指定券が取れた区間ではその席で座って移動・・という乗客もごく普通にいっぱいいるのです。


「長距離の自強号の空席が全然取れないよ~」とお嘆きの画面の前のあなた。

とりあえず、乗車区間を区切りまくって空席が出てこないか調べてみよう!

ちなみに、台鐵のネット予約は一日あたり最大6枚まで予約可能。今回は裏技で一日分で9枚の指定券を購入してます)



(つづく)

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追記
【注意:太魯閣キティー特急は2016年10月20日のダイヤ改正で投入列車が変わりました。】

<月曜日>
自強206次 樹林6:58発→板橋/台北/松山/宜蘭/羅東停車→花蓮9:26着
自強217次 花蓮11:14発→羅東/宜蘭/松山/台北/板橋停車→樹林13:41着
自強238次 樹林16:08発→板橋/台北/松山/宜蘭/羅東停車→花蓮18:36着
自強239次 花蓮19:04発→新城/羅東/宜蘭/松山/台北/板橋停車→樹林21:34着

<金曜日>
自強402次 樹林6:00発→板橋/台北/松山/宜蘭/花蓮/玉里/台東停車→知本10:05着
自強417次 知本10:58発→台東/玉里/花蓮/松山/台北/板橋停車→樹林15:10着
自強436次 樹林17:38発→板橋/台北/松山/花蓮/光復/玉里/関山停車→台東21:55着

<土曜日>
自強405次 台東6:18発→玉里/花蓮/松山/台北/板橋停車→樹林10:26着
自強426次 樹林12:38発→板橋/台北/松山/花蓮/玉里/台東停車→知本16:45着
自強441次 知本17:28発→台東/玉里/花蓮/松山/台北/板橋停車→樹林21:41着

<日曜日>
自強206次 樹林6:58発→板橋/台北/松山/宜蘭/羅東停車→花蓮9:26着
自強217次 花蓮11:14発→羅東/宜蘭/松山/台北/板橋停車→樹林13:41着
自強238次 樹林16:08発→板橋/台北/松山/宜蘭/羅東停車→花蓮18:36着
自強239次 花蓮19:04発→新城/羅東/宜蘭/松山/台北/板橋停車→樹林21:34着

月曜日にも運転日が追加されたのと、一日あたりの運転本数が増えたので、だいぶ乗りやすくなりました。


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京九快速

Author:京九快速
ちょいちょいアップします。

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