スタアラ特典でアジアぐるぐる 【1】ANA/NH959便 Boeing787-9 東京成田→上海浦東 ビジネスクラス その4

空いていたビジネス席で撮影した画像で、ANAボーイング787-9のビジネススタッガードシートをご紹介。
以前、成田-伊丹線で撮影したB777-300ERのビジネススタッガードシートの画像も織り交ぜながら、B787-9用のシートがどう進化したのか見比べてみます。

B787の胴体口径で1-1-1-1配列にするためか、B777-300ERのスタッガードシートよりも、かなりスリムになったように見えます。
しかし「安っぽくなった」という感じはなく、マイナーチェンジでB787-9に合わせて進化したという印象です。
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B777-300ERのスタッガードシート。B787-9のと比べてみると、座席周りの付帯設備が多くて一見豪華ですが、反面ゴチャゴチャしたような印象も受けます。
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ダイニングテーブルを引き出してセットすると、こんな風になります。
テーブルは前後にスライドはできないので、席を立つ時はテーブルを収納しなければなりません。
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B777-300ERやB787-8のダイニングテーブルは、モニターの下から引き出して展開させます。
大きさはB787-9の1.2倍くらいの大きさがあります。
このテーブルの便利な点は、テーブルに食事や物を広げた状態でも、テーブルをモニターのほうに押し下げれば席を簡単に立つことができることにあります。
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サイドテーブルは、B787-9用のスタッガードシートでは表面が木目調になりました。
パッと見た感じでは、この木目調はナチュラルな風合いで落ち着いた雰囲気、優しいイメージなのですが・・・
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個人的にはB777-300ERやB787-8で採用されている、表面がコバルトブルー1色で、テーブルの縁に沿って青いネオンが灯るあのサイバーな雰囲気が、ANAらしくて好きですね。
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座席はリクサイニングさせていくと、そのままフルフラットベッドになります。
液晶モニターの下が空洞になっているので、足はその空洞の中に入るようになります。
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座席をベッドにして寝っ転がってみましたが、通路側だと人が横を通るのが気になりますが、窓側のA/K席や完全に内側になるE/F席だと、まるで完全な個室の中にいるみたいに周囲の気配や視線が気になりません。

B777-300ERのシートのフルフラット状態。
B787-9では内側の肘掛がフルフラットシートと連動して沈み込み、ベッドの一部になるように改良されているのが分かります。
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座るとこんな感じです。(もうちょっと目線は低いかな)
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液晶モニターの下は2段になっていますが、上の段はフルフラットベッドにした時に脚が入るスペース。
一番下の段は荷物を入れることができます。
この荷物スペースに入るのは、アタッシュケースとか小さめのリュックとかトートバッグ程度の大きさの荷物になります。

座席に座って、横に目線をやるとこのとおり。
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サイドテーブルがあるおかげで、通路側からは距離感があります。
またパーテーションがあるので、通路向こうの席の人も気になりません。




今回、B787-9のスタッガードシートを利用してみて、「これは・・・・」とどうしても気になってしまう点がひとつありました。
前の席を覆うシェルのデザインなのですが、なぜか座席ヘッド部分を覆う部分が一段低くなっているため、前の席の人の頭が斜め横から丸見えとなってしまっています。
後ろ斜めからその人の顔も見えてしまうので、後ろの席からは自分の顔も見えていると思うと、なんとなく落ち着きません。

(↓ボーイング777-300ERのスタッガードシート ヘッド部分の後方シェルは、ヘッド部分を完全に覆っている)
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(↓ボーイング787-9のスタッガードシート ヘッド部分の後方シェルは、ヘッド部分でえぐられている)
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おそらく、通路を歩くCAさんから乗客の顔が見えやすいようにこのようなデザインになったのでしょうが、B787-8やB777-300ERのスタッガードシートではこのようなことはなく、運航側としては改善であっても、乗客にとっては改悪となってしまっているのが残念です。




「D'ont Disturb」のサインは、手元のボタンひとつで座席上部にサインが点灯。オシャレですね。
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今、世界中の多くの航空会社がビジネスクラスの新プロダクトを開発する際に、スタッガードタイプの座席配置を取り入れていますが、ANAのスタッガードシートと他社とでは大きく違う点があります。
それは、2人が横並びですぐ隣同士で座れるシートがあるかどうか。

ANAでは全ての席が1人掛けとなっていて、2人がすぐ真横で並んで座れる席はありません。
おそらくANAは、ビジネスマンの1人利用がビジネスクラス利用者の大半を占めるから、オール1人掛け席を採用したのかもしれません。

しかし、オール1人掛け席の中でも、恋人同士や夫婦で搭乗する場合におすすめの席があります。
B787-9では246席仕様と215席仕様の2タイプのシートコンフィグがありますが、246席の場合は8EG席と11DF席、215席の場合は7DF席と13EG席です。
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これらの席では、ご覧のとおり、座席間にサイドテーブルがあるものの、パーテーションがありません。
すぐ真横の席との間に隔てるものがなく、お互いを見渡せるので、フライト中に会話を楽しんだりできます。
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しかし、一人旅の見知らぬ人同士がこの席で隣になる可能性もあるわけですが、その時はスライド収納式のパーテーションを引き出せば、このように両席を仕切ることができます。
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座席のマガジンラックには、座席の使い方を記した説明書がセットされています。
説明書の画像で、この座席のいろんな機能をご覧下さい。
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成田から浦東空港までのフライト時間は約3時間40分。
成田を出発して、福岡手前あたりでちょうど中間地点という感じです。
機内食が広島上空手前で出てきて、それを食べて、食後の機内サービスを受けて、機内をぐるっと回って・・・・
なんてやってると、もう、じきに「浦東空港に向けて着陸態勢に入ります」という時間。

あとは、おとなしく自席に着いて、機内エンターテイメントシステムをいじってました。

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映画チャンネルには「君の名は。」もありました。
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ANAの国際線定期便就航30周年を記念して作成された番組。
トライスターやスーパージャンボ・テクノジャンボが活き活きと大空を舞っている懐かしい映像が満載!
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↓機内で放映されているのと同じものがYouTubeでも見られます。



いよいよ、上海浦東空港に近づいてきました。
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雲海の中へと徐々に沈んで行き、窓の外の雲が切れると・・・・
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なんじゃコリャァーー!!??
「ちょっと大気が汚れているようですね」なんてレベルじゃねぇぞ!!

PM2.5なの?

これが「本場中国のPM2.5」ってヤツなの?!



最初は靄がかかっているのかなと思ったのですが、進んでも進んでも、高度をどんなに下げてもこの光景は変わらないので、やっぱり空気が汚れているんだと確信。

マスクを持ってこなかったのを、この時初めて思い出しました。
軽く絶望です。
もう健康な体で日本に帰れる気が全くしません。





だだっぴろい浦東空港に着陸。
着陸した滑走路からターミナルまでの移動距離も長くて、中国の広大さを実感します。

ターミナルに近づいてくると、中華系のエアラインに混じって、異国の飛行機がいっぱい駐機しているのが見えてきます。
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日本にはA380を飛ばしていないキャリアのA380がいくつも停まっているのを見ると、上海は人と物が集う巨大ハブ空港なんだと実感します。
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スポットに入ると、なぜか最前方のL1ドアにブリッジは据え付けられず、L2ドアのブリッジだけで降機となります。
まずはビジネスクラスの乗客が優先降機。
ビジネスの乗客が全て降りたら、そのあとにエコノミーの乗客です。

CAさんにお願いして、機内の写真を撮らせてもらいました。
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ターミナルから乗ってきたB787-9を撮影。
左後方にはアメリカン航空のB787。右後方にはエチオピア航空のB787。
世界のトレンドは、すっかりドリームライナーが主役の座になったのを上海の地で実感しました。
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ターミナルもバカでかい浦東空港。
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到着スポットから入国審査場までの移動も大変でしたが、入国審査の行列も大変でした。


だって、ですよ?!
外国人用の審査場のゲートが4つしか開いてないんですよ?!
数百人がわんさかわんさかしてるのにですよ?!

そのくせ、行列を整理する係員は10人以上いるのに。
そのうち半数以上はプラプラしてて、なにもしてないのに。
ホント意味不明。



全然行列が捌ききらないうちに次の到着便がどんどん来るもんだから、次第に入国審査場は、行列を1列に並ばせるためにロープで順路を作った場所に外国人が入りきらなくなって、人が溢れかえってました。
スーパーマリオみたいな顔の白人のオッサンが、進まない行列にキレてて、マジもんの本場の「F○CK」を連発してた。


そしたら、何のタイミングなのか分かんないんですけど、奥のほうから審査員が10人以上ぞろぞろ歩いてきて、一気に審査ゲート開放!!


なんなの?休憩時間だったの?お前ら休憩時間が終わったから出てきたの?


まぁ、そっからは行列の進み具合はハンパなくスピードアップしたんですけど・・・



まー、入国審査員の態度が悪いこと。
パスポート出したら、ひったくるように持ってくし。
隣りのゲートの係員とべちゃくちゃおしゃべりしながらパスポートチェック。

「まぁ中国だし、こんなもんか。」とは思ってたんですよね。
「ひまわりの種食って、食べかす地面にペッペッ吐き捨てながら、瓶に入れたお茶ズーズーすすってパスポートチェックしてないだけマシかなー」って、俺ってかなり寛大だネ!

そしたら、最後にパスポート投げて返してきやがった!!!


しかも、入国審査場では液晶ビジョンで、浦東空港のスタッフがキビキビ整列して歩いたり、笑顔でパスポートを返したりするPVがエンドレスで流れてて、最後に「私たちは懇切丁寧な接客で海外からのお客様をお迎えし、中国でのご旅行を快適で楽しいものにいたします」的なメッセージが流れてんの。

ちょーウケる!

どのツラ下げて懇切丁寧なのか、まじウケる!


ホント中国ブレないわー。平常運転さすがだわー。





そんなわけで、入国できました。



・・・・やっと入国できたんですけど、さらなる試練が!!


税関を通過して到着ロビーに出る前に、日本円をいくらか人民元に両替しておこうかなって思ったんですよね。
でも、税関の手前には、両替ができる銀行が小さいのが1店舗しかなかったので、「外に出れば銀行がいっぱいあるのかな?」と思ってそのままスルーしたんですよ。


そうしたら、到着ロビーに銀行全然ないんですよ。
見るからに怪しくて胡散臭くてボッタクる気マンマンの銀行が1店舗あるだけなんですよ。
その銀行の窓口のおばちゃん、カウンターに肘付いてスマホいじくり倒してて、業務やる気ゼロなんですよ。

「マジかー」と思って、到着ロビーを散々歩き回って銀行探したけど、本当にここしかないんですよ。

「マジかー」って、でも手持ちの人民元、全く無いし。
ぶっちゃけ今の俺には、水1本買う金すら無いって状態。

THE無一文。



で、仕方ないから、見るからに怪しくて胡散臭くてボッタクる気マンマンの銀行で両替しました。

銀行のカウンターに出てる日本円のレートは、1元=17.9円でした。
何年か前に上海に来た時はたしか1元=12円くらいでした。

ここの銀行のレートがオカシイのか?!ボッタクリレートなのか?
スマホでレート確認しようと思って、空港のフリーWI-FIに繋いだんですよ。
電波はビンビンなのに、ネットに繋がらないんですよ。


なんなの、この国。
もうマジで日本に帰りたいんですけど。



で、両替しました。とりあえず5,000円だけ。

したっけ、手数料60元も取られてた。(約1,060円)

5,000円両替して、手数料1,060円ってオカシくねぇか??!!

手数料分引くと、1元=22.8円。


なんなの、この国。
もうマジで日本に帰りたいんですけど。


もう、この時点で、極力この国には金落とさないと心に誓ったのであった。

ふざけんな上海。
てめぇなんかただの乗り継ぎ地点にしか過ぎねぇんだよ!
そもそもANAのスタッガードビジネス乗りたかったから寄っただけだ!
いい気になってんじゃねぇぞ?!






今日のフライトはここまでで、今晩は上海に1泊ステイします。
上海の中心部にあるホテルを予約してあるので、浦東空港からはまずリニアモーターカーで移動。
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コンコースにリニアの模型がありました。
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以前上海に来た時にも乗っているので今回は2度目。
初めての時ほどの感動はなく、単なる「移動交通手段」って感じです。
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今回も最高速度は300Km/hどまりでした・・・・。
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リニアの終点は、上海の市街から遠く離れた「龍陽路」駅。
ここで地下鉄に乗り換えて、ホテル近くの駅まで行きました。




今回乗ったANA959便のフライトルートです。(Flightradar24より)
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(つづく)


スタアラ特典でアジアぐるぐる 【1】ANA/NH959便 Boeing787-9 東京成田→上海浦東 ビジネスクラス その3

成田空港を離陸した飛行機は、九十九里浜の上空で東へ向って急旋回。
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上昇して行く途中で、富士山のシルエットが見えました。
富士山の前をシューッと、ものすごい速さで横切っていく飛行機が一機。
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東京湾の上空を通り過ぎていきます。
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眼下に羽田空港がはっきり見えました。
空港内や滑走路をちょこまか動くたくさんの飛行機が、まるでおもちゃみたいです。
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そして富士山のすぐ近くを飛んでいきます。
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「すぐ右側には富士山がご覧いただけます」と日本語と英語で機内アナウンスがあると、右側席の乗客はみんな窓をのぞきこんで、スマホやタブレットのカメラでシャッターを切っていました。
私の前後の席は外国人だったのですが、スタッガード配列で通路側になるのに、窓に向って大きくを身を乗り出して写真をいっぱい撮ってました。
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ベルトサインが消えてしばらくすると、CAさんがカートを引いて、前から順番に回ってきました。
「機内食の配膳かな?」と思い、テーブルをセット。
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B787-8やB777-300ERのスタッガードシートのテーブルは液晶モニターの下から引っ張り出して展開させますが、B787-9のものはサイドテーブルの下からスライドさせて展開させます。


テーブルに濃紺のランチョンマットが敷かれて、出されたのは機内食ではなく・・・・
なぜか、おつまみのあられとドリンク。
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出発前に「先に出すお飲み物は何がよろしいですか?」と聞かれたオーダーは、ウェルカムドリンクじゃなくて、ここで出される飲み物のことだったんですね。
その時にかぼすジュースをお願いしていたので、何も言わずにかぼすジュースが出されました。

それにしても、これから機内食が出てくるのに、おつまみのあられが食後や到着前ではなく、食前に配られるというのはなぜ?

ちなみに、このランチョンマットなんですが、不織布でできているので、テーブルの上でスルスルと滑って、何度もテーブルから落ちそうになりました。
この上に飲み物の入ったグラスや機内食のトレイが置かれるので、食事中はランチョンマットごとテーブルから滑り落ちるんじゃないかとヒヤヒヤでした。





飛行機はもうすぐ大阪上空に差し掛かります。
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そして、大阪上空を通り過ぎたあたりで前から順番に機内食の配膳が始まりました。
さっきのおつまみのあられは、機内食が出てくるまでの「つなぎ」で食べてね。ってことなのかな?


出発前にオーダーしたとおり、洋食の機内食です。
東京-上海は近距離アジア路線なので、フルコースではなくワンプレートで、前菜もメインもデザートも、まとめて配膳されます。
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アペタイザーは「ローストビーフ」と「ずわい蟹のサラダ 林檎のコンフィ添え」
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メインディシュは「ビーフとポークのハンバーグ」と「ポーチドエッグ」
左側の黄色い謎の食べ物は、ジャガイモをふわふわに漉して絞ったものを蒸したあとに軽く焼いたもの・・・という感じの味と食感でした。
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デザートは「ヨーグルトムース 紀州南高梅ジャム」
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初めてのビジネスクラスで食べる、初めての洋食プレートだったので、気分が高揚してるやら緊張してるやらで、なんだか落ち着いて味わうって感じじゃなかったんですが・・・・

正直、味は「・・・・・?」というのが感想。
ネットでビジネスクラスの旅行記を書いたブログやホームページを見ると、けっこう「ANAの機内食は、和食は美味しいけど、洋食はいまいち」って感想が多いんですが、実際に乗ってみて、その先人たちの感想を理解できました。

となりの席の外国人のお客さんは和食を食べてたんですが、ちらっと見ただけでも、「和食の方が美味しそうだな~」と感じました。





機内食のプレートも片づけが終わり、機内はまったりとした雰囲気。
席を立って、機内をぐるっと一回りしてきました

ビジネスクラスのAコンパートメント。
両サイドのA/C席・H/K席は満席でしたが、真ん中のD/E/F/G席は前3列が埋まっているだけで、後方は空席でした。
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ビジネスクラスのBコンパートメント。
こちらはもっと空いてて、前の方が埋まっている以外は、後方の席はほとんど空席でした。
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一方、エコノミークラスは超満員。満遍なく、ぎっしり席が埋まっています。
ビジネスクラスのすぐ後方にあるプレミアムエコノミーも、もちろん満席でした。
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ビジネスクラスのトイレには窓がついています。
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洗面台の脇にはアメニティ。
歯ブラシ・マウスウォシュ・フェイスシートが自由に使えるようにセットされていました。
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ビジネスクラスだと、フライト中に自由に乗客が使えるバーコーナーも楽しみの一つです。
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しかし、B787-9のビジネスクラスには、B787-8やB777-300ERにあるようなバーコーナーは設置されていませんでした。
バーコーナーがある機種では、運航路線にもよりますが、フライト中にドリンクやおつまみやアメニティ類がセットされてビジネスクラスの乗客はそこで自由に憩うことができるフリースペースになっています。
今回、初めてビジネスクラスに乗るのに、このバーコーナーも楽しみにしていたのですが、B787-9にはそれがなくてちょっと残念でした。


バーコーナーはなかったのですが、AコンパートとBコンパートの間にあるギャレイには、キャンディやポストカード、ボールペンを入れたカゴが置かれていたので、その中にあったものをいただいてきました。
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機内食が終わって一段落すると、機内販売タイムです。
LCCだと、「ここで稼がず、いつ稼ぐ?!」と言わんばかりに凄まじいまでのワゴン販売攻勢が掛かりますが、FSCだと実に静か。
乗りなれたエバー航空と比べても、ANAの機内販売タイムはいつ始まっていつ終わったのか分からないくらい静かでした。
そんな感じの機内販売なので、事前予約をしてなければ、うっかり買い忘れるところだったかもしれません。

今回は、プリオーダーでスターウォーズのBB-8ジェットのモデルプレーンを購入しました。
このモデルプレーンは、中長距離路線のみでの販売で、近距離アジア路線では取り扱いしていない商品なのですが、プリオーダーしておけば全路線で購入できるので助かりました。
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右側にある丸いプレートのようなものは、コースターです。
ANAの国際線機内販売でプリオーダーサービスが始まって10周年ということで、それを記念して、プリオーダーを利用した乗客にプレゼントしている記念品だそう。

ダイキャストではなく、プラスチック素材にインクプリントしたような塗装が施されているモデルですが、BB-8のこまかいところまで緻密に表現されていて、なかなか良い出来栄えのモデルプレーンです。

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上海へのフライトは、順調に進んでいきます。
窓の外には雲海が広がっていますが、自分の乗っている飛行機よりもさらに上を、ちぎれたような雲がいくつも流れていくのを不思議に見てました。





(つづく)

スタアラ特典でアジアぐるぐる 【1】ANA/NH959便 Boeing787-9 東京成田→上海浦東 ビジネスクラス その2

これから乗るANA959便の出る34番ゲートは、第5サテライトのANAラウンジとは反対方向にあるので、ラウンジからゲートまでの移動が大変です。
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34番ゲートのすぐ近くにはこれがあったのを忘れてた・・・・
こっちのラウンジを使えばよかったな。
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ここもゆくゆくは「ユナイテッド・ポラリス・ラウンジ」が併設されるのだろうか。
スタアラゴールド会員はポラリスラウンジの入室資格がないみたいだから、関係ないか。



これから乗る飛行機。 ボーイング787-9  機番はJA839Aです。
2015年7月受領、ANA5機目のB789なのでわりともうベテラン機材ですね。
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ちょっと早めにラウンジを出たつもりだったのですが、ゲートに着いたのは搭乗開始予定時刻の10分前でした。
普通だったら、ゲート前に行列ができててもおかしくないのですが、運良くビジネスクラスのラインの1番先頭に並べました。
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とは言え、事前改札の次はダイヤモンドサービスが最優先のANA。
ANA便ということでダイヤモンド会員が5人もいた。さすがです。



「ただいまより、ビジネスクラスとスターアライアンス・ゴールドメンバーのお客様の優先搭乗を開始いたします」

はーい!今日の私はビジネスクラスでスターアライアンス・ゴールドメンバーですよ!





