Airline timetable history -ANA1998 その2

前回に続いて、ANAの1998年頃の時刻表をご紹介。


表紙に大きく「エアバスA321」。この年の3月に初号機を受領、運航を開始しています。
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最終的に10機が揃うA321ですが、この頃はまだ2機体制。
時刻表上からは、簡単に2機の一日の運用が読み取れます。

・羽田を基点とした運用
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羽田-青森-羽田-岡山-羽田-山形-羽田-関空で一日を終了。

・関空を基点とした運用
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関空-松山-関空-稚内-関空-鹿児島-関空-羽田
一日で北の最果て「稚内」から南国「鹿児島」まで飛んじゃうのがスゴイ。

羽田基点の便は、975便で関空到着後に1日の運用を終了。
一方の関空基点の便は、826便で羽田到着で1日の運用を終了。
関空で双方の機体を入れ替えして、2日に1回のペースで羽田に戻るようにしていたんですね。



夏休みの7月13日~8月31日の時刻表。沖縄キャンペーンの「キンキキッズ」が登場。
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繁忙期ならではの、すごい運航が見られます。
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羽田-函館・羽田-鹿児島線。一日中全便が「スーパージャンボ」。



1998年10月の時刻表。
いまや、ANAのフラッグシップの地位を確立したB777-300も、この年の7月に登場したばかり。
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羽田-札幌線ですが・・・機種表示欄に何やらヘンなマークが。
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その正体はこちら。
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オレンジ色のキツネのマークは、北海道路線のお得なきっぷ「キタキップ」設定便。
黄色の星のマークは、羽田-札幌線の最終便限定の激安運賃「ほしぞらきっぷ」設定便。

あ、ちなみに70便と71便の丸いマークは「ポケモンジェット」運航便。
このマークは、わりとお馴染みの方も多いのでは?



変わりまして、「スーパーシート」のサービス案内です。
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「ANAラウンジ富士」のご利用案内が消えていますね。

実は、
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この年の9月いっぱいで、スーパーシートの空港ラウンジサービスは終了してしまいました。
そのかわり? スーパーシート料金が4,600円→4,200円(3,550円→3,200円)と僅かに安くなりました。


一気に1年ほど時間が進みまして、1999年11月号。
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いよいよ、ANAが「スターアライアンス」に加盟。
表紙にも、初代スタアラ塗装機が大きく使われています。

国際線のページには、小さく「スターアライアンス」の紹介が。
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今では20社を超えるメガ・アライアンスに成長した「スターアライアンス」。
この頃の加盟会社は、ANAを含めてまだ9社。
「アンセット・オーストラリア」や「ヴァリグ・ブラジル」の名前も載っていますね。

ちなみに、スタアラ塗装機は同年の8月からすでに国内線で飛んでいたようです。


で、翌12月の時刻表の表紙。
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右下に「A STAR ALLIANCE MEMBER ★」の記載が加わっています。




Airline timetable history -ANA1998 その1

新シリーズ、スタートです。

以前に手持ちコレクションの中から、JR特急のパンフレットを年代順にご紹介するシリーズを上げましたが、今回はエアライン各社の昔の時刻表から、当時の運航ダイヤや機材・どんなトピックがあったのかを見てみよう、みたいな。



第1回は、ANAの1998年ごろのタイムテーブルを開いてみます。

近年のもので、一番古い手持ちコレクションのは、1998年5月号でした。
(これよりもっと古いコレクションは、一気に1980年代前半まで遡ってしまい、これはまた後日・・)

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「ALL FOR YOU. ANA」のキャッチコピーがなんとも懐かしいですね。


この頃のANAグループで使われていた機種です。
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では、羽田発着の幹線のダイヤがどんなだったか見てみましょう。


日本の大動脈、羽田-大阪線。
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本数、少なッ!!
その上、1日わずか9便を関空と伊丹で半分ずつに振り分けているのが驚き。
黒い字の「軽食」「飲物」は普通席でのサービス。朝便では普通席でも「軽食」付き。



羽田-札幌線
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朝と晩のそれぞれ1本を除いて、全便がジャンボ機での運航。
さすが世界一の旅客数を誇る路線です。
朝便以降では、全便の普通席でお茶菓子もサービスされていたみたいですね。



羽田-福岡線
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こちらも朝と晩のそれぞれ1本を除いて、全便がジャンボ機での運航。
しかも、東京発はB747SR(LR)スーパージャンボ便は無く、全てがB747-400テクノジャンボ。
今ではジャンボが1日1本しか飛んでいないのがウソのような時代です。



羽田-沖縄線
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こちらも、今と比べると本数がすごく少ないですね。
(2011年10月は、初便6:05~最終20:00で、この頃の2倍の10本の設定)
全便がジャンボかと思いきや、トリプルセブンやB767-200なんかも飛んでます。



この頃は、国内線でまだまだB747SR(LR)「スーパージャンボ」が準幹線で活躍中。
羽田-函館線に1本
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羽田-秋田線にも2本。
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ちなみに、秋田新幹線は前年の1997年に開業済み。

羽田-小松線には3本。
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羽田-長崎線には2本。
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羽田-鹿児島線にも2本。
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こちらはANK運航による、羽田発の離島便。まだまだYS-11が主力です。
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エアー北海道(ADK)も、稚内と函館をベースにして、こんなに飛んでました。
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「スーパーシート」のサービス案内です。
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空港ラウンジ「ANAラウンジ富士」があちこちの空港で使えたんですね。
専用カウンターを設置した空港も、今のプレミアムクラスより多いですね。


今では当たり前の「事前座席指定」が、この頃は話題のサービスだったよう。
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ANAマイレージクラブの「プラチナ」サービスの案内。
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現在のサービスの“原型”のような内容ですね。



次回では、続けて1998年の他の月の時刻表から、当時のANAのサービスを紐解いてみます。