機内に入りました。
うっひょー!すごい! なんか「箱」が整然と並べられてるみたい!
今までの「座席が並んでいる機内」とは、雰囲気がもう全然違う!
(画像右のほうの前方にはダイヤモンド会員様がすでにご着席済みだったので、全景右側は切って撮影)
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前方のドアからはAコンパートメントのビジネスクラスの乗客しか入ってこないので、エコノミークラスの乗客の搭乗が始まっても、Aコンパートのビジネスクラスはゆったりした空気が流れています。
(Bコンパートのビジネスクラスだと、エコノミークラスの乗客が全員通るので、優先搭乗しても落ち着かなさそう・・・・)

自分の座る4K席を撮ろうと思ったのですが、奥まっていて上手く撮れません。
つまり、それだけ座席そのものに「個室」感があるということでしょう。
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空いてたAコンパート最後列の7H席の画像で失礼します。
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1人掛けの座席に、大きめのサイドテーブルが備わっていて、パーソナル空間のゆとりがハンパないです。
窓側席だと、このサイドテーブルが通路側になって通路からの距離感があり、さらに座席全体を包むシェルタイプのパーテーションが通路側との視界を遮ってくれるので、もう完全に「個室」と言えるぶっちぎりのプライベート感。
通路を人が通っても、全然気にならないどころか、通路を通り過ぎるCAさんに声を掛けるタイミングを掴むのが難しく感じちゃうくらいです。(あとでCAさんから「いつでもコールボタン押して下さいね!」と優しく言ってもらえたので心配はない)


座席に着くと(着くというか・・・パーテーションとサイドテーブルをすり抜けて奥まった「座席に入っていく」という表現の方が正しいかも)、ブランケットとヘッドフォンとスリッパが座席に置いてありました。
(ブランケットとヘッドフォンは画像で見て分かりやすいように、袋から取り出してあります)
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画面もデカくて、映像がすごくクリア。大きさは18インチだそうです。
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このシートの付帯設備はサイドテーブル周りにすべて集約されてるので、とても分かりやすく使いやすいです。
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雑誌類を収めておくマガジンラックの仕切りから出ているフック。
何に使うんだろうと不思議に思ってあとでCAさんに聞いたら、こんな感じでヘッドフォンを掛けておくのに使うのだそうだ。
新しいシートを開発する時に、「こういうのあると便利だよねー」と出た意見が反映されてのことなんでしょうね。
航空会社もいろんなこと考えますね。



座席の前後スライド/リクライニング/ベッドモードのコントロールは、サイドテーブルの縁部分にあるパネルで簡単に操作できます。
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マガジンラックに入っている冊子類。
機内Wi-Fiの案内、座席の使い方の案内、安全のしおり、機内食のメニュー
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機内販売カタログ「ANA SKY SHOP」、映画や音楽チャンネルの案内「ANA SKY CHANNEL」、機内誌「翼の王国」
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機内誌見開きの裏側には、長年「翼の王国」の表紙のイラストを描いてきた作家さんが逝去されたことが告知されていました。
「翼の王国」と言えば、このタッチのイラストの表紙というイメージが強い方も多いと思います。
次号の2017年1月号からはどのようなデザインの表紙が採用されるのでしょうか。
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座席に着いていろいろいじくっていると、CAさんが席まで挨拶にまわってきました。
チーフパーサーさん直々のご挨拶。しかも「京九さま、本日はご搭乗、誠にありがとうございます」と名前で呼んでくれるー!

先に機内食のオーダーを取るということで、メニューを広げて「和食と洋食のどちらがいいか選んでください」ということでした。
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昔から「初めてビジネスクラスに乗ったら、機内食は洋食のコースを食べるんだー!」などという願望を密かに心に秘めていたのですが・・・
和食の「あられ海老団子」「サーモントラウト寿司」「鶏南蛮」も気になる・・・・

で、結局、

「洋食でお願いします」

あと「最初にお持ちするお飲み物は何がよろしいでしょうか」って聞かれたんで、「お!出発前にウェルカムドリンクのサービスがあるんだ!」と思って、メニューの中から「ANAオリジナル 香るかぼすジュース」というのが目を惹いたのでそれをお願いしました。



チーフパーサーさんが次の席へあいさつに行くと、すぐに別のCAさんが来て、カゴを差し出して「どうぞお好きなものをお取りください」
何かと思ったら、ビジネスクラスのアメニティサービスでした。
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やっぱり東京-上海のような短距離だと、エアラインオリジナルのおしゃれなポーチに入ったアメニティキットは貰えないのね・・・。
とりあえず、差し出されたアメニティの全種類をひとつづつ貰っておきました。






ANA959便はほぼ定刻にドアクローズ。成田空港を出発しました。
ボーイング787だからか、滑走路まで移動する際の走行速度がえらく速いのでビックリ。
揺れも少なくてタキシー中も、実に快適です。

A滑走路16Rからの離陸のようで、途中第1ターミナルに入っている旅客機をいろいろ見ることができました。
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滑走路手前で3機ほど連続で着陸を待ったあとに、いよいよ離陸です。




・・・・・あれ?

さっきの「先にお届けする飲み物のオーダー」って、ウェルカムドリンクじゃないの?




(つづく)


スタアラ特典でアジアぐるぐる 【1】ANA/NH959便 Boeing787-9 東京成田→上海浦東 ビジネスクラス その1

旅立ちは成田空港から。

ここのところ海外旅行は、LCC(はっきり言ってしまえばVエア・・・ううぅ威熊たん・・・号泣)ばかりで茨城空港からの出国が続いていたので、成田空港を利用するのも久しぶりです。


ANAをはじめとする成田空港へ乗り入れるスターアライアンス加盟各社は、第一ターミナル南ウイングへ集結しています。
以前はクラス別カウンターでの搭乗手続きでしたが、久しぶりにターミナル内に足を踏み入れてみると・・・なんか前に来た時といろいろ違うんですけど。

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2016年6月に、チェックインカウンターの区分けをクラス別から航空会社別に変えたそうです。

Aカウンター:オンラインチェックイン
Bカウンター:ANA・エアージャパン(ビジネスクラス・スターアライアンスゴールドメンバー)
Cカウンター:ANA・エアージャパン・エチオピア航空
Dカウンター:ANA・エアージャパン・ユナイテッド航空
Eカウンター:ユナイテッド航空・ルフトハンザドイツ航空・オーストリア航空・スイス航空
Fカウンター:タイ国際航空・中国国際航空・シンセン航空・トルコ航空
Gカウンター:シンガポール航空・シンセン航空・エティハド航空
Hカウンター:アシアナ航空
Iカウンター:エバー航空・スカンジナビア航空・エアカナダ
Jカウンター:ニュージーランド航空・LOTポーランド航空など
Zカウンター:ANAファーストクラス・ANAダイヤモンドサービス


今回はビジネスクラスでの旅立ちなので、Bカウンターへ。
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エコノミークラスのカウンターはそこそこ混んでいましたが、ビジネスクラスカウンターは待ち時間0分。
Eチケットとパスポートを見せてすぐに搭乗手続き完了です。

カウンターで対応してくれたのはANAのお兄さんでした。
ホントはきれいなお姉様のカウンターで搭乗手続きしたかったんですけど。
しかし、このお兄さんが飛行機好きのめっちゃ気さくな人で、話好きらしくて面白かった。

「うわー、すごいですね。こんなに一気に回るんですか!」
「僕も飛行機乗るの大好きなんですよー。乗りまくりで羨ましいです!」
「959便、スタッガードの787ダッシュ9ですよ!うちの機種でも最新型ですよ。」
「僕一度だけトリプルでスタッガードシート乗ったんですけど、どこのビジネスにも負けてないですよ!」
「959便ってたまにスターウォーズの飛行機入ることあるんですけど・・・今日は普通の787みたいです。」

こういうマニアックな面白い人なら、野郎が受付のカウンターでの旅立ちも悪くない(笑)


発券された搭乗券。
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うおー!大きな「C」が眩しいぜー!
今まで「Y」しか見たことないぜー!

ちなみに、カウンターのお兄さん「香港までの乗り継ぎ分の搭乗券も発券しておきますね!」
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「うおおぉぉーマジかよぉー! 余計なことすんなぁぁーー!!
俺は現地の各空港で発券される、各航空会社の仕様の搭乗券が欲しかったのにー!!」

しかも「香港までの乗り継ぎ分まで」と言ってるのに、香港→台北まで発券されてるしー!!
一気に4枚もまとめて発券しやがってー!!!


「上海からの搭乗券には搭乗口が入っていませんし、時刻変更などもあるかもしれませんので、念の為、それぞれ現地の空港で搭乗手続きカウンターに寄って下さい。」

「なんじゃそりゃぁぁぁーーー!!
それじゃぁ、ここでまとめて発券した意味無ぇぇぇぇぇーーー!!」



ちなみに、その後。
「念の為それぞれの現地空港で搭乗手続きカウンターに寄ってくれ」を言うとおりにしたら、それぞれの空港で搭乗券がその都度発券されて、同じフライトの搭乗券が2枚づつ手元にあるという謎展開になったのであった。




「Zカウンター」
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「Z」の意味---アルファベットの最後であることから、これより上位のものは存在しない・最終・最高・究極、などの意味を込められる。(Wikipediaより)

あぁ、赤いロゴサインが眩しすぎる。
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せっかく初めてのビジネスクラスでウキウキ気分だったのに、目に悪いものを見てしまった・・・・



搭乗手続きを終えたら、すぐにでもラウンジに行きたーい!

でもアジア便の出発時間が近いせいか、保安検査場はけっこう混んでました。





なってて良かったSFC。
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プライオリティレーンで、ここも待ち時間0分で保安検査場を通過。



そのあとの出国審査場ですが、ここはさすがにちょっと時間が掛かるだろうと思ってたのですが。
意外とゲートに審査員の人がいて、使われているゲートが多かったので、2~3分くらい並んだだけで出国できました。



エアサイドに出たら、目の前にANAの787が見えました。
34番スポットに止まってるから、これが今日乗る飛行機かな?
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免税店に用事は無いぜー!
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搭乗手続きを終えてから10分以内で、第5サテライトのANAにラウンジに到着。
今までの中でも最短記録かも。
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ラウンジの中は10人もいませんでした。
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奥のほうは人っ子ひとりいない。なんかここまで人がいないラウンジというのも不気味である。
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飛行機がよく見える窓側の席に陣取って、さっそくお楽しみのフードコーナーへ。
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鶏だし塩やきそば。美味しそう!
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みんな大好き、フライドポテトと鶏の唐揚げ。
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おにぎりと巻き寿司といなり寿司。
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パンは、クミンフォカッチャと海苔バゲットとオレンジショコラ。なんか「ANA厳選のこだわりブレッド」みたいな?
一番右のはキャラメル風味の鈴カステラのようなスイーツでした。
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ほかにもサンドイッチや酸辣湯やフルーツポンチなどがありました。
まぁ、ぶっちゃけって言うと「いつものメニュー」ということです。
(ANAプラチナとSFCになったばかりの頃は、ANAラウンジで提供される一品一品に感動してたのに、今ではこんなにスレてしまいました。ANAさんごめんなさい)


今回ヌードルバーは使わなかったのですが、うどんやそばのほかにとんこつラーメンもありました。
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今日はこれからビジネスクラスで機内のお食事が待っているので、ガッツリ食べず、軽めに。
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軽めに食べた後は、大きな窓の向こうを行き交う飛行機を眺めながら、ドリンクを飲みつつチーズやチョコレートをおつまみます。

ANA ボーイング787-9 ドリームライナー
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ピーチ A320 機体の後ろのほうに「RUNE」って書いてあった。
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ピーチ、内藤ルネの特別塗装機 ファッション誌とコラボ(Aviation Wire)
うん、おっさんにはよく分からん!

ブリティッシュ・エアウェイズ B787-9 ドリームライナー
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エティハド航空 B787-9 ドリームライナー この新塗装すごくイイですね。しゃれおつー!!
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エア・プサン A321
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フィン・エアー A340-300 ワンワールド塗装 
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個人的には、スターアライアンス塗装やスカイチーム塗装よりパンチが弱い気がするのですが、嫌いじゃないです。
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もうすぐ搭乗開始時間なので、搭乗ゲートに向かいます。


(つづく)

スタアラ特典でアジアぐるぐる プロローグ



冒頭の特典航空券の説明については、知識をお持ちの方には「今さら・・・」って感じなので、飛ばして読んでいただくことを推奨いたします。






ANAのマイレージが、2016年12月で約3,000マイルの有効期限切れを迎えることに気が付いたのが、今回の旅行の最初のきっかけでした。
その後も毎月1,000~2,000マイルづつ有効期限が切れていくので、一気に特典航空券に交換してマイレージ消化することにしました。

ANAのマイルは、ANA便のみ利用の「ANA特典航空券」と、ANAが加盟している「スターアライアンス」に加盟している航空各社のフライトも利用できる「提携航空会社特典航空券(いわゆる「スタアラ特典」)」のどちらかを利用することができます。

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以前、同じようにANAのマイルの期限切れが近づいてきた時に、羽田-台北松山の単純往復で、往路にスターアライアンスに加盟しているエバー航空を利用、復路にANAを利用する「スタアラ特典」を利用したことがあります。


今回も羽田か成田から出発して、アジアのどっかとの単純往復で消化してしまおうと最初は考えていましたが、「提携航空会社特典航空券」についてのルールなどをANAのウェブサイトで見ていると、単純往復ではなく、目的地までいろんなところを経由していくことができるというルールがあることに気がつきました。


しかし、この「いろんな地点を経由しながら移動する提携航空会社特典航空券」はいろいろ決め事があり、なかなか単純ではありません。
ANAの予約サイトの特典航空券申し込み画面をいじくり倒して、いろいろ勉強してみました。


簡単なルールとして分かってきたのは、

(1)日本-海外の単純往復と、いろいろなところを経由しながらの乗り継ぎ往復では必要なマイル数が変わってくる。

(2)日本から海外に出る(海外から日本に帰ってくる)にも、ゴール地点となる日本国内の空港まで、国内線の乗り継ぎが2回できる。
(この場合、たとえば羽田-新千歳-成田-ニューヨークのようなルートは、羽田発で成田経由だと「東京」と言う括りで地点がダブるのでダメ)

(3)日本の出国空港と帰国空港は違ってもOK(たとえば、羽田から海外へ飛び、海外から関空に帰国することもOK)

(4)日本から海外の目的地へは、24時間以内の乗継であれば、目的地までに着くまでに2地点を経由できる。

(5)海外の目的地から日本へ帰国する場合、24時間以内の乗継であれば、日本国内の空港に着くまでに海外の2地点を経由できる。

(6)経由地での滞在が24時間を超える場合は「途中降機」となり、往路・復路のどちらかに1回だけ可能。

(7)経由地に日本国内の空港は使えない。
(たとえば、羽田-インチョン-関空-上海というルートは、羽田で日本を出てしまっているので、経由地に日本国内である関空を使うことはできない)

(8)乗り換え可能な地点は、出発地から目的地に行くより必要なマイル数が高くなるゾーンの都市は使えない。
 (たとえば、東京から香港へ向かう場合、香港へ行くよりマイル数が高くなるバンコクを経由地にすることはできない。)

「経由地」「乗り継ぎ」といったルールが多数を占めているので、提携航空会社特典航空券の醍醐味は、やはり「いろんなところに寄りながら、スターアライアンスに加盟しているいろんな航空会社の飛行機に乗って日本と海外を往復できる!」という点にあるでしょう。


ほかにもいろいろと細かいルールがありますが、「特典航空券初心者」の私はとりあえず、この8つのルールに気をつけて、ルート作成に手を付け始めました。



予約前の時点で、手持ちのANAマイレージは約36,000マイル。
これだけのマイルで行ける場所をまずは決めなければなりません。

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単純往復と経由しながらの往復では必要なマイル数が異なってきます。
スターアライアンスのいろんなキャリアの飛行機に乗って、各地を寄り道しながら飛べるんであれば、飛行機好きならいろんなところを経由しながら往復するほうが絶対に楽しいですよね。
というわけで、経由しながらの往復の旅程で必要なマイル数を調べます。

36,000マイルだと、アジア1(ゾーン3)の往復でエコノミークラス23,000マイル消化というのが使えるだけでした。
アジア2(ゾーン4)へは往復で38,000マイル必要で、2,000マイルほど足りません。
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アジア1(ゾーン3)に含まれる国は、グアム・台湾・中国・フィリピン・香港・マカオ。
アジア2(ゾーン4)に含まれる国は、インド・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシアなど。
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あと2,000マイルあれば、シンガポール航空やタイ航空に乗って東南アジアの国々まで、比較的長いフライトを楽しめたのに~!
このときほどANAのマイレージに「マイレージ購入」というシステムがないのが恨めしかったです。
(海外系キャリアのマイレージクラブだと、足りないマイレージを「購入」できるところがけっこうあるんですよね)

まぁ、これっばかりは仕方ありません。
有効期限切れの12月末までに2,000マイル分ANAに乗ってくるというのもアリかもしれませんが、敢えてそこまではしませんでした。


アジア1のエリアに向かうためにいろいろルート作成して遊んでいる時に、ルールのひとつに「クラス混在」という予約方法があることに気がつきました。

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「クラス混在」とは、片道にエコノミークラス・もう片道にビジネスクラスというように、2つのクラスを混在させて予約する方法です。
これだと、目的地までの必要なマイル数が、それぞれのクラスに乗るのに必要なマイル数の2分の1ずつを合わせたマイル数になるというもの。
日本発・アジア1(ゾーン3)往復だと、エコノミークラスは23,000マイル。ビジネスクラスは43,000マイル。
片道ビジネスで片道エコノミーにすると、ビジネス利用分は43,000÷2→21,500マイル。エコノミー利用分は23,000÷2→11,500マイル。
この2つを足すと、21,500+11,500→33,000マイルとなり、なんと、手持ちの36,000マイル以内に収まるじゃないですかー!

さっそくこの「クラス混在」で予約して、齢40歳にして生まれて初めて「国際線ビジネスクラス」とやらを体験することにしました。


この「クラス混在」で予約するとなると、目的地とそこまでの往路と復路をしっかり決めて、往路と復路のどちらをエコノミーにするかビジネスにするかを決めなければなりません。

たとえば、東京→グアム→台北→香港→北京→東京の順で回るとします。
東京→グアム ビジネスクラス利用
グアム→台北 ビジネスクラス利用
台北→香港 エコノミークラス利用
香港→北京 ビジネスクラス利用
北京→東京 エコノミークラス利用

このようにビジネス/エコノミー混在にすると、この行程で最も遠い地点(目的地となる地点)は「香港」なので、東京から香港に行くまでにビジネスクラスを利用している区間があり、香港から東京へ戻る区間にもビジネスクラスを利用している区間があるので、予約システムは「全行程ビジネスクラス」と判断してしまい、最後の画面で「マイレージ数が足りません」というオチで終了してしまいます。
この場合、香港→北京→東京の復路の全区間でエコノミーを選択すれば、ビジネス/エコノミーの「クラス混在」予約となります。
逆を言えば、東京→グアム→台北→香港の往路区間では全区間でビジネスを利用できるということになるので、台北→香港でエコノミーを選択してしまうのはもったいないということになります。



さて、まずは最終目的地となる地点を決めて、ルート作成に取り掛かります。

東京発で一番遠いのは、香港・マカオ・マニラ・成都あたりです。
このあたりの都市を目的地に決めて、ルート作成をします。
意外だったのが「グアム」で、東京からさほど遠くないため、経由地として使えるようです。

しかし、中華圏が目的地だと予約システムが提示してくるエアラインは、ANAはもちろん、中国国際航空・アシアナ航空・エバー航空ばかりです。

ルートの中に大きなハブ空港を取り込むと、そのハブ空港を経由して遠方のエリアから飛んで来るスターアライアンス加盟航空会社を予約システムが提示してくるようになります。

「グアムを経由すると、ユナイテッド航空のビジネスクラスに乗れるな~」
「香港からインチョン経由するとタイ国際航空のA330使えるな~」
「香港から日本直行だとエアインディアとかエチオピア航空の787に乗れるのか~」

などなど、いろんな誘惑が予約システムから提示されるのですが、これらに浮気すると決まってどこかでルーティングに無理が出てくるというオチ。

何日も連休が取れて、羽田や成田への到着が深夜でも余裕で帰宅できる・・・という環境にいれば好きなように乗りまくれるのですが、なかなかそうもいきません。
仕事の都合で長い休みは取れないので、行程は2泊3日から3泊4日程度が限界。
茨城の自宅へ帰るためには、特に羽田着が深夜になってしまうのは避けたいところです。

予約システムをいろいろいじっては、区間や時間の訂正をしながらベースとなるルートを作り出し、最終的に候補となったのがこれらのルートです。




【1日目:上海ステイ】
東京(羽田)0925→北京    1235 NH961 788
北京    1930→上海(虹橋)2140 CA1857 744
【2日目:香港ステイ】
上海(浦東)1315→台北(桃園)1510 BR711 744
台北(桃園)1810→香港    2000 BR857 332
【3日目】
香港    1425→東京(羽田)1915 NH860 789




【1日目:北京ステイ】
東京(羽田)1725→北京    2035 NH963 772
【2日目:台北ステイ】
北京    0800→香港    1125 CA101 321
香港    1530→台北(桃園)1710 BR870 332
【3日目:上海ステイ】
台北(桃園)1630→上海(浦東)1820 BR722 744
【4日目】
上海(浦東)0955→東京(成田)1350 CA929 772 




【1日目:上海ステイ】
東京(成田)0940→上海(浦東)1210 NH919 788
【2日目:台北ステイ】
上海(浦東)1315→台北(桃園)1510 BR711 744
台北(桃園)1810→香港    2000 BR857 332
香港    2150→台北(桃園)2335 BR810 321
【3日目】
台北(桃園)1255→ソウル(仁川)1615 TG634 333
ソウル(仁川)1850→東京(成田)2100 OZ108 321




【1日目:上海ステイ】
東京(成田)0940→上海(浦東)1210 NH919 788
【2日目:香港ステイ】
上海(浦東)1315→台北(桃園)1510 BR711 744
台北(桃園)1635→香港    1825 BR871 332
【3日目】
香港    1530→ソウル(仁川)2005 TG628 333
ソウル(仁川)2120→東京(羽田)2320 OZ178 321




【1日目:香港ステイ】
東京(羽田)0715→大阪(関西)0830 NH093 763
大阪(関西)0930→上海(浦東)1115 NH973 763
上海(浦東)1315→台北(桃園)1510 BR711 744
台北(桃園)1810→香港    2000 BR857 332
【2日目:北京ステイ】
香港    0745→ソウル(仁川)1205 AI310 788
ソウル(仁川)1515→北京   1625 OZ335 321
【3日目】
北京    1535→東京(羽田)1955 NH962 772




【1日目:台北ステイ】
東京(成田)1345→上海(浦東)1620 NH959 789
上海(浦東)2010→台北(桃園)2205 BR721 77W
【2日目~3日目】
台北(桃園)2255→グアム   0440 BR020 332
グアム   0610→台北(桃園)0830 BR019 332
台北(桃園)1520→東京(成田)1920 BR196 321





【1日目:上海ステイ】
東京(成田)1345→上海(浦東)1620 NH959 789
【2日目:香港ステイ】
上海(浦東)1315→台北(桃園)1510 BR711 744
台北(桃園)1810→香港    2000 BR857 77W
【3日目】
香港    0950→台北(桃園)1130 BR892 321
台北(桃園)1255→ソウル(仁川)1615 TG634 333
ソウル(仁川)1850→東京(成田)2100 OZ108 321




「せっかくスタアラ特典を使うんなら、スタアラ加盟航空会社にひとつでも多く乗りたい」「いろんな機材・機種に乗ってみたい」という欲が出てしまい、なんだかまとまりのないルートばかりになってしまいました。


そこで、本当に「乗りたい!」と思うエアラインや機種を主軸において、あまりに無茶な乗り継ぎや滞在はしないでルートを考え直して、再び作成することにしました。


そして、最終的に決めたのが、このルートです。
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今回、ビジネス/エコノミーのクラス混在で予約するにあたって、真っ先に乗ってみたいと思ったのがANAの「ビジネス・スタッガード」だったので、ビジネスクラスを使えるのであれば絶対乗りたい!と思って、「ビジネス・スタッガード」を使っている機材・路線を探すところから始めました。

ところが、このANAビジネス・スタッガードでいきなり躓いてしまいました。

というのも、ちょうどルートを作っていた9月・10月頃は787のファンブレード破損問題が尾を引いていて、整備スケジュールの関係からか、東京北京線・上海線はボロ767か旧CLUB・ANAシートの777ばかりで占められていました。
787が入っていても各路線にせいぜい1本、しかもビジネスクラスはクレードルシートの787-8が投入されている程度。
もちろん近距離アジア路線で、スタッガードシートを装着したB777-300ERが定期的に飛んでいる路線はありません。

スタッガードの787は、B787-9が羽田香港線に毎日1便が確定投入されていましたが、人気が高いのか、シートマップで空席を見てみるといつもけっこう混んでいるようです。
しかも、香港は今回のルートでは「目的地」になるので、いろいろなところに経由することなく、羽田から一気に香港に飛んで目的地に到着になってしまいます。

それが、11月に入ると、12月のスケジュールで北京線・上海浦東線にかなり787が戻ってきていました。
多くがクレードルの787ですが、成田-上海浦東線に毎日一便、ボーイング787-9が入っています。
シートマップを見るとスタッガードシートを装着した機材でした。
さらに北京線にもスタッガードシートを装着したB787-9が毎日一往復入ってきていました。

次に乗りたいと思っていたのが、エバー航空のB747-400ジャンボ機です。
エバー航空のジャンボですが、B777-300ERの増備に追われて、旅客型ジャンボはわずかに3機が残るだけとなっています。
これも2016年か2017年には全機退役と言われています。

エバーのB747-400は主に台北桃園-バンクーバー、台北桃園-シアトルの往復に使われているほか、間合いで台北桃園と上海浦東の往復にも入っています。
さらに、冬季は台湾人の冬の北海道観光がピークを迎えるので、エバー航空は台北桃園-新千歳にジャンボを飛ばしています。
せっかくなので長距離・長時間ジャンボに乗れる台北桃園-新千歳のフライトを予約しようと思ったのですが、マイレージ開放している席が少ないのか、予約できない日がけっこうありました。

そこで、まず往路の出発は成田-上海(浦東)-台北(桃園)を、ANAのB787-9とエバー航空のB747-400ジャンボでリレーさせるルートにすることにしました。
これなら成田-上海(浦東)でANAのスタッガードシートを装着したB787-9を絡めることができます。
上海と台北は2時間ほどで飛んでしまう短距離区間ですが、成田→香港の往路でビジネスクラスを使うのなら、エバーのジャンボのビジネスクラスにも乗ることができます。

しかし、日にちをずらして予約を入力していくと、毎週日曜日の上海浦東-台北桃園線はB747-400ではなく、B777-300ERにシップチェンジされているのが分かりました。
ここの部分を日曜日に掛からないように気をつけなければなりません。

台北桃園まで来れば、香港はもう目と鼻の先といっても過言ではありません。
フライトも(エバー航空ですが)いくらでもあるので、特に何に困ることも無く、目的地の香港まで辿り着くことができます。

台北桃園-香港は、旅客流動に加えて貨物輸送も多い区間だろうから大型機材が頻繁に飛んでいるのだろうと思っていたのですが、意外にもこの区間のエバー航空の主力機種はA321でした。
朝から晩まで約2時間おきに飛んでいるのですが、夕方にA330-200が飛んでいるのが一番大きい機種です。

目的地が香港なので、この区間もビジネスクラスが使えますが、A321のビジネスは古いタイプのシートなので、787-9と747-400のリレーのあとでは消化試合という感じ。

ところがです。
予約画面を見てると、ごく稀に、夜に桃園を発つ1便だけにB777-300ERが桃園-香港線に表示されることに気が付きました。
最初は脈絡なくランダムな日にちにB777-300ERが投入されているのかと思ったのですが、さらに詳しく調べていくと、毎週月曜日だけこの区間のアルバイトフライトがあるみたいなんです。
ビジネスクラスのシートは何が使われているのかさらに調べてみたら、欧米路線で使われているリバース・ヘリンボーンスタイルの最新型ビジネス「ロイヤルローレルクラス」でした。
これはもう、ここを狙って乗るしかない!

というわけで、ここのフライトに当たる日が「月曜日」に固定されたので、日本出発日がかなり制限されることになりました。
しかし、B787-9でANAのスタッガードシート、B747-400でエバーのライフラットシート、B777-300ERでエバーのリバース・ヘリンボーンシートと、3種類のビジネスクラスシートの乗り継ぎができるワクワクなルートになりました。

復路はエコノミー利用なので、あまり深く考えずに、香港からエチオピア航空やエアインディアで日本に戻るか、インチョン経由でタイ国際航空とアシアナ航空の乗り継ぎで日本に戻るルートを考えていました。

結果としては、これらのスターアライアンスに加盟しているいろんな航空会社を乗り継いで日本に帰るルートではなく、エバー航空のみを乗り継いで日本に帰るルートとなってしまったのですが、これには訳がありまして。

ひとつは、香港での滞在時間を少しでも延ばしたかったというのが大きな理由。
もうひとつの理由は、エバー航空は香港空港に自社ラウンジを持っておらず、とある別の航空会社のラウンジを使うことになるのですが、この「とある別の航空会社」があまりに意外すぎる航空会社だったので、香港空港でこのラウンジを使ってみたいためにエバー航空で香港空港を出発する行程にしたためです。

台北からは福岡行きのエバー航空のキティージェットを使うことで、搭乗する機材にアクセントを持たせてみました。
日本に入国したあとは、「スタアラ特典航空券」のルールでANA国内線を2路線まで乗り継ぎをすることができるので、福岡-沖縄那覇-羽田と遠回りをして帰ってきました。

ちょっと悔しかったのが、予約完了したあと2週間後くらいにエバー航空が台北桃園-成田線に「ぐでたまジェット」の11月下旬就航をいきなり発表したことでした。
これが事前に分かっていたら、台北から福岡に飛ばずに、成田直行の「ぐでたまジェット」を迷わず予約していたのですが・・・


予約完了したあとは、座席指定です。
好みの席、希望する席を事前に指定できるかによって、当日搭乗した時の快適さや旅の楽しさを大きく左右するので、個人的には事前の座席指定はとても重要だと思っています。


予約直後のANA959便のシートマップです。
スタッガードシートなので、シートマップの表示も不思議な感じですね。
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ほとんど空席ばかりだったので、前方の窓側席にしました。
前方だと機内食の配膳が早めなので、食後の時間をゆったり取ることができます。
成田を午後に出発して夕方に上海に着くフライトなので、K席側なら眩しい陽射しに悩まされることもありません。

実際に当日乗ってみると、Aコンパートメントは8割方の席が埋まってました。
Bコンパートメントも予約時は貸切り状態で1席も事前指定が入っていなかったのですが、搭乗当日は前半分は座っている人がいました。
東京上海線はビジネス利用でギリギリに予約が入ることが多いのかもしれません。


今回の予約はANAのウェブサイトから全て入れましたが、エバー航空はANAと同じアマデウス・アルテアという予約システムを使っているので、ANAのサイトからエバー航空の全てのフライトの座席指定をすることができました。
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予約直後のエバー航空BR711便のシートマップです。
B747-400ジャンボなのでAコンパートメントは2+2配列で座席数が少ないですね。
せっかくジャンボにのるのですから、Aコンパートメントの独特な空間のビジネスクラスを体感したいと思い、この席を指定しました。
1席だけ窓側席が空いていたのでラッキーでした。
それにしても、1番からではなく6番から座席番号が始まるのが不思議です。

ジャンボといえばアッパーデッキですが、エバー航空のB747-400のアッパーデッキはエコノミークラスとなっています。
アッパーデッキもビジネスクラスだったら、間違いなくアッパーデッキをの席を指定していたんですけどね。


ちなみに、ANAのアルテアで発券された予約番号は、エバー航空のシステムでも共通で使うことができます。
今回はエバー航空のウェブサイトから、ANAの予約番号を使って機内食の事前予約をしました。
ビジネスクラスにはウェブサイトからのみ予約できる機内食メニューもあるので、予約システムが共通化されていると、こういう場面でも非常に便利ですね。





で、いよいよ出発当日を迎えます。




(つづく)



伊豆クレイル乗車記 その2



!!!ご注意!!!

前編に続いて、超絶辛口評価のレポートです!
あまりにズケズケと言いたい放題なので、ご覧になられる方によっては、気分を害する可能性が充分にございます!!
表題の列車に「これから乗るんだ~!楽しみ♪」という方は、絶対にお読みにならないほうがよろしいかと思われます!!
あくまでも個人の感想ですので、ここで書かれていることが全てではありません!!
それらをご理解・ご了承を頂けた上で、本文をお読みください。







熱海を出ると、食事の進み具合によってですが、順番にスイーツセットが配膳されます。
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(上)ピーカンナッツの入ったしっとりガトーショコラ
(下)伊豆みかんのプリン


カトラリもスイーツセットの配膳に合わせて、新しいものが提供されます。
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3本入ってるうちの左にある、ナイフのようなマドラーのようなものは何に使うんでしょうか。
女子力の無い野郎4人組には、なんのために付いてきたのか誰も分からなかった。


スイーツセットにはコーヒーが一杯付いてきます(たぶんお替りできないと思う)

私はコーヒー飲めません。
でもスイーツメニューには、お飲み物として「コーヒー」しか書いてありません。

思い切って「コーヒー飲めないので、紅茶に変えられますか?」と聞いてみました。
そしたら、紅茶がちゃんと出てくるじゃないですか。
だったら、最初からメニューに「コーヒー」以外にも提供できるものを記載しておいて欲しいですね。

まさか、「コーヒー以外のものを出すのは手間だし、コーヒーだけ出ればコスト削減になるしね!」なんて考えじゃないですよね、NREさん?

あと、コーヒー・紅茶用のポーションとスティックシュガーを、ホットドリンクと同じカップに入れて出すのは、貧乏臭いのでやめて下さい。
こういう些細なところで、乗客の気分を盛り下げていることを早く理解して下さい。
せっかくのリゾート列車なのに、コップにポーションとシュガーを入れて出すなんて、センス無さすぎってレベルじゃねぇぞ?



車窓には、海が近づいたり離れたり。
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となりの2号車はカフェバーカウンターとラウンジのフリースペース車両です。
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黒板にチョークでイラストやおすすめ商品が描いてあります。
おしゃれなカフェでよく見るアレを車内に持ち込んだ感じですかね。
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飲食物の販売メニューはそんなに多くありません。
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「乗車記 その1」でも書きましたが、食事コースのドリンクはフリードリンクではないので、飲み物が欲しい場合はわざわざその都度このバーカウンターに来て購入する必要があります。

ミネラルウォーター・お茶が150円 コーヒー310円 みかんジュースやコーラが260円

食事コースの乗客も、飲み物が欲しくなったら毎回これらを買わなければなりません。
なかなか酷い商売してます。


軽食・・・というより、おやつ程度の食品も販売してます。
ブールサンドイッチは、箱根ベーカリーが「伊豆クレイル」のために作った車内限定販売メニュー。
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物販は伊豆の特産品を揃えた品揃え。
今から伊豆に行く人が車内で伊豆の特産品を買うのかという疑問はさておき、「こういう商品もあるんだ~」と勉強?になります。
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ちなみに、「伊豆クレイル」グッズは、手ぬぐいと脂取り紙だけです。
これらは、3号車のセミコンパート席ののれんに描かれた花柄模様を描いた商品で、「伊豆クレイル」のロゴマークや車両がモチーフになった商品はひとつもありません。


2号車では、伊豆や静岡県にゆかりのアーティストを招いての車内ライブイベントも行われます。
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楽曲はそのミュージシャンが作成したオリジナルの曲を演奏したり歌ったりで、あまり伊豆とは関係ありません。
路上ライブを車内に持ってきた、という印象でした。


ちなみに、1号車はこんな感じのインテリアになってます。(伊豆急下田駅到着後に撮影)
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海側を向いた2人掛け席と、山側は向い合わせの2人掛け席。



ランチセットは、成人男性の腹には量的に少ないので、道中半ばですでに腹が減ってきました。
カフェカウンターで「伊豆みかんジュース」と「ニューサマーオレンジタルト」を購入してきました。
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プラコップには「伊豆クレイル」のロゴが入ってますが、市販の汎用コップにシールが貼ってあるだけです。


片瀬白田駅と伊豆稲取駅間の、もっとも海に接近するポイントでは列車は徐行運転。
車窓いっぱいに海が広がる絶景ビューポイントです。
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パンフレットにも「ビューポイントで徐行運転」というのがこの列車のひとつのウリとして書かれているくらいだから、もう今にも停まっちゃいそうなくらいのゆっくりした速度で走るのかと思ったら、そこまでのそこそこ速い速度に対しての「徐行」のようで、せっかくのビューポイントもあっさり通り過ぎてしまいました。
単線の伊豆急行線のダイヤ構成の事情もあるのでしょうが、乗客の期待をここまで裏切る例も珍しいと思います。

ちなみに「伊豆クレイル」のパンフレットには「あえて“ゆっくり行く”リゾート列車で記憶に残る旅を」と素敵なキャッチコピーが書かれていますが、全体的に格段ゆっくり走っているという感じはありません。
最高速度130km/hで爆走してた頃に比べればゆっくりかもしれませんが・・・・そういうことじゃないか?


伊豆急行線内の「伊豆クレイル」停車駅には、この列車を歓迎する看板が掲示されていました。
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伊豆急下田駅に着きました。
到着ホームでは観光協会の方や駅員さんが歓迎の横断幕を持ってお出迎え。
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「スーパービュー踊り子」と「リゾート21黒船列車」と「伊豆クレイル」が並んで、下田の駅はリゾート列車勢揃いで華やかな雰囲気です。
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しかし、1990年代の花形列車がまだこうして第一線で主役を張ってるって、伊豆観光への足がおざなりにされている感がしないでもない。

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伊豆急下田駅は出口の改札と入場改札が分かれています。
出口の改札は黒船を模したデザイン。
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そして出口の改札を抜けると、のれんの掛かった大きな「関所」をくぐって外に出ます。
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駅前広場にも黒船の大きな模型が置いてありました。
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これだいぶ昔から置いてあるけど、ボロボロなところがなくてちゃんとお手入れされてるのが偉いなぁ。


「伊豆クレイル」の伊豆急下田駅到着時刻は14時06分。
日帰り観光するには非常に中途半端です。
かといって泊りがけで下田入りするにも、これまた非常に中途半端な時間です。

「車内でランチする」というのがコンセプトの列車ですが、小田原発車時間を10時頃にして、車内で早めのランチ(量的に腹いっぱいになるようなものでもないのでブランチ感覚)を提供して、下田に12時前後ぐらいに着けるダイヤなら、下田を日帰り観光しやすいし、泊りがけの人も下田駅界隈を観光して回ってからホテルに行くのにちょうどいい時間なんじゃないかなと思うのですが。
伊豆急行線のダイヤの関係もあるのでしょうけど、JR東日本の「作って走らせるけど、あとのことは知りません」的な、よくある悪いパターンの典型ですね。


日帰りで帰るツアープランもあるのですが、片道に「伊豆クレイル」利用の場合、片道は「踊り子」「スーパービュー踊り子」「マリンエクスプレス踊り子」が利用できます。
しかし、これらの「踊り子」には東京駅発着列車のみで、新宿・池袋(大宮)行きの列車は使えません。

実は、下り「伊豆クレイル」を利用すると、東京駅行きの「スーパービュー踊り子」は、「伊豆クレイル」が下田駅に到着した数分後に発車する列車が最終列車で、結果的にボロい「踊り子」号を利用せざるを得ないという、とんでもない罠が仕掛けられています。

今回は、最初この日帰りプランを利用するつもりでしたが、結果的に帰りに「スーパービュー踊り子」が使えないということが分かり、片道「伊豆クレイル」利用の片道プランで申し込んで、帰りの列車は自分たちで手配しました。

伊豆クレイルに料理つきプランで乗車する人数なんてたかが知れてるの(最大46人)だし、新しく作った「リゾート列車」を快適に利用してもらうためにも、「東京駅発着列車のみ」という制限は作らないほうがいいと思うんですけど。
JR東日本の看板特急として認知度の高い「スーパービュー踊り子」に、片道に乗って帰りたいという一般利用者は多いと思います。
それを「こういうルールだからダメです」とあっさり切り捨てるような設定をするのは、利用者にとってマイナスイメージが強く残ってしまうんじゃないかと。




というわけで、中途半端な時間ですが、下田駅周辺をプラプラ歩いて観光してきました。

ペリーロード。
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下田旧澤村邸。
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下田の街中には、こうしたウロコ壁の建物がところどころに点在しています。
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下田市内には、びゅうで「伊豆クレイル」の食事付きプランを購入した利用者に特典を用意している店舗があります。
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海が見えるところまで来ました。小さな湾になっていて、漁船がいっぱい係留されています。
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ペリー艦隊来航記念碑。もっと大きいものが建っているのかと思ったら、意外と小さかった。
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道路沿いの花壇にハイビスカスの花が咲いてました。
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あと、道の駅にも寄ってきましたが、お土産屋さんがちょいちょい開いてるだけで、館内の観光案内とか見学スポットとかは観光客どころかスタッフさんすらも無人で、なにも見られず。日曜だってのにやる気なさすぎ。

結局、1時間半ほどプラプラ散策して、駅に戻ってきました。
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さて、伊豆急下田駅なんですが、

駅構内は、どっかで見たことのある風景。
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鉄道ファンなら、もう分かりましたね。



水戸岡ワールドに徐々に染められ始めている伊豆急下田駅。

この時はまだ「ザ・ロイヤルなんちゃら」が正式発表される前でした。

前発表で伊豆急のアルファリゾート21のリニューアルをドーンデザインと水戸岡先生が手掛けるという発表はあったのですが、すでに下田駅は一足先に水戸岡ワールドへの変身が始まりつつあったようです。


帰りは池袋行きの「スーパービュー踊り子10号」に乗ります。
伊豆急下田駅の改札は、発車時間の10~15分前から始まり、それまで改札口は閉鎖されているので自由にホームに入ることはできません。
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席は池袋寄りの先頭車になる10号車です。トップナンバーの車両でした。
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展望席の最前列をお友達さんがゲットしておいてくれました。
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展望席の階下には「こども室」。
すでにブーブークッションはなくなったみたいですね。
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とにかく子供がはしゃぎまくっているため、展望室にもその声が響いてきて非常にやかましいです。
子供が大声を上げながら階段や通路をドタバタ走って、10号車全体が「こども室」みたいなものになってます。
ゆっくりのんびりしたいという人は、10号車はおすすめできません。
マジで。ガチで。



展望席は、最前列ならけっこうダイナミックなパノラマが楽しめます。
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海の遥か彼方に浮かんでいる島は、大島です。
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車内販売が回ってきたので、やまももドリンクを買いました。
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画像になぜ旧・成田エクスプレスが写っているのか?

車内販売の乗車記念グッズに、なんでか成田エクスプレスグッズがあるんですよね。
その中に、「さようなら253系成田エクスプレス」のグッズがあるんです。驚きました。
ポストカードセットを購入しました。他にはノートとクリアファイルがありました。

トンネルに入ると、まるでSFチックなワープシーンのような光景が広がります。
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列車は途中で東海道線から横須賀線へ転線。
そこから、蛇窪信号所で大崎支線へと入り山手貨物線へ繋がるルートは、鉄道ファン垂涎のマニアックルート。
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終点の池袋駅に到着しました。
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本文で散々「残念」「ありえない」を連呼してしまったので、だいたいの感想はご理解いただけかと思います。
全国的に大ブームとなっているレストランタイプのリゾート列車ですが、これまで「東北エモーション」「富士山ビュー特急」「52席の至福」に乗った経験があります。
これらよりもかなり後発となる今回の「伊豆クレイル」ですが、これまでに登場した同タイプの列車を研究し尽くして、さらに上をいくレベルの列車に仕上がっているはずなのに・・・・。

はっきり言いましょう。
「ガッカリ」レベルなんてものじゃありません。

同じようなサービスを提供してるレストラン列車は、各地の地方鉄道が自社の看板列車に、そして地元の観光の目玉に育てようと、いろんな趣向を凝らして、地元ともいろいろ連携して頑張っているのが感じられますが、この「伊豆クレイル」は「こういうのブームだし、これ系で行っとく?」みたいな感じで作って走らせてるだけな印象しか受けません。

JR東日本とNREという大企業が走らせているのに、「このレベル」というのが非常に残念。
ブームにかこつけて宣伝打って集客して、利用者に「レストラン列車ってこんなもんなんだね」というイメージを植えつけて、地方で頑張って同様の列車を一生懸命に走らせている小さな鉄道会社の企業努力を無にしているようで、腹立たしさすら覚えます。


近々、ほぼ同じ路線・区間に伊豆急行と東急が「ザ・ロイヤルエクスプレス」をデビューさせます。
このタイプの列車が同じ走行区間で競合するというのは、全国的にも珍しい例だと思います。

ご存知のとおり、デザイン総指揮は水戸岡鋭治先生とドーンデザイン。
完成予想イラストを見る限り、「どっかで見たことある」が満載な感じで、もはやファンの間では「食傷気味」「またかよ」と言われていますが、かの先生が手をつけるということは、ハンパ無い大改造をして、驚くべきモノが仕上がってくるに想像は難くありません。
メディアで何度も取り上げられて、一般の人にも認知度の高い「ななつ星in九州」や「或る列車」の流れを汲む列車が関東でも手軽に乗れるようになるとなれば、人気沸騰はもう間違いなく約束されたようなものです。

「伊豆クレイル」のツアー代金が1万円台なのに対して、「ザ・ロイヤル~」のほうは2~3万円台にして棲み分けを図るそうですが、こんなの出てきたら、誰もがお金をプラス1万円してでも「ザ・ロイヤル~」のほうに乗りたがるに決まってます。

「ザ・ロイヤルエクスプレス」が出てきたら、今の「伊豆クレイル」には、それに太刀打ちできるものが何もありません。
料理はしっかりしたものに仕上がっていて満足できますが、それに付随するサービスがすべてにおいて全くダメなのです。
ダメ出しは記事内でさんざん書いたので、ここではもう書きません。


本文でも書いたのですが、ポーションとスティックシュガーがホットドリンクと全く同じカップに入って無造作に出される時点で、この列車の全てがお察しでした。


以上。



ちなみに、冷静なご意見はお友達さんのブログを読まれたほうが、論理的に述べられているのでご理解しやすいと思います。

のまゆ
食と酒と会話を楽しむ伊豆クレイルに乗ってきた~前編~
食と酒と会話を楽しむ伊豆クレイルに乗ってきた~後編~





「伊豆クレイル」の座席や車内設備の詳細については、「座席探訪 651系「伊豆クレイル」」を参考にするといいらしいよ?




おわり

伊豆クレイル乗車記 その1

!!!ご注意!!!

超絶辛口評価のレポートです!
ズケズケと言いたい放題なので、ご覧になられる方によっては、気分を害する可能性が充分にございます。
表題の列車に「これから乗るんだ~!楽しみ♪」という方は、絶対にお読みにならないほうがよろしいかと思われます。
あくまでも個人の感想ですので、それらをご理解・ご了承を頂けた上で、本文をお読みください。










常磐線といえば「スーパーひたち」。
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「スーパーひたち」といえば651系。
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E657系全盛期で、列車名もひたち・ときわの新時代になったというのに、いまだに「常磐線の特急は“651系スーパーひたち”だろJK」な常磐線民の京九快速です。



そんな愛して止まない651系が、なんか伊豆のほうでリゾートレストラン電車に生まれ変わったそうですよ。
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「651系ってのはなぁ、ガシガシひたすら高速運転しまくってスピードと速達性だけを追求した姿があるべき存在であって、『やだー、なにこの電車ーしゃれおつ~!かーわーいーいー(ハート)』な女目線の軟弱なリゾート列車なんて似合わねぇんだよ!」

てなことを、有名な某「吉野家コピペ」で書こうかと思ったのですが、炎上しそうなのでやめておきます。


・・・あの651系がですよ?
伊豆でレストラン電車?


否定的な考えながらも、実は気になってました。


「スーパービジネス特急」「常磐線一筋!」だったあの651系がですよ?
伊豆でレストラン電車?





お友達さん4人で「食事つきプランで乗ってみようか」ということで話がまとまりまして、小田原発の下り列車「クレイルランチプラン」で予約することにしました。


なんか、すっげぇ人気らしいんですよ。「伊豆クレイル」。
秋メニュー発売日に、私ともう1人のお友達さんは「びゅう」のネット予約を入れたのですが、満席で撃沈。
もうひとりのお友達さんは、駅のびゅうプラザに直接行って、空いてる日をこまめに探してもらって、なんとか4人で予約できる日がありまして、予約できたって次第。
こういうのは、ネット予約より直接「びゅうプラザ」に行ったほうが予約できる確率高いみたいですよ?
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で、乗車日当日。
新宿駅に集まって、小田急ロマンスカーVSEで小田原まで行って、そこから伊豆クレイルに乗るという、なんて素敵な行程!
VSEは発売日10時にネット予約で後展望最前列を取っておきました!



『小田急線は、向ヶ丘遊園駅で発生した人身事故の影響で大幅な遅れが発生しております。なお、ロマンスカーは午前中の列車は全て運休いたします。』





仕方ないので、急遽行程変更。


新宿からは湘南新宿ラインで横浜まで出て、特急「踊り子」号に乗車。
まさかオンボロ185系に乗っていくことになるとは、予想もしていなかった展開。
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15両編成という、超長大編成の踊り子号。うしろ5両は修善寺行きです。
急な行程変更で自由席利用なので、「伊豆急下田行きより修善寺行きのほうが空いてるかな」と思ったら、全体的に空いてました。
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乗った電車は、ファーストナンバーカーでした。
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小田原駅に着く直前あたりで、富士山がはっきり見えました。
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小田原駅到着。
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小田原駅は、いろんなところに「伊豆クレイル」の装飾が。
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常磐線の大スターだった651系が、今こうして小田原駅で、ここまで可愛がってもらえてる・・・・
嬉しいような、常磐線でこの余生を与えてあげられなかったことが悲しいような・・・複雑な心境です。


改札内コンコースに、なにやら飛行機の機内食カートみたいなのが置いてあった。
伊豆クレイルの車内サービスに使われるカートです。
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小田原駅には伊豆クレイルの乗客専用のラウンジまであります。
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ラウンジは10時30分にオープンするので、早めに行って一番に入室しました。
JR東日本が特定列車のためにこういう設備を作ることは滅多にないので、物珍しさで混むかなと思ったのですが、我々以外に誰も入ってくる人がいなかった・・・・
そもそも、この電車がオタ向けではないというか、食事とセットになったプランで2名からしか予約できない電車なので、鉄道ファンには乗りにくいからかもしれません。

ラウンジ内のインテリアには、小田原の木材が使われています。
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室内は・・・想像してたよりもこじんまりとして狭かった。
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窓からは小田原城が一望できます。
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「伊豆クレイル」の模型が置いてありました。手作り感全開の模型です。
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ロゴマーク入りのグッズは「ご自由にお持ち帰り下さい」でした。
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うちわとメモ帳とチケットケースでした。時間によっては缶バッチなども配ってたみたいです。
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ラウンジですが、最初のうちは我々4人しかいなくて貸し切り状態だったのですが、発車30分くらい前から混み始めました。
座るところもなくラウンジ内をウロウロする人や、立ったままラウンジ内で閲覧できる雑誌を読む人など。
もはや「ラウンジ」というより「難民収容所」みたいな状態で、乗車定員からしても明らかに椅子も少ないし、スペースも狭い。

ラウンジ内の席数は、木製の椅子が12席。
小田原名物「かまぼこ」の板を使ったというベンチは詰めれば12人座れて、着席定員は24人といったところ。
で、「伊豆クレイル」の1号車と3号車の合計乗車定員は46人。
これに一般販売の4号車52席を足すと、総定員98人。
「伊豆クレイル」が満席だった場合、ラウンジ内でゆったりすごせるのは全体の2割程度の乗客だけです。



コンコースからホームに降りると、目の前の柱に・・
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で、振り返ってみると・・
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階段にドドーン!と「伊豆クレイル」のイラストが現れます。


ホーム上にある待合室も「伊豆クレイル」仕様。
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乗車位置目標も一目で「伊豆クレイル」だと分かるデザインになってます。
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伊豆クレイルに使われる4両編成の651系は、国府津の電車基地から回送されてきます。
まず11時00分頃に小田原駅に入線。
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この時点では乗客はまだ乗車できず、乗務員やサービスクルーが乗り込み、食材や物資の積み込みが行われます。
積み込み作業が終わると、11時20分頃に一度小田原駅南側にある留置線へと引き込みされます。
そして11時35分頃に再びホームに入線してきて、ここで乗客は「伊豆クレイル」に乗車することができます。

「スーパーひたち」の頃の姿と比べてみました。
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入線から5分ほどですぐに発車するので、ホーム上は非常に慌しい雰囲気です。
乗車時にチケットチェックがあることは事前案内がないので、バッグの中からあわててチケットを探す人。
乗車口でのアテンダントによるチケットチェックもスムーズではないので、乗車の行列は遅々として進みません。
行列の後ろのほうに並んでいる人は「発車しちゃう~」「記念の写真を撮る時間が無いよぅ~」と焦り気味の雰囲気が漂っています。

出発前から殺気立っているにも近い空気感で、「これからレストラン電車でのんびり伊豆まで行くの~」という優雅な感じが全然しません。
せっかくのリゾート列車なのに、なんでこんな余裕の無いダイヤを組んでいるのか。
ホント謎です。


ちなみに、1号車と3号車には「びゅう」のバウチャー券をチェックする係員が立ちます。
1号車の乗客は1号車からしか、3号車の乗客は3号車からしか乗車できません。
どこからでも乗車できるのかと思って、1号車のところで並んでたら、「3号車のチケットなので、3号車から乗ってください」と言われて、あわてて3号車まで走りました。

行先表示機は「幕」タイプでした。LED式が全盛期のこの時代に珍しいですね。
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我々の席は、3号車のセミコンパートメント席です。
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入線してきた段階で、すでにテーブルにはランチボックスがセットされています。
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小田原駅では横断幕で出発のお見送りがありました。
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セミコンパートメント車両はこんな感じです。あの「スーパーひたち」がこんな車内に変身するとは・・・
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小田原駅を発車すると、ドリンクサービスが順番に各個室に回ってきます。
観音温泉のミネラルウォーターは全員に用意されているほかに、地ビールかサイダーが選べます。
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ドリンクサービスはこれだけ。



「・・・えっ?」って感じです。


「・・・はぁ?」って感じです。


選べる飲み物が「ビールかサイダー」って極端すぎ。炭酸じゃない飲み物は無いんですかね。
しかも、追加で飲み物が欲しい場合は、いちいち2号車のカフェバーに行って購入しなければなりません。

アルコール飲み放題にしろとまでは言いませんが、ソフトドリンクとかお茶とかミネラルウォーターくらいはサービスでお替り自由にしてほしいところです。


小田原から熱海までは太平洋のすぐそばを走るので、発車早々に絶景が楽しめます。
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では、さっそくお食事を。
カトラリは、ロゴ入りのおしゃれな紙包みに入ってます。
(しかし・・・カトラリはいかにも業務用市販品といったもので、オリジナリティが感じられないのが残念)
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箱根組子をモチーフにしたお弁当のふたを開けると、仕切りの中にこじんまりとしたお料理が。
見た目に楽しく、これは女性にウケが良さそう。
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(右上)南伊豆温泉メロンと生ハムのオードブル ピクルス添え
(右下)駿河湾産釜揚げシラスの入ったブランダッドと箱根山麓豚と伊豆産椎茸のピンチョス テリヤキマスタードソース
(中上)小山町産金太郎マスと秋茄子のキッシュ
(中下)南伊豆獲れ伊勢海老と長芋の冷製フラン
(左上)伊豆野菜を詰めた若鶏のバロティーヌとピペラードを詰めたコンキリオーニ
(左下)ローストビーフ たっぷりキノコのドゥミグラスソース

お料理のプロデュースをしているのは、女性に絶大な人気を誇る秋元さくらさん。
東京にある家庭的なフランス料理を提供するレストラン「モルソー」のオーナーシェフだそうです。
たまにバラエティ番組のお料理企画コーナーなんかでお見かけすることがありますね。

お料理の内容は、春・夏・秋・冬と季節ごとに変更されます。
今回は10月の乗車でしたので、「クレイルスタイル・オータムランチ」という内容でした。


お料理は一品一品が美味しかったです。
というか、食えればなんでも美味しいという味覚の持ち主の私なので、繊細な食レポは無理よ?



ただ、食べてて「これはいただけねぇな」と思う点がちらほらと。

汁だれする料理がいくつかあるのですが、ランチボックスから直接口に運ばなくてはならないので、口に持ってくるまでにソースが垂れて服を汚しそうなんですよね。
ランチボックスから一度取り置ける小皿なんかがあると食べやすいし、こういうハレの日にお気に入りのお洋服で着飾ってくる女性には「お洋服汚しちゃいそう・・・」といらぬ心配をしなくて済むほうがありがたいんじゃないかと思います。
ランチボックスから直接ガバっと食べなきゃいけないっていうのも、女性目線ではあまり上品には見えないのが気になる方も多いと思います。

あと、料理の中にキッシュがあるんですが、これを切るナイフがカトラリセットの中に入ってない。
フォークで切ろう(割ろう)としても、キッシュの生地が硬くて全然切れない。
ランチボックスの中の小さなスペースでは、カトラリでの取り回しが全然効かないんです。
だから、キッシュはフォークでぶっ刺して齧りつくしかない。
これはハッキリいっていただけない。
我々のように野郎4人組で「うめー!うめー!」とガツガツ食うなら全然問題ないでしょうが、女性がキッシュをフォークでブっ刺して齧りつくでしょうか?
車内のインテリアも、外観のデザインも明らかに「女性向けの列車」を狙っているのに、こういうところで女性目線になってないのは、詰めが甘すぎ。
ランチボックスの中に盛り付ける前に、このキッシュは一口大(3切れくらい?)に予め切って盛り付けておくのが妥当だと思います。





小田原を出て約10分。さっそく絶景ポイントの「根府川駅」で20分の停車。
海を眺めながら食事が楽しめます。
この日は、猿軍団総勢20~30匹以上の大行進に遭遇しました。
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車内配布の景勝地パンフレットにも、「根府川駅ではお猿さんが見られるかも?」と書かれているので、わりと日常的なことっぽいです。

ちなみに、根府川駅停車中に後続の快速アクティーとスーパービュー踊り子号に追い抜かれます。
(画像は後日撮影。根府川駅では伊豆クレイルはドアは開かないので、乗客は外に出られません)
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651系と251系が日常的にこうして並ぶ日が訪れるとは・・・・1990年代も遠くになりにけりですなぁ。
しかも両者とも、デビュー時と比べるとずいぶんと装いが変わってしまったし。






次の停車駅の熱海駅では約10分停車。
下りの「伊豆クレイル」の停車駅で長く停まるのはここ熱海駅だけなので、オタっ気のある乗客はみんな外に出て記念撮影。
オタっ気のない女性利用者は、車内でお食事中です。

となりのホームからはリゾート21が先行して発車していきます。
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記念撮影しに降りてくる乗客を見込んで、こんな記念撮影ボードも用意されています。
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熱海駅の発車案内板。イラスト表示もあって、熱海駅には「職人さん」がいるみたいです。
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反対側のホームに回って写真を撮ってきました。
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(つづく)


台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その19:Vエア ZV240便で茨城に帰ります

羽田からのフライトがよっぽどお客が少なかったのか、到着からわずか20分で機内清掃が終わり、茨城行き240便の搭乗が始まったのが6時20分過ぎ。
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機内に入ると、かわいい空姐が笑顔でお出迎え。
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帰り便も追加料金を払って「Fancy-V」にしました。
茨城空港に着いてからそのまま会社に行って午後から出勤するので、機内でゆっくり寝ていこうと思ってたので。
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となりのB1スポットのベトジェットが出て行くと・・・・
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わずか3分後にはマレーシア航空のボーイング737が入ってきました。
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慌しいにもほどがある朝の桃園空港です。


出発予定時刻前には全員の搭乗が終わっていたのですが、飛行機は動き出しません。
おそらく管制からのプッシュバック許可が出ていないのでしょう。
結局、定刻から20分も経ってプッシュバックが始まり、出発となりました。
せっかく時間前に全員の搭乗が終わって出発準備完了だったのに、時間がもったいない・・・

機首は南を向いて自走を始めました。
空港の一番北に位置するスポットから、一番南の滑走路末端まで、桃園空港内をずーっと縦断していくようです。
空港に待機中のいろんな飛行機が見られるので、延々とタキシーしていくのも飛行機ファンにはうれしい時間です。

チャイナエアラインのA330-300 特別塗装機 ”Wedding Celebration”
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この時間、桃園空港ではキティー祭り開催中。

エバー航空 A330-300 ハローキティジェット「アラウンド・ザ・ワールド」
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エバー航空 B777-300ER ハローキティジェット 「サンリオファミリー ハンド・イン・ハンド」
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エバー航空 A330-200 ハローキティジェット 「スピード・パフ」
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正面から見ると、クジラみたいな顔のチャイナエアライン機。
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エバー航空 A321 スターアライアンス塗装機
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ノボテルの外壁には、チャイナエアラインのA350登場告知の巨大ポスター。
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エバー航空 B777-300ER ハローキティジェット 「シャイニング・スター」
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滑走路の末端まで来ましたが、着陸機が無かったので誘導路から滑走路に入って一気に加速→離陸。

離陸すると、台北北部の街並みを一瞬掠めたあとは、一気に雲の上に出ました。
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機内は満席までいかないまでも、満遍なく席が埋まっています。
時間的には、台湾の人が日本へ行くのに便利な時間帯ですね。
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しかし、足元が広い「Fancy-V」の利用者は私だけ。前方席の「Fast-V」は無人でした。
LCCでは、追加料金が必要な特別席はやっぱり敬遠される傾向にある模様。
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台北から沖縄上空に至るまでの航路には、台風10号から伸びる雲が張り出していて、まるでキノコ雲のような積乱雲が乱立していました。
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日本を出発する時は、台風10号が沖縄から台湾のほうへ南下してくるという謎コースを予報が伝えていたのですが、空港が台風直撃じゃなけりゃ大丈夫みたい。飛行機は上昇しちゃえば、台風よりもっと上を飛んでくわけですし。
とりま欠航にならなくってホントよかった。


機内食は「日式鶏肉照焼(テリヤキチキン)」を予約しておきました。
事前予約セットなので、Vベアーのチーズロールケーキとアップルジュース付です。
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調理したてを機内搭載したのかな。
普段だと御飯はベチョベチョになりがちなのに、ふっくらホクホクの炊き立て感で激ウマー。
照り焼きチキンも肉が柔らかくて、めちゃんこ美味しかったです。
もうこれが食べられないなんて、ホントに残念・・・。

温かい飲み物を買うと、Vベアータンブラーが割引価格で買えるという機内販売キャンペーンをやってたので、セットで購入。
ホットティーの入った紙コップに、CAさんがVベアーのイラストを描いてくれました。
スタバ風なサービスかな? こういうおおらかでフリーな社風のVエアーが好きだったのに・・・。
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朝早かったので、ウトウト眠りこけたりしてると、いつの間にか飛行機は本州上空を飛んでました。
窓の外を見ていると、眼下にものすごいスピードでこっちに向って飛んでくる飛行機が1機。
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あっという間の交差でしたが、撮った写真をあとで拡大して見てみたら、成田発のKLMのジャンボでした。
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茨城空港着陸に向けて、飛行機はどんどん降下していきます。
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どんよりした天気の茨城空港に無事着陸です。
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飛行機を降りたあとは、オープンスポットからターミナルまで歩きなので「雨が降ってるとやだなぁ」と心配してましたが、運良く雨が上がっていたので、濡れずにターミナルに入れました。
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Vエアに乗るのもこれが最後だと思うと・・・・涙で威熊がにじんで見えるよお・・・・。
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週4便の運航とはいえ、茨城空港からLCCで気軽に台湾に行けるようになったので「わざわざ成田や羽田まで行かなくもいいんだから、便利になったなぁ」と思ってたのに。
まさか半年ほどで終焉を迎えてしまうなんて。

(ぶっちゃけ、この3ヵ月後に親会社の復興航空までもが解散するとは予想だにしていなかったが)




こうしてVエアで行く台湾旅行、無事終了です。
楽しい4日間でした。

めでたしめでたし。























で、終わらないところが、さすが京九快速さんです。
何のトラブルもなく終われるはずがありません。
マジで呪われてるとしか思えない。
なんのスタンド使いなんでしょうか。



実は、ZV240便を予約した時に、「朝早い出発で、帰ったら午後からすぐ仕事だし、機内でゆっくり寝て休んでいこうっと!」と思いましてですね、ブランケットとエアーピローとアイマスクがセットになった「コンフォートキット」を事前予約して、航空運賃とまとめて一緒にカード決済して支払っておいたんですよ。
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さて当日、ZV240便では機内サービスが一通り終わって、「いつコンフォートキット持ってきてくれるのかな~」とちょっとソワソワしながら待ってたんですが、いつまで待ってもその気配がない。

そのうち眠気の方が強くなってしまって、いつの間にか寝ちゃってて、目を覚ましたら飛行機はもう北関東に入ろうってとこを飛んでるじゃないですか。
さすがにおかしいと思って、CAさんを呼んで「コンフォートキット予約してるんだけど、もらえますか?」とEチケットを印刷したものを見せると、CAさん大慌て。



なんと「飛行機に積んでない」って言うんですよ。

そのうち、ほかのCAさんも集まり始めて、機内でもう大騒ぎなんですよ。

「グッズ類はもう作ってないので、たぶん会社にも在庫がないはず」って言うんですよ。



さぁー、すごい展開になってきました。大手のキャリアじゃあり得ないトラブル発生です。
マジで呪われてるとしか思えない。
なんのスタンド使いなんでしょうか。


某国の航空会社なら「没有は没有だから没有なので、あきらめろ」で、「はいこの件は終了です本当にありがとうございました」と幕引きを謀ろうとしそうですが、台湾の我らがVエアは一味違った対応をみせてくれました!

(ちなみにVエアのCAさんはみんな日本語ができないので、このあとのやり取りは全て北京語です。ハイレベルすぎてお茶吹くわ)

チーフパーサーさんが代表で謝罪してくれて、
チパ「お客様、近々台湾に行かれるご予定はございますか?」

・・・・いやいや、今まさに台湾から帰国してるとこだし、ビジネスで台湾往復してるわけじゃないんで、そんなすぐ台湾行く予定なんて無いですよ?

俺「すいません。しばらくは台湾行く予定ないです。ごめんなさい。」

チパ「そうですか。」



チパ「私はこのあとのフライトで茨城空港から台北に戻ります。
台北の空港に着いたら、私が当社の本社に今回の件をすぐに連絡します。
Vエアグッズは全て在庫品しかない状況だと私たちは知らされているので、コンフォートキットが本社やメーカーに在庫があるかは不明です。今後のことは本社から直接ご連絡させて頂くような形でいいでしょうか?」

機内に商品を積んでない以上、ここではCAさんには何も対処のしようもないですから、住所と氏名と電話番号とメールアドレスを紙に書いてチーフパーサーさんに渡しました。






で、その後の展開。

8月23日 ZV240便でこの件が発生。そのまま帰国。

8月26日 Vエア本社からメール。
       Vベア商品は全商品廃盤済みですが、メーカーに在庫があるかを確認中とのこと。
       商品が用意できることを希望するが、無理な時はカードに代金を返金して欲しいと返信。

9月2日  Vエア本社からメール返信。
       メーカーが用意するまでに時間が掛かるが、準備出来次第すぐに日本の住所に送るとのこと。

9月28日 その後一向に何の連絡もないし、商品も来る気配が無い。
       状況がどうなっているのかを確認するメールをVエア本社に送信。
       しかし返信は無し。

9月30日 EMSで商品がメーカーから直接届く。
       お詫び文とかは入っていなかったが、おまけなのかVベアグッズがいくつか入っていた。

10月1日 Vエア最終運航。そのまま会社は解散(その後1年間の営業休止に変更)


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めでたし、めでたし。

(え?)






おしまい。


台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その18:桃園7:00発に乗るのは大変でした

台湾最終日の朝です。


朝。



AM2:00。

果たして朝と言えるのか、外は真っ暗だった。
ホテルのフロントの小姐、こんな時間にチェックアウトしてゴメンなさい。
(いちおう、チェックインの時に「アウトは朝2時ぐらいだけど、本当にすいません」と申告はしておいた)


こんなド早朝、というか真夜中からどこへ行くのかと言うとですね。



帰るんですよ、日本に。




桃園空港へ行くためにバスに乗ります。

台北駅-桃園空港間の國光客運のバスはいちおう24時間運行なので、ド早朝に桃園を出発するLCC利用でもバスで空港行くことができて便利です。

桃園空港行きの國光客運のバスは、この頃は「台北西站A棟」という、台北駅に隣接した大きなバスターミナルから出てました。
今は別のバスターミナルに移転しました。 「台北西站A棟」は駅前再開発で解体されて更地になります)

念の為、前日にバスターミナルの偵察に行っておきました。
「何番乗り場からバスが出るのかなー」くらいな軽い感じで見に行ったんですけど、マジで見に行っておいて良かった!!

桃園空港行きの深夜便は、「台北西站A棟」バスターミナルからの発車じゃないんですよ。
しかも、「24時間運行」って響きだけで「いつでも15分間隔で運行中!」くらいな感覚でいたら、もうね全然!
1時間に約1本程度。それでも走ってくれているだけありがたいんですけど。


0:50発から3:20発までのバスは、「台北西站A棟」の隣にある「B棟」から発車です。
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大きな「A棟」に比べると、「B棟」は田舎のバスセンターくらいな規模。
台北のド中心部にあるバスターミナルとは思えないほど、ローカルな雰囲気ムンムン。
だがそれがいい。


深夜の時間帯はバスの運行本数が超少ないので、予めバスの時間を調べておいて、乗るバスを決めておいたほうが良さそう。
この頃は、0:50・1:20・2:20・2:40・3:20がB棟から発車でした。この次は4:00発で、この便からはA棟を発車。
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なんか、2:40発だけ付箋で書き加えられているようなんですが、そのやっつけ仕事はともかく、時間的にLCC利用者のためにあとから増発されたっぽいんですよね。

それもそのはず。2:20発のバスに乗ったんですが、満席でした。
超ビックリでしたよ。
まぁ、バスが3列シートで座席数が少ないっていうのもあるんですけど。
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テレビモニターが付いてますけど、電源入ってませんので何にも映りませんでした。

バスの中で、前日に復興ベーカリーで買ったパンをモフつきながら、まだ夜の明けない台北の夜景を眺める。
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途中、台北駅と桃園空港を結ぶMRTの試運転列車が見られました。
こんな時間でも試運転してるんですね。
いいかげん早く開業しろ。そして24時間運行お願いします。


で、ハイウェイをぶっ飛ばして、台北駅から驚きの40分で桃園空港到着。ウソだろ?マジ速すぎ!
ノンストップではなく、途中2ヶ所ほど停留所に停まったけど、満席だったので誰も乗ってこなかった。
これがもし駅からすぐ高速に乗って空港まで直行だったら、たぶん所要時間30分切ってたと思う。

こんなに早く着くんだったら、3時台のバスにすればよかった。



桃園空港の第1ターミナルです。
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写真で見ると閑散としてるように見えますが、画像の左側にはベンチが並んでいて、そこに寝ている人がたくさんいました。
それがもうすごい人数なんですよ。
ベンチにありつけたのはまだいいほう。バッグを枕にして床に寝てる人までいました。
ここに一晩中いたっぽいです。


これから、Vエアー240便の茨城空港行きで帰国します。
なんで茨城だけ「IBR」で3レターコード表示なんですかね。
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朝早い時間はタイガーエア台湾の出発便がたくさん。
ちなみに、台湾虎航がタイガーエア台湾。
酷航がスクート、越捷航空はベトナムのLCCバリュージェットベトジェット、そして威航が我らのVエアです。

Vエアーのカウンターには、いろいろな表示がすでに出ていましたが、まだ無人でした。
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行先によって搭乗受付開始時間が異なるようです。
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バニラエアのカウンターにはペラ紙が一枚貼り出されてました。
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「台風で欠航します」だそうです。
カウンターには案内する人は誰もいなくて、この紙が一枚貼ってあるだけ。
しかも、大々的にじゃなくて、B4くらいの大きさのコピー用紙で一枚貼ってあるだけ。

おそるべし、LCC。



欠航はいいね。
欠航は心をざわつかせてくれる。
LCCが生みだした 旅の醍醐味だよ。
そうは思わないかい?碇シンジ君?

怖いのかい、LCCに乗るのが。
安い運賃に釣られなければ、欠航や遅延を恐れることもない。
でも、大手の10分の一の運賃で海外に行けることもないよ。

人間は安さの追求を永遠になくすことは出来ない。
金は絶対だからね。
ただ、安く遠くに行きたいと思うから、
人はLCCに乗るのさ。

「カヲル君。君が何を言っているのか分かんないよ!カヲル君!」

遺言だよ。
さあ、Vエアに乗ってくれ。
そうしなければこの会社が消えることになる。
バニラ欠航で現地放置の時を免れ、当日中に日本に帰国できるキャリアは一つしか選ばれないんだ。
そして威熊は、死すべき存在ではない。


・・・・ありがとう Vエアに乗れて 嬉しかったよ。





「そうだ・・・。生き残るなら復興の方だったんだ・・・・
僕なんかより復興の方がまだマシな資産状況だったのに・・・
復興が生き残るべきだったんだ!」


「違うわ。
生き残るのは最高の安全性を持ったキャリアだけよ。復興は解散を望んだ。
威航の経営継続を放棄して、見せかけの希望にすがったのよ。
威熊は悪くないわ」



次回予告
終局、それは始まりの後に必ず訪れる。威熊の願いは破滅へと連なるのか?
親会社の希望は死、そのものなのか?

最終話『亜州の中心でアイを叫んだ威熊』









Vエアーのカウンターは4時過ぎぐらいにオープン。
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お友達さんが以前に、同じ茨城空港行きのフライトを使ったときに、搭乗受付がすごい行列だったと聞いて早めに空港に来ておいたのですが。

画像は受付開始直後ぐらいの画像。
この数分後にはとんでもない大行列になってました。
たぶん、4時過ぎぐらいに空港に着くバスで来てたら、締め切り時間に間に合わないんじゃないかってくらいの行列。

そして、「こんなに搭乗客がいて、なんで会社の経営がヤバいのか?」と不思議に思うくらい。
もういっそのこと、復興航空がVエアーになっちゃえばいいのにね。
しかし・・・やはりLCCメインでは社長がポルシェ(以下略)


ちなみに、行先別に受付時間が異なるような表示が出てましたが、実際には名古屋・茨城・関空・バンコク行きの全てのフライトをまとめて受け付けてました。

茨城空港行きの私も、特に何も言われずに朝4時のオープンと同時に搭乗受付してもらえました。

台湾出発だと、威熊やロゴが入ったVエアーオリジナルの搭乗券がもらえます。
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B2搭乗口ですか。めちゃんこ遠いなー。
まぁこれも安い運賃に釣られて買った貧乏人の定めか。

保安検査場が少し混んでましたが、出国手続きはスムーズに進みました。
搭乗手続きを終えてからわずか15分ほどでエアサイドに出ました。

お店はご覧のとおり。オープンしてる店舗はひとつもありません。
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いや、ひとつだけ開いてたな。高級な酒とかタバコしか売ってない免税店が。
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寄る人、誰もいなかったけどね。
LCCばっかり飛び立つこの時間帯に、貧乏人相手の商売とは思えない。


B2搭乗口のあるロビーまで来ました。
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ほぼ同時刻に、B1からベトナムのバリュージェットベドジェットエア、B2からVエア、B3からタイガーエア台湾が出発します。
まさにLCC祭り。
貧乏人たちの熱気に溢れるデンジャラスでテンアゲな空間。
自動販売機でミネラルウォーター売ってるのに、無料の冷水機の水を持参の水筒やカラのペットボトルに汲みまくっている、しかも行列してまで汲みまくっている。
だがそれがいい。


ふと、B2搭乗ゲートの表示板に目をやると、「ZV240(Vエアー240便)は搭乗ゲートがB9に変更になりました」の表示。
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まじかー。

B2からB9って、第1ターミナルの端から端まで移動するくらいの距離なんだよなー。



10分も歩いてB9ゲートに来ましたよ。
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THE無人。
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ラララむじん君。ほんとうに誰もいないー!
B2ゲートで飛行機を待っているであろうVエアー民は誰もB9にゲートが変わったのを知らないのだろうか。

誰もいないし、あとから誰も来ないので不安になるが、表示を見る限りは間違ってはいないようだ。
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遠くに、出発準備中のVエアーのA321が駐機してました。
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ここからほぼ真正面の位置だったので、「もしかして機材変更になったから、搭乗ゲートも変わったのかな?」と思ったんですけどね、



約20分後。



B9ゲートの表示板には、エバー航空227便クアラルンプール行きの表示がデカデカと。
その脇に「ZV240(Vエアー240便)は搭乗ゲートがB2に変更になりました」の表示。
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激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリーム(神)

巫・山・戯・る・な!!!!

てめぇ、また10分も歩いてB2へ戻れだと?!
スポットアサインしてる空港のやろう、ちょっとこっち来い!!!



ちなみに、この時点でもB9ゲートのロビーは無人でした。
なんなんでしょうか。
なんで私だけダマされてるんでしょうか。



機内持ち込み制限ぴったしの10キロの重さのキャリーをヘコヘコ引きながら帰ってきましたよ、B2。
「10キロってけっこう重いんだなー」と実感した朝であった。
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B2ゲートのロビーでは、LCC民が相変わらずキャッキャ言いながら冷水機に行列をつくっていた。
なんか、「ああ、平和っていうのはこういうことなんだなぁー」って。
平和はいいぞ!


ド早朝から無駄に20分も10キロを引っぱって歩くという運動を課せられた私に、小さいながらご褒美が。

前から一度拝んでみたかった、スカイチーム塗装のジャンボを目の前という近さで見ることができました。
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チャイナエアラインには全く興味は無いんですけど、これはぜひ模型欲しくなった。
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6:00ちょうどにB2スポットに飛行機が入ってきました。
VエアーのA320なので、これでZV240便はここからの出発で確定となり、一安心。
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回送機かと思ったら、パラパラ人が降りてきた。
本当にパラパラ程度。
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どうやら、羽田発3:00→桃園6:00着のVエアー253便だった模様。
パラパラ程度って、こんな人数の搭乗客数じゃぁ絶対採算取れないだろうってレベル。
いっぽう、茨城行きのZV240便を待つ搭乗客数はかなりの人数なのに。

うん、明らかに日本側での知名度の無さが影響してる。
広告費をケチらずに、もっと積極的に日本でコマーシャル打ったり、イベントを開催すべき!
・・・・でしたな。

もう、あとの祭りなのですけど。



(つづく)

実は半年振りに成田


夏の間は全然撮りに行ってなかった。
気が付けば、半年振りの成田出撃です。

ワシントン行きのNH2便のスターウォーズジェット
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ワンワールド塗装 JAL B767-300
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モンゴリアンってこんな大きな機材で成田に来てましたっけ?
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今日のフィンエアはマリメッコじゃなくてワンワールド塗装
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ブリティッシュも747→777・・・で、ついに787にまで小さくなっちゃいましたね
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本家のジェットスターは787
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JAL B777-300ER ジェットKEI
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ヤクティア スホーイ・スーパージェット100 こんなの飛んできてるの、初めて知った
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ジャンボ同士も離合シーンなんて、昔は珍しくもなかったのに。今じゃ「おぉー!」と感動の瞬間です。
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デルタのスカイチーム塗装
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今日はワンワールドとスカイチームの塗装機を見られたけど、スターアライアンス塗装機はおなじみのANAやユナイテッドでも見られませんでした。
「スタアラさえ見られれば3連合制覇の一日だったのになぁ」と思っていたら、最後の最後でスタアラ来ました。

シンガポール航空 B777-300ER スターアライアンス(ホワイト・テイル)
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ちなみに、このシンガポール航空飛来の時点で17:00頃。
陽が落ちるのも、すっかり早くなりましたね。

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その17:ベタな台北観光-後編-

南港から台北までの高鐵新規開業区間は、ただのトンネルでした。(地下区間)
なにが新しかったのか、いまいちよくわからないまま、MRTを乗り継いで来ました。



さて、次もベタすぎるベタベタなところを観光しちゃうよ?



台北101ー!
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台湾に来るたびに「行ってみよう」とは毎回思ってたんですけど、いつも天気が悪くてですね。
台北101のてっぺんのほうは低い雲が掛かってて、地上からでも明らか「昇っても意味ねー」というのが分かる状況だったのですが、今日はこんなにいい天気!
雲ひとつない、いい天気!!

「こりゃ行くなら今しかねーだろ!」

ということで、最初は総統府の見学に行こうと思ってたのを急遽変更して、来ました。
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Vエアーの搭乗券の半券を持ってると50台湾ドルが値引きされると案内が出てたんですが、最初は台北101に来るつもりじゃなかったので持って来ませんでした。
JCBのSFCカードで支払いしたら、50台湾ドル値引きされて、450台湾ドルでチケットが買えました。
JCBカードで支払うと割引になる模様。


展望台のエレベーターに乗る前には、ボディチェックがあって、カメラ以外の荷物は強制的に全て預けさせられる、みたいな話を聞いていたんですが、全然スルーのノーチェックでした。


エレベーターはギネス級の速さで上にまいりま~す。
CNNが推薦する「人生を変える旅」にも選ばれたとか?
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エレベーター、確かに速かった。
「え?もう89階なの?」みたいな速さ。
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展望台のある89階からの眺めです。
さっき行った国父紀念館が真下に見えます。
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ドーム状の建物が2つ見えます。
上のは「台北アリーナ」(台北小巨蛋)、下のは現在建設中の「台北ドーム」(台北大巨蛋)。
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「台北ドーム」のほうは、本来ならこの頃すでに完成していたはずなんですが、問題噴出で2015年ごろから工事が止まったまま放置プレイ状態らしいです。くわしいことはグーグル先生に聞いてみよう!

午後のこの時間だと西側は逆光で超まぶしい。
かろうじて写真の真ん中あたりに見える低い神殿みたいな建物が台北駅だと分かる。
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こちらは東側の基隆市方面。
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こちらは南側の猫空(マオコン)方面。南側はもうすぐそこに山が迫ってきているのがよく分かります。
山を切り開いてビルや住宅をギリギリまで建設してる様子が一目瞭然。
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台北101で一番へばりついて見てたのが、北側の風景。
松山空港の全体がはっきり見渡せるのが、もう飛行機好きにはタマランチ会長!
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松山空港は国内線用の小型機の離着陸が多いので、台北101からだとノミぐらいの大きさの飛行機がかろうじて見えるかなーって程度なんですけど、ごくたまーに離発着する国際線用の大型機材が来ると、もう完全にテンアゲ!

Flightraderで松山空港を監視してると、エバー航空のA330-300が動き出したので、さっそく望遠レンズ越しにパパラッチ。
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羽田行きのキティージェット「ラブズアップル」です。
離陸しましたー!
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高層ビルや高速道路を背景に、どんどん上昇していくー!
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ビルの高さよりも高度を上げ、山の高さも超えて・・・・
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空の向こうに飛んで行きました。

時間的に羽田からのANAのB787-8も見られたはずなんですが、大幅な遅れになっていたため見られませんでした。

台北101のマスコットの「ダンパーくん」です。申年にちなんで孫悟空のコスプレしてました。
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ダンパーくんはおみやげ用の商品になっていて、いろんな種類の商品が展望台のショップで販売されています。
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ちなみに、展望台のショップで、あまりに限定生産過ぎて入手困難度MAXの「金魚ティーバック茶」が販売されるのを目撃!!
買おうかと思ったんですが、値段の高さにビックリ。桁ひとつ違うんじゃね?って高さでしたので諦めました。
きっと台北101の「高さ」に掛けたお値段だったのね。



晴れている日は、89階よりさらに上にある、91階の屋外展望台にも昇れます。
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高い柵に囲まれた空間で、台北101の西側だけが開放されています。
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逆光だったこともあって、景色ははっきり言ってビミョーでした。
柵の高さがそれなりにあるので、真下がほぼ見られないため、こんな眺望での写真しか撮れません。
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むりやり北西側も見てみましたが、クレーンの台座があるため、よく見えません。
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建物の中央には、風から受ける力による振動を緩和させるダンパーが設置されていて、これも台北101の目玉設備として公開されています。近くで見る分には「ふーん」って感じなんですけど。
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ちなみに、マスコットのダンパーくんはこれがモチーフになってます。

さらに、あとで知ったのですが、ダンパーくんのデザインをしたのが、実はキティー姐さんが実権を掌握しているサンリオ社によるものでした。キティー姐さんの影がちらつく台湾こえぇぇー!!



89階からはひとつ下のフロアの88階に階段で降りてからエレベーターで下界に戻ります。
88階は宝石やら珊瑚の置物やらを陳列販売する売り場が延々広がっている謎空間でした。
あれは誰トクな空間構成なんだろうか・・・


重い荷物(と言っても主に一眼デジカメ)やリュックを置いて身軽になるため、一度ホテルに戻ります。
台北駅で、JR東日本の駅弁を販売するイベントをやってました。
どんな弁当売ってるのかな~と売り場を覗いてみたら、JRの弁当は無くて台鐵弁当しかありませんでした。
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売り場のお姉さんに「JRの弁当は無いの?」と聞いたら、「午前中に完売しました」ですってよー。
ちなみに販売されてたのは「東京深川めし」と「E7系弁当」と、台湾出店用のオリジナル幕の内「日本おもてなし弁当」の3種類らしい。


さて、ホテルに戻って重い荷物を置いて、シャワーを浴びて、一休みしたら夜市に繰り出すぜー!



やってきたのは「士林夜市」。
今まで、台湾でいろんなところの夜市に行ってきましたが、ここの熱気はたぶん台湾イチじゃなかろうか。
そのくらいの盛り上がりようでした。
なにしろ屋台の数がハンパない多さ!そして人出もすごい!
食べ物の出店も多いけど、それ以上にゲームの屋台やファッション小物の店が多いので、若い人、特に女性が多くて、夜市全体がすごく煌びやかな印象。

さっそくあの巨大チキン「大鶏排(ダージーパイ)」食べました。
デカすぎだろ、これ! 顔よりデカい!

これを一発目に食べてしまったせいで、いきなり腹いっぱいになってしまうという大失敗かましました。

牛排(ニューパイ/牛肉のステーキ)、もう食べられないお・・・・(´・ω・`)
スパイシーな香りのするイカの丸焼き、もう腹に入らないお・・・・(´・ω・`)

でも、羊肉串は食べた。北京に住んでた頃、よく屋台で買って食ったっけなぁ。
懐かしいけど・・・・なんか台湾のはあの頃のと違って、洗練された羊肉串だったなぁ。

そして、フワフワなマンゴーかき氷を食べて、お約束のタピオカミルクティーを飲んで帰ってきた。



写真は無いのかって?

ええ、林檎社の陰謀により、夜市で撮影した全ての画像は削除されました。
こんなことになるなら、重くてもイチデジ持ってけばよかった・・・・。



翌日は朝早いので、早めにホテルに戻って、テレビを見ながら荷造り。

旅行番組で東京のグルメを特集してた。
日本で台湾グルメの番組をよく見るけど、その逆で台湾のみなさんはこういう風に日本を見てるんですね。
レポーターの方が、西武鉄道の電車の形をしたケーキをなぜかレッドアロー号の車内で食べてました。
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映画番組では「ベイマックスBIG HERO6」をやってました。
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そして、アニメチャンネルでは、今日もまたあの不吉な小僧が・・・!!
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ベイマックスBIG HERO6」とアニメチャンネルを交互に見て、字幕で「ほうほう、北京語ではこんな表現をするのね」「こんな言い方するのね」などと中国語の勉強をしつつ、ヘタすると日本で金出して中国語講座を受講するより有意義な“授業”なんじゃないかってくらいで、結局夜遅くまでチャンネルを変えながらテレビを見まくってしまい、睡眠不足というオチ。



(つづく)

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その16:ベタな台北観光-前編-

台湾3日目は、台北を観光してきたんですが、何度も台湾を訪れているわりには、ベタなところばかりです。
「いまさらそこかよ!?」という感じが否めねー。



とりあえず、朝から向ったのは、「Vエアー」の本社(笑)
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「Vエアー関連のチラシやパンフレットとか、過去の機内誌とかあるかなー?」
「威熊グッズの販売なんかやってたらラッキーだなー」と、浅はかな考えでした。

結果・・・・何にもなかったです。
威熊の置物だけあったので、とりあえず記念に撮っておいた。
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Vエアーの本社が入ってるビルの1階には、パンが美味いと評判の復興航空のベーカリーがありました。
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評判は確かなようで、ひっきりなしにお客さんがパンを買いに来てました。
私も数種類のパンを購入。レジのお姉さんの無愛想ぶりは復興クオリティ?

一日中パンを持って外を歩き回るのはアレな感じですので、一度パンをホテルに置いて再び外出。


お昼ごはんにはまだ早いのですが、「度小月」でランチ。
混雑する時間だと順番待ちも覚悟の人気店ですが、すんなり入店できました。
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観光客が多いので(というか、客の9割方は観光客か?)、日本語も多少通じますし、メニューもすべて日本語が併記されています。
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メインはタンツー麺なんですが、デザートにしようと思ってたヨーグルト風味アイスもいっしょに来ちゃった・・・
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で、前菜に食べようと思ってた冷菜の鶏肉が後から出てきた。しかも量多いな。取り分け用サイズだったのね。
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地図を見ると、「度小月」から「アイスモンスター」までは近いようなのですが、お店の人に「ここからアイスモンスターまで歩いてどのくらい?(北京語)」と聞くと、「アイスモンスター?」とお店を知らない様子。
「カキ氷の有名なお店です」とガイドブックのアイスモンスターの写真を見せると、「ああ、芒果氷(マングォビン)ね。歩いて5分くらいだよ」と教えてくれました。
どうやら、地元の人は「アイスモンスター」ではなく「芒果氷」という名前で呼んで、認知しているようです。


で、歩いて5分ほどの「芒果氷」に来ました。
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前に来た時はマンゴーの旬の季節じゃなかったのすが、今回はマンゴーの時期だったので、もちろん「マンゴーカキ氷」を食べてきました。
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「アイスモンスター」から東へ歩くとすぐに、キティー姐さんが経営する台湾土産屋があります。
(本当の経営母体は「新東陽」)
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台湾では「ぐでたま」旋風が巻き起こってましてですね、ここも「ぐでたま」商品がいっぱいでした。
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さらに歩いて、「国父紀念館」に来ました。
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国民党の創設者で、近代中国の発展に大きく関わった孫文を称える文化記念館です。
台湾ドルの100元札紙幣に描かれている、あの人ですね。
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国父紀念館の中庭からは、台北101がそびえ立つ風景がよく見えます。
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館内は、校外学習と思われる中学生くらいの子供と、大陸からの観光ツアー客がいっぱい訪れてました。
こういうところでも、大陸から来た人たちは大声でうるさい。マジ勘弁です。
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紀念館の中は工事中で、全体の1/3が見られない状態でした。
孫文は日本とも関わりが深い人物なので、日本に来ていた時代の展示品や説明は興味深かったです。

あとは土産店ばかり。国父というわりには、あまり感心できる館内の構成ではなかったかな・・・。


運良く、ちょうど衛兵の交代式が見られました。
まるで機械のようにピシッと3人が揃った動きで、最初から最後まで見とれてしまいます。
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で、交代の後に台に上がった衛兵は、瞬きする以外は微動だにしません。
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ホールの中央には、椅子に座った孫文の像が鎮座しています。
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「国父紀念館駅」からMRTに乗って移動です。
MRTの駅には新作映画の広告が出てました。

「少林寺」や「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 」で有名なジェット・リー(李 連杰)主演の「封神」。
「楽園の瑕」に出てたレオン・カーフェイ(梁 家輝)の名前もありますね。
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こちらは、「つきせぬ想い」のラウ・チンワン(劉 青雲)主演の映画「危城」。
「つきせぬ想い」の頃にすでにおっさん顔だったためか、むしろ今の方が若く見えるというナイスガイ。
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MRTを乗り継いで、南港駅に来ました。
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台湾高鐵の台北-南港間が延伸開業したので、新駅の見物と新規開業区間を試し乗りしに来ました。
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松山空港を離陸した飛行機が、駅のすぐ真上を飛んでいきます。
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高鐵と台鐵の南港駅は地下駅。
コンコースは両社とも地下2階にあり、台鐵駅のホームは地下3階。
いっぽう高鐵駅のホームは地下1階にあるので、高鐵のほうは、地下駅なのにコンコースからホームへは上りエスカレーターを使うという、ちょっと不思議な構造です。
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自動券売機で南港から台北までのチケットを購入。
一区間なのでおとなしく自由座に乗っておけばいいものを、「商務座のボタンはどれかな~?」
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結果・・・・南港-台北間の商務座は券売機では買えませんでした。
窓口で直接買おうとしたら、窓口のお姉さんに「買えないよ」と言われちゃいました。
南港-台北・板橋間の短区間は、普通の指定席は買えますが、商務座は販売してないんだそうです。

で、自由座のチケット購入。

改札口に入ると、ラッチ内コンコースのお店はセブンイレブンのみがあります。
セブンイレブンでは南港駅開業記念グッズを販売していました。
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ホームは、3面6線でホームも広々。
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こうして見ると、台北駅がいかに手狭だったのかがよく分かります。
元々台北駅は、台鐵駅のスペースを高鐵駅に変えて建設されたものですが、今考えるとあの狭さでよくこれまで始発・終点のターミナルとして機能できたなと。
今では、ほとんど全ての高鐵の列車が南港始発・南港終着となっています。

とはいえ、南港駅から乗車してくる乗客はほとんどいません。
台鐵の南港駅には自強号もキョ光号も停車しないので、東部幹線側からの乗り換え客の誘導もほとんど見込めないでしょう。
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現状では、高鐵南港駅は、台北駅の混雑緩和というより、列車の折り返し設備としての性格のほうが強いようです。

結局この自由座車両は、南港駅から台北駅まで私1人しか乗車していませんでした。


(つづく)

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その15:太魯閣自強441次・自強435次 知本→台北

知本駅からは、再び太魯閣キティー特急「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」に乗車して、台北方面へと戻ります。

知本駅では折り返しの車内清掃が行われます。
日本だと全ての車両の掃除が終わってからドア扱いが行われて乗客が乗り込めるようになるのですが、台湾では掃除の終わった車両からどんどんドア開放されることが多く、今回も前方の車両ではまだ掃除中でしたが、後方の車両は先に開放されていました。

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知本駅から乗ってくる人はごくわずかなので、無人の車内を撮影することができました。
次の台東駅からは乗客でいっぱいになるので、知本→台東の約10分間のうちに車内や座席の撮影を一気に済ませます。
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壁にもハローキティのキャラクターが貼られています。
リスのキャラクターは、パッと見で座席の肘掛の上にちょこんと立ってるように見えます。
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トレーシー。いたずらっ子のたぬきくん。クラスで一番元気!
ハローキティーオフィシャルサイトより
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フィーフィーちゃんかわいいよフィーフィーちゃん。
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車内に潜んでいるキティー姐さんは基本的に全て台鐵車掌のユニフォームを着用しています。
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台東駅では10分停車なので、反対側のホームに行って写真を撮ってみました。
(すぐにホームに南下列車が入ってきてしまったので、車体ラッピングの細かい写真は撮れませんでした)
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行きの太魯閣自強426次の車内販売員さんに教えてもらったとおり、台東駅を発車後さっそく最後尾の車両へ。
車内販売準備室の前では、台東積み込みのお弁当が入ったダンボールがいっぱい並べられていました。
「さっそく買いに来ました!」と車内販売員さんに話しかけると、ニッコリして1つ出してくれました。
お弁当は「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」のオリジナルラベルで、乗車のいい記念になります。
1個100台湾ドルで、日本円にして約300円ほど。ほかの台鐵弁当と同じ価格で、キティラベルだから高値設定というわけではなかったです。こういうところも良心的な台鐵。
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中身は「原住民風味」だそうで、チャーシューや魚のフライに、野菜炒めがご飯の上に乗ってる、素朴な味わいのお弁当でした。
右上の黄色いのは、焼き芋だったんですが、台東ではよく焼き芋を食べる習慣でもあるのかな?
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ちなみに、樹林発の南下列車で売っているお弁当は「Hello Kitty台鐵日式豬排便當」というらしく、中身は和風のとんかつ弁当です。



車内放送で「台東積み込みのお弁当を販売するから、欲しい人は最後尾の車両まで来てね」的な案内が流れました。しっかりと「ハローキティーオリジナルデザインの弁当で、この列車限定の弁当ですよ」と言ってました。さすがです。

すると、周囲の乗客が一斉に立ち上がって後ろの車両へと歩いていきました。
前方の車両からも、続々と乗客が通路を後方へと歩いていきます。
気が付けば、周りの乗客はみんな同じ弁当を食べてました(笑)

列車は台東から花蓮まで、玉里駅のみ停車の最速達タイプの自強号で、太魯閣型車両の俊足を活かして、高速運転が続きます。
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太魯閣自強441次も通しで指定券が買えなかったので、知本→玉里/玉里→花蓮と区切った指定券を購入しています。
玉里駅から別の車両に席を移動。
すると、さっきまで私の後ろに並んで座っていた親子3人が、玉里からは私の前の席にそっくり移動してきてました。
やっぱり台湾のみなさんも同じような指定券の買い方をしてるんですね。

車内販売のワゴンが通りかかったので、呼び止めて商品を見せてもらいました。
(台湾の車内販売のワゴンは、日本と比べるとものすごいスピードで通り過ぎていくので、気が付かないとあっという間にいなくなってしまいます)
車内販売のワゴンはグッズのみを積んでいました。お弁当が欲しい人は、自分で最後尾まで買いに行くスタイルのようです。
グッズの在庫を大量に積んでいるという話は本当のようで、売り切れの商品はなく、全商品購入できました。
「太魯閣キティー」オリジナルデザインの台鐵グッズは、クリアファイル3種・ふせんセット・ポストカード3種・ボールペン・シャープペン・ステッカー3種です。
ばらまき土産用に何セットか購入しました。
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太魯閣自強441次は台北・樹林行きですが、指定券が花蓮までしか買えなかったので、花蓮で下車します。
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3分停車ですが、やはり車外に出て記念撮影する人や、ここで下車する人と乗り込む人でホーム上は大混乱。
行きの太魯閣自強426次と同じく、5分以上停まってました。
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花蓮からは、向かいのホームに停まっている自強425次に乗り換えです。
太魯閣自強441次からは対面での乗換えが可能です。(いわゆる自強号同士の同格追い越し)
こちらは電車型ではなく、ディーゼル気動車の自強号でした。
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自強425次の指定券は、花蓮→台北の通しで購入できなかったので、花蓮→宜蘭・羅東→頭城・頭城→台北の3区間に分けて指定券を確保しました。

ところが、車内の通路からデッキまで人がぎゅうぎゅう詰めの激混み状態。まるで朝の山手線のラッシュピークの「もう人が入り込めるスペースありませんから、次の電車をご利用ください」状態。

・・・いやいや、山手線ならすぐ次が来るけど、ここではそんな悠長なことはやってられません。
この特急列車であと3時間掛けて台北まで帰らなければならないんです。

大混雑の原因となっているのは、指定券が買えなくて、「無座票」で乗車している人たちです。
「すいません、すいません」を繰り返して、人でぎゅうぎゅう詰めのところを、なんとかデッキから車内に入り込めましたが・・・・客室の通路も立ち客で溢れかえっていて、とてもじゃないですが自分の席まで移動できそうにありません。

結局、花蓮→羅東間は指定券を持っているにもかかわらず立ちっぱなしでした・・・・。
なんとか、羅東からの指定券をおさえた席のすぐ脇まで移動することができたので、羅東からは座ることができましたが・・・今までの台湾旅行では体験したことのない混雑でした。
座席のグリップではなく、荷物棚の縁をなんとか掴むことができる体勢で、前後左右を立ち客に押し合いへし合いで、揺れる車内を1時間20分立ちっぱなし。しかも車内の換気があまりよくなくて、ビミョーに空気が薄くて酸欠になりそうだし。

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超混雑の自強425次も、宜蘭駅で大量の人が下車して、通路からデッキまで溢れかえる立ち客も宜蘭で一気に解消されました。
やはり、花蓮-宜蘭間は旅客流動数に対して、交通輸送力が全然足りていないようです。


で、花蓮から3時間掛けて、やっと台北駅に到着。
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もうすでに夜の23時近くです。
東部幹線の電化開業と、速達列車の普悠瑪・太魯閣が大増発されたとはいえ、やはり台北から台東の鉄路移動はまだまだ時間が掛かり、長距離旅行の部類に入りますね。


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「新太魯閣Hello Kitty彩繪列車」のグッズですが、実は太魯閣キティー特急に乗車しなくても購入できます。

台北駅をはじめとする、台湾国内の各主要駅にある台鐵グッズの店「夢工場」では、この「新太魯閣Hello Kitty彩繪列車」のグッズが販売されています。
台北駅の「夢工場」には、太魯閣とキティー姐さんの顔出し記念撮影パネルまで設置されてる盛り上がりよう。
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車掌のユニフォームを着たキティー姐さんのぬいぐるみも、この時はまだいっぱい在庫がありました。
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車内で「あと残り1個よ!」と、うっかり車内販売のお姉さんに買わされそうになった、ホーロー製の特製キティ台鐵弁当箱も、「夢工場」ではまだいっぱい在庫があるようでした。
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(つづく)

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その14:知本駅で太魯閣キティー特急を撮影

知本駅では、折り返しの太魯閣自強441次の発車まで40分ほどホームに据付となります。
改札口を出ると、列車の発車10分前までホームに入れなくなってしまうので、改札口を出ずにホームに留まって外観のラッピングを撮影しました。
ホームから改札に出ないので駅員さんに何か言われるかな?と思ってましたが、特に何も言われませんでした。
注意されるどころか、通りかかった駅員さんに「日本人か?」と聞かれ、「日本にはこんなすごいキティーの列車は無いだろう!」と嬉しそうに自慢されちゃいました。
・・・・日本よ!こりゃ負けてられないぞ! どこの会社・路線でもいいから、ド派手で圧倒的なキティーラッピングを施した特急列車を早く登場させて、台湾人に「日本にもあるぞ!」と言わしめなくては!!


太魯閣キティー特急のラッピングは、8両で台湾から世界中をまわって再び台湾に戻ってくる、キティーちゃんの世界一周旅行をテーマにしたイラストになっています。

台北方の1号車は、台北や台湾西海岸側の観光地をめぐる旅。
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台北101や中正記念堂を、タピオカミルクティー片手にめぐるキティー姐さん。
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日月潭でボート遊びをするフィーフィーちゃん。
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夜市で屋台めぐりをするタヌキ野郎。ミミィ妹妹は高雄の蓮池潭に。
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2号車は、日本と中国を旅行。
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着物に身を包んだキティー姐さん。いかにも日本風な姿だが、あまり日本でこんなキティー姐さんは見かけない。
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富士山をバックにサル。野生のサル出没が社会問題になっている日本を風刺した素晴らしいシーン。
金のシャチホコはセントレア城ですかね? 
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セントレア城の裏庭が中国という、時空のすさまじい歪みを感じるのですが。
この万里の長城はまだコンクリートで埋められていないみたいですね。
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3号車は、オーストラリアとニュージーランドを旅行。
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オペラハウスに上がる花火を見ながら、「私って今、セレブなひと時をすごしているわ~」とウットリするキティー姐さん。
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エアーズロックの麓で、カンガルーに蹴りを入れられる寸前の危機一髪なネズミ。
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ニュージーランドで同類と戯れるフィーフィーちゃんかわいいよフィーフィーちゃん。
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4号車はヨーロッパ各国を巡る旅。EU離脱した大英帝国もキティー姐さんの手にかかれば当然いっしょくたです。
このあたりから知本駅ではホームの屋根のあるところにかかってしまうため、一両をきれいに撮影できませんでした。
エッフェル塔と凱旋門でパリっ子ぶってみるキティー姐さん。
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オランダでチューリップに囲まれるフィーフィーちゃんですが、チューリップなんかよりフィーフィーちゃんのほうがかわいいよフィーフィーちゃん。
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ピサの斜塔とコロッセオとビッグベンと2階建てバスというすさまじい光景。
バスの系統番号86は、当然「バーロー」ではなく「ハロー」ですよ?
ちなみにメガネをかけているのは、キティ婆とキティ爺です。
クマとタヌキとサルが近衛兵って、これでいいんですかね大英帝国さん。
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5号車はアフリカ大陸です。
この車両はもう完全に屋根の柱と地下道の階段入り口に阻まれてしまうので、こんな写真しか撮れません。
キティー姐さんの大きさに対してゴリラの大きさはもう完全にペットみたいなもんです。キャラクターアイドル界における存在感の桁違いさを見せつけるキティー姐さん。
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オアシスで、ゾウに後ろ足で踏み潰される寸前の危機一髪なネズミ。
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6号車はアメリカです。この車両も屋根の柱と地下道の階段入り口に阻まれてしまうので、こんな写真しか撮れません。
ニューヨークでショッピングしまくるキティー姐さん。さすが仕事を選ばないだけあって、金は相当持っているようです。
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自由の女神を遊覧船で観光するのは、キティー姐さんのボーイフレンドと称されるダニエル兄貴。
しかし、登場頻度が少なくいまいちパッとしないのは姐さんとの格差のためか。
キティー姐さんと行動を共にしないのは、パパラッチ対策と思われる。
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7号車は北極と南極が同じ大陸という、どう考えても「地球は丸かった」を完全否定する設定。
先ほどアフリカのゴリラとキティー姐さんの大きさの対比を考えると、このホッキョクグマは直立したらビル3階建てくらいに相当する大きさと思われるヤバさ。
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アイスランドでスケートするフィーフィーちゃん、もう国際スケート協会を牛耳ったも同然の美しいスケーティング!
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8号車で再び台湾へ戻ってくるキティー姐さんご一行様。
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台湾でもサルは温泉に入るんですね。
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アミ族の民族衣装に身を包んだミミィ妹妹。
2号車の和服キティと、このアミ族ミミィが記念撮影ポイントとして人気が高く、停車駅のホームではこの2箇所で撮影の順番待ちの行列になっているのをよく見かける。
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そして、世界一周の旅は、台湾東海岸線をサイクリングで幕を閉じます。
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両先頭車の「Taroko」ロゴの上には、2016年増備の意味をこめて「2016」のロゴが追加されていますが、0をよく見ると申年にちなんでサルの顔になっています。
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車体ラッピングのいたるところには飛行機が飛んでいて、あちこちにEVAAIRのロゴが見られます。
これは、台鐵がキティー特急を走らせるにあたって、キティージェットでサンリオと長年付き合いのあるエバー航空がその橋渡しをしたことによるものです。
車体ラッピングのキティーたちの頭上を飛んでいる飛行機は、エバー航空のキティージェット。

エアバスA330-300 「アラウンド・ザ・ワールド」
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エアバスA330-300 「マジックスター」
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ボーイング777-300ER 「サンリオファミリー ハンドインハンド」
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ボーイング777-300ER 「シャイニングスター」
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エアバスA330-300 「ラブズ・アップル」
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車体の妻面には、日立製作所のプレートが取り付けられています。
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(つづく)

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その13:太魯閣自強426次 花蓮→玉里→知本

花蓮駅からは、いよいよメインの太魯閣キティー特急「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」に乗車です。

花蓮駅では3分停車なので、対面のホームから入線してくるところを撮影しました。
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乗り遅れては大変なので、入線してきたところを撮ったら、すぐに隣のホームへと移動。
車体に貼られたキティーちゃんのラッピングの撮影もそこそこに乗り込みます。
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花蓮駅で降りる人、ここから乗る人、車内販売の商品のダンボール積み込みに、車体のラッピングと記念撮影する人だかりでホーム上は大混乱でした。
時刻表上では3分停車ですが、結局5分以上停まってました。ダイヤゆるゆるの台湾です。



車内は、デッキからキティーワールド全開です。
車掌さんのユニフォームを着たキティー姐さんが車内のあちこちを巡回中。
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車内のテーマカラーはピンクとオレンジの2色があり、それぞれで雰囲気が異なります。
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車内の至る所にいるキティー姐さんが記念撮影ポイントになっていて、車内は常にカメラやスマホを片手にウロウロする乗客が行き交っている状態です。
堂々と車内のあちこちを撮影できる環境は私にとって嬉しいのですが、他の乗客が画像に写り込まない様に撮るのに一苦労。
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デッキの旅客用の充電コンセントコーナーにもキティー姐さん。
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両先頭車には乗車記念スタンプコーナーがあるのですが、台には何も置かれていませんでした。
あとで車掌さんに聞いてみたのですが、今はスタンプは撤去されてしまって設置していないとのことでした。
う~ん、残念・・・。
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太魯閣号もサンリオの手にかかれば、こんなにかわいくなっちゃいます。
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花蓮から玉里までの約40分は車内をウロウロして終わってしまい、ほとんど席に着くことはありませんでした。
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花蓮→知本で通しの指定券が取れなかったため、玉里駅で同じ太魯閣自強426次の別の車両に乗り換えです。

このあたりは台湾でも有数の米どころで、おいしいお米が収穫できることで有名です。
有名駅弁もこの沿線の駅のものが多いですね。
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車内販売のワゴンが通りかかったので、販売している商品を品定め。
乗車記念のキティーグッズが大量に詰まれています。
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グッズは太魯閣キティーがデザインされた、いかにも「乗車記念」になりそうなものはクリアファイル・シール・ポストカード・ボールペンなど。
ほかにも水筒やキーホルダーなどのグッズがありましたが、これらは太魯閣キティーとは関係ない、ただのキティーちゃんのグッズでした。
発売初日には台北駅の台鐵グッズショップに長蛇の行列ができたことがニュースになった、車掌ルックのキティーちゃんぬいぐるみも車内で販売されています。

グッズのほかに、この列車限定のキティーラベルの台鐵弁当が人気です。
426次列車の台北積み込みと、441次列車の台東積み込みでは弁当の内容が異なるという情報でしたので、両方の弁当を買おうと思っていたのですが、台北積み込みの弁当は花蓮に着く前に売切れてしまったとのことです。
車内販売員さんの話では、台東・知本行きの426次列車では、台北積み込みの弁当はいつも花蓮駅に着く前までには完売してしまうそう。
帰りもこの太魯閣キティー特急に乗ることを話したら、「台北行きの441次列車のお弁当は知本駅じゃなくて台東駅で積み込むから、台東駅に着いたらすぐに最後尾の車両に来なさい。そうすれば出来立ての暖かいお弁当がすぐ買えるわよ!」と教えてくれました。

乗車記念グッズについては、「いつも大量に積んでるから売り切れることはないけど、ホーロー製の弁当箱はこれが今日最後の1個!買うなら今のうちよ!」とセールスされちゃいました(一個800元近くするので買いませんでしたが)
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客室のデッキ仕切り壁は、一面にキティーちゃんとキャラクター化された太魯閣号のイラストが貼られています。
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外観の派手なラッピングはネットのニュースなどでよく見かけたので知っていましたが、車内の装飾は大したことないだろうと思ってました。
そうしたら、客室からデッキまでこんなにも徹底的にキャラクターの世界観を持ち込んだ装飾をしていてビックリです。

ヘッドカバーもキティー姐さん。
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運行初日にほぼ全席のヘッドカバーが持ち帰られてしまったことがニュースになって、この列車の存在が有名になりましたが、今では持ち帰られてもいいように安い不織布製のものになりました。
しかし、あのニュースが大々的に報道されたためか、持ち帰る人の姿は見かけませんでした。


車内の広告枠のフレームに収まっている広告は、すべて台鐵と京急の姉妹友好締結のポスターでした。
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台東駅でほとんどの乗客が下車しましたが、それでも車内にはわりと多くの乗客が残っていて、終点の知本駅まで乗車していました。
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(つづく)

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その12:復興684次 宜蘭→花蓮

自強222次からの乗り換え列車は、復興号です。

復興号は、自強号→特急 キョ光号→急行 ・・・とすると“快速”にでも相当する列車でしょうか。
自強号の増発と、近郊輸送の区間車(普通電車)の運転本数の充実によって、復興号はその存在意義が薄れ、台鐵の中では絶滅寸前の列車になっているそうです。

今回は「もうすぐ完全廃止目前の復興号に乗りたい!」と思っていたわけではなく、全然指定券が取れない宜蘭→花蓮間で唯一指定券が取れたのがこの復興号だったというだけでした。
たまたまとはいえ、この復興号に乗るチャンスができたのは、ある意味運が良かったのかもしれません。

復興号は機関車に引かれて走る客車列車です。
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キョ光号の客車とよく似ていますが、キョ光号がオレンジ色なの対して、復興号はスカイブルーです。

ホームには、この復興号に乗車しようという乗客の姿はほとんどありません・・・・
それなのに、なぜか12両も客車をつないだ長大編成です。
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最後尾には、ホームから外れて荷物車が連結されていました。
国鉄時代の客車普通列車に荷物車が連結されていたのとよく似てますね。
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行先表示機には、「復興號」「往花蓮」が表示されていますが、
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一部は「区間快」だったり、また何も表示が出ていなくて中の蛍光灯が剥き出しだったり・・・・・
この列車の扱いの低さというか、まぁそれだけ利用者がいないってことでしょうか?!
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どの車両もドアが閉まっているのでまだ乗車できないのかと思って、しばらくホームをブラついていたら、車内ですでに席に着いて乗っている人の姿がありました。
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なんてことはない、ドアは自動ではなく、乗客自身で手動で開け閉めするものでした。
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客車間の連結面は、簡単な渡り板があるだけ。幌などは無く、ゴム製のパッキン同士が合わさっているだけです。
走行中の連結部分の行き来はかなりスリリングです。
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座席はどの車両も同じものでした。
想像していたものよりしっかりした座席だったので意外でした。
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ビニル製のカバーに覆われた座席は、着ている服の素材によっては腰掛けにくいかもしれません。
リクライニングもしますが、1段階だけ倒れて、傾斜量もさほど深くはありません。
側面の窓の数からすると、設計はキョ光号と同じようですが、座席数が多いので一部の席は窓間の柱に当たってしまう「窓なし席」になっています。


ほとんど乗客が乗っていない状態で宜蘭駅を出発。
客車列車らしい、ガクンと大きく揺れる走り出しで、走行中の引っぱられるような感覚も、今の日本の鉄道ではなかなか味わうことができないものです。
列車は海沿いと山間部を繰り返しながら、ゆっくり進んでいきます。
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南国らしい穏やかな海の車窓は、台湾の鉄道旅行の醍醐味かもしれません。癒されるようなひとときです。
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画像が汚れていますが、これはカメラのレンズ内の汚れではなく、窓の汚れです。
窓がとにかく汚い上に、キズだらけなのです。あまり念入りにお手入れされていないところを見ると、この列車の扱いの低さを感じてしまいます。
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宜蘭駅発車時点ではガラガラでほぼ無人状態だった列車ですが、途中駅で次々と大量に乗ってきて、あっという間に車内は満席になってしまいました。
これには驚きました。
最初は区間車(普通電車)が全く走っていないのかと思いましたが、そうでもないようです。

台鐵がホームページで公開している時刻表をダウンロードしてみてみると、この復興684次は注意書きに「団体列車」と書かれています。
どうやら、団体のツアーの移動用として旅行会社に販売されているようで、複数のツアーの団体客が相乗りで利用するために設定されている列車のようなのです。
観光バスが走っていれば、このような運用も無いのでしょうが、宜蘭~花蓮間は高速道路が無く、この区間の旅客の移動は鉄道に全面的に頼っているのが現状なので、このような列車が必要になっているのでしょう。

ごくわずかに乗車している一般客は、おそらくツアー用に回らなかったか、売れ残って旅行会社から台鐵に返却された空席を購入した乗客なのかもしれません。

高速道路が未発達のこの区間ですが、車窓には次々に建設中の道路が見えました。
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これらの工事中の道路がすべて繋がっているのかはわかりませんが、高規格の道路が完成すればバス会社が次々とこの区間に参入してくるでしょう。
そうなれば、台鐵が独占していた乗客も流れが変わって、この復興号のような列車は消える運命かもしれません。


大盛況の復興号は、宜蘭から約1時間30分かけて終点の花蓮駅に到着。
この区間を最速1時間を切る速さで走る自強号もあれば、多停車で1時間20分かかる自強号もあるので、一概に「復興号は遅い」とはいえないかもしれません。
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宜蘭駅で最後尾に連結されていた荷物車は、途中駅ですでに切り離されていたようです。
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花蓮駅の中線には貸切専用の観光列車用の客車が停まっていました。
一般用のキョ光号に連結されて運転されているようです。
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南国ムード満点の、華やかで派手なラッピングですね。
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花蓮駅に着いた復興号は、先頭の電気機関車がディーゼル機関車に付け替えられて、推進運転で車両基地へと回送されていきました。
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(つづく)

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その11:普悠瑪自強222次 樹林→宜蘭

台湾2日目のメインは、「太魯閣キティー特急」への乗車です。

樹林→台東・知本の太魯閣自強426次と、知本・台東→樹林の太魯閣441次の指定券が取れればこの2列車で単純往復するだけでよかったのですが、そう簡単にいかなった経緯は前回のブログ記事をご参照のほどを

結局、「太魯閣キティー特急」が投入される太魯閣自強426次は、花蓮駅からの指定券を買うことができたので、台北から花蓮までは他の列車で先行して向かい、花蓮駅で乗り換えることになります。
花蓮駅から逆算しながら指定券を確保できる列車をつなげていった結果、台北側からは自強222次に樹林駅から乗ることになりました。

太魯閣自強426次の樹林駅発車時間は12時38分。
かたや自強222次の樹林駅発車時間は11時08分。1時間30分も先行しての出発です。


自強222次は、台鐵の最新鋭特急「TEMU2000型 普悠瑪列車」での運転です。
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樹林駅への入線は発車の約10分前。
樹林駅はさほど大きな規模の駅ではありませんが、花蓮・台東方面に向う東部幹線の自強号の車両基地がこの駅の近くにあるので、東部幹線へ向う自強号のほとんどの列車はこの樹林駅が始発駅になっています。


樹林駅から乗車する乗客はほとんどいなくて、8両編成の各車両に数人程度。完全に無人の車両も。
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西部幹線の区間車(普通電車)で、新竹や桃園方面から上がってきて、樹林駅で自強222次に乗り換える利用者もチラホラいました。


普悠瑪号の座席は、JRの新型特急にも引けを取らない豪華さです。
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リクライニングはかなり深くまで倒れ、シートピッチも広いので足元も広々としています。
前座席の下部は空洞になっているので足先を伸ばせる上に、フットレストも付いています。
テーブルは倒した後に、さらに手前に引き寄せることができるので、お弁当を食べる時に便利。
座席周りに電源コンセントはありませんが、デッキに旅客向けに充電用コンセントが設置されています。
(普悠瑪号の座席や車内環境については、「座席探訪 TEMU2000型普悠瑪自強号」も併せてご参照ください)


樹林駅を発車した列車は、じきに淡水河に注ぐ大漢渓に掛かる鉄橋を渡り、台北市街の地下区間へと入ります。
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地下区間に入ると、最初の停車駅の板橋駅。ですが、ここから乗ってくる乗客もほとんどいません。

ほぼ空気輸送状態だった列車は、台北駅・松山駅で一気に満席になりました。
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画像でこうして見るとJRの特急の車内とそう変わりないように見えますが、実際には話し声や笑い声が大きく、また普悠瑪号は車体傾斜システムを活かした高速志向のダイヤで運転されているので、直線からカーブまでものすごいスピードでかっ飛ばしていくので走行音がすさまじく、それがガンガン車内に響くため、JRの特急の静かな車内とは大きく違う雰囲気です。

また、高速運転する高性能の車両に対して、線路側がそれに付いていけてないようで、直線を走っていても揺れが凄まじいです。



お昼ごはんには、樹林駅構内にある、寿司をバラ売りするお店で買ったお寿司を食べました。
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台北周辺の主要駅でよく見る寿司をバラ売りするショップですが、買って食べるのは今回が初めて。
思ってたよりもネタの味は淡白でした。シャリも日本人からすると食べなれたお寿司とはちょっと違うような・・・?!
お店はけっこう混んでいたので、台湾人にはかなり人気の軽食のようです。

ちなみに、樹林駅には改札内に台鐵弁当を売るスタンドも出ていました。



石城駅の手前辺りから車窓左手には海が見えてきます。
海岸線に沿って走る車窓は頭城駅手前あたりまでしばらく続き、天気が良ければ風光明媚な車窓が楽しめます。
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よく晴れていたので、海の向こうにぽっかり浮かぶ亀山島がよく見えました。
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樹林駅から約1時間40分で宜蘭駅に到着です。
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自強222次の指定券は、宜蘭駅までしか買えなかったのでここで下車します。
ディーゼルカーブタちゃん特急の自強号だと、「無座乗車(立ち席乗車)」ができるのですが、普悠瑪列車と太魯閣列車はそれが認められていない(指定券無しで乗ると罰金まで取られる)ので、今回は宜蘭駅で乗り換える行程にせざるを得ませんでした。

次は、ホームを挟んで右側に停まっているオレンジ色の機関車の列車に乗り換えです。


(つづく)

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その10:台鐵の座席指定システムがヤヴァイ件

台湾2日目の朝です。

モーウィング ホテル フェアリーテイルの宿泊プランは朝食付きなんですが、ホテルの建物内にはレストランはありません。
朝食は、ホテルから歩いて3分くらいのところにあるマクドナルドで食べます。

朝、フロントに行き、「マクドナルド行くので朝食券下さい」とお願いすると、こんなチケットがもらえます。
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1人利用での宿泊でも、なぜか毎回チケットを2枚くれます。
食べようと思えばマクドナルドの朝セットを2つ食べられるということですが、さすがに朝からマクドを2セットも食べたら胃もたれしそう。
ちなみに、ホテルからマドクナルドへ行く途中には、おかゆや麺、具がごってり挟まったサンドイッチなどの台湾式の朝食を出すお店がいっぱいあるので、「台湾まで来てマクドかよ!」という方は、それらのお店で自分で金出して食べるのもおすすめ。
自分としては、海外のファーストフードのメニューって日本のお店と違うメニューがあったり、味が違ったりするので、ファーストフードもアリかなって思うのですね。(さすがに毎回3食マクドとか有り得ないが)

で、マクドナルド。
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店内はすごい混んでました。レジも10分ぐらい並んだし、台湾の人って朝マクドがかなり好きな模様。
朝マクドのセットも写真に撮ったんですが、林檎社の陰謀により(以下略)。



さて、今日は、昨日ちょっとだけしか乗れなかった「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」に乗って、台北から台東まで行きます。
台東は観光しません!
台東を通り過ぎて、次の終点・知本駅まで行きます!
太魯閣キティー特急に乗るためだけに、台東の知本まで行きます!
知本に着いたら、すぐに折り返しの「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」で台北へとトンボ帰り!
知本温泉にも入りません!
いやぁ、うちっちキティラーの鑑だね!(嘘)
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【注意:太魯閣キティー特急は2016年10月20日のダイヤ改正で投入される列車が変わりました。】
(新しい運行ダイヤはこのブログ記事の一番下にて追記しています。今回の旅行記は、2016年10月19日以前のダイヤで運行されていた太魯閣キティー特急について記載しています)



太魯閣キティー特急は、金・土・日にそれぞれ1往復しか運転されない上に、台北基点で台湾南部への観光へ向うために乗るにしては時間が中途半端なので、台湾旅行中に行程に組み込むのがなかなか難しいです。

今回は、まさに「乗るためだけ」が目的なので、太魯閣キティー特急が投入される自強426次と自強441次の樹林-知本間の往復の指定券が取れればそれで準備完了!!




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しかし、なんでかこんなに大量の指定券が手元にあるのだが・・・・

今回の台湾旅行は直前に航空券を予約していきなり出発を決めてしまったものだから、自強号の指定券も当然ネットで直前予約。



・・・・しかし、週末の東部幹線はヤバすぎた。



太魯閣キティー特急どころか、自強号の指定券が全然取れねぇ。
自強号どころかキョ光号(急行列車)すらも満席。
朝から晩まで満席。
東部幹線では毎週末が帰省ラッシュです本当にありがとうございました。



そこで、こまめに駅間を区切って空席照会をしてみたところ、

樹林11:08→宜蘭12:46 普悠瑪自強222次
宜蘭13:05→花蓮14:39 復興684次
花蓮15:03→玉里15:49 太魯閣自強426次(太魯閣キティー特急)
玉里15:51→知本16:45 太魯閣自強426次(太魯閣キティー特急)

の列車の指定券が確保できました。

知本までで3列車乗り継ぎ・4回乗り換えアホすぎワロタ。
しかも、絶滅寸前の復興号とかいう謎列車を絡ませてやっと全区間の席確保とかいうまさに奇跡。


台北→花蓮間は、かなりの本数の自強号が走っているのですが、通しで空席照会すると早朝から深夜まで1本も空席が出ない。
宜蘭までで区切るとかなりの自強号に空席があり、人気の普悠瑪や太魯閣でも空席がある列車がけっこう出てきました。

台北→宜蘭でなんとか指定券が買えそうなので、今度は宜蘭→花蓮で区切って空席照会をしてみると、これがまた全く空席が出てこない。
宜蘭-花蓮間は高速道路が未開業のため高速バスの運行がなく、現状のこの区間の交通手段は鉄道に全て頼っている状況のため、宜蘭-花蓮間は年柄年中混雑しているそうです。

とはいえ、ほとんどの自強号が宜蘭-花蓮間だけ満席というのもおかしな話。
台北から宜蘭までの乗客もかなりいるはずなのに、宜蘭から空くその席はどうなっているのか?
そもそも台北→花蓮が満席なのに、台北→宜蘭で空席がいっぱい出てくるってのもヘンな話である。


太魯閣キティー特急の太魯閣自強426次も、花蓮→知本の通しでは空席が出ません。
しかし、途中停車駅の玉里で区切ったら、花蓮→玉里、玉里→知本でそれぞれ空席が見つかりました。
玉里駅は花蓮から先の台東線内では一番大きな駅ですが、かといって乗客がごっそり入れ替わるほど乗降があるとは思えません。


知本から台北までの帰りも、やはり通しだと全然空席が出ないので、駅間を区切って空席を照会。

知本17:28→玉里18:28 太魯閣自強441次(太魯閣キティー特急)
玉里18:30→花蓮19:17 太魯閣自強441次(太魯閣キティー特急)
花蓮19:24→宜蘭20:38 自強435次
羅東20:30→頭城20:55 自強435次
頭城20:57→台北22:27 自強435次

帰りにいたっては、2列車乗り継ぎなのに、5回も乗り換えとかアホすぎワロタ。

太魯閣キティー特急の太魯閣自強441次も、やはり玉里で区切らないと空席が出てきません。
花蓮→台北の自強435次の区切り空席照会は3区間にも及びました。
しかも、花蓮→宜蘭だと空席が出るのに、宜蘭より手前の羅東までの花蓮→羅東だと空席が出ない。
一方、宜蘭→頭城だと空席が出ないのに、羅東→頭城だと空席が出てくる。
羅東-宜蘭間は重複する指定券を買わないと空席が出てこないという謎。

以上のことでハッキリ分かったこと。



「台鐵のオンラインシステムは、区間ごとに割り当ての席数が決められている。」



JRの指定席のオンラインシステムだと、例えば、東京から新函館北斗まで行く東北・北海道新幹線だと、(短区間発券がされないようにある程度のロックはかかっているかもしれないが)、全ての乗客が東京から新函館北斗までの指定券を希望すれば、全ての席が東京→新函館北斗で発売されるはず。

しかし、例えば東北新幹線「はやぶさ」号の指定席を台鐵のシステムに置き換えると・・・・

(例)
「はやぶさ901号:東京→新函館北斗 全700席設定」
東京→新函館北斗間の割り当て400席
東京→新青森間の割り当て100席
東京→盛岡間の割り当て100席
東京→仙台間の割り当て100席

仙台→新青森・新函館北斗間の割り当て70席
仙台→盛岡間の割り当て30席

盛岡→新函館北斗間の割り当て120席
盛岡→新青森間の割り当て10席

新青森→新函館北斗間の割り当て110席

東京から新函館北斗まで乗り通したい乗客がどんなにたくさんいても、400席分しか座席設定枠が無い。
だから総定員700席でも全区間の指定席を通しで買えるのは400人だけ。
東京→新函館北斗は満席でも、乗車区間を区切って空席照会をすると、東京→盛岡/盛岡→新青森/新青森→新函館北斗みたいに、座席割り当て数に対して空席がボロボロ出そうなところで指定席が取れる

・・・なんてことになってるんじゃないかと。

これに途中の一ノ関・八戸などに停まる多停車タイプの列車だと、おそらくもっと複雑に区間ごとに座席割り当て数が決まってくると思います。


実際に台湾で、これらの列車を乗り換え・乗り継ぎしながら台北→知本・知本→台北を移動してみて分かったのは、同じ列車内で停車駅ごとに指定券を片手に座席を移動している乗客が非常に多いということ。
台湾の皆様は、台鐵のオンラインの謎設定にすっかり慣れていらっしゃるようで、長距離の指定券が一発で買えなかった時は、こまめに乗車区間を区切った指定券を買って自強号に乗っているようです。

さらに台鐵には「無座票」という、JRで言うところの「立席特急券」が「太魯閣」と「普悠瑪」を除く全ての自強号で販売されているので、どうしても指定券が取れなかった区間だけはデッキや通路で立ったままで、指定券が取れた区間ではその席で座って移動・・という乗客もごく普通にいっぱいいるのです。


「長距離の自強号の空席が全然取れないよ~」とお嘆きの画面の前のあなた。

とりあえず、乗車区間を区切りまくって空席が出てこないか調べてみよう!

ちなみに、台鐵のネット予約は一日あたり最大6枚まで予約可能。今回は裏技で一日分で9枚の指定券を購入してます)



(つづく)

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追記
【注意:太魯閣キティー特急は2016年10月20日のダイヤ改正で投入列車が変わりました。】

<月曜日>
自強206次 樹林6:58発→板橋/台北/松山/宜蘭/羅東停車→花蓮9:26着
自強217次 花蓮11:14発→羅東/宜蘭/松山/台北/板橋停車→樹林13:41着
自強238次 樹林16:08発→板橋/台北/松山/宜蘭/羅東停車→花蓮18:36着
自強239次 花蓮19:04発→新城/羅東/宜蘭/松山/台北/板橋停車→樹林21:34着

<金曜日>
自強402次 樹林6:00発→板橋/台北/松山/宜蘭/花蓮/玉里/台東停車→知本10:05着
自強417次 知本10:58発→台東/玉里/花蓮/松山/台北/板橋停車→樹林15:10着
自強436次 樹林17:38発→板橋/台北/松山/花蓮/光復/玉里/関山停車→台東21:55着

<土曜日>
自強405次 台東6:18発→玉里/花蓮/松山/台北/板橋停車→樹林10:26着
自強426次 樹林12:38発→板橋/台北/松山/花蓮/玉里/台東停車→知本16:45着
自強441次 知本17:28発→台東/玉里/花蓮/松山/台北/板橋停車→樹林21:41着

<日曜日>
自強206次 樹林6:58発→板橋/台北/松山/宜蘭/羅東停車→花蓮9:26着
自強217次 花蓮11:14発→羅東/宜蘭/松山/台北/板橋停車→樹林13:41着
自強238次 樹林16:08発→板橋/台北/松山/宜蘭/羅東停車→花蓮18:36着
自強239次 花蓮19:04発→新城/羅東/宜蘭/松山/台北/板橋停車→樹林21:34着

月曜日にも運転日が追加されたのと、一日あたりの運転本数が増えたので、だいぶ乗りやすくなりました。


台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その9:台湾の夜は超可愛凱蒂猫瘋狂的晩上

ホテルの部屋でちょっとダラダラしてたら、すっかり夜になってました。
台北駅は外壁のリニューアル工事が終わったみたいで、すっかりきれいになってました。
神殿みたいな駅舎は、紫色に妖しくライトアップ。
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台北駅からMRTの淡水信義線に乗って、淡水方面へ2駅の「雙連」駅へ。
駅から歩いてすぐの「老董牛肉細粉麺店」へ来ました。
市内には4店舗ほど店を展開しているそうですが、ここが本店。
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2006年に台北国際牛肉麺コンテストで金賞を獲ったという「冠軍牛肉麺」を食べに来ました!

・・・・が、「冠軍牛肉麺」は売り切れでした・・・。
同じ「冠軍」が付いている「冠軍清燉牛肉麺」を注文しました。
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メニューにはいろんな種類の牛肉麺があって、どれにしようか迷います。
「紅焼」と付くのは、台湾人好みの味付けの濃いスープの麺。いろんな香辛料と牛骨を煮込んだものです。
「清燉」は、見た目が日本の塩ラーメンのような透明に澄んだスープの麺。あっさりした味わいです。
「番茄」は、トマトを煮込んだ真っ赤なスープ。私はトマト嫌いなので食べたことありません。
ほかにも「カレー味」「麻辣湯味」など、いろいろ。

このあと、近くでカキ氷をやってる店(というか露店?)が見えたので、そこでマンゴーカキ氷を食べました。
(画像は林檎社の陰謀により消去されたためございません)


そのあとはMRTを乗り継いで、松山空港へ。

松山空港のターミナル内にある飛行機グッズのお店が目的です。
夜21:00までやってるので、夜の街歩きのついでに寄れるのがうれしいですね。
(画像は、林檎社の陰謀による都合のため、だいぶ前に撮ったものです)
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以前来た時に、ここにVエアーの威熊グッズがいっぱい売ってたので、今日はそれを買いに来ました!

・・・しかし店内を何度グルグル回ってあちこちを見ても、威熊グッズは見当たらない。
「威航のグッズを買いに来たんですけど、どこにありますか?」と北京語で聞いてみたら、「もう全部売り切れちゃいました」ですってよー。

ガビーン!!

話によると、Vエアーが運航を停止するという報道が流れたあと、グッズを購入する人が急増して、一気に完売してしまったそうです。
マジかー。わたしゃはるばる日本から威熊のために来たのですよー。

こんなことなら、前回来た時に買いまくればよかった・・・・
「LCCだし重量オーバーの追加料金危ねぇしな」なんてケチらずに、欲しかったのを全部買っとけばよかった・・・



しかし、無いものは無いので諦めるしかありません。キリッ!


気を取り直して、次行ってみよー!!

MRTを乗り継いで、台鐵の松山駅へ。

台鐵の松山駅とJR四国の松山駅は友好姉妹駅の提携を結んでいて、駅の中にはJR松山駅や四国を紹介するコーナーがありました。
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JR四国や松山駅から贈られたグッズがたくさん飾られていました。
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インフォメーションセンターの脇にある情報表示ボードは、なんとJR四国の新型特急8600系。
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松山駅からは、お目当ての列車に乗ります。
その列車が到着するまで、しばし駅撮り。
普悠瑪や太魯閣を使用した自強号が次々にやってきます。
週末ということで、花蓮や台東からの行楽客が台北に帰ってくるための増発列車のようです。
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お目当ての列車はこちら。
太魯閣自強号ですが、なんだか車体の側面がデーハーですね。
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「新太魯閣HELLO KITTY彩繪列車」。
2016年にTEMU1000型太魯閣列車が2編成増備されたのですが、そのうちの1編成がハローキティのラッピングを施した特別編成に仕立て上げられています。
このハローキティ太魯閣は金・土・日運転のの自強426次・441次(樹林~台北~花蓮~台東~知本)のみでしか運転されていないので、週末に台湾にいないと、なかなか乗る機会がありません。

今日は北行(上り)の自強441次の松山→樹林の短区間試乗です。
車内に入ると、デッキからキティーワールド全開です。
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内装がピンク色の車両と、オレンジ色の車両があります。
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ピンク基調の車両のデッキ仕切り壁は、ご覧の通りに、ドピンク一色にキティーちゃんや太魯閣のイラスト。
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客室内もあちこちにキティーちゃんがいて、すさまじいまでの萌え萌えの世界。
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「台湾にこんなキティーな電車が走ってるんだから、キティーの生まれた日本ではもっとすごいキティー電車が走っているに違いない!!」という誤解をお持ちになられた台湾の方が、ワクワクしながら日本に遊びに来られたら大変申し訳ないなーと心配になるほど、日本以上にキティー愛に溢れた電車です。日本人のわたしもビックリだお!


誰も座っていない席が多く見受けられたのですが、実は乗っている人が少ないのではなくて、乗客が席を離れて車内をウロウロ。キティーちゃんの写真を撮っているためです。

台北駅でほとんどの乗客が降りるだろう(→車内の全景や座席のこまかいところの撮影ができるだろう)と思ったら、予想外にも多くの人が終点の樹林駅まで乗り通すみたいで、車内撮影チャンスあえなく撃沈・・・・。


松山駅から20分ほどの乗車で、終点樹林駅に到着。
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車体のキティーちゃんラッピングは全体で世界旅行がテーマになっているのですが、1車両ごとに描かれている国が異なっています。

1号車は台北。タピオカミルクティーを飲みながら台北観光中のキティーちゃん。
ここにサルキャラを持ってきたのは、今年が申年だかららしいという台湾の鉄道ファンのウワサ。
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2号車は日本と中国。日本のイメージは満開の桜の中で着物を着て佇むキティーちゃん。
この和服キティーと記念撮影する人がすごく多くて、順番待ちの行列ができてた。
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4号車はヨーロッパ。ピサの斜塔やコロッセオをバックにキティーちゃんのおじいちゃんとおばあちゃん。
しかし、キティーちゃんの父ちゃんと母ちゃんはラッピングに出てこないのですが、なんでですかね?
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5号車はアフリカ旅行。カメラを構えるキティーちゃんに向ってゴリラがピースサイン。
一瞬ゴリラがF○CKサインで挑発してるように見えてびびったわー。
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7号車は南極ペンギンが歩き回る中、猫とリスがホッキョクグマと戯れるという謎設定。
猫が完全防寒なのに、リスはこれで凍死しないのかと不安になるような、わくわくどうぶつランド状態。
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8号車は再び台湾。台東の景色の中をサイクリング?をするキティーちゃんとフィーフィーちゃん。
自転車のカゴ・・・そこはリンゴじゃなくて、やっぱマンゴーじゃないだろうかと思うのですが。
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全車両を一通り撮影しようと試みたのですが・・・・到着して5分ほどでドアが閉まって、さっさと回送されていっていまいました。
樹林駅まで乗ってきた乗客はみんな、キティーちゃんと記念撮影したり、ラッピングを全て写真に撮ろうとホームをあっちこっちへウロウロ。
しかし、あっという間に出て行ってしまったので、みんな「あーあ・・・」って感じでためいきついて、トボトボ改札口へ向かう感じでした。

樹林駅から台北駅からは区間車(普通電車)に乗って帰ってきました。
もう夜の10時過ぎだというのに、台北駅の吹き抜けコンコースは座り込んでダベッてる若者がいっぱい。
ゆるくてフリーダムなこの感じ。「あー、今自分、すっげぇ台湾にいるんだわー」と実感。
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(つづく)

台湾に行ってきました 〔2016年8月〕 その8:ホテルはいつもの清翼居童話館

ホテルは今回で3回目の利用、すでに台湾旅行で台北に滞在する際の定番となりつつあるこちらのホテル!

台湾名称→清翼居童話館
日本語名→モーウィング ホテル フェアリーテイル
英語名→Morwing Hotel Fairytale
website→http://tp.morwinghotel.com/
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台北駅から歩いて5分強くらいの、銀行などが立ち並ぶ大通りからちょっと入った、雑居ビルが立ち並ぶところにある。
とにかく「台北駅近い!」「長距離バスターミナル近い!」「付近は飲食店が多く食べるに困らない!」「コンビニは目の前にセブンイレブンとファミマがある!」という至極便利なロケーションなのですよ。

・・・・・このホテル、3回目の利用ですがブログで紹介するのはもしかして初めて?

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